エアコン疲れに注意!鍼灸で整える自律神経バランス
連日の猛暑で冷房を一日中使う生活が続くと、「なんとなくだるい」「朝が起きにくい」「夜は寝つけない」といった体調不良を訴える方が増えてきます。これらは自律神経の乱れが原因であることが多く、整骨院・鍼灸院への相談が増える時期でもあります。
自律神経の乱れとは?
自律神経とは、呼吸・体温・内臓の働きなどを無意識に調整してくれる神経で、主に「交感神経」と「副交感神経」のバランスによって成り立っています。
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交感神経:活動モード(緊張・集中・覚醒)
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副交感神経:休息モード(リラックス・回復・睡眠)
猛暑の中、室内外の急激な温度差や、長時間の冷房にさらされることで、自律神経がうまく働かず、以下のような症状が現れやすくなります。
よく見られる症状:
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頭痛・肩こり・目の疲れ
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食欲不振・胃腸の不調
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慢性的な疲労感・倦怠感
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寝つきの悪さ・中途覚醒
熱中症との違い
混同されがちですが、「自律神経の乱れ」と「熱中症」は異なる症状です。
項目 | 自律神経の乱れ | 熱中症 |
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発症のタイミング | 数日~慢性的 | 突発的 |
主な症状 | 倦怠感・不眠・頭痛 | めまい・吐き気・意識障害 |
発熱 | なし〜微熱 | 高熱が出ることも |
対応 | 鍼灸や生活改善 | 冷却・水分補給・医療処置 |
※熱中症が疑われる場合は、速やかに医療機関へご相談ください。
鍼灸が自律神経を整える理由
鍼灸治療では、身体のツボ(経穴)を刺激することで、神経系・内分泌系・免疫系に作用し、自律神経のバランスを整えます。
鍼灸の効果的なポイント:
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百会(ひゃくえ):頭頂部にあり、自律神経調整・頭痛に
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内関(ないかん):手首の内側にあり、吐き気・不安に
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足三里(あしさんり):胃腸を整え、倦怠感や冷えに有効
さらに、深部筋の緊張緩和によって血流を促し、自然治癒力を高める作用も期待できます。
予防とケアのポイント
鍼灸による調整だけでなく、日常生活でのセルフケアも重要です。
✅ 自律神経を整える生活習慣
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エアコンは28℃設定+扇風機の併用
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就寝前1時間はスマホや強い光を避ける
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毎日湯船に浸かってリラックス
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寝室の温度差をなくす(寝汗→冷えを防止)
鍼灸治療と合わせることで、夏特有のだるさや不眠の解消につながります。
まとめ:夏の不調は「冷え疲れ」が原因かも?
なんとなく調子が悪い…。そんなときは、自律神経の乱れを疑いましょう。鍼灸は薬に頼らず、身体本来のバランスを整える安全なケア方法として注目されています。
夏バテ対策・冷房疲れ対策として、ぜひ当院での鍼灸ケアをお試しください。初めての方も安心して受けていただけるよう、丁寧なカウンセリングを行っています。