クリックやスワイプで指が痛い人へ|原因・セルフケア・治療法

近年、デスクワークやタブレット業務が増え、指先を酷使する機会が格段に増えました。
マウスのクリック、タブレットのスワイプやペン操作など、手や指の細かい動きを1日中繰り返していませんか?
こうした「指を使いすぎる作業」は、知らず知らずのうちに筋肉や腱、関節に負担をかけています。
その結果、次のような症状が現れることがあります。
・指の付け根や関節がズキズキ痛む
・マウスを握ると違和感がある
・タブレットペンを持つと親指や手首がだるい
・朝起きたときに指がこわばる
これらは一時的な疲れではなく、**「指のオーバーユース症候群」や「腱鞘炎」**の初期サインかもしれません。
1. 指の痛みとは?
指の痛みとは、主に指の関節・腱・腱鞘・神経などに炎症や緊張が起こることで発生します。
場所によって原因や症状の特徴が異なります。
🔹よく見られる部位と症状
特に、マウスやタブレットを毎日使う方は、前腕〜手首〜指のラインにかけて筋肉が硬くなりやすく、
“クリック”や“スワイプ”といった繰り返し動作で炎症を起こすケースが増えています。
2. マウスクリック・タブレット使用で起こる指の痛みの主な原因・誘因
🖱️マウスクリックによる原因
・長時間同じ姿勢で指を固定
・クリック時に同じ筋肉を繰り返し使う
・手首を曲げたまま作業し、腱が常に引っ張られる
・マウスの形や高さが合っていない(エルゴノミクス不良)
📱タブレット使用による原因
・ペンやタッチ操作で親指・人差し指・手首を酷使
・スマホのように手で支えることで手のひら・前腕が常に緊張
・姿勢の悪化(猫背・肩の前傾)が血流を悪くする
🩸その他の誘因
・冷えによる血流低下で筋肉や腱の回復が遅れる
・運動不足で手・腕の筋肉が衰える
・ストレスや睡眠不足による自律神経の乱れ
つまり、**痛みの原因は「使いすぎ」+「使い方のクセ」+「回復の遅れ」**の3つの組み合わせです。
3. 整体・鍼灸で指の痛みに何ができるか?
整体や鍼灸では、「痛みの出ている指だけ」を見るのではなく、
前腕・肩・姿勢全体からアプローチしていきます。
🩺整体のアプローチ
・手首・肘・肩関節の連動を整えることで、指への負担を減らす
・前腕の筋肉(屈筋群・伸筋群)の緊張を緩める
・猫背や肩の巻き込み姿勢を改善して、血流を回復
・ボキボキしない“ソフトな矯正”で安心して受けられる
🪡鍼灸のアプローチ
・鍼で指や手首の深部筋を緩め、炎症と痛みを軽減
・血流を改善し、疲労物質(乳酸・炎症性物質)を排出
・神経や自律神経の調整により、慢性的な痛みの再発を防止
・灸による温熱効果で冷えと緊張を同時にケア
整体+鍼灸を組み合わせることで、構造面(姿勢・骨格)と機能面(血流・神経)を両方改善できます。
4. 自宅でできるセルフケア・日常習慣での改善法
✋手・指のストレッチ
①指を一本ずつ反らせ、10秒キープ(痛くない範囲で)
②手首を反らす/曲げるを5〜10回
③前腕の筋肉を手で軽くほぐす
💻デスクワーク時の工夫
・マウスを手の大きさに合ったものに変更
・手首を浮かせず、アームレストやリストレストを活用
・1時間に1回は手を休ませる・回す
🌿生活習慣
・手首・指を冷やさない(冷えは痛みの大敵)
・ストレッチや温かいお風呂で血流を促進
・睡眠を十分にとる(回復力の向上)
日常のちょっとした意識で、痛みの再発リスクを大幅に減らすことができます。
5. 再発予防~指の痛みを長く出さないために~
指の痛みは「使い方のクセ」が大きく関係しています。
痛みが取れた後も、以下のポイントを意識して再発を防ぎましょう。
✅再発を防ぐポイント
・定期的に手首・前腕を伸ばす
・作業中の姿勢をチェック(肩をすくめない・背中を丸めない)
・マウスやペンの持ち方を変える(力を抜く)
・定期的に整体や鍼灸で体のバランスを整える
指の痛みは“体全体のバランス”のサインでもあります。
無理に我慢せず、専門家の手を借りながらケアすることが、最も早い改善への近道です。
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