首こり・肩こりは枕が原因?呼吸音で合わせる「枕診断」の驚きの効果

1. そもそも「眠りが浅くなってしまう」枕由来の3つの原因
「夜中に何度も目が覚める」「寝ても疲れが取れない」 その原因は、ストレスや体質ではなく、毎日使っている**「枕」**にあるかもしれません。 枕が合っていないと、睡眠中に体へどのような悪影響があるのでしょうか?医学的な3つの原因を解説します。
① 気道が圧迫されて「酸欠」になる
枕が高すぎると、顎(あご)が引けた状態になり、空気の通り道である「気道」が狭くなります。 すると、いびきをかきやすくなったり、一時的に呼吸が止まる(睡眠時無呼吸)状態になったりします。 脳が酸素不足を感じて「起きろ!」と指令を出すため、本人が気づかないレベルでの**「微小な覚醒」**が繰り返され、眠りが浅くなります。
② 「寝返り」が打てずに血流が滞る
睡眠において最も重要な機能の一つが「寝返り」です。 柔らかすぎる枕や、頭が沈み込む枕を使っていると、頭が固定されて寝返りがスムーズに打てなくなります。 同じ姿勢が続くと、身体の下側の血流が滞り、体温調節もうまくいきません。その不快感を解消するために、無駄な力を使って無理やり動くことになり、脳が休まらないのです。
③ 首の筋肉が常に「緊張」している(胸鎖乳突筋の過緊張)
枕の高さが合っていないと、重さ約5kgもある頭を支えるために、寝ている間ずっと首の筋肉(特に胸鎖乳突筋など)が緊張し続けます。 本来、リラックスすべき睡眠時間に筋肉が力んでいるため、自律神経の「交感神経(興奮モード)」が優位になり、深い睡眠(ノンレム睡眠)に入れなくなります。
2. 理想の枕とは?「枕診断」で見るべき医学的ポイント
では、どのような枕ならぐっすり眠れるのでしょうか? 当院では、「寝心地が良い=良い枕」とは判断しません。医学的な観点から、以下の3点を満たす状態を作れる枕こそが「理想の枕」と定義しています。
① 首の筋肉(胸鎖乳突筋)が緩んでいるか
仰向けになった時、首の筋肉(胸鎖乳突筋)がピンと張っていませんか? 適切な高さであれば、この筋肉がフニャフニャに緩みます。これが脳と体がリラックスできている証拠です。
② 安静時の「呼吸音」がスムーズか
気道が確保されていると、呼吸の音が静かでスムーズになります。 逆に枕が合っていないと、気道が狭くなり、わずかに「ヒュー」「ゴォ」といった雑音が混じります。
③ 「横隔膜」がしっかり動いているか
深呼吸をした時(努力呼吸時)、お腹の底から横隔膜がしっかり動いているかが重要です。 枕が合うと、呼吸筋が最大限にパフォーマンスを発揮できるようになり、酸素摂取量が増えます。
3. あなたの枕は大丈夫?セルフチェックと「枕診断」の違い
今の枕が自分に合っているかどうか、簡単なチェックリストで確認してみましょう。 一つでも当てはまる場合、枕が原因で睡眠の質が下がっている可能性があります。
危険信号!合わない枕のセルフチェック
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朝起きると、枕が頭から外れている(または遠くにある)。
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寝る時に、枕の下に手を入れて高さを調節している。
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朝起きた瞬間、首や肩にこり・痛みを感じる。
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枕の「フワフワ感」だけで選んで買った。
プロによる「枕診断」は何が違う?
自分で枕を選ぶと、どうしても「あ、気持ちいい」という**一瞬の感覚(好み)**で選びがちです。しかし、柔らかい枕は長時間寝ると首に負担をかけるケースが大半です。
当院の「枕診断」では、聴診器による呼吸音の確認や、自律神経測定器によるデータの可視化を行い、客観的な数値で「あなたの脳と体が最も休まる高さ」を割り出します。
4. 診断のポイント(メディカルジャパンの枕診断)
当院では、呼吸・嚥下のリハビリ技術と最新機器を組み合わせた、独自の診断システムを導入しています。
① 聴診器ワークによる「呼吸音」の測定
アメリカ製リットマンモデルの聴診器を使用し、実際の呼吸音を確認します。 高さの異なる枕(タオル等で調整)を使用した状態で、上部胸郭の呼吸音を聞き分けます。 「高さが1cm変わるだけで、呼吸の音が変わる」事実に、多くの患者様が驚かれます。
② 自律神経・末梢循環測定器(TAS9VIEW)による数値化
指先にセンサーを付け、枕の高さによって「血流量」や「自律神経バランス」がどう変化するかを測定します。
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不適合な枕(例:低すぎる1.5cm)の場合
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呼吸が苦しくなり、酸素濃度や動脈の血流量が低下します。数値としても「ストレス状態」が表れます。
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適合した枕(例:適切な6cm)の場合
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呼吸が楽になり、動脈の血流量が向上します。全身に酸素が行き渡り、血管年齢やストレス値も良好なデータが出ます。
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このように、**「データで適合性を証明する」**のが当院の枕診断の最大の特徴です。
5. 枕を変えるとどうなる?正しい枕の3つの「効果」
枕診断を経て、自分の骨格に完璧にフィットする「正しい枕」を使った時、身体には驚くべき変化が現れます。
効果① 睡眠の質向上と疲労回復(ノンレム睡眠)
呼吸が深くなり、酸素が脳に十分に行き渡ることで、深い睡眠(ノンレム睡眠ステージ4)に入りやすくなります。 これにより、成長ホルモンの分泌が最大化され、寝ている間に体の修復や疲労回復が効率よく行われます。
効果② 不定愁訴(頭痛・めまい)の改善
首の緊張が取れ、脳への血流が良くなることで、原因不明の頭痛やめまい、耳鳴りといった「不定愁訴」が改善するケースが多くあります。 自律神経の乱れにお悩みの方にも非常に効果的です。
効果③ 生活習慣病の予防(肩こり・腰痛)
睡眠中の姿勢が整うことで、慢性的な肩こりや腰痛の予防・改善につながります。 当院では、診断結果に基づき、ご自宅にあるバスタオルや玄関マットを使った「手作り枕」の調整方法もお教えしていますので、高価な枕を買わなくてもすぐに実践可能です。
枕は、人生の3分の1を過ごす睡眠時間を支える**「医療器具」**のような存在です。 「たかが枕」と思わずに、一度プロの診断(聴診器・データ測定)を受けて、ご自身の身体に本当に合った枕を見つけてみませんか?



