スタッフブログ – 立川No.1実績|選ばれる整体・鍼灸院|メディカルジャパン立川 - Page 14
  • TOP > 
  • スタッフブログ
  • 首のカーブが消える「ストレートネック」なぜ起こる?どう直す?

    近年「スマホ首」や「ストレートネック」という言葉を耳にする方が増えています。
    長時間のスマートフォン操作やパソコン作業により、首が前に傾いた姿勢を続けることで、首の骨(頸椎)の自然なカーブが失われる――これがストレートネックです。

    一見すると単なる「姿勢の悪さ」に思えるかもしれませんが、
    実はこの状態が続くと、肩こり・頭痛・めまい・手のしびれ・不眠など、さまざまな不調を引き起こす原因になります。
    デスクワークやスマホが欠かせない現代では、誰にでも起こり得る“新しい現代病”と言えるでしょう。

    1. ストレートネックとは?

    本来、私たちの首の骨(頸椎)はゆるやかに前へカーブしています。
    このカーブが「頭の重さ(約5kg)」を支えるクッションのような役割を果たしています。
    しかし、前かがみ姿勢を長く続けると、この自然なカーブが徐々に失われてしまい、頸椎がまっすぐに並んだ状態になります。
    これが「ストレートネック」です。

    症状としては次のようなものが代表的です。

    ・首や肩のこり・重だるさ

    ・頭痛、目の疲れ、集中力の低下

    ・手や腕のしびれ

    ・背中や肩甲骨まわりの張り

    ・自律神経の乱れ(めまい、睡眠の質の低下)

    軽度のうちは気づきにくいですが、放っておくと慢性的な不調に発展することがあります。

    2.ストレートネックの主な原因・誘因

    ストレートネックの原因は一つではなく、日常生活の小さな積み重ねにあります。

    代表的な要因を見ていきましょう。

    ・スマートフォン・パソコンの長時間使用
    前傾姿勢で画面をのぞき込む時間が長いほど、首の前側の筋肉が緊張し、後ろ側が引き伸ばされます。

    ・猫背・巻き肩などの姿勢不良
    肩が内巻きになることで首が前に出て、頸椎のカーブが失われやすくなります。

    ・枕や寝具の高さ、硬さが合っていない
    睡眠中も首が不自然な角度で固定され、筋肉の緊張が続いてしまいます。

    ・運動不足・筋力低下
    姿勢を支える深部筋(インナーマッスル)が弱くなることで、正しい首の位置を保てません。

    ・ストレス・自律神経の乱れ
    筋緊張や血行不良を引き起こし、首肩のコリを悪化させます。

    3.整体・鍼灸によるアプローチ

    ◆整体でのアプローチ

    整体では、骨格や筋肉のバランスを整えながら、首・肩・背中のゆがみを正していきます。
    特に、肩甲骨や胸郭(胸の動き)を正しく動かせるようにすると、自然と頭の位置も整いやすくなります。

    ・首や肩の筋肉の過緊張を緩める

    ・背骨(特に胸椎)や骨盤の動きを改善する

    ・猫背や巻き肩の矯正

    これらを組み合わせることで、首の負担を軽減し、ストレートネックの根本的な改善を目指します。

    ◆鍼灸でのアプローチ

    鍼灸では、筋肉の深層部に直接アプローチできるのが強みです。
    首・肩・背中のこわばりを緩め、血流や神経の働きを整えることで、自然な頸椎カーブの回復を促します。

    特に次のようなツボがよく用いられます。

    ・風池(ふうち)・肩井(けんせい)・天柱(てんちゅう)など、首肩の緊張緩和に効果的な経穴

    ・百会(ひゃくえ)や合谷(ごうこく)など、自律神経の安定を図るツボ

    鍼灸と整体を併用することで、骨格×筋肉×神経のトリプルアプローチが可能になります。

    4. 自宅でできるセルフケア・日常習慣での改善法

    治療だけでなく、日常のケアも大切です。
    以下の方法を取り入れることで、症状の改善・予防につながります。

    ◆姿勢の見直し

    ・スマホは目の高さで持つ

    ・パソコンはモニターを顔の正面に設置

    ・長時間同じ姿勢を続けない(1時間に1度はストレッチ)

    ◆枕と寝具の見直し

    ・枕の高さは「仰向けで首に隙間がない」程度が理想

    ・柔らかすぎるマットレスは避け、首の自然なカーブを保てるものを選ぶ

    ◆簡単ストレッチ

    ・あごを軽く引いて首の後ろを伸ばす「チンイン(顎引き)体操」

    ・胸を開くストレッチ、肩甲骨を動かす体操

    ◆生活習慣の改善

    ・睡眠をしっかりとる

    ・冷えを防ぐ(特に首・肩まわり)

    ・深呼吸やストレッチでリラックス時間を作る

    5. 再発予防とメンテナンス戦略

    ストレートネックは、治して終わりではなく、“維持”が大切です。
    改善しても、以前と同じ生活をしていれば再発する可能性があります。

    ・定期的に姿勢チェック(鏡で横姿勢を確認)

    ・週1回の整体・鍼灸でメンテナンス

    ・肩甲骨・背中の柔軟性を維持するストレッチを継続

    習慣の見直しと、専門的なケアを併用することで、首の自然なカーブと快適な日常を取り戻すことができます。

  • 更年期の不調に鍼灸|自律神経を整え、心と体のバランスをサポート

    更年期症状とは

    更年期(通常45〜55歳ごろ)には、女性ホルモン(エストロゲン)の急な減少によって、次のような症状が起こります。
    ・ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり・発汗)
    ・イライラ・不安・抑うつ感
    ・頭痛・肩こり・めまい
    ・動悸・息切れ
    ・不眠
    ・倦怠感

    鍼灸によるアプローチ

    鍼灸では、身体全体の「気・血・水(き・けつ・すい)」のバランスを整えることで、更年期の不調を軽減することを目指します。

    主な効果

    ・自律神経の調整(交感神経・副交感神経のバランスを整える)
    ・血流改善(冷え・肩こり・頭痛の緩和)
    ・ホルモンバランスの安定化のサポート
    ・不眠・情緒不安定の改善

    オススメのツボ

    三陰交(さんいんこう)
    内くるぶしから指4本上に位置するホルモンバランスを整えるツボです。

    太衝(たいしょう)
    足の親指と人差し指の間をたどり指が止まるところ、足背動脈拍動部にあります。
    自律神経を整え、精神安定に効果があります。

    通院の目安

    ・最初の1〜2ヶ月は 週1回 程度
    ・症状が落ち着いたら 2〜3週に1回 に減らす
    ・継続的に通うことで体質改善を目指す人も多いです

  • リアラインコアによる姿勢改善プログラム

    リアラインコアによる姿勢改善プログラム

    1. 骨盤の正しいアライメントを維持しやすい

    リアラインコアは、骨盤の前傾・後傾・左右回旋を整える補助具です。
    装着した状態でエクササイズを行うことで、骨盤の傾きや体幹のねじれを防ぎ、
    正しい骨盤・腰椎アライメントを保ちながら運動が可能になります。
    ➡️結果として、「姿勢を整えながら鍛える」ことができる点が最大の特長です。

    2. インナーマッスルの再教育(再活性化)

    骨盤が安定すると、腹横筋・多裂筋・骨盤底筋群といった体幹深層筋が自然に働きやすくなります。
    これにより筋肉の「誤った使い方」を修正し、体幹の安定性(スタビリティ)を高める効果が期待できます。
    特に、腰痛や骨盤不安定性のある方に有効です。

    3. 動作学習(モーターコントロール)の効率化

    骨盤のポジションが固定されることで、正しい動作感覚を身体で覚えやすくなります。
    「骨盤を立てて」と口頭で指導するだけよりも、
    実際に正しい位置を“感じながら動ける”ため、運動学習のスピードが速いのが特徴です。

    4. 腰椎・股関節への負担軽減

    骨盤の位置が整うと、腰椎の過伸展や股関節の過外旋などの代償動作が抑制されます。
    その結果、
    ・腰痛予防
    ・股関節・仙腸関節へのストレス軽減
    ・動作時の筋バランスの最適化
    が期待できます。

    5. 治療効果の「定着」

    徒手療法・鍼灸・電気治療などで整えたアライメントを、
    運動療法によって「動きの中でも維持できる身体」へと再教育します。
    リアラインコア × 運動療法 = 「治す」+「崩れにくい身体をつくる」 を実現します。

    効果分類 内容 臨床的メリット
    姿勢制御 骨盤アライメントの安定 正しいフォームで安全に運動可能
    筋活動 インナーマッスル活性化 腰痛予防・体幹強化
    動作学習 正しい運動パターンの獲得 リハビリ・再発防止
    負担軽減 腰椎・股関節へのストレス減 慢性痛軽減
    治療効果維持 手技治療との相乗効果 効果の長期化・再発防止
  • 血中酸素飽和度(SpO₂)と鍼灸治療の関係|呼吸機能を整え、疲労を軽減するケア

    血中酸素飽和度(SpO₂)について

    「SpO₂(エス・ピー・オーツー)」とは、血液の中にどれくらい酸素が含まれているかを示す数値のことです。指先に小さなセンサー(パルスオキシメーター)をつけるだけで、痛みもなく簡単に測定できます。

    正常な数値の目安

    • 健康な方は 96〜99% が目安です。
    • 95%を下回ると、酸素が少なくなっている可能性があり注意が必要です。
    • 90%以下になると、体に十分な酸素が行きわたっていない危険な状態です。

    なぜSpO₂が大切なのか

    体は酸素を使ってエネルギーを作り出しています。酸素が不足すると、息苦しさ・だるさ・集中力の低下などが起こり、重い場合は命に関わることもあります。つまり、SpO₂は「体のエネルギー状態」を知る大切な指標なのです。

    このような方は定期的な測定がおすすめ

    • 慢性の呼吸器の病気(ぜんそく・COPD・肺疾患など)がある方
    • 心臓の病気がある方
    • 新型コロナや肺炎などで呼吸の症状がある方
    • 高齢の方や、日常的に息切れ・倦怠感がある方

    鍼灸による呼吸機能へのアプローチ

    当院では、血中酸素飽和度(SpO₂)の低下や慢性的な疲労・息苦しさを感じる方に対して、呼吸器系を整える鍼灸治療を行っています。

    特に、洞不全症候群(脈拍が遅くなる疾患)慢性疲労のある方では、全身の酸素循環が低下しやすく、だるさや息切れを感じやすくなります。鍼によって胸郭や横隔膜まわりの緊張をゆるめ、自律神経のバランスを整えることで、呼吸機能が高まり、呼吸がしやすくなります。

    血中酸素濃度が上がることで、身体のエネルギー代謝が改善し、疲労感が残りにくい体づくりが期待できます。

    SpO₂は、健康管理の「見えないサイン」を教えてくれる重要な指標です。慢性的な息苦しさや疲労感がある場合、酸素循環の低下が隠れていることもあります。鍼灸で呼吸の通りを整えることで、体全体の酸素バランスが改善し、日常生活の快適さが向上します。

    定期的なSpO₂チェックと、体の内側から整えるケアで、より健やかな毎日を過ごしましょう。

  • 足三里への鍼灸治療の効果

    足三里への鍼灸治療の効果

    足三里(あしさんり、ST36)は、脛の外側、膝の少し下にある有名な経穴で、古典から現代に至るまで鍼灸臨床で最も多用されるツボの一つです。効果は伝統的な東洋医学的観点と、現代医学的研究の両方から説明できます。

    東洋医学的な効果

    東洋医学では、足三里は「脾胃の要穴」とされ、全身の気血を養い、体力を高める重要なツボと考えられています。

    • 脾胃を整える:消化不良、胃のもたれ、下痢、便秘、食欲不振などに用いられる。
    • 気血を補う:全身の疲労感、倦怠感、虚弱体質の改善。
    • 正気を高める:免疫力を強化し、風邪予防や体力増進に。
    • 下肢の不調改善:膝痛、下肢のしびれやむくみ、筋肉疲労。
    • 精神安定:ストレスや不眠、情緒不安定にも応用。

    現代医学的な研究

    足三里への鍼灸刺激については多くの研究が行われており、その生理学的な作用も明らかになっています。

    • 自律神経系への作用:心拍変動や血圧の安定化に寄与し、ストレス応答を緩和する。
    • 消化器機能改善:胃腸運動を調整し、胃酸分泌や胃排出能を改善する作用がある。
    • 免疫系の活性化:白血球数の増加、NK細胞活性上昇など免疫機能強化の報告。
    • 鎮痛作用:エンドルフィンなどの内因性オピオイド放出を促し、痛みの緩和に働く。
    • 抗炎症作用:サイトカイン(炎症性物質)のバランスを整える作用。

    臨床でよく使われる症例

    足三里は幅広い症状に対して使用されます。特に以下のような疾患や不調で有効とされています。

    • 胃炎・胃潰瘍・逆流性食道炎などの胃腸疾患
    • 便秘・下痢・過敏性腸症候群
    • 全身倦怠・慢性疲労・虚弱体質の改善
    • 膝痛・坐骨神経痛・足の疲れ
    • 高血圧・動悸・自律神経失調症
    • 風邪の予防や免疫力低下の改善

    まとめ

    足三里は「消化器の要穴」であると同時に、「強壮・免疫調整のツボ」として古来から非常に重視されてきました。現代医学的な研究でも、その効果が科学的に裏付けられています。胃腸の不調、疲労、免疫低下など、心身のバランスを整えたい方におすすめのツボです。