スタッフブログ - 立川No.1実績|選ばれる整体・鍼灸院|メディカルジャパン立川 - Page 4
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  • 急性腰痛・ぎっくり腰にお悩みの方へ|症状・原因と超音波・鍼灸を解説

    「朝起きたら突然腰が痛くなった」「重い物を持ち上げた瞬間に腰へ激痛が走った」「ぎっくり腰で立ち上がれない」といった急性腰痛は、日常生活の中で突然起こることがあります。

    一般的に「ぎっくり腰」と呼ばれていますが、ぎっくり腰は正式な病名ではありません。日本整形外科学会では、急に起こった強い腰痛を指す一般的な呼び方とされており、腰の関節や椎間板、筋肉、腱、靱帯など、さまざまな組織が関係する可能性があります。

    メディカルジャパンでは、急性腰痛に対して身体の状態や発症した動作を確認し、必要に応じて2Dエコーによる軟部組織の評価、超音波治療、鍼灸、運動療法などを組み合わせています。

    1.急性腰痛とは

    急性腰痛とは、比較的短い期間に突然発症した腰痛の総称です。

    代表的なものが、一般に「ぎっくり腰」と呼ばれる状態です。

    重い荷物を持ち上げた瞬間や、身体をひねったときに起こるイメージがありますが、実際には、

    • 朝起き上がったとき
    • 顔を洗おうと前かがみになったとき
    • 靴下を履こうとしたとき
    • 咳やくしゃみをしたとき
    • 椅子から立ち上がったとき

    など、日常的な動作でも起こることがあります。日本整形外科学会も、物を持ち上げる・腰をねじる動作だけでなく、起床直後や特にきっかけがなく発症するケースがあるとしています。

    ぎっくり腰は「筋肉を痛めた」とは限らない

    ぎっくり腰になると、「筋肉の肉離れを起こした」と考える方もいます。

    しかし、急性腰痛では、

    • 腰背部の筋肉
    • 筋膜
    • 靱帯
    • 椎間関節
    • 関節包
    • 椎間板

    など、複数の組織が痛みに関係する可能性があります。

    そのため、痛みの場所だけを見て「○○筋が原因」と決めるのではなく、どのような動作で発症したか、どの方向へ動かすと痛むのか、脚の症状があるかなどを総合して評価することが重要です。

    急性腰痛は多くの場合、時間とともに改善する

    急性・亜急性の非特異的腰痛は、治療の有無にかかわらず時間とともに改善するケースが多いとされています。

    ただし、「自然に治ることが多い=すべての腰痛を放置してよい」という意味ではありません。

    脚の麻痺や排尿障害、発熱などを伴う場合には、別の病気が隠れている可能性があります。

    2.急性腰痛で起こりやすい症状

    急性腰痛では、腰の強い痛みに加えて、日常のさまざまな動作が困難になります。

    突然腰に強い痛みが走る

    「腰に電気が走ったような痛み」「ピキッとした」「その場から動けなくなった」など、発症の仕方はさまざまです。

    痛む場所も、

    • 腰の中央
    • 左右どちらか
    • 骨盤の上
    • 腰から臀部

    など人によって異なります。

    前かがみになると痛い

    洗顔、靴下を履く、床の物を拾うなど、身体を前へ曲げる動作で痛みが強くなることがあります。

    腰を伸ばすと痛い

    反対に、前かがみの姿勢から身体を起こす際や、腰を反らしたときに強く痛むケースもあります。

    急性腰痛では「前屈が痛い」「伸展が痛い」だけで原因組織を確定することはできません。

    寝返り・起き上がりがつらい

    寝返りやベッドからの起き上がりでは体幹に力が入り、腰へ負担が加わります。

    「横になっていると大丈夫だが、寝返りの瞬間だけ激痛が走る」という方も少なくありません。

    椅子から立ち上がると痛い

    長時間座った後の立ち上がりや、車から降りる際に痛みが強くなることがあります。

    咳やくしゃみで痛む

    咳やくしゃみによって腹圧が急激に上がるため、腰痛が強くなることがあります。

    ただし、咳やくしゃみに伴って脚へ強い痛みやしびれが走る場合には、椎間板ヘルニアなど神経への影響も考える必要があります。

    臀部・脚に痛みやしびれが出る場合

    急性腰痛でも臀部まで痛みを感じることはあります。

    一方で、

    • 太もも
    • ふくらはぎ
    • 足先

    まで痛みやしびれが広がる場合、椎間板ヘルニアなどによる神経症状の可能性があります。さらに、脚に力が入りにくい場合も医療機関での評価が必要です。

    3.急性腰痛の主な原因・関連要因

    急性腰痛では、「この筋肉が原因」と一つに特定できないケースも少なくありません。

    日本整形外科学会では、椎間板や関節、筋肉・腱・靱帯などの軟部組織へ大きな力が加わった結果、急性の腰痛が起こると考えられています。

    腰の筋肉・筋膜への急激な負荷

    腰を支える脊柱起立筋や多裂筋などへ急激な負荷が加わると、筋緊張や痛みが生じる場合があります。

    特に、

    • 長時間同じ姿勢を続けた後
    • 疲労がたまっているとき
    • 運動不足の状態から急に動いたとき

    などは、身体が急な負荷へ対応しにくくなります。

    椎間関節へのストレス

    腰椎の後方には「椎間関節」と呼ばれる関節があります。

    身体を反らす、ひねるなどの動作で腰椎へ急激な力が加わると、椎間関節周辺へ負担がかかることがあります。

    椎間板への負荷

    椎間板は、背骨と背骨の間でクッションのような役割を果たしています。

    前かがみの状態で重い物を持つなど、椎間板へ大きな力が加わる動作は腰痛のきっかけになることがあります。

    靱帯・関節包への負荷

    腰椎を支えている靱帯や関節包も、急激なひねりや過剰な動きによって刺激される可能性があります。

    長時間のデスクワーク

    デスクワークそのものが直接ぎっくり腰を引き起こすわけではありません。

    しかし、長時間同じ姿勢を続けた後に急に立ち上がったり、前かがみで物を持ったりすると、腰へ急な負荷が加わる場合があります。

    運動不足・体幹や下肢の機能低下

    腰だけで身体を動かしている方では、股関節や臀部を十分に使えず、腰部へ負担が集中することがあります。

    そのため、急性腰痛の再発予防では腰だけでなく、股関節・臀部・体幹の機能を確認することが重要です。

    4.ぎっくり腰になりやすい動作

    ぎっくり腰は、特別な運動をしたときだけ起こるわけではありません。

    むしろ日常生活の何気ない動作がきっかけになることがあります。

    重い物を持ち上げる

    床にある荷物を前かがみのまま持ち上げると、腰へ大きな負担が加わります。

    特に、荷物が身体から遠い位置にあるほど腰への負担は大きくなります。

    前かがみから身体を起こす

    洗顔、掃除、ガーデニングなどで前かがみを続けた後、急に身体を起こすことで痛みが出る場合があります。

    腰をひねる

    ゴルフ、テニス、荷物を横へ移す動作などでは、腰に回旋方向のストレスが加わります。

    子どもを抱き上げる

    子どもを床やベッドから持ち上げる際は、中腰・前かがみ・ひねりが組み合わさりやすく、急性腰痛のきっかけになることがあります。

    朝起きる

    睡眠後に腰回りが動かしにくい状態で急に起き上がると、痛みが生じる場合があります。

    咳・くしゃみ

    咳やくしゃみの瞬間には腹圧が高まるため、もともと腰に負担が蓄積している場合には痛みのきっかけになることがあります。

    荷物を持つときのポイント

    腰だけを曲げるのではなく、

    1. 荷物に身体を近づける
    2. 股関節と膝を曲げる
    3. 荷物を身体の近くで持つ
    4. 股関節・膝を伸ばしながら立つ

    といった「ヒップヒンジ」を意識すると、腰だけへ負担を集中させにくくなります。

    5.急性腰痛に対する超音波治療とは

    メディカルジャパンでは、急性腰痛の状態に応じて超音波を利用するケースがあります。

    超音波とは

    超音波は、超音波による機械的な振動エネルギーを身体へ加える物理療法です。

    設定によって、

    • 温熱作用
    • 非温熱作用

    を使い分けます。

    急性期では非温熱的に使用する場合も

    急性期では、組織を強く温めることを目的とせず、パルス設定などを用いて非温熱的な刺激として使用する場合があります。

    6.急性腰痛に対する鍼灸とは

    急性腰痛に対する鍼灸では、痛みのある腰へ強い刺激を入れることが目的ではありません。

    発症した動作や痛みの場所、身体の動き、神経症状の有無などを確認したうえで、筋緊張や痛みに対する補助的な施術として行います。

    鍼で目指すこと

    急性腰痛に対する鍼では、

    • 腰周囲の筋緊張を和らげる
    • 痛みを軽減する
    • 身体を動かしやすくする
    • 歩行・起き上がりを行いやすくする
    • 運動療法へ移行しやすい状態をつくる

    といったことを目指します。

    7.ぎっくり腰の再発予防

    一度ぎっくり腰になった方は、「もう二度と起こしたくない」と考える方が多いでしょう。

    再発予防では、「腰を硬くしない」だけでなく、身体全体の使い方を見直すことが重要です。

    安静にしすぎない

    痛みが非常に強いときは無理をする必要はありません。

    一方、長期間ベッドで寝続けることは推奨されておらず、症状に合わせて可能な範囲で日常活動へ戻ることが重要です。

    股関節を使えるようにする

    物を拾う、荷物を持ち上げるときに腰だけを曲げる癖がある方は、股関節を使ったヒップヒンジを練習します。

    臀筋を鍛える

    大臀筋や中臀筋は、立ち上がりや歩行、荷物を持つ動作で重要な筋肉です。

    臀部が十分に働くことで、腰だけへ力が集中するのを抑えやすくなります。

    体幹を安定させる

    腹横筋、多裂筋などを含む体幹筋を使い、動作中に腰椎が過度に動かないようにすることも重要です。

    同じ姿勢を長時間続けない

    30~60分を目安に姿勢を変えたり、短時間立って歩いたりします。

    「良い姿勢をずっと維持する」より、同じ姿勢を長時間続けないことがポイントです。

    急に高負荷運動をしない

    痛みがなくなった直後に、

    • デッドリフト
    • 高重量スクワット
    • ゴルフ
    • テニス
    • 激しいランニング

    などへ急に戻ると再発する場合があります。

    軽い運動から段階的に負荷を戻します。

    姿勢・歩行・身体の使い方を確認する

    メディカルジャパンでは、急性期の痛みが落ち着いた後、姿勢や歩行、筋バランスを確認し、ホームエクササイズやリハビリへ移行する方針を紹介しています。

    再発予防では「痛い部分だけ治療する」のではなく、

    なぜ腰へ負担が集中したのか

    を確認することが重要です。

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  • 巻き爪はなぜ起こる?原因とペディグラス・ドイツ式巻き爪治療

    「足の親指の爪が内側に巻いている」「靴を履くと爪の横が痛い」「何度切ってもまた食い込む」といった悩みはありませんか。

    巻き爪は、爪そのものが横方向に強く湾曲した状態です。一方、爪の端が皮膚に食い込んで痛みや赤み、腫れなどを起こした状態は「陥入爪」と呼ばれます。両者は同時に起こることもありますが、医学的には別の状態として区別されています。

    巻き爪は、深爪や合わない靴だけでなく、歩き方、足趾への荷重、スポーツ、爪の変形、爪白癬など、複数の要因が関係します。

    1.巻き爪とは

    巻き爪とは、爪の両端が内側へ強く湾曲した状態です。

    特に足の親指に起こりやすく、軽度の場合は見た目の変化だけで痛みがないこともあります。

    しかし、爪の湾曲が強くなると、爪の端が周囲の皮膚を圧迫し、歩行や靴を履いた際に痛みを感じるようになることがあります。

    巻き爪と陥入爪の違い

    巻き爪と陥入爪は混同されやすいですが、少し意味が異なります。

    巻き爪は、爪そのものが内側へ巻いた「爪の変形」です。

    一方、陥入爪は、爪の端が皮膚へ食い込み、炎症を起こしている状態です。

    陥入爪では、

    • 痛み
    • 赤み
    • 腫れ
    • 出血
    • 化膿
    • 肉芽

    などがみられることがあります。日本創傷外科学会でも、巻き爪と陥入爪は異なる状態であるものの、互いに影響し合う場合があると説明されています。

    巻き爪は見た目だけの問題ではない

    巻き爪が進行すると、爪の端が皮膚を圧迫することで痛みが出る場合があります。

    その痛みを避けようとして、

    • 親指に体重をかけない
    • 足の外側で歩く
    • 歩幅が小さくなる
    • 運動量が減る

    といった変化が起こることもあります。

    そのため、爪だけを見るのではなく、足趾の使い方や靴、歩行も含めて確認することが重要です。

    2.巻き爪で起こりやすい症状

    巻き爪の症状は、爪の湾曲の程度や周囲の皮膚への圧迫によって異なります。

    爪の横が痛い

    代表的なのは、足の親指の爪の左右に出る痛みです。

    最初は「靴を履いたときだけ痛い」という程度でも、爪の巻き込みが強くなると、歩行時や指先へ力が入ったときにも痛みを感じることがあります。

    靴を履くと痛い

    つま先が狭い靴やサイズの合っていない靴では、爪や足趾が横から圧迫されます。

    その結果、

    • 通勤時に痛む
    • 長く歩くと痛む
    • パンプスを履けない
    • スポーツシューズで痛む

    といった症状が出る場合があります。

    歩くと痛い

    足の親指は、歩行時に地面を蹴り出すための重要な部分です。

    巻き爪による痛みがあると、親指への荷重を避けるようになり、足の外側へ体重を逃がすような歩き方になることがあります。

    爪の周囲が赤くなる・腫れる

    爪の端が皮膚へ食い込み続けると、陥入爪を併発し、爪周囲に炎症が起こることがあります。

    赤みや軽い腫れだけでなく、症状が進行すると強い痛みが出る場合があります。

    肉芽ができる

    皮膚への刺激が長期間続くと、爪の横に赤く盛り上がった組織ができることがあります。

    これを肉芽と呼びます。

    肉芽がある場合は、単純な巻き爪補正だけではなく、皮膚科や形成外科などでの評価が必要になることがあります。

    膿や出血が出る

    傷口から細菌感染が起こると、膿や出血がみられることがあります。

    この状態で自己判断による爪切りや強い補正を行うと悪化する可能性があります。

    痛みをかばって歩き方が変わる

    巻き爪の痛みを避けるために、

    • 親指を使わない
    • 足の外側で歩く
    • 歩幅を小さくする
    • 片側へ体重をかける

    といった代償動作が起こる場合があります。

    爪の状態だけでなく、歩き方や姿勢への影響を考えてケアすることが大切です。

    3.巻き爪の主な原因・関連要因

    巻き爪は、一つの原因だけで起こるとは限りません。

    深爪

    巻き爪・陥入爪で特に注意したいのが深爪です。

    爪を短く切りすぎたり、爪の角を深く切ったりすると、周囲の皮膚が爪より盛り上がりやすくなります。

    その状態で爪が伸びてくると、爪の角が皮膚へ刺さり、痛みや炎症につながることがあります。

    「痛い部分を切れば楽になる」という理由で繰り返し深爪をすると、症状を繰り返す悪循環になる場合があります。

    間違った爪の切り方

    爪の左右を大きく丸く切る方法も、陥入爪の原因になります。

    基本的には、指先と同じ程度の長さを残し、爪の先端をほぼ真っ直ぐに整えるスクエアオフが推奨されます。

    つま先の狭い靴

    幅の狭い靴やハイヒールによる足趾への圧迫が、巻き爪の原因の一つとされています。

    つま先が狭い靴では、親指が外側から押され、爪にも横方向の力が加わります。

    サイズの合っていない靴

    小さすぎる靴だけでなく、大きすぎる靴にも注意が必要です。

    靴の中で足が前へ滑ると、歩くたびに足趾が靴の先端へぶつかり、爪への圧迫や外傷につながる場合があります。

    ハイヒール

    ヒールの高い靴では、体重が前足部へ集中しやすくなります。

    さらに、つま先が細いデザインでは、足趾や爪が左右から圧迫されやすくなります。

    足趾への荷重不足

    歩行時に親指へ適切な荷重が加わることは、爪と足趾のバランスを保つうえで重要です。

    浮き指や歩行量の低下などによって足趾への刺激が少なくなることが、巻き爪に関連する要因の一つと考えられます。

    ただし、「歩いていないから巻き爪になる」「歩き方を変えれば必ず治る」と断定することはできません。

    スポーツ・長時間歩行

    ランニング、サッカー、登山などでは、爪へ繰り返し圧力が加わります。

    シューズのサイズや走り方によっては、爪への慢性的な刺激が巻き爪や爪の変形に関係する場合があります。

    爪白癬・肥厚爪

    爪白癬などによって爪が厚くなると、爪の形が変化し、巻き込みが強くなる場合があります。

    爪の変色、厚み、ボロボロした変化がある場合は、巻き爪補正だけでなく皮膚科で爪白癬の確認を受けることが重要です。

    外傷

    足の指をぶつけた、爪が剥がれた、スポーツで強く踏まれたなどの外傷をきっかけに、爪の生え方や形が変化することがあります。

    先天的な爪の形

    もともとの爪の幅、厚さ、湾曲の強さなども、巻き爪のなりやすさに関係します。

    つまり、巻き爪は「自分の爪の切り方が悪かったから」と一つの原因に決めつける必要はありません。

    4.巻き爪を放置するとどうなる?

    軽度の巻き爪では痛みがない場合もありますが、爪の湾曲や皮膚への圧迫が強くなると症状が進む可能性があります。

    歩行時の痛みが強くなる

    爪が皮膚へ圧迫を加え続けると、最初は靴を履いたときだけだった痛みが、歩行時や安静時にも出る場合があります。

    陥入爪を併発する

    巻き込んだ爪の端が周囲の皮膚へ食い込むことで、陥入爪になることがあります。

    巻き爪と陥入爪は別の状態ですが、同時にみられることもあります。

    赤み・腫れ・炎症

    爪による刺激が続くと、周囲の皮膚に炎症が起こり、赤みや腫れが出る場合があります。

    肉芽・化膿

    炎症が強くなると肉芽が形成されたり、傷口から感染して化膿したりすることがあります。

    この場合は、自費の補正施術だけでなく、皮膚科・形成外科などの医療機関への相談が必要です。

    歩く量が減る

    「歩くと痛い」という状態が続くと、外出や運動を避けるようになることがあります。

    特に中高年・高齢者では、活動量の低下につながる可能性があるため、痛みを我慢し続けないことが重要です。

    歩き方が変わる

    親指の痛みを避けると、足の外側へ体重を逃がすような歩き方になる場合があります。

    ただし、「巻き爪が腰痛や膝痛を直接引き起こす」と断定するのではなく、痛みによる歩行パターンの変化が身体への負担につながる可能性があると説明するのが適切です。

    5.ペディグラステクノロジーとは

    ペディグラステクノロジーは、日本で開発された巻き爪補整技術です。

    専用の補正器具を爪に装着し、器具の弾性や復元力を利用して、内側へ巻き込んでいる爪を少しずつ持ち上げることを目的とします。

    爪を切除する手術とは異なる

    ペディグラスは、爪母を切除したり、爪そのものを大きく切り取ったりする外科手術とは異なる保存的な補正方法です。

    巻き爪に対しては、形成外科学会のガイドラインでも初期には保存的治療が推奨されています。

    補正器具の力で爪を持ち上げる

    爪に装着した専用器具が元の形へ戻ろうとする力を利用して、巻き込んだ爪端を徐々に持ち上げます。

    爪の状態に合わせて、

    • 巻き具合
    • 爪の厚さ
    • 爪の長さ
    • 左右差
    • 皮膚の状態

    などを確認して補正します。

    見た目が目立ちにくい

    ペディグラスでは透明性のある器具が使用されるため、装着後も比較的目立ちにくいことが特徴の一つです。

    痛みが軽減する場合がある

    爪の端が皮膚へ強く圧迫している場合、補正によって爪端が持ち上がることで、圧迫感や痛みが早期に軽くなる場合があります。

    ただし、効果や痛みの変化には個人差があり、「1回で必ず痛みが消える」とは限りません。

    定期的な調整が必要

    爪は少しずつ成長するため、1回補正器具を装着すれば終了というわけではありません。

    爪の成長や形を確認しながら、定期的に器具を交換・調整します。

    必要な期間は、巻き爪の程度、爪の厚さ、成長速度などによって異なります。

    6.ドイツ式巻き爪治療とは

    「ドイツ式巻き爪治療」という言葉で検索されることが多いですが、実際にはドイツ式巻き爪補正と表現した方が正確です。

    ドイツでは、巻き爪を爪の上から持ち上げる「スパンゲ」「ブレイス」と呼ばれる補正技術が発展しています。

    スパンゲとは

    スパンゲは、爪の表面へ装着する薄い補正器具です。

    スプリングのような弾性を持ち、その反発力を利用して巻き込んだ爪を徐々に広げます。

    爪を切る手術ではない

    ドイツ式巻き爪補正も、基本的には爪の表面から力を加える保存的な方法です。

    爪を切開したり爪母を除去したりする手術とは異なります。

    どちらがよいかは爪の状態で判断する

    一概に「ペディグラスの方が良い」「ドイツ式の方が良い」とはいえません。

    次のような条件を確認して選択します。

    • 爪の巻き具合
    • 爪の厚み
    • 爪の長さ
    • 左右差
    • 痛み
    • 炎症
    • 爪白癬の有無
    • 過去の補正歴
    • 日常生活やスポーツ

    7.巻き爪の再発を防ぐために大切なこと

    巻き爪は、補正によって形が整っても、爪への負担が続けば再び巻いてくる可能性があります。

    そのため、補正と同時に生活習慣を見直すことが重要です。

    深爪をしない

    爪を短く切りすぎないことが基本です。

    足の爪は、指先とほぼ同じ長さを目安にします。

    スクエアオフに整える

    爪の先端はほぼ真っ直ぐに切り、角だけをヤスリで軽く整えます。

    爪の左右を深くえぐるように切るのは避けます。日本創傷外科学会もスクエアオフカットを予防法として紹介しています。

    靴のサイズを確認する

    靴選びでは、

    • つま先に適度な余裕がある
    • 横幅がきつすぎない
    • かかとが大きく浮かない
    • 歩いても足が前へ滑らない

    といった点を確認します。

    長時間のつま先圧迫を避ける

    ハイヒールや先端の細い靴を長時間履く場合は、使用時間や頻度を見直します。

    足趾を使って歩く

    歩行時に足趾が地面へ適切に接地しているかを確認します。

    ただし、無理に親指へ力を入れて歩くのではなく、足首や股関節を含めた自然な歩行を目指します。

    足趾・足首の動きを確認する

    足首が硬い、足趾が曲げ伸ばししにくい場合は、歩行時の足への負担が偏ることがあります。

    必要に応じて、

    • 足趾運動
    • 足首のストレッチ
    • カーフレイズ
    • 歩行練習

    などを行います。

    爪白癬を放置しない

    爪が白い、黄色い、厚い、ボロボロするといった変化がある場合は、爪白癬の可能性があります。

    巻き爪補正だけを繰り返さず、皮膚科で確認してください。

    定期的に爪と皮膚をチェックする

    巻き爪は、強い痛みが出る前に形の変化が始まっていることがあります。

    定期的に、

    • 爪の巻き具合
    • 左右差
    • 赤み
    • 腫れ
    • 靴ずれ
    • タコ・魚の目
    • 爪の変色

    などを確認しましょう。

    医療機関への受診を優先したいケース

    次のような場合は、巻き爪補正よりも先に皮膚科・形成外科などへ相談してください。

    • 強い赤み・腫れ
    • 膿が出ている
    • 出血している
    • 肉芽が大きくなっている
    • 強い安静時痛がある
    • 発熱がある
    • 爪白癬が疑われる
    • 外傷後に爪が大きく変形した
    • 糖尿病がある
    • 足の血流障害がある
    • 足の感覚が低下している

    巻き爪の改善を目指す場合、ペディグラステクノロジーやドイツ式巻き爪補正など、爪を切除せずに徐々に形を整えていく保存的な方法が選択肢になります。

    ただし、補正だけで終わるのではなく、正しい爪切り・靴選び・足趾の使い方・歩行を見直すことが再発予防には重要です。

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  • 胸郭出口症候群|腕・手のしびれの原因と症状、鍼治療を解説

    「腕を上げると手がしびれる」「肩から腕にかけて重だるい」「小指側がピリピリする」といった症状は、胸郭出口症候群が関係している可能性があります。

    胸郭出口症候群とは、首から腕へ向かう神経や血管が、鎖骨周辺の狭い場所で圧迫されたり、引っ張られたりすることで起こる状態です。

    腕や手のしびれだけでなく、首・肩・肩甲骨周辺の痛み、握力低下、手の冷感、腕のむくみなどが現れる場合もあります。

    1.胸郭出口症候群とは

    胸郭出口症候群は、首の付け根から鎖骨周辺を通る神経や血管へ負担がかかることで、腕や手に症状が現れる状態です。

    胸郭出口周辺には、次の組織が通っています。

    • 腕神経叢
    • 鎖骨下動脈
    • 鎖骨下静脈

    腕神経叢は、首から肩、腕、手へつながる神経の束です。

    鎖骨下動脈は腕へ血液を送り、鎖骨下静脈は腕から心臓へ血液を戻しています。

    これらの神経や血管が、主に次の場所で圧迫されます。

    • 前斜角筋と中斜角筋の間
    • 鎖骨と第1肋骨の間
    • 小胸筋の下

    また、胸郭出口症候群は、神経や血管が挟まれるだけでなく、腕の重さによって神経が下方向へ引っ張られることでも起こります。

    単なる肩こりと異なり、腕や手のしびれ、握力低下、冷感、むくみなどを伴うことが特徴です。

    2.胸郭出口症候群の種類

    胸郭出口症候群は、影響を受ける組織によって、主に3種類に分けられます。

    神経性胸郭出口症候群

    腕神経叢へ負担がかかるタイプです。

    胸郭出口症候群のなかでは最も多く、次のような症状が現れます。

    • 首や肩の痛み
    • 肩甲骨周辺の痛み
    • 腕や手のしびれ
    • 小指・薬指側の感覚異常
    • 腕の重だるさ
    • 握力低下
    • 物を落としやすい

    動脈性胸郭出口症候群

    鎖骨下動脈が圧迫され、腕や手への血流が低下するタイプです。

    • 手が冷たい
    • 手が白くなる
    • 脈が弱くなる
    • 腕を上げると痛む
    • 指先の血色が悪くなる

    このような症状がある場合は、鍼や整体よりも医療機関での検査を優先します。

    静脈性胸郭出口症候群

    鎖骨下静脈が圧迫され、腕から心臓へ戻る血流が滞るタイプです。

    • 片腕だけむくむ
    • 腕が青紫色になる
    • 腕が重く感じる
    • 静脈が目立つ
    • 急に腕が腫れる

    血栓を伴う場合があるため、急な腫れや色の変化がある場合は、強く揉まずに医療機関へ相談してください。

    3.胸郭出口症候群の主な症状

    腕や手のしびれ

    代表的な症状は、腕から手にかけてのしびれです。

    特に、前腕の小指側から小指・薬指にかけて、ピリピリ、ジンジンする感覚が出ることがあります。

    首・肩・肩甲骨周辺の痛み

    次のような場所に痛みや張りが現れる場合があります。

    • 首の側面
    • 鎖骨周辺
    • 肩の前側
    • 肩甲骨の内側
    • 胸の上部
    • 上腕

    腕の重だるさ

    洗濯物を干す、ドライヤーを使う、つり革につかまるなど、腕を上げ続ける動作で症状が出やすくなります。

    重いバッグを持つ、長時間パソコンやスマートフォンを使用することでも悪化する場合があります。

    握力低下

    神経への負担が強くなると、手に力が入りにくくなることがあります。

    • ペットボトルのふたを開けにくい
    • 箸やペンを使いにくい
    • ボタンを留めにくい
    • 物を落としやすい

    筋力低下が進行している場合は、鍼や整体より先に整形外科を受診しましょう。

    冷感・むくみ・皮膚色の変化

    手が白く冷たくなる、片腕がむくむ、青紫色になる場合は、動脈や静脈への圧迫が考えられます。

    このような血管症状がある場合は、早めの医学的な評価が必要です。

    4.胸郭出口症候群の主な原因・関連要因

    胸郭出口症候群は、一つの原因ではなく、複数の要因が重なって起こることがあります。

    斜角筋の緊張

    首の側面にある斜角筋が緊張すると、その間を通る神経や動脈へ負担がかかる場合があります。

    デスクワーク、呼吸の浅さ、首肩の使いすぎなどが関係します。

    小胸筋の緊張

    長時間のパソコンやスマートフォン使用によって肩が前へ出ると、小胸筋が緊張し、その下を通る神経や血管が圧迫されることがあります。

    なで肩

    なで肩では、肩甲帯が下がり、腕の重さによって神経が下方向へ引っ張られやすくなります。

    重いバッグや長時間の立ち仕事で症状が悪化することがあります。

    猫背・巻き肩

    猫背や巻き肩では、鎖骨や肩甲骨、小胸筋の位置関係が変わり、胸郭出口周辺へ負担がかかる場合があります。

    ただし、姿勢だけが唯一の原因ではありません。

    頸肋などの骨格的要因

    通常とは異なる肋骨である頸肋や、先天的な線維束などによって、神経や血管の通り道が狭くなることがあります。

    腕を上げる仕事やスポーツ

    胸郭出口症候群は、次のような動作を繰り返す方に起こる場合があります。

    • 野球
    • バレーボール
    • 水泳
    • テニス
    • ウエイトトレーニング
    • 美容師
    • 電気工事
    • 塗装作業

    交通事故・外傷

    むち打ちや鎖骨骨折、肩の脱臼後に、筋緊張や瘢痕組織の影響で症状が出ることもあります。

    事故後からしびれが続く場合は、頸椎や末梢神経の損傷も含めて確認が必要です。

    5.胸郭出口症候群に対する鍼とは

    胸郭出口症候群への鍼は、主に神経性の症状に伴う筋緊張や首肩の痛み、腕の重だるさを軽減し、身体を動かしやすい状態を目指す補助的な方法です。

    鍼を行うことがある部位

    身体の状態に応じて、次の筋肉や周辺へ施術することがあります。

    • 斜角筋
    • 小胸筋
    • 僧帽筋
    • 肩甲挙筋
    • 胸鎖乳突筋
    • 棘下筋
    • 前鋸筋
    • 肩甲骨周囲筋
    • 前腕の筋肉

    ただし、斜角筋や小胸筋周辺には、肺、神経、動脈、静脈などの重要な組織があります。

    深く刺せば効果が高いわけではなく、解剖学的な知識に基づき、方向や深さを慎重に調整する必要があります。

    鍼で目指せること

    • 首肩周辺の筋緊張を軽減する
    • 肩甲骨周辺の痛みを和らげる
    • 腕の重だるさへ対応する
    • 胸郭や肩甲骨を動かしやすくする
    • 運動療法を行いやすい状態をつくる

    鍼と運動療法を組み合わせる

    胸郭出口症候群では、鍼だけでなく、症状を悪化させている姿勢や動作を見直すことが重要です。

    • 胸郭を広げる呼吸運動
    • 肩甲骨の運動
    • 小胸筋の軽いストレッチ
    • 肩甲帯の筋力トレーニング
    • 神経滑走運動
    • デスク環境の調整
    • バッグの持ち方の見直し
    • 腕を上げ続ける時間の調整

    しびれを我慢して強く伸ばすと悪化する場合があるため、痛みやしびれが増えない範囲で行います。

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  • 冷え・むくみを改善するとどうなる?鍼灸・整体ケア

    「手足が冷たい」「夕方になると脚がむくむ」「靴下の跡が残る」といった症状に悩んでいませんか。

    冷えとむくみは一緒に起こることがありますが、同じ症状ではありません。冷えは手足などに冷たさを感じる状態、むくみは皮下組織に余分な水分がたまった状態です。

    運動不足や長時間同じ姿勢が関係することもありますが、貧血、甲状腺機能の低下、静脈疾患、心臓・腎臓の病気などが隠れている場合もあります。

    冷え・むくみの改善を目指す方に向けて、原因や仕組み、鍼灸・整体、自宅でできる対策を分かりやすく解説します。

    1.冷え・むくみとは

    冷えとは

    冷えとは、手足や腰、お腹などに冷たさを感じる状態です。

    実際に皮膚温が低い場合もあれば、温度に大きな変化がなくても強く冷たく感じることがあります。

    よくある症状は次のとおりです。

    • 手足の先が冷たい
    • 布団に入っても足が温まらない
    • 冷房がつらい
    • 腰やお腹が冷える
    • 夏でも冷えを感じる

    冷えには、末梢血管の収縮、筋肉量、自律神経、貧血、甲状腺機能など、さまざまな要因が関係します。

    むくみとは

    むくみは医学的には浮腫と呼ばれ、皮下組織に余分な水分がたまった状態です。

    脚のむくみでは、次のような変化がみられます。

    • 靴下の跡が残る
    • 夕方に靴がきつくなる
    • 足首の輪郭が分かりにくくなる
    • すねを押すと跡が残る
    • 脚が重だるい

    冷えとむくみは別の症状ですが、運動不足や長時間の座位・立位によって同時に起こることがあります。

    2.冷え・むくみが起こる仕組み

    冷えが起こる仕組み

    身体は体温を保つために、血管を収縮・拡張させています。

    寒い環境では、身体の中心部の熱を守るために手足の血管が収縮します。そのため、指先や足先への血流が減り、冷たさを感じやすくなります。

    また、筋肉は熱をつくる重要な組織です。運動不足や筋力低下があると、身体でつくられる熱が少なくなり、冷えを感じやすくなることがあります。

    むくみが起こる仕組み

    血液中の水分の一部は、毛細血管から周囲の組織へ移動します。

    通常は静脈やリンパ管によって回収されますが、回収が追いつかなくなると、組織に水分がたまり、むくみが起こります。

    ふくらはぎの筋ポンプ作用

    足へ流れた血液を心臓へ戻すには、ふくらはぎの筋肉が重要です。

    歩いたり足首を動かしたりすると、ふくらはぎが静脈を圧迫し、血液を上へ押し戻します。この働きを筋ポンプ作用といいます。

    長時間座ったまま、または立ったまま過ごすと、ふくらはぎの動きが減り、足に血液や水分がたまりやすくなります。

    3.冷え・むくみの主な原因・関連要因

    冷え・むくみは、一つの原因だけで起こるとは限りません。

    長時間のデスクワーク

    座った状態が続くと、足首やふくらはぎを動かす機会が減ります。

    そのため、夕方になると脚が重くなり、足首や足の甲がむくみやすくなります。

    長時間の立ち仕事

    立ち仕事では、重力によって下半身に血液や水分がたまりやすくなります。

    特に、歩き回らず同じ場所に立ち続ける仕事では、ふくらはぎの筋ポンプ作用が働きにくくなります。

    運動不足・筋力低下

    歩く時間が少ないと、ふくらはぎ、太もも、臀部などの筋肉を使う機会が減ります。

    筋肉量や活動量の低下は、冷えやむくみに関係する場合があります。

    塩分の多い食事

    塩分を多く摂ると、身体は水分をため込みやすくなります。

    外食、加工食品、インスタント食品などが続いた翌日に、顔や脚がむくむ方もいます。

    睡眠不足・ストレス

    自律神経は、血管の収縮・拡張や体温調節に関係します。

    睡眠不足や強いストレスが続くと、手足の冷えや身体の重だるさを感じやすくなる場合があります。

    月経前・妊娠・更年期

    ホルモンの変化によって、体温や水分バランスが変化することがあります。

    月経前にむくみやすい方や、更年期に冷えとほてりを交互に感じる方もいます。

    病気が関係している場合

    冷えやむくみの背景に、次のような病気が隠れていることがあります。

    • 貧血
    • 甲状腺機能低下症
    • 下肢静脈瘤
    • 深部静脈血栓症
    • 心不全
    • 腎機能障害
    • 肝疾患
    • リンパ浮腫

    朝から顔や手までむくむ、数日続く、息切れがある、尿が少ないなどの場合は、医療機関へ相談してください。

    4.冷え・むくみが起こりやすい方

    次のような方は、冷え・むくみが起こりやすい傾向があります。

    • デスクワークが多い方
    • 立ち仕事が多い方
    • 運動習慣が少ない方
    • 筋肉量が少ない方
    • 月経前や更年期の方
    • 妊娠中の方
    • 高齢者
    • 心臓・腎臓・血管などの持病がある方

    特に、妊娠中に片脚だけが急に腫れた場合や、痛み・赤み・熱感を伴う場合は、速やかに産婦人科へ相談してください。

    5.冷え・むくみが改善するとどうなる?

    冷えやむくみが軽減すると、見た目だけでなく、日常生活でも変化を感じやすくなります。

    手足の冷たさが気になりにくくなる

    冷えの感じ方が軽くなると、仕事中や睡眠時に手足の冷たさが気になりにくくなる可能性があります。

    靴や靴下の圧迫感が軽くなる

    夕方のむくみが軽くなると、靴がきつくなる感覚や、靴下の跡が残る状態が和らぐことがあります。

    脚の重だるさが軽くなる

    むくみや筋肉のこわばりが軽くなると、立ち仕事後の重だるさや、歩き始めの動かしにくさが軽減する場合があります。

    歩行や階段が楽になる

    足首が動きやすくなり、ふくらはぎを使いやすくなると、歩行や階段昇降を行いやすくなることがあります。

    ただし、むくみが軽くなって体重が減っても、体脂肪が減ったとは限りません。むくみの軽減とダイエットは別に考える必要があります。

    6.冷え・むくみに対する鍼灸・整体とは

    鍼灸でできること

    冷え・むくみに対する鍼灸では、手足の冷感、筋肉の緊張、身体の重だるさ、睡眠や疲労などを確認します。

    使用されることがあるツボには、次のようなものがあります。

    • 三陰交
    • 足三里
    • 陰陵泉
    • 太渓
    • 湧泉

    お灸による温熱刺激や鍼による刺激を行い、冷感や筋緊張の軽減、身体を動かしやすい状態づくりを目指します。

    整体でできること

    整体・手技療法では、次の項目を確認します。

    • 姿勢
    • 立ち方
    • 歩き方
    • 足首の動き
    • 股関節の動き
    • ふくらはぎの筋緊張
    • 太ももや臀部の筋力

    足首や股関節を動かしやすい状態に整え、歩行や運動療法へつなげます。

    7.自宅でできる冷え・むくみ対策

    30~60分ごとに姿勢を変える

    長時間座ったまま、立ったままにならないよう、定期的に身体を動かします。

    数分歩く、立って伸びをするだけでも、脚の筋肉を使うきっかけになります。

    足首の曲げ伸ばし

    椅子に座ったまま、つま先とかかとを交互に上げ下げします。

    10~20回程度を目安に行いましょう。

    カーフレイズ

    壁や椅子につかまり、ゆっくりかかとを上げ下げします。

    10回程度から始め、痛みやふらつきがある場合は中止してください。

    短時間の散歩

    5~10分程度の散歩から始め、翌日に強い疲労が残らない範囲で続けます。

    脚を少し高くする

    横になり、脚を心臓より少し高くすると、一時的なむくみが楽になる場合があります。

    入浴・保温

    冷えが気になる場合は、体調に問題がなければ湯船で身体を温めます。

    ただし、赤みや熱感がある部位は自己判断で温めないようにしましょう。

    水分を極端に減らさない

    「むくむから水を飲まない」という方法は避けましょう。

    心臓や腎臓の病気で水分制限を指示されている場合を除き、必要な水分を適度に摂ることが大切です。

    塩分を見直す

    外食、加工食品、インスタント食品が多い場合は、食事全体の塩分量を見直します。

    睡眠を確保する

    睡眠不足は、疲労や自律神経の働きに影響します。

    就寝時間を大きく変えない、寝る前のスマートフォンを控えるなど、続けやすい方法から始めましょう。

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  • かかと・足裏の痛みは足底筋膜炎?原因と改善方法

    朝起きて床へ足をついた瞬間、かかとに強い痛みが走る。長く座った後の歩き始めが痛い。立ち仕事やランニングを続けると、かかとから土踏まずがつらくなる――このような症状がある場合、足底筋膜炎が関係している可能性があります。

    「足底筋膜炎」という呼び方が一般的ですが、医療分野では「足底腱膜炎」と表記されることもあります。

    足底筋膜炎は、単に足裏の筋肉が硬くなった状態ではありません。かかとの骨から足趾の付け根へ伸びる足底腱膜に繰り返し負荷がかかり、付着部周辺に微小損傷や炎症、組織の変性などが生じることで痛みが現れる状態です。特に、朝の一歩目や長時間休んだ後の歩き始めに痛みが出やすいことが特徴です。

    1.足底筋膜炎とは

    足底筋膜炎とは、足裏にある足底腱膜の付着部を中心に痛みが生じる状態です。

    足底腱膜は、かかとの骨である踵骨から足趾の付け根に向かって扇状に広がる丈夫な線維性組織です。足の縦アーチを支え、立位や歩行、ランニングの際に足へ加わる衝撃を分散する役割があります。

    足底腱膜の役割

    足底腱膜には、主に次の役割があります。

    • 足の縦アーチを支える
    • 立っているときに体重を受け止める
    • 着地時の衝撃を和らげる
    • 歩行時に足を安定させる
    • 地面を蹴り出す動きを補助する

    歩行時に足の親指が反ると、足底腱膜が巻き上げられ、土踏まずが高くなって足部が安定します。この働きは「ウインドラス機構」と呼ばれ、歩行時の蹴り出しに関係します。

    「足底筋膜炎」と「足底腱膜炎」の違い

    一般の方には「足底筋膜炎」という名称が広く知られています。

    一方、日本足の外科学会や日本臨床整形外科学会などでは、「足底腱膜炎」という名称が使われています。

    どちらも、基本的には足底腱膜付着部周辺の痛みを表す言葉として使用されています。本記事ではSEO上の検索需要を考慮して「足底筋膜炎」と表記します。

    炎症だけが起きているわけではない

    「炎」という文字があるため、足底筋膜炎は単純な炎症だけだと思われがちです。

    しかし、ランニングや長時間の立位、歩行などで足底腱膜へ繰り返し牽引力と圧迫力が加わると、組織に小さな損傷が蓄積します。症状が長引いたケースでは、炎症だけでなく、線維の変性や柔軟性の低下なども関係すると考えられています。

    そのため、冷却や安静だけで対応するのではなく、活動量、靴、足首の柔軟性、足部の筋力、歩き方などを総合的に見直すことが重要です。

    痛みが出やすい場所

    足底筋膜炎では、かかとの中央全体ではなく、かかとのやや内側前方に痛みが出ることが多くあります。

    代表的な場所は次のとおりです。

    • かかとの骨の内側
    • かかとと土踏まずの境目
    • 土踏まずの内側
    • 足底腱膜に沿った足裏

    日本臨床整形外科学会も、足底腱膜が踵骨へ付着する部分で、刺すような痛みや圧痛が現れると説明しています。

    踵骨棘が原因とは限らない

    X線検査を受けると、かかとの骨に「踵骨棘」と呼ばれるトゲ状の骨が見つかる場合があります。

    しかし、踵骨棘がある方全員に痛みがあるわけではありません。痛みのない方にも踵骨棘が確認されることがあり、骨棘そのものと症状は必ずしも一致しないとされています。

    そのため、「骨のトゲが足裏へ刺さっているから痛い」「骨棘をなくさなければ治らない」と単純に考えるのは適切ではありません。

    足底筋膜炎と間違えやすい状態

    かかとや足裏の痛みが、すべて足底筋膜炎とは限りません。

    次のような病気でも似た症状が現れることがあります。

    • 踵骨の疲労骨折
    • 踵部脂肪体の障害
    • アキレス腱付着部症
    • 足根管症候群
    • 神経の圧迫・絞扼
    • 腰椎由来の神経症状
    • 痛風
    • 関節リウマチ
    • 感染症
    • 腫瘍

    足底の痛みには足底腱膜炎以外にも足根管症候群などがあるため、強い腫れやしびれ、安静時痛などがある場合は整形外科での確認が必要です。

    2.足底筋膜炎で起こりやすい症状

    足底筋膜炎では、いつでも同じように痛むとは限りません。

    歩き始めに強く痛み、少し動くと軽くなる一方、長時間歩いた後や夕方に再び痛みが強くなることがあります。

    朝起きた直後の一歩目が痛い

    足底筋膜炎で特に特徴的なのが、朝起きて床へ足をついた最初の一歩の痛みです。

    「かかとに針を刺されたように痛む」「床へ足をつけられないほど痛い」と感じる方もいます。

    睡眠中は足底腱膜やふくらはぎが動かない状態が続きます。朝に急に立ち上がると、硬くなった足底腱膜が強く引き伸ばされ、付着部へ負担がかかりやすくなります。

    日本足の外科学会でも、足底腱膜炎は朝起きた際の最初の一歩で痛みが強く出ることを代表的な症状として紹介しています。

    長時間座った後の歩き始めが痛い

    朝だけでなく、次のような場面でも歩き始めの痛みが出ることがあります。

    • デスクワーク後に立ち上がったとき
    • 車を長時間運転した後
    • 映画を見た後
    • 電車で長く座った後
    • 昼休み後に歩き始めたとき

    動かない時間が続いた後に、再び足底腱膜へ急に体重がかかることで痛みが出やすくなります。

    歩き始めると一度軽くなる

    足底筋膜炎では、最初の数歩は痛くても、歩いているうちに少し楽になることがあります。

    これは動くことで足底やふくらはぎの組織が温まり、柔軟性が一時的に高まるためと考えられます。

    ただし、痛みが軽くなったから治ったわけではありません。長時間歩き続けたり、ランニングを行ったりすると、再び足底腱膜へ負担が蓄積します。

    長時間の立ち仕事や歩行で悪化する

    次のような仕事や生活では症状が強くなる場合があります。

    • 接客業
    • 調理・厨房業務
    • 看護・介護職
    • 工場作業
    • 教員
    • 営業職
    • 配送・運送業
    • 長時間の買い物や旅行

    足底腱膜炎では、長時間の立位、歩行、走行時に痛みが強くなることが一般的です。

    かかとの内側を押すと痛い

    足底腱膜が踵骨へ付着する部分を押すと、限局した圧痛が出ることがあります。

    足裏全体ではなく、かかとの内側前方にピンポイントで痛みを感じることが特徴です。

    ただし、強く押し続けると症状を悪化させることがあります。自分で繰り返し強く揉むことは避けましょう。

    土踏まずが引っ張られる・痛む

    足底筋膜炎では、かかとだけでなく、土踏まずに沿って張りや痛みを感じる場合があります。

    • 足裏が突っ張る
    • 土踏まずがつる
    • 足の指を反らすと足裏が痛い
    • 裸足で歩くと痛い
    • 硬い床で痛みが強くなる

    足底腱膜は、かかとから足趾へ連続しているため、足趾を反らすことで足底腱膜が引っ張られ、痛みが誘発される場合があります。

    ランニング中・運動後の痛み

    ランナーでは、運動開始時に痛みがあり、身体が温まると一時的に軽くなり、走り終わった後や翌朝に強く痛むことがあります。

    次の変化があった場合は注意が必要です。

    • 急に走行距離を増やした
    • スピード練習を増やした
    • 坂道や階段の練習を始めた
    • 硬い路面を走るようになった
    • シューズを変更した
    • 体重が増えた
    • 休養日が減った

    痛みを我慢して運動を続けると、症状が長引く可能性があります。

    階段やつま先立ちで痛む

    階段を上る、つま先立ちになる、足趾で地面を蹴る動作では、足底腱膜とふくらはぎへ負荷がかかります。

    そのため、次の動作で痛みが出ることがあります。

    • 階段を上る
    • 坂道を歩く
    • つま先立ち
    • ジャンプ
    • ダッシュ
    • 足趾で床を蹴る

    3.足底筋膜炎の主な原因・関連要因

    足底筋膜炎は、一つの原因だけで発症するとは限りません。

    運動量、仕事、体重、靴、足部の形、足首の柔軟性など、複数の要因が重なって足底腱膜へ負担が集中します。

    ランニング・ジャンプによる繰り返し負荷

    ランニングやジャンプでは、着地のたびに足底腱膜へ牽引力と圧迫力が加わります。

    特に次の競技では負担が蓄積しやすくなります。

    • マラソン
    • 陸上競技
    • サッカー
    • バスケットボール
    • バレーボール
    • テニス
    • バドミントン
    • ダンス
    • 縄跳び

    日本足の外科学会とメディカルジャパン立川のページでも、ランニングやジャンプによる繰り返し負荷が主な関連要因として示されています。

    急激な運動量の増加

    運動習慣そのものよりも、負荷を急に増やしたことが発症のきっかけになる場合があります。

    • ランニング距離を急に増やした
    • 久しぶりに運動を再開した
    • 毎日練習するようになった
    • 新しい競技を始めた
    • 急に階段や坂道を増やした
    • 旅行で歩数が増えた

    組織が負荷へ適応する前に運動量を増やすと、回復が追いつかなくなる可能性があります。

    長時間の立ち仕事・歩行

    長時間足へ体重をかけ続ける仕事では、足底腱膜への負担が蓄積します。

    硬い床で立つ職場や、休憩を取りにくい仕事では、症状が出やすくなる場合があります。

    日本足の外科学会は、長時間の立位や歩行を足底腱膜炎の関連要因として挙げています。

    体重増加

    体重が増えると、立位や歩行のたびに足底へかかる負荷も大きくなります。

    短期間で体重が増えた場合、足底腱膜が新しい負荷へ十分適応できず、症状につながる可能性があります。

    ただし、体重だけが原因ではありません。運動量、足部の形、靴、足首の柔軟性などもあわせて考えます。

    偏平足・過回内

    偏平足では、立った際に土踏まずが低くなります。

    歩行中に足部が内側へ大きく倒れ込む過回内があると、足底腱膜が繰り返し引き伸ばされ、付着部へ負担がかかる場合があります。

    ただし、偏平足の方全員に足底筋膜炎が起こるわけではありません。足の形だけで原因を断定せず、実際の歩行や足圧を確認することが大切です。

    ハイアーチ

    土踏まずが高いハイアーチでは、足部の柔軟性が低く、着地時の衝撃を分散しにくいことがあります。

    そのため、かかとや前足部へ荷重が集中し、足底腱膜へ負担がかかる場合があります。

    メディカルジャパン立川のページでも、偏平足だけでなく、甲高・ハイアーチが関連要因として挙げられています。

    足首の硬さ

    足首を前方へ曲げる背屈可動域が不足すると、歩行やスクワットの際に次の代償が起こることがあります。

    • かかとが早く浮く
    • 足部が内側へ倒れる
    • 足先が外側へ開く
    • 歩幅が小さくなる
    • 足底腱膜へ負担が集中する

    ふくらはぎやアキレス腱の柔軟性が低い方では、足底への張力が高まりやすくなります。

    ふくらはぎの柔軟性低下

    足底腱膜、踵骨、アキレス腱、ふくらはぎは連動して働きます。

    腓腹筋やヒラメ筋が硬いと、足首の動きが制限され、歩行時に足底腱膜へ負担が増える場合があります。メディカルジャパン立川の既存ページでも、ふくらはぎからアキレス腱、踵骨、足底腱膜の連続性が説明されています。

    靴の問題

    次のような靴は、足底へ負担をかける可能性があります。

    • 靴底が薄い靴
    • クッション性が低い靴
    • かかとがすり減った靴
    • サイズが小さい靴
    • 大きすぎて中で足が動く靴
    • 長時間使用するハイヒール
    • 足幅に合わないパンプス
    • 硬いローファー

    ハイヒールを長時間履くと、ふくらはぎが短くなった状態が続き、足首が硬くなる場合があります。

    加齢による組織変化

    中年以降では、明確な運動のきっかけがなく発症することもあります。

    年齢とともに足底腱膜の柔軟性や回復力が低下し、足部やふくらはぎの筋力も変化することで、日常的な負荷でも症状が出る場合があります。

    筋力・動作の問題

    足底筋膜炎では、足趾や足部内在筋、ふくらはぎなどの筋力や使い方も確認します。

    • 足趾で床を支えられない
    • 片脚立ちが不安定
    • 歩行時に足部が大きく倒れ込む
    • かかとから前足部への重心移動が不自然
    • 蹴り出しが弱い
    • 左右差が大きい

    単に足裏を揉むだけでなく、足部が身体を支える機能を回復させることが重要です。

    4.足底筋膜炎に対するインソールとは

    インソールとは、靴の中に入れて足底を支える補助具です。

    足底筋膜炎に対しては、かかとや足底の荷重を分散し、足底腱膜へかかる負担を調整する目的で使用します。

    日本臨床整形外科学会も、足底腱膜への体重負荷を軽減するために足底板を処方する場合があると説明しています。

    インソールで目指すこと

    足底筋膜炎に対するインソールでは、次のようなことを目指します。

    • かかとへ集中する衝撃を和らげる
    • 足裏の荷重を分散する
    • 土踏まずを補助する
    • 足部の過度な倒れ込みを抑える
    • 歩行時の足部を安定させる
    • 痛みの強い部分への圧を減らす
    • 長時間の立位・歩行を行いやすくする

    インソールは足底腱膜を直接治す道具ではなく、患部へ加わる負荷を調整するための補助具です。

    かかとのクッション

    かかとに痛みが強い方では、ヒールカップやクッション素材によって、着地時の衝撃を和らげることがあります。

    ただし、柔らかければ柔らかいほどよいわけではありません。沈み込みが大きすぎると、足部が不安定になる場合があります。

    足部アーチの支持

    偏平足や過回内がみられる場合は、内側縦アーチを補助する形状を使用することがあります。

    ただし、アーチを強く押し上げすぎると、土踏まずが痛くなったり、足の外側へ荷重が偏ったりする場合があります。

    本人の足型、足圧、靴、歩行に合わせて調整することが大切です。

    インソール作製前に確認したい項目

    インソールを使用する前には、次の項目を確認します。

    • 痛みの場所
    • 足部アーチ
    • かかとの向き
    • 足圧分布
    • 歩行時の重心移動
    • 足首の可動域
    • 股関節・膝の動き
    • 左右差
    • 普段使用している靴
    • 仕事・スポーツの内容

    靴との相性が重要

    良いインソールを作っても、靴が合っていなければ十分に機能しません。

    確認したいポイントは次のとおりです。

    • かかとが靴の中で浮かない
    • 足趾を動かす余裕がある
    • 靴幅が狭すぎない
    • インソールを入れて足の甲が圧迫されない
    • 靴底が過度にすり減っていない
    • 使用目的に合った靴である

    インソールを入れると靴の内部が狭くなるため、取り外し可能な中敷きの靴が適している場合があります。

    使用時間は徐々に増やす

    新しいインソールは、最初から一日中使用せず、短時間から慣らします。

    例えば、最初は1~2時間から始め、足裏や膝、腰などに問題がなければ徐々に時間を増やします。

    次の症状が出た場合は調整が必要です。

    • 土踏まずが強く痛む
    • 足の外側が痛くなる
    • しびれが出る
    • 膝や股関節が痛くなる
    • 靴ずれができる
    • 以前より歩きにくい

    インソールだけに頼らない

    インソールは、ストレッチや運動療法、負荷管理などと組み合わせることが大切です。

    足底筋膜炎の改善には、次の要素も必要です。

    • 足底腱膜ストレッチ
    • ふくらはぎストレッチ
    • 足首の可動域改善
    • 足部・足趾の筋力訓練
    • 活動量の調整
    • 靴の見直し
    • 歩行・ランニングフォームの確認

    5.足底筋膜炎に対するアストロンとは

    アストロンは、超音波と電気刺激を組み合わせて使用できる複合治療器です。

    アストロンの超音波とは

    超音波は、人の耳には聞こえない高い周波数の音波振動を身体へ加える物理療法です。

    画像を確認する「超音波検査・エコー」と、治療目的で使用する「治療用超音波」は別のものです。

    超音波検査

    • 足底腱膜の厚さを確認する
    • 付着部周辺の状態を見る
    • 周囲組織を画像で観察する
    • 診断の補助に用いる

    治療用超音波

    • 音波による機械的刺激を加える
    • 設定によって温熱刺激を利用する
    • 痛みや筋緊張への補助として使用する
    • 運動や手技の前準備に使用する

    1MHzと3MHzの違い

    治療用超音波には、1MHzと3MHzなどの周波数があります。

    一般的には、次のように使い分けられます。

    • 1MHz:比較的深い組織への刺激を目的とする
    • 3MHz:比較的浅い組織への刺激を目的とする

    足底腱膜の痛む場所や周囲の筋肉、皮下組織の状態などに応じて設定します。

    強い出力ほど効果が高いわけではありません。

    電気刺激を組み合わせる目的

    アストロンでは、超音波に加え、低周波から高周波の電気刺激を組み合わせられます。

    電気刺激は、次のような目的で使用する場合があります。

    • 痛みに対する物理的な刺激
    • 足底やふくらはぎの筋緊張への対応
    • 筋肉を動かしやすい状態にする
    • 運動療法前の準備
    • 手技療法と組み合わせる

    刺激の感じ方には個人差があるため、痛みや不快感がない強さへ調整します。

    アストロンで目指すこと

    足底筋膜炎に対するアストロンでは、主に次のことを目指します。

    • かかとや足底の痛みを軽減する
    • 足底・ふくらはぎの筋緊張を整える
    • 足首や足趾を動かしやすくする
    • ストレッチを行いやすい状態にする
    • 歩行練習や運動療法へつなげる
    • 患部へ集中する負担を減らすための準備をする

    アストロンは、運動療法、インソール、歩行指導などを補助する施術です。

    インソールとアストロンの役割の違い

    インソール

    • 歩行時の荷重を調整する
    • かかとの衝撃を和らげる
    • 足部アーチを補助する
    • 日常生活中の負担を減らす

    アストロン

    • 患部や周囲組織へ物理刺激を加える
    • 痛みや筋緊張へ補助的に対応する
    • ストレッチや運動を行いやすくする
    • 施術時間内に使用する

    インソールは日常生活中の負荷を調整し、アストロンは施術時の痛みや動かしにくさへ補助的に使用するという違いがあります。

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