スタッフブログ – 立川No.1実績|選ばれる整体・鍼灸院|メディカルジャパン立川 - Page 14
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  • 産後トレーニング|出産後の体を整える大切なステップ

    産後トレーニング|出産後の体を整える大切なステップ

    妊娠・出産を経て、女性の体は骨盤や筋肉に大きな変化を受けます。
    その結果、次のような不調が現れやすくなります。

    • 骨盤のゆるみ・歪み
    • 筋力低下
    • 猫背・巻き肩
    • 肩こり・腰痛・股関節や膝の痛み

    産後のトレーニングは、これらの変化を回復させ「元の体調を取り戻す」ためにとても大切です。

    整えたいポイント

    • 骨盤底筋:出産で弱くなりやすく、尿漏れや内臓下垂の原因になります。
    • 腹筋(インナーマッスル):腹直筋離開の改善や腰痛予防に重要です。
    • 体幹の安定性:赤ちゃんを抱っこする日常動作を支える基盤になります。
    • 姿勢:授乳や抱っこで猫背になりやすいため、肩こり・腰痛予防のために整えましょう。

    トレーニングを始める時期

    • 産後1〜2ヶ月:体調や産後健診の結果を確認しながら、軽い呼吸法や骨盤底筋トレーニングから始めます。
    • 産後3ヶ月以降:無理のない範囲で体幹・下肢の筋力トレーニングへ移行します。

    👉 開始前には必ず医師の許可を得ることが大切です。

    当院のサポート

    当院では、国家資格を持つスタッフが産後の骨盤矯正・トレーニング指導を行っています。
    お一人おひとりの回復度合いや生活スタイルに合わせて、最適なプログラムをご提案いたします。

    また、高齢者の方や事故などで筋力が低下した方にも対応できる専用リハビリ器具を導入しており、安心してトレーニングを行えます。

    「産後の体型が戻らない」「腰や肩の痛みが続く」「体力を回復したい」などのお悩みもお気軽にご相談ください。

  • 🌿腸と肌の関係|腸内環境を整えるツボ3選とセルフケ

    イントロダクション:腸が整うと、肌はもっと美しくなる

    「スキンケアを変えても、肌荒れが治らない…」
    そんなとき、原因は“腸の中”にあるかもしれません。

    腸は「第二の脳」と呼ばれ、栄養の吸収・老廃物の排出・ホルモンの調整など、体のバランスを支える大切な器官です。
    その腸の働きが乱れると、便秘・冷え・くすみ・吹き出物・乾燥といった肌トラブルが現れやすくなります。

    東洋医学では、腸と肌は「経絡(けいらく)」というエネルギーの通り道で密接につながっています。
    特に大腸経(だいちょうけい)という経絡は、腸と顔面部の循環を司っており、ツボ刺激で両方を同時に整えることができます。

    今回は、そんな「腸内環境と肌のつながり」をやさしく解説しながら、
    日常でも簡単に使える “腸を整えるツボ3選” をご紹介します🌸


    🌼 なぜ“腸”が“肌”に影響を与えるのか?

    ▶ 腸内環境と肌のつながり:「腸–皮膚軸」という考え方

    近年の研究でも、「腸の状態が肌に現れる」という**“腸–皮膚軸(Gut–Skin Axis)”**が注目されています。
    腸の中には100兆個以上の腸内細菌が存在し、善玉菌・悪玉菌のバランスが取れていると、
    体内の炎症が抑えられ、栄養がスムーズに吸収されます。

    逆に腸内環境が乱れると、有害物質が血液中に流れ、肌に届く栄養や酸素の質が低下。
    結果、吹き出物・くすみ・乾燥・ハリの低下などのトラブルが起こりやすくなります。


    ▶ 東洋医学的な視点:大腸経と肌の関係

    東洋医学では「肺」と「大腸」はペアの関係と考えられ、
    肺が「外側(肌)」を司り、大腸が「内側(排泄)」を司るとされています。

    つまり、大腸の働きが悪くなると、肺の力が弱まり、皮膚の潤いと透明感が損なわれるのです。
    このため、腸を整えることは“肌を整える”ことでもあります。

    鍼灸ではこの理論をもとに、**大腸経上のツボ(経穴)**を刺激して血流と排泄機能を高め、肌トラブルを内側から改善していきます。


    💫 腸内環境を整えるツボ3選(位置・効果・押し方)

    🌸 ツボ①:天枢(てんすう)

    📍 おへその両脇、指3本分外側。
    所属経絡:胃経

    主な効果

    • 腸の働きを活発にして便秘・下痢を改善

    • お腹の冷えやむくみを解消

    • 腸の動きを整えることで、肌の代謝をアップ

    押し方
    両手の人差し指と中指で、おへその両脇をゆっくり3〜5秒押す → 離す。
    これを3〜5回繰り返します。入浴後や寝る前がおすすめです。


    🌿 ツボ②:足三里(あしさんり)

    📍 ひざ下の外側、脛(すね)の骨から指3本分外側。
    所属経絡:胃経

    主な効果

    • 胃腸の働きを高め、食べたものの吸収を促す

    • 体のだるさ・冷え・免疫低下を改善

    • 血流促進で肌のトーンアップ効果

    押し方
    親指で骨の外側を軽く押しながら円を描くように3〜5回刺激。
    ツーンと響く感覚があると◎。

    💡 足三里は「長寿のツボ」とも呼ばれ、胃腸・免疫・肌すべてを底上げする万能ツボです。


    🌷 ツボ③:合谷(ごうこく)

    📍 手の甲、親指と人差し指の骨が交わる部分。
    所属経絡:大腸経

    主な効果

    • 顔の血流改善でくすみ・むくみを解消

    • ストレスによる肌荒れ・吹き出物を予防

    • 自律神経のバランスを整えて腸の働きをサポート

    押し方
    反対の親指で押して、少しイタ気持ちいい強さで5秒キープ。
    デスクワーク中など、いつでも簡単に押せる便利ツボです。


    ☀️ ツボ刺激+腸活=“肌を整える”生活習慣

    ツボ刺激はあくまで「きっかけ」。
    腸内環境を良くするには、生活習慣の見直しも大切です。

    🥗 食事:発酵食品&食物繊維を意識

    納豆・味噌・ヨーグルトなどの発酵食品は善玉菌を増やします。
    また、食物繊維(ごぼう・きのこ・海藻類)は腸内掃除に役立ちます。


    💧 水分補給:常温の水や白湯をこまめに

    冷たい飲み物は腸を冷やして働きを鈍らせます。
    常温の水をこまめに飲み、**「腸を温める」**習慣を。


    😴 睡眠とストレスケアも重要

    腸と自律神経は密接に関係しているため、睡眠不足やストレスで腸内環境は乱れます。
    ツボ刺激でリラックス時間を作ることも、美肌ケアの一環です。


    💬 よくある質問(FAQ)

    Q1. ツボ押しだけで肌は変わりますか?
    → ツボ刺激は「巡り」を整えるサポート。腸活・睡眠・栄養と組み合わせることで、効果が持続します。

    Q2. どれくらい続ければいい?
    → 1日1〜2回、1〜2週間続けるとお腹の動きや肌の調子に変化を感じる方が多いです。

    Q3. 妊娠中でも押していいですか?
    → お腹(天枢)や合谷は避けましょう。専門家に相談を。


    🌸 まとめ:腸を整えて、肌の輝きを内側から引き出そう

    肌トラブルは、外からケアするだけでは解決しないことがあります。
    腸が元気=肌が元気。
    東洋医学では、内臓と肌は“鏡”の関係にあると考えられています。

    今日ご紹介した3つのツボ
    「天枢」「足三里」「合谷」
    を日常に取り入れて、腸の巡りを整えながら、美しく健康的な肌を育てていきましょう💖

  • 手足が冷える…その冷え、放っておくと○○が起こる?原因と対策まとめ

    最近、「手足が冷たい」「体が冷えて寝つけない」という声をよく聞きませんか?
    実はこの“冷え”は、現代人の多くが抱える隠れた不調のサインです。

    冷房の効いたオフィス、スマホやパソコン作業の長時間化、運動不足による筋力低下…。
    これらが重なることで、体の血流が悪くなり、末端(手足)まで十分な熱が届かなくなるのです。

    しかも冷えは「寒い」と感じるだけでなく、
    放っておくと 肩こり・頭痛・不眠・生理不順・便秘 など、全身の不調に広がることもあります。

    つまり冷えとは、体が出しているSOSのサイン
    この記事では、冷えの原因から不調、改善方法までをわかりやすく解説していきます。

    冷えとは、体の血液循環が悪くなり、末端や内臓まで熱が届かなくなる状態を指します。
    医学的には「冷え性」と呼ばれ、女性だけでなく、最近は男性にも増えています。

    🔹冷えのタイプ

    💡なぜ末端が冷えやすいのか

    体は「心臓や内臓など生命維持に重要な部分を優先して温める」ため、
    血流が不足すると手足など末端から冷えが出やすくなるのです。

    3. 冷えが起こる主な原因・誘因

    冷えには生活習慣や体質の影響が複雑に関係しています。
    主な原因を5つに分けて見ていきましょう。

    ① 血行不良

    長時間同じ姿勢を続ける、運動不足などにより、血流が滞ります。
    血液は体の「熱」を運ぶため、循環が悪いと冷えが生じやすくなります。

    ② 筋肉量の低下

    筋肉は体温を作り出す“暖房器官”。
    特に下半身の筋肉が減ると、足先から冷える末端冷えが起こりやすくなります。

    ③ 自律神経の乱れ

    ストレスや睡眠不足などで自律神経が乱れると、
    血管の収縮・拡張バランスが崩れ、温度調整機能が働かなくなることがあります。

    ④ 食生活・生活環境

    冷たい飲み物や糖質中心の食事、冷暖房の効きすぎも要注意。
    体の中から冷やす習慣は、慢性的な冷えを悪化させます。

    ⑤ ホルモンバランスの変化

    特に女性は、生理周期・妊娠・更年期などでホルモンバランスが変化し、
    血流や代謝が乱れることで冷えが出やすくなります。

    4. 冷えによって起こる身体の不調・末端冷えが招く症状

    冷えはただ「寒い」だけではありません。
    長引くと、体全体にさまざまな不調を引き起こします。

    🔹冷えが引き起こす主な不調

    ・肩こり・腰痛・頭痛:血流不足による筋肉の硬直

    ・むくみ・だるさ:リンパや静脈の流れが滞る

    ・便秘・下痢・胃腸不良:内臓の冷えによる機能低下

    ・生理不順・更年期症状:ホルモンバランスの乱れ

    ・睡眠の質の低下:体温調整ができず眠りが浅くなる

    また、手足の冷えが強い人は疲れやすく、集中力が落ちる傾向もあります。
    放置すると慢性化し、冷え性が「体質」として定着してしまうこともあります。

    5. 改善・セルフケア・日常習慣でできる方法

    冷えを改善するには、血流を良くし、体の熱を逃さない生活習慣を整えることが基本です。

    🛀 ① 体を「温める習慣」を取り入れる

    ・38〜40℃のお風呂に15分ほど浸かる

    ・入浴後に靴下・腹巻きなどで保温

    ・手足の「三首」(首・手首・足首)を冷やさない

    🏃‍♀️ ② 軽い運動で血流促進

    ・ストレッチやウォーキングで筋肉を動かす

    ・デスクワークの合間に“かかと上げ運動”をする

    ・太もも・ふくらはぎを中心に筋力を維持

    🍲 ③ 食事で内側から温める

    ・生姜、ねぎ、根菜類など“温活食材”を積極的に

    ・冷たい飲み物より常温〜温かい飲み物を

    ・糖分・カフェインの摂りすぎは控える

    💆‍♀️ ④ 整体・鍼灸でのケア

    整体では姿勢や骨盤の歪みを整えて血流を改善。
    鍼灸ではツボ刺激で体の巡りを整え、冷えや自律神経の乱れを緩和します。
    特に「三陰交」「太渓」「気海」などのツボは冷え性改善に有効です。

    6. 再発予防と冷えを長く出さないために

    冷えは一度良くなっても、季節や生活習慣によって再発しやすい症状です。
    大切なのは、“温かい状態を維持すること”。

    💡冷えを再発させないポイント

    ・就寝前に足湯やストレッチをしてから寝る

    ・エアコンの温度を急激に下げない

    ・日中は冷たい飲み物を避け、体温をキープ

    ・定期的に整体・鍼灸で体の巡りをメンテナンス

    日々の積み重ねで、体は少しずつ変わっていきます。
    「手足が温かい」と感じられることは、体が本来のリズムを取り戻しているサインです。

    ★冷え性に関する詳細はこちら

  • クリックやスワイプで指が痛い人へ|原因・セルフケア・治療法

    近年、デスクワークやタブレット業務が増え、指先を酷使する機会が格段に増えました。
    マウスのクリック、タブレットのスワイプやペン操作など、手や指の細かい動きを1日中繰り返していませんか?

    こうした「指を使いすぎる作業」は、知らず知らずのうちに筋肉や腱、関節に負担をかけています。
    その結果、次のような症状が現れることがあります。

    ・指の付け根や関節がズキズキ痛む

    ・マウスを握ると違和感がある

    ・タブレットペンを持つと親指や手首がだるい

    ・朝起きたときに指がこわばる

    これらは一時的な疲れではなく、**「指のオーバーユース症候群」や「腱鞘炎」**の初期サインかもしれません。

    1. 指の痛みとは?

    指の痛みとは、主に指の関節・腱・腱鞘・神経などに炎症や緊張が起こることで発生します。
    場所によって原因や症状の特徴が異なります。

    🔹よく見られる部位と症状

    特に、マウスやタブレットを毎日使う方は、前腕〜手首〜指のラインにかけて筋肉が硬くなりやすく、
    “クリック”や“スワイプ”といった繰り返し動作で炎症を起こすケースが増えています。

    2. マウスクリック・タブレット使用で起こる指の痛みの主な原因・誘因

    🖱️マウスクリックによる原因

    ・長時間同じ姿勢で指を固定

    ・クリック時に同じ筋肉を繰り返し使う

    ・手首を曲げたまま作業し、腱が常に引っ張られる

    ・マウスの形や高さが合っていない(エルゴノミクス不良)

    📱タブレット使用による原因

    ・ペンやタッチ操作で親指・人差し指・手首を酷使

    ・スマホのように手で支えることで手のひら・前腕が常に緊張

    ・姿勢の悪化(猫背・肩の前傾)が血流を悪くする

    🩸その他の誘因

    ・冷えによる血流低下で筋肉や腱の回復が遅れる

    ・運動不足で手・腕の筋肉が衰える

    ・ストレスや睡眠不足による自律神経の乱れ

    つまり、**痛みの原因は「使いすぎ」+「使い方のクセ」+「回復の遅れ」**の3つの組み合わせです。

    3. 整体・鍼灸で指の痛みに何ができるか?

    整体や鍼灸では、「痛みの出ている指だけ」を見るのではなく、
    前腕・肩・姿勢全体からアプローチしていきます。

    🩺整体のアプローチ

    ・手首・肘・肩関節の連動を整えることで、指への負担を減らす

    ・前腕の筋肉(屈筋群・伸筋群)の緊張を緩める

    ・猫背や肩の巻き込み姿勢を改善して、血流を回復

    ・ボキボキしない“ソフトな矯正”で安心して受けられる

    🪡鍼灸のアプローチ

    ・鍼で指や手首の深部筋を緩め、炎症と痛みを軽減

    ・血流を改善し、疲労物質(乳酸・炎症性物質)を排出

    ・神経や自律神経の調整により、慢性的な痛みの再発を防止

    ・灸による温熱効果で冷えと緊張を同時にケア

    整体+鍼灸を組み合わせることで、構造面(姿勢・骨格)と機能面(血流・神経)を両方改善できます。

    4. 自宅でできるセルフケア・日常習慣での改善法

    ✋手・指のストレッチ

    ①指を一本ずつ反らせ、10秒キープ(痛くない範囲で)

    ②手首を反らす/曲げるを5〜10回

    ③前腕の筋肉を手で軽くほぐす

    💻デスクワーク時の工夫

    ・マウスを手の大きさに合ったものに変更

    ・手首を浮かせず、アームレストやリストレストを活用

    ・1時間に1回は手を休ませる・回す

    🌿生活習慣

    ・手首・指を冷やさない(冷えは痛みの大敵)

    ・ストレッチや温かいお風呂で血流を促進

    ・睡眠を十分にとる(回復力の向上)

    日常のちょっとした意識で、痛みの再発リスクを大幅に減らすことができます。

    5. 再発予防~指の痛みを長く出さないために~

    指の痛みは「使い方のクセ」が大きく関係しています。
    痛みが取れた後も、以下のポイントを意識して再発を防ぎましょう。

    ✅再発を防ぐポイント

    ・定期的に手首・前腕を伸ばす

    ・作業中の姿勢をチェック(肩をすくめない・背中を丸めない)

    ・マウスやペンの持ち方を変える(力を抜く)

    ・定期的に整体や鍼灸で体のバランスを整える

    指の痛みは“体全体のバランス”のサインでもあります。
    無理に我慢せず、専門家の手を借りながらケアすることが、最も早い改善への近道です。

  • 寒くなると起きる肩こりの原因と対策|冷え・血行不良・自律神経の乱れを整える方法

    イントロダクション:寒くなると肩がこるのはなぜ?

    秋から冬にかけて、「肩がこる」「首が重い」「頭痛が増えた」という方が一気に増えます。
    これは単なる“季節のせい”ではなく、寒さによって体の働きが変化していることが原因です。

    寒くなると、体は体温を保つために血管を収縮させます。
    その結果、肩や首の筋肉へ酸素や栄養が届きにくくなり、筋肉がこわばってしまいます。
    また、寒さで自然と肩をすくめたり、厚着で姿勢が悪くなったりすることも、肩こりを悪化させる要因です。

    つまり、寒い季節の肩こりは「冷え+筋緊張+姿勢の崩れ」の三重苦。
    この記事では、そのメカニズムをわかりやすく解説し、今すぐできる改善・予防法を紹介します。


    1. なぜ寒さで肩こりが悪化するのか?

    ▶ 血流が悪くなることで筋肉が硬くなる

    寒くなると体温を逃さないように血管が収縮します。
    このとき、肩や首など末端に近い部分の血流が滞りやすくなるため、筋肉が酸素不足になります。
    酸素が届かない筋肉は硬くなり、いわゆる“コリ”が発生します。
    血行不良が続くと老廃物も蓄積し、慢性的な痛みやだるさを感じるようになります。


    ▶ 寒さで筋肉がこわばり続ける

    冷えた空気に触れると、無意識に肩をすくめたり、力を入れて体を縮めたりします。
    これが長時間続くことで筋肉が緊張し、肩こりが悪化します。
    とくにデスクワークやスマートフォンの使用中は、筋肉が動かないまま冷えるため、硬直しやすい状態です。


    ▶ 自律神経の乱れが関係している

    気温の変化は、自律神経にも影響を与えます。
    寒い時期は「交感神経(緊張モード)」が優位になり、血管が収縮したままになります。
    結果として、血行が悪化し、筋肉の緊張が取れにくくなります。
    つまり、寒さによる肩こりは体の反応と神経バランスの乱れが重なった結果なのです。


    2. 冬に出やすい“肩こりのタイプ”と見分け方

    冬の肩こりは、原因によってタイプが分かれます。
    自分の状態を知ることで、最適な対策がとりやすくなります。


    ❄️ 冷え型(血流が滞るタイプ)

    特徴:手足が冷たく、首・肩も常に冷えている。
    原因:寒さによる血管収縮、筋肉の酸欠。
    対策:温熱ケア・入浴・軽いストレッチで血流を促す。


    🧥 姿勢・厚着型(筋緊張タイプ)

    特徴:重ね着で肩をすくめる・猫背姿勢になりがち。
    原因:服の重さ・姿勢の崩れによる筋肉負担。
    対策:姿勢を意識した動作と、上着を軽めに調整する工夫を。


    🪑 運動不足型(筋力低下タイプ)

    特徴:冬は動く量が減り、肩周りが硬い。
    原因:血流不足・筋肉の可動域低下。
    対策:肩甲骨ストレッチや軽い運動で“動かす習慣”を取り戻す。


    3. 寒くなる季節の肩こり対策:日常ケア編

    ▶ 首・肩を冷やさない工夫をする

    寒い季節は**「冷えを防ぐこと=肩こり予防」**です。
    マフラーやネックウォーマーで首元を温めるだけでも血流が大きく変わります。
    また、肩甲骨の間(背中の中心)を温めるカイロも効果的です。


    ▶ 仕事中や家でもできる簡単ストレッチ

    肩回しストレッチ(1日数回)

    1. 背筋を伸ばして深呼吸

    2. 肩を前から後ろに大きくゆっくり5回

    3. 反対方向にも5回

    この動きで血流が改善し、緊張した筋肉が緩みます。
    首を無理に回すよりも、肩甲骨を動かすことがポイントです。


    ▶ 入浴・温熱ケアで体を芯から温める

    シャワーだけで済ませず、38〜40℃のぬるめのお湯に15分程度つかりましょう。
    血流が促進され、副交感神経が優位になり、肩のこりが和らぎます。
    入浴後は肩を冷やさないように、早めに服を着ましょう。


    ▶ 厚着のしすぎにも注意

    防寒は大切ですが、重ね着で肩周りが動かなくなると逆効果。
    軽くて暖かい素材(ダウン・ヒートテックなど)を選び、**「温かく、動ける服装」**を意識しましょう。


    4. 冬の肩こりを“根本から改善”する方法

    ▶ 肩甲骨まわりの筋肉をゆるめる

    肩こりの原因は「肩」だけでなく、「肩甲骨の動きの悪さ」にあります。
    背中の筋肉(僧帽筋・菱形筋)をほぐすことで、肩全体の緊張が和らぎます。
    鍼灸・整体・マッサージでは、これらの筋膜ラインを的確にゆるめ、根本改善を目指します。


    ▶ 自律神経を整える呼吸法

    寒いときほど呼吸が浅くなります。
    深呼吸で酸素を十分に取り込み、リラックス神経(副交感神経)を優位にしましょう。
    ポイントは「吸うより吐くを長く」――これで血圧・筋緊張が落ち着きます。


    ▶ 睡眠・食事・水分も重要

    体が冷えると血流が悪くなり、回復力が低下します。
    バランスの取れた食事(鉄・ビタミンE・たんぱく質)と、1日1.5L程度の水分摂取で代謝を保ちましょう。
    睡眠中に筋肉は修復されるため、6〜7時間以上の睡眠も肩こり対策になります。


    5. 専門ケア・受診を検討すべきサイン

    • 肩こりが1週間以上続く

    • 手のしびれや頭痛を伴う

    • 温めても改善しない

    • 肩の動きが制限されている

    これらに該当する場合は、整骨院・鍼灸院・医療機関での相談をおすすめします。
    寒さによる一時的なこりと思っても、血流障害や神経圧迫が関係している場合もあります。


    6. まとめ:冬の肩こりは「冷えと姿勢のW対策」で防ぐ

    • 冷え → 血流が悪くなる

    • 姿勢 → 肩がすくむ・筋緊張

    • 運動不足 → 筋肉が硬くなる

    これらが重なって冬の肩こりが起こります。
    対策のポイントは「温める・動かす・ゆるめる」。
    日常生活の中でこまめにケアを取り入れ、寒さに負けないしなやかな肩を保ちましょう。