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  • 肉離れを早期回復!エコー診断とES-530・アストロンの効果

    1. その激痛は「肉離れ」かも?原因とメカニズム

    スポーツ中のダッシュやジャンプ、あるいは日常で急に走り出した瞬間に、ふくらはぎや太ももに**「ブチッ」という衝撃と共に激痛が走った経験はありませんか? それは単なる筋肉痛ではなく、筋肉の繊維が断裂する「肉離れ(にくばなれ)」**の可能性が高いです。

    なぜ起こるのか?(メカニズム)

    肉離れは、医学的には**「筋断裂(きんだんれつ)」**と呼ばれます。 筋肉がギュッと収縮しようとしている時に、逆方向に無理やり引き伸ばされる力(遠心性収縮)が加わることで発生します。筋肉の強さに繊維が耐えきれず、自らの筋力で自分を引きちぎってしまうような状態です。

    起こりやすい場所

    • ふくらはぎ(腓腹筋): 「テニスレッグ」とも呼ばれ、ダッシュやジャンプの着地で多発します。

    • 太もも裏(ハムストリングス): スプリント競技や、足を高く振り上げた時に発生します。

    2. 症状と重症度(グレード)分類

    「歩けるから大丈夫」と自己判断するのは危険です。肉離れは損傷の程度によって、治療期間や予後が大きく異なるため、まずは重症度(グレード)を確認しましょう。

    グレードⅠ度(軽症:微細な損傷)

    • 状態: 筋繊維がわずかに引き伸ばされたり、ごく一部が切れている状態。

    • 症状: 自力で歩くことはできますが、筋肉を伸ばす(ストレッチする)と痛みがあります。

    • 全治目安: 1〜2週間程度。

    グレードⅡ度(中等症:部分断裂)

    • 状態: 筋繊維の一部が明らかに断裂している状態。

    • 症状: 歩行時に痛みがあり、体重をかけるのが辛くなります。受傷から数日後に、患部より下の位置に**皮下出血(青あざ)**が現れるのが特徴です。

    • 全治目安: 3〜6週間程度。しっかり治療しないと再発しやすいレベルです。

    グレードⅢ度(重症:完全断裂)

    • 状態: 筋肉が完全に切れてしまっている状態。

    • 症状: 激痛で自力歩行は困難です。患部を触ると、筋肉が切れた部分が**凹んでいる(陥凹)**のが分かります。

    • 全治目安: 数ヶ月〜半年。場合によっては手術が必要になることもあります。

    3. なぜ「エコー検査(超音波観察)」が必要なのか?

    「病院でレントゲンを撮ったけど、『骨に異常はない』と言われた」 肉離れの患者様からよく聞く言葉です。しかし、レントゲンは骨を見るものであり、筋肉の状態は分かりません。

    当院では、エコー(超音波画像診断装置)を使用することで、レントゲンには映らない「筋肉の傷」をリアルタイムで可視化します。

    エコーで分かること

    1. 断裂の深さと範囲: 筋肉がどのくらい切れているかをミリ単位で確認できます。

    2. 血腫(けっしゅ)の有無: 筋肉内部に血の塊ができているかどうかを確認します。血腫が残ると「しこり」になりやすいため、早期発見が重要です。

    3. 正確な全治予測: 損傷レベルを目で見て確認できるため、「いつからスポーツ復帰できるか」を的確に予測できます。

    4. 細胞修復を加速!「ES-530」のマイクロカレント療法

    「肉離れを早く治したい」 その鍵を握るのが、受傷直後(急性期)の治療です。当院では、トップアスリートも愛用する伊藤超短波社の**「ES-530」**を使用します。

    マイクロカレント(微弱電流)の驚くべき効果

    ES-530に搭載されている**「マイクロカレント(MCR)」**は、人体に元々流れている電流に似た、極めて弱い電気を流す治療法です。

    • ATP生成の促進: 細胞のエネルギー源である「ATP(アデノシン三リン酸)」の生成を助け、傷ついた筋繊維の修復スピードを劇的に早めます。

    • 無痛・非侵襲: ほとんど刺激を感じないため、痛みが強くて触れないような受傷直後から使用でき、腫れや炎症を素早く鎮めます。

    5. しこりを残さない!複合治療器「アストロン」の効果

    痛みが引いてきた回復期に最も怖いのが、筋肉が硬く固まってしまう**「瘢痕化(はんこんか・しこり)」です。しこりが残ると筋肉の柔軟性が落ち、復帰後に「再発」**を繰り返す原因になります。

    これを防ぐのが、複合治療器**「アストロン」**です。

    アストロンでの深部ケア

    • 超音波(深部温熱・振動): 1秒間に数百万回のミクロマッサージ効果で、体の奥深くにある筋肉を温め、硬くなりかけた組織(しこり)を柔らかく溶かすようにほぐします。

    「ただの肉離れ」と放置しないでください

    肉離れは、初期治療を誤ると「しこり」が残り、何度も同じ場所を怪我する「癖」がついてしまいます。 エコーによる正確な診断と、ES-530・アストロンによる専門治療で、後遺症を残さず最短で治しましょう。 「ブチッ」ときたら、すぐに当院へご相談ください。

  • 揉んでも治らない慢性肩こりへ。根本解消する「生活習慣」と3分ストレッチ

    1. イントロダクション

    「デスクワークで夕方になると肩が鉛のように重い…」 「マッサージに行っても、翌日にはもう元通り…」 「湿布や頭痛薬が手放せない…」

    そんな頑固な**「慢性肩こり」**に悩んでいませんか?

    実は、慢性的な肩こりは、単に筋肉が疲れているだけではありません。悪い姿勢やストレスによって、身体の奥深くで「血流の悪循環」が起きている状態なのです。

    表面を揉むだけのマッサージでは、この悪循環は断ち切れません。 本当に必要なのは、肩こりの根本原因である**「肩甲骨(けんこうこつ)」「深層筋(インナーマッスル)」**へのアプローチです。

    この記事では、治療のプロが実際に指導している、自宅で簡単にできる「肩甲骨はがしストレッチ」と、肩こりを再発させないための生活習慣をご紹介します。

    今日からできるセルフケアで、羽が生えたような軽い肩を取り戻しましょう!


    2. なぜ「慢性肩こり」は治らないのか?(原因とメカニズム)

    そもそも、なぜあなたの肩こりは、揉んでも治らないのでしょうか?その正体を知ることで、対策の効果が変わります。

    負のループ「筋肉の緊張→血行不良→発痛物質」

    健康な筋肉は、つきたてのお餅のように柔らかいですが、肩こりの人の筋肉は「干からびたスポンジ」のように硬くなっています。

    1. 筋肉が緊張して硬くなる

    2. 血管が圧迫され、血流が悪くなる(酸欠状態)

    3. SOSサインとして「発痛物質(痛みの素)」が出る

    4. 痛みでさらに筋肉が緊張する…… この**「負のループ」**が完成してしまうと、表面を少し揉んだくらいでは解消されなくなります。

    スマホ・デスクワークによる「猫背・巻き肩」

    人間の頭の重さは、ボーリングの球と同じくらい(約5kg)あります。 スマホやPCを見るためにうつむき姿勢になると、首や肩にはその3〜4倍、なんと約20kgもの負担がかかると言われています。 本来、背骨全体で支えるべき頭を、首や肩の小さな筋肉だけで必死に支え続けている状態。これでは凝るのも当たり前です。

    見落としがちな原因「眼精疲労」と「ストレス」

    「目は口ほどに物を言う」と言いますが、目の筋肉は首の後ろの筋肉と連動しています。目を酷使すると、自動的に首も硬くなります。 また、ストレスを感じると自律神経(交感神経)が高ぶり、無意識に肩に力が入ります。「気づいたら歯を食いしばっていた」という方は要注意です。


    3. 【動画/図解】今すぐできる!肩こり解消「最強ストレッチ」3選

    ここからは、固まった筋肉のポンプ機能を復活させる「最強ストレッチ」を3つご紹介します。ポイントは「痛気持ちいい」範囲で行うことです。

    ① 基本はこれ!座ったままできる「肩甲骨はがし」

    肩こりの人は、背中に張り付いたように肩甲骨が動かなくなっています。まずはこれを剥がしましょう。

    • やり方:

      1. 両手の指先を、それぞれの肩に乗せます(肘を曲げた状態)。

      2. 肘で大きく円を描くように回します。

      3. ポイントは**「肘を後ろに引く時」**です。左右の肩甲骨で背骨を挟み込むようなイメージで、ギュッと寄せます。

      4. 前回し・後ろ回しを各10回行いましょう。

    • 効果: 菱形筋(りょうけいきん)という、肩甲骨の内側の筋肉がほぐれ、血流が一気に巡ります。

    ② 巻き肩をリセットする「胸開きストレッチ」

    肩が内側に入っている「巻き肩」の人は、背中ではなく「胸の前」が縮こまっています。ここを伸ばさないと、姿勢は改善しません。

    • やり方:

      1. 壁の横に立ち、片手を壁につきます(肘を90度に曲げ、手のひらから肘までを壁につける)。

      2. 壁につけた手はそのままで、身体を反対方向へゆっくり捻ります。

      3. 胸の前(鎖骨の下あたり)が伸びているのを感じたら、深呼吸をして20秒キープ。

    • 効果: 大胸筋・小胸筋が緩み、肩の位置が自然と後ろに戻りやすくなります。

    ③ 首の詰まりを取る「首倒しストレッチ」

    最後は、ガチガチになりやすい首の横〜後ろのラインを伸ばします。

    • やり方:

      1. 背筋を伸ばして座ります。右手で椅子の座面を持ち、肩が上がらないように固定します。

      2. 左手を右耳の上に添え、ゆっくりと頭を左真横に倒します。

      3. 無理に引っ張らず、手の重みだけで伸ばすイメージで20秒キープ。

    • 効果: 僧帽筋(そうぼうきん)上部繊維がストレッチされ、首の詰まり感が解消します。


    4. 仕事中や移動中に!「ツボ押し」で瞬間リフレッシュ

    「会議前でストレッチできない」「電車の中で辛い」という時は、ツボ押しが有効です。

    • 肩井(けんせい):

      • 場所:首の付け根と肩先の中間あたり。一番盛り上がっている硬い部分。

      • 効果:肩こりの代表的なツボ。反対の手の中指で、真下に向かってズーンと押します。

    • 合谷(ごうこく):

      • 場所:手の甲、親指と人差指の骨が交わる付け根のくぼみ。

      • 効果:万能のツボ。目や首の疲れを感じた時に、少し強めに押しましょう。

    • 風池(ふうち):

      • 場所:うなじの生え際、太い筋肉の外側のくぼみ。

      • 効果:頭痛を伴う首こりや、眼精疲労に即効性があります。親指で頭の中心に向かって押し上げます。


    5. マッサージだけじゃダメ?肩こりを再発させない「生活習慣」

    ストレッチで緩めた身体を維持するために、日常生活で気をつけるべき3つのポイントです。

    入浴の重要性(全身浴で血流リセット)

    シャワーだけで済ませていませんか? 慢性肩こりの特効薬は「入浴」です。40度くらいのお湯に10〜15分、肩までしっかり浸かりましょう。水圧と温熱効果で全身の血流がリセットされ、睡眠中の回復力も高まります。

    パソコン・スマホ環境の見直し

    モニターの位置が低すぎると、必然的に猫背になります。

    • ノートPCの下にスタンドを置き、目線を上げる。

    • 椅子に深く座り、骨盤を立てる。 これだけで、首への負担は何分の一にも減ります。

    睡眠の質と「枕」の選び方

    寝ている間にリラックスできていないと、朝起きた瞬間に肩が凝っています。 枕が高すぎると首が折れ曲がり、低すぎると首の支えがなくなります。理想は**「立った姿勢がそのまま横になった状態」**を保てる高さです。バスタオルなどを重ねて微調整してみるのもおすすめです。


    6. 【要注意】病院に行くべき「危険な肩こり」のサイン

    基本的にはセルフケアで改善しますが、中には病気が隠れている「怖い肩こり」もあります。以下のような症状がある場合は、整形外科などの医療機関を受診してください。

    • 手や腕にしびれがある: 頸椎椎間板ヘルニアなどの神経症状の可能性があります。

    • 激しい頭痛、吐き気、冷や汗を伴う: 高血圧や、稀に心臓の病気が関連している場合があります。

    • 安静にしていても痛む、痛みがどんどん増す: 内臓疾患や炎症の可能性があります。


    7. セルフケアで改善しない場合は専門家へ

    ここまで紹介したセルフケアを続けても、 「やっぱり奥の方の痛みが取れない」 「すぐにガチガチに戻ってしまう」 という場合もあるかもしれません。

    それは、長年の凝りによって骨格や姿勢が歪み、脳が「この悪い姿勢が普通だ」と誤って記憶してしまっている可能性があります。

    こうなると、自分の力だけで治すのは非常に困難です。

    当院では、

    1. 骨格矯正で、物理的に正しい位置に戻す

    2. 筋膜リリース・鍼治療で、深層筋の癒着を剥がす

    3. 運動療法で、正しい姿勢を脳に再教育する

    という3ステップで、慢性肩こりの「根本治療」を行っています。「もう一生付き合っていくしかない」と諦める前に、一度プロの手を頼ってみてください。


    8. まとめ

    慢性肩こりは、放置すればするほど治りにくくなります。しかし、正しいケアを行えば、必ず身体は応えてくれます。

    • 毎日、**「肩甲骨」**を大きく動かす。

    • お風呂に浸かって、血流をリセットする。

    • スマホを見る時間を少し減らし、目を休める。

    まずは今日から3日間、今回ご紹介したストレッチを続けてみてください。 「あれ?いつもより軽いかも!」という変化を感じられるはずです。

    それでも解決しない頑固な肩こりにお悩みの方は、いつでも当院にご相談ください。あなたの肩が軽くなるまで、私たちが全力でサポートします。

  • 【足関節捻挫】早く治す鍵は?「ES-530」「アストロン」による早期回復プログラム

    1. 「足関節捻挫」とは?なぜ起こるのか

    スポーツ中や日常の歩行で「グキッ」と足をひねってしまった経験はありませんか? 「たかが捻挫」と軽く見られがちですが、足関節捻挫(そくかんせつねんざ)は、医学的には**「靭帯損傷(じんたいそんしょう)」**という立派なケガです。

    そもそもどうなっているの?

    足首には、骨と骨をつなぎ止めるバンドのような役割をする「靭帯」があります。 捻挫の多くは、足の裏が内側を向くようにひねる**「内返し(うちがえし)」**によって発生します。この時、外くるぶしの周りにある靭帯が限界を超えて引き伸ばされ、傷ついたり断裂したりしてしまいます。

    最も傷めやすい「前距腓靭帯」

    足首の捻挫で約90%を占めるのが、外くるぶしの前側にある**「前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)」の損傷です。 ここを傷めると、くるぶしの前下が腫れ上がり、押すと強い痛み(圧痛)が生じます。初期に適切な治療をしないと、靭帯が緩んだままになり、いわゆる「捻挫癖(足関節不安定症)」**の原因となるため注意が必要です。

    2. 腫れや内出血で見る重症度(グレード)

    「病院に行くべきか?」「どれくらいで治るのか?」 その判断基準となるのが、靭帯の傷つき具合による**3段階の重症度(グレード)**です。

    グレードⅠ度(軽症:靭帯が伸びている)

    • 状態: 靭帯が一時的に引き伸ばされた状態(微細な損傷)。

    • 症状: 軽い腫れや痛みはあるが、普通に歩くことはできる。

    • 目安: 適切な処置で1〜2週間程度での復帰が可能。

    グレードⅡ度(中等症:靭帯の一部断裂)

    • 状態: 靭帯の繊維が「部分的に」切れている状態。

    • 症状: 外くるぶし周辺に明らかな腫れと、皮下出血(青あざ)が見られる。歩くと痛みが走り、走ることは困難。

    • 目安: 治癒までに3〜6週間程度が必要。しっかり固定とリハビリを行わないと後遺症が残りやすいレベル。

    グレードⅢ度(重症:靭帯の完全断裂)

    • 状態: 靭帯が「完全に」切れてしまっている状態。

    • 症状: 激しい痛みとひどい腫れ、広範囲の内出血。痛みで体重をかけられず、自力歩行が困難になることが多いです。関節がグラグラと不安定になります。

    • 注意: 靭帯だけでなく、剥離骨折(はくりこっせつ)を伴うこともあるため、早急に専門機関での画像検査が必要です。

    3. 細胞レベルで修復!伊藤超短波「ES-530」のマイクロカレント療法

    「捻挫を早く治したい」 そんな願いに応えるのが、トップアスリートのケアにも使用される伊藤超短波社の総合刺激装置**「ES-530」です。中でも捻挫治療の要となるのが「マイクロカレント療法(MCR)」**です。

    マイクロカレント(微弱電流)とは?

    人間の体には、ケガをすると「損傷電流」という弱い電気が流れ、傷ついた細胞を修復しようとする働きがあります。マイクロカレントは、この**「人体に流れる電流」に極めて似た微弱な電流**を人工的に体へ流す治療法です。

    なぜ「ES-530」が捻挫に効くのか?

    ① 損傷した細胞の修復(ATPの生成促進) マイクロカレントを通電すると、細胞のエネルギー源である**「ATP(アデノシン三リン酸)」の生成が促進**されます。これにより、傷ついた靭帯や筋肉の細胞が活性化し、自然治癒力だけに頼るよりも圧倒的に早いスピードで修復が進みます。

    ② 受傷直後から使える「無痛」の治療 一般的な電気治療(低周波など)は筋肉をピクピク動かすため、ケガ直後の炎症期には刺激が強すぎることがあります。しかし、マイクロカレントはビリビリする感覚がほとんどないため、受傷直後の腫れや痛みが強い時期(急性期)から安全に使用でき、炎症を素早く鎮めます。

    4. 深部の痛みと硬さを取る!複合治療器「アストロン」の効果

    捻挫の治療では、「組織の修復」と同時に「痛みのブロック」と「関節の柔軟性確保」が重要です。 そこで活躍するのが、**超音波とハイボルテージ(高電圧)を組み合わせた複合治療器「アストロン」**です。

    アストロンの2つの強力な作用

    ① ハイボルテージによる「即効性の鎮痛」 高電圧の電気刺激を深部まで瞬時に到達させます。痛みを感じる神経の興奮を抑え(神経ブロック効果)、「歩くと痛い」「体重をかけると痛い」といった鋭い痛みを即効で和らげます。

    ② 超音波による「深部アプローチ」 1秒間に数百万回という細かい振動(ミクロマッサージ)を患部に与えます。

    • 非温熱効果(急性期): 炎症物質を流し、腫れ(浮腫)を素早く引かせます。

    • 温熱効果(回復期): 深部を温めて、治りかけの時期に硬くなりやすい靭帯や関節包(かんせつほう)を柔らかくします。 これにより、復帰後の「足首の硬さ」や「再発」を防ぎます。

    5. 時期に合わせた機器の使い分け

    当院では、ケガの経過(ステージ)に合わせて「ES-530」と「アストロン」を使い分けることで、最短での競技・日常生活復帰をサポートします。

    ステージ①:受傷直後〜3日目(急性期)

    【目的:炎症と腫れの抑制】 この時期は無理に動かさず、**ES-530の「マイクロカレント」**を集中的に使用します。 細胞レベルでの修復を促し、腫れや熱感を最小限に抑えることが、その後の治りを早くする最大のカギです。

    ステージ②:3日目〜2週間(亜急性期〜回復期)

    【目的:除痛と柔軟性の獲得】 炎症が落ち着いてきたら、**アストロン**の出番です。 痛みを取り除きながら深部の組織を緩め、少しずつ可動域訓練(リハビリ)を開始します。痛くない範囲で動かすことで、靭帯が正しい強さで修復されます。

    ステージ③:2週間以降(復帰期)

    【目的:再発予防】 引き続きアストロンで関節の硬さを取りつつ、弱ってしまった「腓骨筋(ひこつきん)」などの筋力トレーニングや、バランス感覚を取り戻すリハビリを行います。

    「ただの捻挫」と放置しないでください

    足関節捻挫は、初期の数日間にどのような治療(物理療法)を行ったかで、治るまでの期間や、将来的な「捻挫癖」のリスクが大きく変わります。

    湿布を貼って様子を見るのではなく、「ES-530」や「アストロン」といった専門機器で積極的に細胞を修復させることが早期回復への近道です。 足をひねってしまったら、できるだけ早く当院へご相談ください。

    ★脚関節捻挫に関する詳細はこちら

  • 【徹底解説】不妊治療×鍼灸の効果は?妊娠率が上がる3つの医学的根拠と通院時期

    1. イントロダクション

     

    「病院で検査をしても『原因不明』と言われた」 「体外受精を何度も繰り返しているけれど、着床しない」 「治療のストレスで、心も体も疲れ切ってしまった…」

    不妊治療は、ゴールの見えないマラソンのようなものです。病院での治療は、ホルモン剤や高度な技術を使って「卵子」と「精子」を出会わせることに特化しています。これは非常に素晴らしい技術です。

    しかし、もし受精卵を受け入れる「母体(土壌)」の状態が整っていなかったらどうでしょうか? 冷えて硬くなった土に種を蒔いても、なかなか芽が出ないのと同じことが、身体の中で起きているかもしれません。

    今、多くの不妊治療クリニックが**「鍼灸(しんきゅう)」**との併用を推奨し始めています。それは、鍼灸が東洋医学の視点から「妊娠しやすい身体の土台」を作るのに適しているからです。

    この記事では、なぜ鍼灸が不妊治療に効果的なのか、その医学的なメカニズムと、治療を受けるベストなタイミングについて分かりやすく解説します。


    2. なぜ不妊に「鍼灸」が良いのか?医学的根拠と3つのメカニズム

    「鍼(はり)やお灸で妊娠しやすくなるなんて、本当?」と疑問に思う方もいるでしょう。実は、鍼灸の効果はスピリチュアルなものではなく、生理学的な反応として説明ができます。

    ① 骨盤内(子宮・卵巣)の血流改善

    妊娠において最も重要なのは**「血流」**です。卵巣に栄養や酸素を運ぶのも、ホルモンを届けるのも、すべて血液だからです。 鍼灸治療を行うと、自律神経の反射によって血管が広がり、血流が促進されます。特に、お腹や足のツボを刺激することで、骨盤内の「子宮動脈」や「卵巣動脈」の抵抗値が下がり、子宮や卵巣にたっぷりと温かい血液が届くようになることが分かっています。

    ② 自律神経の調整とストレスホルモンの抑制

    不妊治療中は、不安やプレッシャーで常に緊張状態(ストレスフル)になりがちです。すると自律神経の「交感神経」が優位になり、血管が収縮してしまいます。これは身体が「戦うモード」になっており、生殖機能が後回しにされている状態です。 鍼灸には、強制的にリラックスさせる「副交感神経」のスイッチを入れる効果があります。身体を**「妊娠を受け入れるリラックスモード」**に切り替えることで、ホルモンバランスも整いやすくなります。

    ③ 免疫機能の正常化(着床不全への対策)

    近年注目されているのが、免疫と不妊の関係です。母体の免疫が過剰に働くと、受精卵を「異物」とみなして攻撃してしまうことがあります(着床不全の一因)。 鍼灸には免疫システムのバランスを整える働きがあり、受精卵が子宮内膜に受け入れられやすい環境を整えるサポートが期待されています。


    3. 【目的別】鍼灸治療に期待できる具体的な効果

    鍼灸は、あなたの現在の悩みや治療ステージに合わせて、以下のような効果を目指します。

    卵子の質向上(ミトコンドリアの活性化)

    「採卵数が少ない」「胚盤胞まで育たない」という悩みには、卵巣への血流アプローチが有効です。血流が良くなると、卵子の細胞内にあるエネルギー工場**「ミトコンドリア」**が活性化し、質の良い元気な卵子が育ちやすくなります。

    子宮内膜の厚さと質の改善

    着床するためには、子宮内膜が十分な厚さと柔らかさを持っている必要があります。鍼灸で骨盤内の血流を促すことで、内膜の代謝が上がり、受精卵を優しく包み込む**「ふかふかのベッド」**のような状態を目指せます。

    体質改善(冷え性・生理不順・PCOS)

    「冷えは万病の元」と言いますが、妊活にとっても大敵です。手足が冷えている人は、お腹の中(子宮)も冷えている可能性が高いです。鍼灸(特にお灸)で身体を芯から温め、基礎体温を安定させることは、妊娠への近道です。また、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方の排卵周期を整える効果も期待されています。


    4. 実際のデータで見る「鍼灸と妊娠率」の関係

    欧米の研究データ(妊娠率・着床率の向上)

    鍼灸と不妊治療の関係を一躍有名にしたのが、2002年にドイツで発表された「パウルス報告」です。 体外受精(IVF)を受ける患者を対象に、胚移植の前後に鍼治療を行ったグループと行わなかったグループを比較したところ、鍼治療を行ったグループの妊娠率が有意に高かった(鍼あり42.5% vs 鍼なし26.3%)という結果が出ました。 その後も、アメリカや北欧などで多くの研究が行われ、鍼灸の有効性が示唆されています。

    日本生殖医学会などでの報告

    日本国内でも、不妊治療専門クリニックと鍼灸院の連携が進んでいます。学会でも「鍼灸併用による着床率の向上」や「ストレス値の低下」に関する症例が数多く報告されており、統合医療としての地位を確立しつつあります。


    5. いつ受けるのが正解?治療ステージ別の最適なタイミングと頻度

    「いつ行けばいいの?」という疑問にお答えします。基本的にはいつ始めても良いのですが、治療のステージに合わせた「重要なタイミング」があります。

    【タイミング法・人工授精】生理周期に合わせたケア

    • 低温期(生理〜排卵): 卵子を育てる時期。卵巣への血流を良くします。

    • 高温期(排卵後): 着床を助ける時期。黄体ホルモンの働きを助け、子宮を温めます。

    【体外受精】採卵前・移植前後の重要性

    ここが最も重要です。

    • 採卵に向けて: 卵子が育つのに約3ヶ月かかります。質の良い卵子を採るためには、**採卵の3ヶ月前(遅くとも1ヶ月前)**から週1回のペースで身体作りを始めるのが理想です。

    • 移植前後: 移植の直前・直後(24〜48時間以内)に鍼灸を行うと、子宮の収縮を抑え、着床率が高まるというデータがあります。この時期はぜひ施術を受けてください。

    通院頻度の目安

    理想は週に1回のペースです。体質改善には時間がかかりますが、コツコツ続けることで、3ヶ月後には身体の変化(冷えの改善、生理痛の軽減など)を実感できるはずです。


    6. 男性不妊にも鍼灸は効果的?

    不妊の原因の約半数は男性側にあると言われています。 男性も仕事のストレスや披露、睡眠不足により、精子の数や運動率が低下しているケースが多々あります。 鍼灸治療で全身の疲労を取り、骨盤周りの血流を良くすることで、精子の質の改善が期待できます。 また、ご夫婦で通院することで「二人で頑張っている」という連帯感が生まれ、孤独感やストレスが軽減されるという大きなメリットもあります。


    7. よくある質問(Q&A)

    Q:病院の不妊治療と併用しても大丈夫ですか?

    A:はい、むしろ推奨いたします。病院の治療(排卵誘発剤の使用など)を邪魔することはありません。病院での治療効果を最大限に引き出すための「身体の土台作り」としてご利用ください。

    Q:鍼は痛くないですか?

    A:当院で使用する鍼は、髪の毛ほどの細さ(0.1mm〜)のものです。蚊に刺される感覚よりも小さく、ほとんど痛みを感じません。痛みによるストレスは妊活の大敵ですので、心地よくリラックスできる施術を心がけています。

    Q:薬を服用中でも受けられますか?

    A:問題ありません。鍼灸は薬の成分に影響を与えません。むしろ、薬の副作用による胃腸の疲れや、頭痛などを緩和する効果も期待できます。


    8. まとめ

    不妊治療に魔法の杖はありません。しかし、鍼灸治療はあなたの身体が本来持っている**「産む力」**を引き出し、最大限に高める強力なサポーターになります。

    1. 血流を良くして、卵子と子宮内膜の質を高める。

    2. 自律神経を整えて、ストレスから身体を守る。

    3. 移植前後のケアで、着床をサポートする。

    まずは一度、今のあなたの身体の状態をチェックしに来ませんか? 肩の力を抜いて、リラックスすることから始めましょう。私たちが全力でサポートいたします。

  • 四十肩が治らない原因は?深層に届く「アストロン」の効果と症状解説

    1. 「四十肩・五十肩」とは?なぜ起こるのか

    「洗濯物を干そうとすると肩に激痛が走る」 「夜、寝返りを打つだけで肩が痛くて目が覚める」

    ある日突然、このような症状に襲われたなら、それは一般的に**「四十肩」や「五十肩」と呼ばれる症状かもしれません。医学的には「肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)」**という正式名称があります。

    ただの「肩こり」とは全く違います

    多くの人が「ひどい肩こりだろう」と放置しがちですが、四十肩と肩こりは別物です。

    • 肩こり: 主に「筋肉」の疲労や血行不良が原因。

    • 四十肩: 肩の関節を覆っている**「関節包(かんせつほう)」や、骨と筋肉をつなぐ「腱(けん)」**が炎症を起こしている状態。

    なぜ40代・50代で発症するのか?(原因)

    最大の原因は、悲しいかな**「加齢による組織の変性(老化)」**です。 長年使い続けてきた肩関節の腱や靭帯は、年齢とともに柔軟性を失い、硬くもろくなります。そこに、日常の些細な動作の負担が蓄積したり、姿勢不良(猫背・巻き肩)によるストレスが加わったりすることで、組織が傷つき、激しい炎症を引き起こすのです。

    2. 「3つの病期(ステージ)」と症状の移り変わり

    四十肩は、発症から治癒まで、症状が変化する**3つのステージ(病期)**をたどります。 今、自分がどのステージにいるのかを知ることは、正しい治療を行う上で非常に重要です。

    ① 急性期(疼痛期):とにかく痛い時期

    • 期間: 発症〜数週間(長いと数ヶ月)

    • 症状: 炎症が最も強く、**「じっとしていても痛い(安静時痛)」や、「夜中にズキズキ痛む(夜間痛)」**が特徴です。ちょっと動かすだけで激痛が走ります。

    • 対策: 無理に動かすのは厳禁です。安静にし、炎症を抑えることが最優先です。

    ② 慢性期(拘縮期):固まって動かない時期

    • 期間: 急性期の後、半年〜1年程度

    • 症状: ズキズキする激痛は治まりますが、炎症の影響で関節包が硬く縮こまり(癒着)、**「腕が上がらない」「後ろに回せない」**といった可動域制限(拘縮)がメインになります。

    • 対策: この時期に適切な治療(温熱やリハビリ)を行わないと、関節が固まったままになり、回復が大幅に遅れます。

    ③ 回復期:徐々に動くようになる時期

    • 期間: 慢性期の後

    • 症状: 痛みや強張りが徐々に取れ、動かせる範囲が広がってきます。

    3. なぜ湿布やマッサージだけでは長引くのか?

    四十肩・五十肩で整形外科や整骨院に通っても、「なかなか良くならない」「1年以上痛いまま」という方が少なくありません。 なぜ、湿布や一般的なマッサージでは治りにくいのでしょうか?

    理由:「原因部位」が体の奥深すぎるから

    四十肩の主犯である「関節包」や「インナーマッスル(腱板)」は、分厚いアウターマッスル(三角筋など)のさらに奥深くに存在します。

    • 湿布: 表面の炎症は抑えられますが、深部の強烈な炎症や癒着までは成分が十分に届きません。

    • 手によるマッサージ: 表面の筋肉はほぐせますが、関節の奥にある「関節包の癒着」を直接剥がすことは困難です。無理に強く揉むと、逆に炎症を悪化させるリスクさえあります。

    つまり、四十肩を早期に改善するには、「手では届かない深層」へ直接アプローチできる手段が必要不可欠なのです。

    4. 四十肩の救世主!複合治療器「アストロン」の効果とは

    そこで当院が導入しているのが、四十肩治療の切り札となる**複合治療器「アストロン(ASTRON)」です。 アストロンは、プロスポーツ選手のケアにも使われる最新機器です。

    超音波による「深部温熱」で癒着を剥がす

    アストロンが出す超音波は、1秒間に100万回〜300万回という目に見えない高速振動を体の深部に伝えます。 この振動が**「ミクロマッサージ効果」**を生み出し、体の奥深く(関節包や腱)で摩擦熱を発生させます。お風呂やホットパックでは届かない深部を直接温めることで、硬く縮こまった関節包をバターのように溶かし、癒着を剥がしやすくします。

    「固まり」をほぐす(超音波)ことで、負のスパイラルを断ち切り、従来の治療よりも圧倒的に早い期間での回復を目指すことが可能です。

    5. 自宅でできる!四十肩のリハビリ・ストレッチ

    アストロンなどの治療と並行して、ご自宅でのセルフケアを行うことで回復スピードはさらに上がります。ただし、**「痛みのない範囲」**で行うことが鉄則です。

    ① アイロン体操(コッドマン体操)

    関節の隙間を広げ、固まりを防ぐ基本の運動です。

    1. 痛くない方の手でテーブルや椅子につき、前かがみになります。

    2. 痛い方の腕をダランと脱力して下に垂らします。(アイロンや水を入れたペットボトルを持つと効果的です)

    3. 振り子のように、前後・左右・円を描くように小さく揺らします。

    4. 自分の力で動かすのではなく、重力と反動を使うのがポイントです。

    ② 壁登りストレッチ(慢性期以降におすすめ)

    可動域を少しずつ広げるストレッチです。

    1. 壁に向かって立ち、両手を壁につきます。

    2. 指で壁を這うように、少しずつ手を上に滑らせていきます。

    3. 「これ以上行くと痛い」という手前で止め、そのまま膝を少し曲げて、脇を伸ばすように体重をかけます。

    その痛み、諦める前にご相談ください

    四十肩は「放っておけばいつか治る」と言われることもありますが、適切な処置をしないと関節が固まったまま(凍結肩)になり、後遺症が残ることもあります。

    深層まで届く「アストロン」と、専門家による適切なリハビリで、上がらなくなった腕と平穏な睡眠を取り戻しましょう。

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