エコー(超音波)検査を活用した安心・効果的な鍼灸治療
エコー検査とは?
エコー(超音波)検査は、超音波を使って身体の内部を画像化する安全で非侵襲的な診断方法です。放射線を使わず、妊婦さんや高齢者でも安心して受けられます。リアルタイムで筋肉・腱・靭帯・血流などを観察でき、身体の状態を正確に把握できます。
なぜ鍼灸にエコー検査が必要なのか?
従来の鍼灸は、主に東洋医学の理論と施術者の触診によって、ツボや患部の位置を判断してきました。しかし、実際の身体の状態は患者様ごとに異なり、「どこが、どれだけ傷んでいるのか」を目で確認するのは困難です。
そこで登場するのがエコー検査です。エコー検査では以下のような情報が得られます。
- ・炎症や腫れの有無
- ・筋肉・腱の断裂や損傷の程度
- ・血流の状態(うっ血・循環不全など)
- ・神経や血管の位置(リスク部位の確認)
これらを把握することで、より的確かつ安全な鍼治療が行えます。
エコーガイド下での鍼灸治療メリット
- 安全性の向上:神経や大血管を避けた施術が可能になり、内出血や神経損傷のリスクを最小限に抑えられます。
- 効果の最大化:的確な深さと位置に鍼を打てるため、筋肉のこりや炎症の中心部にダイレクトにアプローチ。症状の早期改善が期待できます。
- 信頼と納得の治療:患者様ご自身も画像で状態を確認できるため、納得して治療を受けていただけます。「見える治療」は安心感にもつながります。
- 記録としても有効:施術前後の画像を保存することで、回復の経過も視覚的に追えるようになります。再発防止や生活指導にも役立ちます。
どんな症状に対応できるの?
エコーガイド下の鍼灸治療は、次のような症例に特に有効です。
- 慢性的な肩こり・腰痛
- スポーツによる筋肉・腱の障害(例:テニス肘、アキレス腱炎)
- 五十肩(肩関節周囲炎)
- 膝や足首の痛み(例:変形性関節症、靱帯損傷)
- 神経圧迫によるしびれ(坐骨神経痛、手根管症候群など)
- 寝違え、ぎっくり腰など急性の強い痛み
「どこに原因があるのか分からない…」という方も、エコーを通じて“見える診断”が可能です。医療機関との連携も取りやすく、適切な施術計画を立てることができます。
最後に
近年、鍼灸の安全性と効果を科学的に裏付ける動きが広がっています。エコー検査の導入はその象徴的な一歩です。
「本当に効く鍼灸」をご希望の方へ。エコーを活用した現代的な鍼灸治療を、ぜひ体験してみてください。
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