喘息

背景・疫学

気管支喘息(喘息)は、慢性の気道炎症、気流制限、気道過敏性の亢進を病態の基盤に有し、発作性に呼吸困難、喘鳴、咳などの呼吸器症状を来す疾患である。
日本では近年増加傾向にあり、10年の経過で1,5倍から2倍程度に増加している。
代表的な分類に、幼児期に発症することの多いアトピー型と、40歳以上の成人に多く見られる非アトピー型に分類する方法がある。

原因

原因は解明されていないところもあるが、IgE型の免疫不全とする考え方もある。
深夜から明け方にかけて咳症状が強くなり、温度差のあるところに移動した場合にひどくなるなどの特徴がある。

メディカルジャパン東洋医学的アプローチ(軽症時)

自律神経の調整、気道過敏性の抑制による発作の軽減と予防
胸部、背部(特に胸椎周辺)などの反応著名な圧痛、硬結の経穴に施術します。
【処方例】上廉泉、太谿
胸部 : 天突、中府
背部 : 身柱、肺兪、膈兪

一般的治療法

気管支拡張剤の使用や、咳止めなどの処方の他、アレルゲンの関与が強く疑われる場合には、悪化要因を減らす環境改善などが求められる。

参考文献