SUI・UUI(腹圧性・切迫性尿失禁)対策プログラム

尿失禁とは自分の意思とは無関係に尿が漏れてしまうことと定義づけられています。40歳以上の女性の40%以上が経験しており、多くの方が悩んでいるものの、恥ずかしさから我慢している方が多いのも事実です。中でも特に多いのは、腹圧性尿失禁(SUI)と切迫性尿失禁(UUI)です。

詳しい尿失禁についてはこちら尿漏れ、尿失禁対策として有用性が証明されているトレーニングに骨盤底筋のトレーニングがあります。

骨盤底筋とは、その役割とは…

骨盤底筋は上記に挙げてあるように、数多くの筋肉で構成され、正確には骨盤底筋群と言います。
中層である骨盤隔膜は、尿道・腟・直腸が通過する穴が開いており、3層の中でも最も強靭な部分です。骨盤隔膜は、腕や脚などと同じ横紋筋で出来ており、その中でも意識的に動かすことのできる随意筋のためトレーニングによる強化が可能です。

骨盤底筋群には、大きく3つの役割があります。

内臓を支える

骨盤内にある膀胱・子宮・直腸などの臓器を支え、正しい位置に保ちます。

排泄の制御

尿や便の排出制御機能あります。筋肉の緊張・弛緩により正常な排泄をコントロールします。

腹膜内の圧力調整

腹腔内の圧力を調整する役割があります。排便時などに腹部に力を入れた際に直腸に腹圧を伝えたり、排泄時に圧力が掛かった腹膜を下から支えたりします。

骨盤底筋が弱くなると…

骨盤底筋群が緩むと、膀胱が下がり、尿道を締める圧力が低下するため、尿漏れしやすくなります。

また、女性特有で骨盤臓器脱になる場合もあります。女性の骨盤底筋は、男性に比べ長さがあり、薄く弱いという特徴があります。さらに、出産や加齢によって筋肉が傷んでダメージを受けたり、弾力性が低下したりしやすいため、膀胱、子宮頸部、直腸、膣壁などの骨盤内臓器が下がり膣口から脱出しやすくなります。以前は、子宮脱、膀胱脱、直腸脱などといわれていましたが、ひとつだけの臓器が下垂してくることは稀なため、まとめて「骨盤臓器脱」と呼ぶようになりました。

骨盤底筋が弱くなる原因とは…

1.妊娠、経腟分娩の出産

妊娠すると、胎児の成長に伴い子宮が圧迫されるため、骨盤底筋にも負荷がかかります。さらに経腟分娩の出産時には、胎児が腟を通過する際の圧だけでなく、会陰切開などによる筋肉への直接ダメージが与えられることもあります。

2.加齢

骨盤底筋群も、腕や脚など他の筋肉と同様に、筋肉自体が年齢を重ねることで衰え、支える力が弱くなっていきます。

3.運動不足、肥満

骨盤底筋の筋力も、使われなければ衰えていきます。運動不足により肥満が進むと、脂肪によって腹部が圧迫され、下で支える骨盤底筋に負荷がかかり、骨盤底筋自体がダメージを受けます。

当院での対策プログラム

AI姿勢分析システム

自分の姿勢を客観的かつ的確に認識し、トレーニング効果の持続性、骨盤や骨盤底筋群の機能向上に役立てます。もちろん、アプローチするべき部位の特定にも活用でき、より高度なプログラム作成にかかせません。

リアラインコア

体の中心(コア)を構成する骨盤と胸郭の歪みを整えるための運動補助具です。
骨盤底筋のトレーニングと併用することで、正しく筋力発揮ができるため、効率的な筋力強化が期待できます。

トレーニング

骨盤底筋のトレーニングを行う上で、骨盤を正しい位置に保つインナーマッスルの強化は不可欠です。

ピラティス

ヨガマット上でのトレーニングから始まり、立位でのトレーニングやストレッチポールを使用した体幹強化と合わせたトレーニングなど、段階的にトレーニングレベルを上げていきます。

レッドコード

ノルウェーの医師、理学療法師、スポーツトレーナーなどの専門家が患者さんのリハビリに使用するために開発したもので、クライアントのニーズや能力に合わせた治療、エクササイズ、トレーニングが出来る他にはない特別な医療器具です。 関節への負担を軽減させながらのトレーニングが可能となり、関節に不安を抱えている方でも安心してトレーニングに取り組んでいただけます。

産婦人科医師からの推薦をいただいております

まるはし女性応援クリニック 丸橋和子医師
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本性感染症学会 認定医
日本女性医学学会専門医
母体保護法指定医師
この数年、自分自身の体調管理としてメディカルジャパンさんの立川地区施設を利用しています。日々の診療業務や、スポーツコンディショニングなど、身体のケア・アドバイスを的確にして頂き、ライフワークバランスを整えるには欠かせない存在です。日常的な肉体疲労や精神的なストレスは、体調不良の原因となることが多く、定期的な心身のメンテナンスは疾病の予防にもつながります。
メディカルジャパンのスタッフさんの特徴は2つあります。 1つ目は過去に病院や診療所での勤務経験を持つ方が多い事です。 2つ目は、理学療法師、柔道整復師、鍼灸師、あんまマッサージ指圧師などの国家資格を一人で複数持つ方が多い事です。 すなわち、信頼して自分の身体をお任せすることができ、確かな技術が安心・安全に受けられる事が最大の魅力です。
私のような個人事業主の健康管理の一環として、国家資格の施術による鍼灸マッサージの治療費が経費計上出来ることです。 体が資本の個人事業主にとって、安心して施術を受けることの出来る一要素になるのではないかと思います。 長い人生のサポートを、ひとりひとり、親切丁寧にお付き合いしてくれるとても良いパートナーです。
まるはし女性応援クリニック HP

参考文献