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  • 🌿 自律神経を整える簡単テクニック 〜毎日の小さな習慣で「オン/オフ」の切り替え上手に〜

    最近、なんとなく疲れやすいと感じていませんか?

    「眠っても疲れが取れない」
    「集中力が続かない」「気持ちが落ち着かない」――

    こうした不調の原因は、実は“自律神経の乱れ”かもしれません。
    自律神経は、私たちの体温・呼吸・心拍・消化など、生命維持に欠かせない働きを自動でコントロールしています。

    しかし、ストレス・スマホ・運動不足・夜更かしなどの現代生活では、
    この神経の“オン(交感神経)”と“オフ(副交感神経)”のバランスが崩れやすくなっています。

    この記事では、
    💡 自律神経が乱れる仕組み
    💡 朝・昼・夜の時間帯別ケア
    💡 簡単にできる整えテクニック
    を、初心者にもわかりやすく紹介します。


    1. なぜ自律神経は乱れるのか?基本のメカニズム

    ▶ 自律神経とは?

    自律神経は、**交感神経(活動モード)副交感神経(休息モード)**の2種類があります。

    • 朝や日中は「交感神経」が優位になり、活動スイッチがON。

    • 夜やリラックス時には「副交感神経」が優位になり、回復スイッチがON。

    この切り替えがうまくいかないと、体も心も“休まらない”状態になってしまいます。


    ▶ 乱れる主な原因

    1. ストレス・緊張
       → 常に交感神経が優位になり、体が休まらない。

    2. スマホ・夜更かし
       → ブルーライトや刺激で副交感神経の働きが低下。

    3. 運動不足・姿勢不良
       → 血流が悪くなり、体温調整が難しくなる。

    4. 不規則な生活・食事
       → 体内時計が乱れ、リズムが崩れる。


    ▶ 自律神経が乱れたときのサイン

    • 朝起きてもスッキリしない

    • 冷えや肩こりがつらい

    • 頭痛やめまい、動悸が起きやすい

    • 気持ちが落ち込みやすい

    これらが続く場合は、自律神経の「切り替え機能」が弱まっているサインです。


    2. 朝・昼・夜でできる“簡単テクニック”

    🌅 朝:交感神経をゆるやかにONにする

    ▷ 朝日を浴びる(5分〜10分)

    朝の光には「体内時計をリセットする働き」があります。
    起きたらカーテンを開け、ベランダや窓際で軽く深呼吸を。

    💡 ポイント
    朝日を浴びることで、幸せホルモン“セロトニン”が分泌され、気分もスッキリします。


    ▷ 朝の軽い運動やストレッチ

    首や肩、背中を伸ばすだけでOK。
    筋肉を動かすことで血流が促進され、交感神経が自然に働き始めます。


    🌞 昼:活動モードと休息モードを上手に切り替える

    ▷ 姿勢を正す

    背中が丸まると、呼吸が浅くなり、酸素が体に届きにくくなります。
    意識して「背筋を伸ばす」「肩を軽く後ろに引く」だけで、集中力がアップします。


    ▷ こまめに体を動かす

    1時間に1回は立ち上がって、首・肩・足首を回しましょう。
    これだけでも血流がよくなり、自律神経のバランスがリセットされます。

    💡 オフィスでは「階段を使う」「電話中に立つ」などの小さな動きも効果的。


    🌙 夜:副交感神経をONにして深く休む

    ▷ ぬるめのお風呂に浸かる(38〜40℃×15分)

    熱すぎるお湯は交感神経を刺激してしまいます。
    ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、体の芯から温まり、副交感神経が優位になります。

    🫧 おすすめ
    湯船に浸かりながら、足裏やふくらはぎをマッサージするとより効果的。


    ▷ スマホ・PCは寝る1時間前にOFF

    ブルーライトは脳を「昼」と勘違いさせます。
    寝る前は照明を落とし、読書や呼吸法などのリラックス時間に切り替えましょう。


    ▷ 深呼吸・腹式呼吸

    寝る前に5分だけ、ゆっくりとした腹式呼吸を。
    「4秒吸って、6秒吐く」を意識すると、副交感神経が優位になり、眠りが深くなります。


    3. 身体・習慣・環境から整えるテクニック

    ▶ 姿勢を整える

    首や背中がこると、神経の通り道である背骨の働きが鈍くなります。
    デスクワークでは、腰を立てて骨盤をまっすぐ保つ意識を持ちましょう。


    ▶ 軽い運動を習慣に

    ウォーキング・ヨガ・ストレッチなど、軽く汗をかく運動を週3回。
    筋肉が動くことで血流が改善し、自律神経が安定します。

    💡 特におすすめは**「朝の10分ウォーク」+「夜の深呼吸」**の組み合わせ。


    ▶ 生活環境の調整

    • 寝室は22〜24℃で保温

    • 寝る前に部屋の明かりを落とす

    • 好きな香り(ラベンダー・ベルガモットなど)でリラックス

    小さな「快適」が、自律神経を落ち着かせます。


    4. よくある誤解と注意点

    ❌ 「短期間で治す」はNG

    自律神経の乱れは、日々の積み重ねが原因。
    “3日で治す”ではなく、“毎日の小さな習慣を整える”が基本です。


    ❌ ハードな運動・過剰な刺激は逆効果

    自律神経が過敏なときに、激しい運動やサウナなど強い刺激を与えると、
    逆に交感神経が優位になり、不調が悪化することがあります。


    ❌ 食事・睡眠を軽視しない

    食事のリズムが乱れると、腸内環境→自律神経にも悪影響が。
    「朝食を抜かない」「寝る前の食事を控える」など基本のリズムを意識しましょう。


    5. まとめ:小さな“習慣リセット”が自律神経を整える近道

    • 自律神経は“心と体のスイッチ”

    • 朝・昼・夜それぞれに整えるタイミングがある

    • 難しいことではなく、「続けられる小さな習慣」が効果を発揮

    今日からできることは――
    ☀️ 朝、カーテンを開けて深呼吸
    🚶‍♀️ 昼、1時間に1回は立ち上がる
    🛁 夜、ぬるめのお風呂でリラックス

    この3つだけでも、自律神経のバランスは確実に整い始めます✨

  • ストレス・首こり・自律神経の乱れが耳鳴りを悪化させる?鍼灸で根本ケア

    1. 耳鳴りに“自律神経”が深く関わる理由

    「キーン」「ジーッ」「ゴーッ」
    耳鳴りは音源がないのに音を感じる不思議な症状です。

    耳そのものに異常がなくても起こるため、
    「病院では異常なしだったけれど、音が気になる…」
    「ストレスが強いと耳鳴りが悪化する」
    と感じる方も多いのではないでしょうか。

    実はこのタイプの耳鳴りは、
    自律神経(交感神経・副交感神経)の乱れ と深く関係しています。

    ・ストレスが続く

    ・慢性の肩こり・首こり

    ・睡眠不足

    ・冷え

    こうした状態が続くと、内耳(聴覚のセンサー部分)の血流が低下し、
    耳鳴りが感じやすくなる“過敏な状態”になります。

    そして、鍼灸はこの自律神経の乱れや血流の低下に直接アプローチできる貴重な方法として注目されています。

    2. 耳鳴りの種類と症状の特徴

    耳鳴りには大きく分けて2種類あります。

    ◆① 自覚的耳鳴り

    もっとも多いタイプで、
    「環境には音がないのに、本人だけが音を感じる」状態です。
    ストレス・血流不足・自律神経の乱れが原因になるケースが多いです。

    ◆② 他覚的耳鳴り

    実際に身体の中の音(血流音など)が原因で、稀なタイプです。
    耳鼻科で治療対象になる場合があります。

    病院で異常がないのに続く耳鳴りは、
    ほとんどが 自律神経の乱れや首肩の緊張による「機能的耳鳴り」 とされています。

    3. 自律神経が乱れると耳鳴りが起きるメカニズム

    耳鳴りは「耳の病気」というイメージが強いかもしれません。
    しかし、実際には 全身のバランス(自律神経・血流・姿勢)が関わる“全身症状” です。

    ◆① 交感神経が優位になる

    ストレス・忙しさ・緊張が続くと交感神経が高まり、
    内耳の血管が収縮 → 血流低下 → 過敏な状態 → 耳鳴り増悪

    ◆② 首こり・肩こりによる血流障害

    首〜耳の周りは細い血管と神経が多く、コリが強いと血流が下がり耳鳴りが悪化します。

    ◆③ スマホ姿勢(ストレートネック)

    長時間の下向き姿勢で頸椎のカーブが崩れ、自律神経に関わる部位が圧迫されやすくなります。

    ◆④ 睡眠不足

    脳の興奮状態が続き、音を“拾いすぎる状態”になってしまいます。

    耳鳴りは 耳だけの問題ではなく、体全体の緊張・血流・ストレスの影響で悪化する のです。

    4. 耳鳴りを悪化させる要因

    以下のような習慣・状態があると耳鳴りが悪化しやすくなります。
    いくつ当てはまりますか?

    ☑ ストレスが続いている
    ☑ 寝不足・眠りが浅い
    ☑ 首こり・肩こりが強い
    ☑ スマホ時間が長い
    ☑ カフェインをよく飲む
    ☑ 寒さ・冷えを感じやすい
    ☑ 低気圧で体調が崩れる
    ☑ 食いしばり・歯ぎしりがある
    ☑ 姿勢が悪い
    ☑ 運動不足
    ☑ 不安が強く、緊張しやすい

    3つ以上当てはまる方は、耳鳴りが悪化しやすい状態です。

    5. 鍼灸が耳鳴り改善に役立つ理由

    耳鳴りに対する鍼灸は、
    「原因に直接アプローチできる」数少ない方法です。

    ◆【科学的(西洋医学的)作用】

    ・自律神経のバランス調整

    ・首肩の筋緊張を緩める

    ・内耳・側頭部の血流改善

    ・ストレスホルモンを下げる

    ・呼吸が深くなり睡眠の質が向上

    鍼の刺激は迷走神経を通してリラックス反応を促し、
    耳鳴りの根本にある“交感神経の過活動”を和らげます。

    ◆【東洋医学的作用】

    ・気血の巡りを良くする

    ・「肝・腎」の乱れを整える

    ・ストレス・緊張・冷えの改善

    耳鳴りは東洋医学では「気滞」「肝の不調」と深く関係します。
    自律神経と東洋医学の考え方がリンクしているため、鍼灸は相性の良い治療法です。

    6. 自宅でできる自律神経ケア × 耳鳴り改善法

    ◆① 首を温める

    ホットタオル・ネックウォーマーで血流改善。

    ◆② 深い呼吸を意識する

    4秒吸って、6秒かけて吐くと副交感神経が働きます。

    ◆③ スマホ姿勢を改善する

    目線を上げる・顎を引くことで首の負担を軽減。

    ◆④ カフェイン量を見直す

    コーヒー・エナジードリンクを控えるだけで音が軽減する人も。

    ◆⑤ 良い睡眠のためのルーティン

    寝る前のスマホOFF・軽いストレッチ・湯船につかる習慣。

    ◆⑥ 軽く体を動かす

    ウォーキングや肩甲骨体操で全身の循環を改善。

    ★耳鳴りに関する詳細はこちら

  • 冬の怪我を防ぐ!アスリートが実践すべき寒さ対策と予防法

    冬はアスリートにとって危険な季節?

    冬のシーズンになると、「体が思うように動かない」「練習中に足をひねった」「滑って転倒した」などの怪我が増える傾向があります。
    これは単なる“偶然”ではなく、冬特有の環境と身体の状態が密接に関係しています。

    気温が低くなると筋肉が硬くなり、関節の動きが制限されやすくなります。
    また、雪や氷による滑りやすい路面、視界不良、装備の不備なども大きなリスク要因です。

    特にアスリートは、年間を通してトレーニングを行うため、
    「冬だから少しだけ注意」ではなく、**“冬専用の怪我予防戦略”**を立てる必要があります。

    この記事では、

    • 冬の怪我が起こりやすい理由

    • よく見られる部位・症状

    • 冬場に実践すべき予防・リカバリー方法
      を、専門的な視点でわかりやすく紹介します。


    1. なぜ冬は怪我が起きやすいのか?冬季特有のメカニズム

    ▶ 筋肉と関節の柔軟性が低下する

    寒さにより筋温(筋肉の温度)が下がると、筋肉の伸び縮みがスムーズにできなくなり、
    肉離れ・捻挫・靭帯損傷などのリスクが上がります。
    また、関節の可動域も狭くなり、瞬発的な動作(ダッシュ・ジャンプ・切り返し)で損傷しやすくなります。


    ▶ 冬特有の環境リスク

    • 雪・氷による滑り

    • 路面の凍結

    • 屋外競技における視界不良

    • 室内外の温度差による血流不安定

    これらの要因が重なり、転倒・打撲・骨折・頭部外傷など、事故型の怪我が多発します。


    ▶ ウォームアップ不足とオーバートレーニング

    寒い中でのトレーニングでは、ウォームアップを短縮しがちです。
    しかし、十分に体を温めずに高強度の練習を行うと、
    筋・腱への負担が大きくなり、怪我だけでなく疲労蓄積によるパフォーマンス低下にもつながります。


    2. 冬に多い怪我の部位・種類とその特徴

    🦵 膝の怪我(ACL損傷・半月板損傷など)

    スキーやサッカーなどで多いのが膝の靭帯損傷です。
    雪上では足が固定されやすく、体の回旋動作で膝にねじれの力が集中します。
    また、冷えによる筋力低下で膝関節を守る力が弱まり、受傷リスクが上昇します。


    🦶 足首・足関節の捻挫・骨折

    滑りやすい地面やアイスバーンでの転倒で発生しやすく、特に**内反捻挫(足首を内側にひねる)**が多発します。
    疲労や靴の摩耗も影響しやすいため、シューズのグリップチェックが予防の第一歩です。


    🧠 頭部・頸部の外傷

    スノーボード・アイスホッケー・自転車トレーニングなどでは、転倒時に頭を打つケースが増えます。
    ヘルメットの着用・フィッティング確認は命を守る基本対策。
    軽度でも「めまい」「頭痛」が続く場合は、脳震盪(のうしんとう)の可能性があるため、医療機関の受診が必要です。


    💪 筋肉・腱の損傷(肉離れ・腱炎など)

    寒さで筋肉の伸縮性が低下している状態で、急にスプリントや方向転換を行うと、
    ハムストリングス(もも裏)やふくらはぎに肉離れが発生しやすくなります。
    ストレッチ不足・前日の疲労残りにも注意が必要です。


    3. アスリートが実践すべき冬の怪我予防策

    ▶ ① ウォームアップで筋温を上げる

    静的ストレッチではなく、**動的ストレッチ(アクティブウォームアップ)**を行いましょう。

    • その場ジャンプ・ランジ・肩回し・スキップなど

    • 心拍数が少し上がる程度まで動く
      これにより筋温を2〜3℃上げることができ、怪我予防効果が高まります。


    ▶ ② 装備と環境を整える

    • ソールの摩耗チェック

    • 滑り止め・グリップ力のあるシューズ

    • 保温インナーで冷えを防ぐ

    • 手袋・ネックウォーマーで血流維持

    また、雪・氷など路面の状態をトレーニング前に確認することも重要です。


    ▶ ③ 栄養・睡眠でリカバリー体制を強化

    寒い時期は代謝が上がり、体がエネルギーを多く消費します。

    • 炭水化物でエネルギー補給

    • タンパク質で筋肉の回復促進

    • ビタミンE・Cで血流と抗酸化をサポート
      睡眠の質も怪我予防の鍵。最低7時間は確保し、疲労の蓄積を防ぎましょう。


    ▶ ④ 冬季のトレーニング量・内容の調整

    オフシーズンの冬は「筋力強化期」としてトレーニング負荷を高めがちです。
    しかし、疲労や関節へのストレスを考慮し、
    週1〜2回は完全休養日を設け、過負荷を防ぐことが長期的なパフォーマンス維持につながります。


    4. 怪我後の復帰・再発防止のために押さえておくべきポイント

    ▶ 怪我直後:応急処置(RICE処置)を徹底

    Rest(安静)/Ice(冷却)/Compression(圧迫)/Elevation(挙上)
    この初期対応が回復スピードを大きく左右します。
    腫れが引かない・痛みが強い場合は無理せず整形外科へ。


    ▶ 復帰時期とリハビリの考え方

    冬季は治癒過程が遅れやすく、再発率も高い傾向があります。

    • 可動域→筋力→バランス→実戦動作の順に段階的復帰

    • 再発予防としてフォーム修正と筋バランスをチェック


    ▶ チーム・トレーナーと連携して再発防止

    一人で判断せず、医師・トレーナー・コーチと情報を共有することが重要です。
    定期的に関節可動域や筋力の左右差をチェックし、弱点部位を見逃さないことが再発予防の基本です。


    5. まとめ:冬の環境を“敵”ではなく“戦略”に変える

    • 冬の怪我は、寒さ・滑り・ウォームアップ不足が主な原因

    • 体温を上げる・装備を整える・休養を取ることで大部分は予防可能

    • 怪我のリスクを減らす=安定したパフォーマンス維持につながる

    冬の環境は厳しいですが、適切に対策を行えばトレーニング効率と安全性はむしろ向上します。
    この冬は「ケガをしない体づくり」をテーマに、次のシーズンへと備えましょう❄️💪

  • 胃下垂を改善!インナーマッスルを鍛えて内臓を引き上げる簡単トレーニング

    痩せているのに「お腹だけ出る」その原因は?

    「食後にお腹がポッコリ出る」
    「姿勢が悪くて胃が重く感じる」
    「痩せているのに下腹だけ出ている」

    こうした悩みの裏には、**“胃下垂(いかすい)”**が隠れている場合があります。

    胃下垂とは、胃を支える筋肉(腹筋群や骨盤底筋)が弱くなり、
    胃が本来の位置より下へ下がってしまう状態です。
    見た目の問題だけでなく、消化不良・倦怠感・便秘・冷えなどの不調にもつながります。

    この記事では、

    • 胃下垂の原因と体のメカニズム

    • 改善に効果的なトレーニングと姿勢ケア

    • 日常でできるセルフケアのポイント
      を、専門的にわかりやすく紹介します。


    1. 胃下垂とは何か?原因と身体の仕組み

    ▶ 胃下垂の基本メカニズム

    胃は、腹壁や腸腰筋・横隔膜・骨盤底筋などによって支えられています。
    これらの筋肉が弱くなると、腹腔内の圧力(=腹圧)が低下し、
    胃を上から支える力がなくなり、重力によって胃が下方へ移動します。


    ▶ なぜ“下がる”のか?主な原因

    1. 筋力低下(インナーマッスルの衰え)
       → 腹横筋・骨盤底筋・腸腰筋が弱まると、内臓を支える力が減少。

    2. 猫背や反り腰などの姿勢不良
       → 胃を支える軸が崩れ、内臓全体が前下方へ落ち込みやすくなる。

    3. 過度なダイエットや食生活の乱れ
       → 栄養不足で筋肉量が減り、胃の位置が安定しにくくなる。


    ▶ 胃下垂が引き起こす症状

    • 食後の膨満感・胃もたれ

    • 便秘・お腹の冷え

    • 姿勢の悪化・腰痛・倦怠感

    • 下腹ぽっこり

    💡 ポイント:
    胃下垂は「筋力・姿勢・腹圧」すべてのバランスが崩れた結果。
    改善には「支える筋肉を鍛える」「姿勢を整える」「呼吸を見直す」ことが鍵になります。


    2. 胃を支える筋肉と姿勢に効く“正しいトレーニング”

    ▶ インナーマッスルを鍛える意味

    腹筋といっても、表面の“シックスパック”ではなく、
    お腹の奥にある腹横筋(ふくおうきん)や骨盤底筋を使うことが大切です。
    これらは「天然のコルセット」と呼ばれ、内臓を持ち上げる力を担っています。


    ▶ 基本トレーニング①:ドローイン(腹横筋を使う呼吸法)

    1. 仰向けになり、膝を立ててリラックス。

    2. 鼻からゆっくり息を吸いながらお腹を膨らませる。

    3. 口から細く長く息を吐きながら、お腹を“背中に押し付けるように凹ませる”。
      → この時、骨盤底筋(下腹の奥)が軽く引き上がるのを感じるのがポイント。

    💡 毎日5回×3セットでもOK。
    呼吸と姿勢の意識を同時に整える効果があります。


    ▶ 基本トレーニング②:プランク(体幹強化)

    1. 肘とつま先で体を支え、体を一直線に保つ。

    2. 腰が落ちないよう注意し、20〜30秒キープ。
      → 慣れてきたら片足を浮かせる・時間を伸ばすなどで負荷を調整。

    💡 **体幹を支える“360度の腹圧”**を意識すると、内臓をしっかり支える感覚が身につきます。


    ▶ 基本トレーニング③:レッグレイズ(下腹部強化)

    1. 仰向けで寝て、脚をそろえてまっすぐ上に上げる。

    2. ゆっくり床ギリギリまで下げ、再び持ち上げる。
      → 腰が反らないよう、お腹に力を入れて行うのがコツ。


    ▶ ヨガ・ストレッチの活用

    • 肩立ちのポーズ(サルヴァンガーサナ):重力に逆らい、胃腸を持ち上げる。

    • 猫のポーズ(マルジャリアーサナ):背骨を動かして内臓を刺激。

    • 骨盤リフト:お尻を上げて下腹を引き上げ、血流を改善。

    💡 ヨガは「内臓のマッサージ+呼吸トレーニング」の要素もあり、初心者にもおすすめ。


    3. 呼吸・腹圧・姿勢を味方につけるセルフケア

    ▶ 横隔膜呼吸で“内臓を上から支える”

    呼吸を深く行うと、横隔膜が上下に動き、内臓を自然にマッサージしてくれます。
    特に腹式呼吸(鼻で吸ってお腹を膨らませ、口で吐く)を続けると、腹圧が高まり胃が引き上がります。

    💡 1日数回、椅子に座ったままでもOK。
    背筋を伸ばして深呼吸を繰り返すだけでも、内臓を支える練習になります。


    ▶ 姿勢を整える

    猫背や反り腰は、胃を前下方へ引っ張ります。
    ・骨盤を立てて座る
    ・背中を壁に沿わせる
    ・スマホを目の高さに上げる
    といった小さな意識の積み重ねで、内臓の位置は安定します。


    ▶ 日常でできる習慣

    • 食後すぐに横にならない

    • 長時間の座りっぱなしを避ける

    • 腹巻きやお湯でお腹を温め、筋肉を冷やさない


    4. よくある誤解・注意点と「これだけでは治らない」ケース

    ▶ 腹筋をたくさんすれば治る?

    表層の腹筋(シットアップ)は逆効果のことも。
    腹筋上部ばかり鍛えると腹圧が下がり、かえって内臓が落ちやすくなります。
    ポイントは「力を入れる」のではなく、「支える力」を鍛えること。


    ▶ サプリ・マッサージだけでは不十分

    消化機能の改善には役立ちますが、根本的な“支える筋力”を取り戻すには、運動+姿勢の意識が欠かせません。


    ▶ 医療機関を受診すべきサイン

    • 食後の強い胃痛・吐き気・極端な体重減少

    • 慢性的な便秘や下痢
      これらがある場合は、整形外科・消化器内科で診察を受けましょう。


    5. まとめ:トレーニングで“支える体”をつくろう

    • 胃下垂は「筋力・姿勢・腹圧のバランス」が崩れた結果。

    • 改善にはインナーマッスル+呼吸+姿勢改善の3本柱が必要。

    • 小さな習慣を続けることで、内臓の位置は少しずつ戻っていきます。

    トレーニングの目的は“鍛える”より“支える”。
    今日から呼吸と姿勢を整えて、軽やかな体の内側を取り戻しましょう🌿

  • エコー評価と治療の活用


    エコーとは?

    エコー(超音波画像診断装置)は、体内の筋肉・腱・靭帯・血管・神経などの状態をリアルタイムで観察できる非侵襲的な医療機器です。放射線被ばくの心配もなく、安全に繰り返し使用できるのが特徴です。

    エコー評価でわかること

    • 筋肉・腱・靱帯の損傷:肉離れ、腱炎、靱帯損傷などの状態を確認
    • 血管の状態:浮腫や血流障害の原因となる血管の狭窄・うっ滞の評価
    • 神経の圧迫部位:しびれや神経痛の原因を視覚的に特定

    エコーの利点とは

    1. 1.リアルタイムでの観察が可能
    2. 2.放射線被爆がないため安全
    3. 3.繰り返し使用できる(経過観察に適する)
    4. 4.可動域を動かしながらの動態評価ができる

    治療への活用

    • 鍼灸や手技療法の安全確認:重要な血管や神経を避けて施術するため、エコーでの事前確認や施術中のガイドが有効です。
    • 痛みの原因を正確に特定:硬結(コリ)や炎症部位を正確に可視化することで、治療のピンポイント化が可能になります。
    • 治療効果の見える化:施術前後での筋肉の動きや炎症の変化を比較することで、効果を客観的に評価できます。

    こんな方におすすめ

    • ・繰り返す捻挫や肉離れでお悩みの方
    • ・しびれや慢性的な痛みが続いている方
    • ・安全な鍼灸治療を希望する方
    • ・治療効果をしっかりと確認したい方

    まとめ

    エコーを活用することで、「どこに問題があるのか」「安全に施術できているか」を可視化し、より的確かつ安心できる治療が可能になります。メディカルジャパンでは、エコーを駆使した質の高い施術で、皆様の健康回復をお手伝いいたします。