ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)完全ガイド:原因・症状・治療法・予防策を徹底解説!
ゴルフを楽しんでいる最中や日常の作業で、肘の内側にズキズキとした痛みを感じたことはありませんか?それは「ゴルフ肘」かもしれません。本記事では、ゴルフ肘の基礎知識から原因、症状、治療法、そして予防策までを初心者にも分かりやすく解説していきます。
1. ゴルフ肘とは?
ゴルフ肘の定義
ゴルフ肘とは、肘の内側にある筋肉や腱が炎症を起こし、痛みを引き起こす状態を指します。医学的には 「上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)」 と呼ばれます。ゴルフをする人に多く見られることからこの名前がついていますが、実際にはゴルフをしていない人でも発症することがあります。
ゴルフ肘とテニス肘の違い
肘の障害には「ゴルフ肘」と「テニス肘」がありますが、この2つの違いは痛みの場所です。
- ゴルフ肘:肘の内側に痛みが発生
- テニス肘:肘の外側に痛みが発生
どちらも肘の使いすぎが原因ですが、関わる筋肉や動作が異なります。
2. ゴルフ肘の原因
ゴルフ肘の主な原因は、繰り返し行われる手首や前腕の動作による負担です。ゴルフ以外のスポーツや日常生活でも発症することがあります。具体的な原因を見ていきましょう。
① ゴルフスイングの繰り返し
ゴルフのスイングでクラブを握り締める動作や、ボールを打つときの衝撃が前腕の内側に大きな負担をかけます。特に初心者やフォームが不安定な場合、 無理な力の入り方 で筋肉や腱を痛めやすくなります。
② 手首の使いすぎ
ゴルフ以外でも、手首を頻繁に使う作業(例:DIY、庭仕事、パソコンのタイピング)で前腕の筋肉に負担がかかり、ゴルフ肘を引き起こすことがあります。
③ 不適切なフォームや用具
ゴルフクラブのグリップが適切でない、クラブが重すぎる、フォームが正しくない場合、肘にかかる負担が増加し、炎症を引き起こすことがあります。
④ 年齢と筋力の低下
加齢によって筋力や柔軟性が低下すると、筋肉や腱が弱くなり、ゴルフ肘のリスクが高まります。
3. ゴルフ肘の症状
ゴルフ肘の症状は、肘の内側の痛みを中心に、さまざまな不快感が現れます。初期症状を見逃さないことが大切です。
① 肘の内側の鈍痛
最も一般的な症状は、肘の内側に生じる 鈍い痛みや違和感 です。初めは軽い痛みですが、放置すると徐々に強くなり、日常生活にも支障をきたします。
② 握力の低下
物を握る動作(例:ドアノブを回す、荷物を持つ)で痛みが生じ、握力が低下 することがあります。特にゴルフクラブやラケットを持つときに違和感を覚えることが多いです。
③ 手首を曲げると痛む
手首を内側に曲げたり、ひねる動作をすると 肘の内側に鋭い痛み が走ることがあります。
④ 放置すると痛みが広がる
初期の段階で適切に対処しないと、痛みが 前腕や手首 にまで広がることがあります。慢性化すると治療期間が長引くため、早期発見が重要です。
4. ゴルフ肘の治療法
ゴルフ肘の治療は、症状の程度に応じて適切な対処法 を選ぶことが重要です。初期段階では自宅でのケアで改善することが多いですが、症状が進行している場合は専門的な治療が必要です。
① 初期治療:RICE処置
ゴルフ肘の初期には、RICE処置(ライス処置)が有効です。
- Rest(安静):痛みがある場合は、肘を使わずに休ませることが重要です。
- Ice(冷却):冷やすことで炎症を抑え、痛みを和らげます。1回15〜20分を目安に冷却しましょう。
- Compression(圧迫):肘にサポーターや包帯を巻き、腫れや炎症を抑えます。
- Elevation(挙上):肘を心臓より高い位置に保つことで腫れを軽減します。
② 医療機関での治療
痛みが改善しない場合や、日常生活に支障が出る場合は、整形外科やリハビリ施設 を受診しましょう。
- 消炎鎮痛剤の使用:非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)で痛みと炎症を抑えることができます。
- 物理療法:超音波療法や電気刺激療法で血流を改善し、治癒を促進します。
- 注射療法:重症の場合、ステロイド注射を行うことで一時的に炎症を抑えることが可能です。
③ リハビリテーション
症状が落ち着いた後は、筋力強化や柔軟性を高めるリハビリ が重要です。無理をせず、専門家の指導のもとで行うことをおすすめします。
5. ゴルフ肘の予防策
ゴルフ肘は、適切な予防策 を講じることで発症リスクを大きく減らすことができます。以下の方法で肘への負担を軽減しましょう。
① 適切なウォーミングアップとストレッチ
ゴルフや作業を始める前に、手首や前腕のストレッチ を行い、筋肉と腱を柔軟に保ちましょう。これにより、筋肉の負担を減らせます。
② 正しいフォームの習得
ゴルフスイングのフォームを見直し、無理な力をかけずにスイングできるようにしましょう。プロの指導を受けるのも効果的です。
③ 適切な用具の選択
自分の体力やスキルに合ったゴルフクラブの重さやグリップを選ぶことが重要です。無理のない範囲でプレイすることで肘への負担を減らせます。
④ 休息を取る
長時間の練習や作業の後には、十分な休息 を取ることが大切です。痛みが少しでも出た場合は無理をせず、早めに休むようにしましょう。
まとめ
ゴルフ肘は、肘の内側に痛みを引き起こす炎症性の障害 で、ゴルフだけでなく日常生活の中でも発症することがあります。適切な予防策と早期の治療が重要です。
もし症状が現れた場合は、無理をせずにRICE処置を行い、必要に応じて専門医の診断を受けましょう。定期的なストレッチやフォームの改善を通じて、再発を防ぐことも可能です。痛みのない快適なゴルフライフを楽しむために、日頃のケアを心がけましょう!