スタッフブログ – 立川No.1実績|選ばれる整体・鍼灸院|メディカルジャパン立川
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  • 気圧による首肩の重さや頭痛に——鍼治療でできること

    低気圧や気圧の急降下は、片頭痛や緊張型頭痛の誘因になりやすいことが研究でも示されています。特に「天気が崩れる前から首筋が重い」「低気圧の前後で頭痛が強くなる」といった訴えは少なくありません。

    鍼治療がねらう3つのポイント

    ①筋・筋膜の過緊張をほどく

    首肩(僧帽筋・頭板状筋・後頭下筋群・胸鎖乳突筋など)のこわばりやトリガーポイントを的確に刺激し、
    血流と筋膜の滑走を改善して、重だるさや後頭部の痛みをやわらげます。

    ②痛みの回路を鎮める

    鍼刺激は末梢—脊髄レベルの“痛みのゲート”に働きかけ、
    痛みの伝達を抑えることで「痛みの感じ方」そのものを落ち着かせます。

    ③自律神経のバランスを整える

    気圧変化によって乱れやすい交感神経の緊張をリセットし、
    呼吸や睡眠の質の改善にもつなげていきます。

    「天気のせいだから仕方ない」と諦めず、
    予防×調整で“揺れにくいカラダ”をつくっていきましょう。

  • ♨️ 冷え性対策に“お風呂でできるツボ押し”

    手足が冷える…それ、冷え性かもしれません

    冬だけでなく、エアコンの効いた夏や季節の変わり目にも
    「手先・足先が冷える」「お風呂に入ってもすぐ冷える」
    そんなお悩みはありませんか?

    その原因の多くは、血流の滞りや自律神経の乱れによるもの。
    放っておくと肩こり・頭痛・むくみ・睡眠の質の低下など、
    体全体の不調へとつながることもあります。

    でもご安心ください。
    毎日のお風呂タイムをちょっと工夫するだけで、
    冷え性は“自然に整える”ことができます🛁✨

    この記事では、

    • 冷え性の原因とお風呂+ツボ押しの関係

    • お風呂で押すと良いツボの場所と押し方

    • 入浴中・入浴後にできる冷え性ケア習慣
      を、初心者の方にもわかりやすく解説します🌿


    1. なぜお風呂+ツボ押しで冷え性が改善するのか?

    ▶ 冷え性とは?

    冷え性とは、体の熱がうまく循環せずに一部の部位(手足など)が冷える状態をいいます。
    原因は大きく3つ:

    1. 血行不良(筋肉不足・姿勢の乱れ・長時間同じ姿勢)

    2. 自律神経の乱れ(ストレス・睡眠不足・ホルモンバランス)

    3. 低体温や代謝の低下(運動不足・栄養バランスの偏り)


    ▶ お風呂の温熱効果で「血流+自律神経」をリセット

    お湯に浸かることで血管が広がり、体の隅々まで温かい血液が流れます。
    また、副交感神経(リラックス神経)が優位になり、
    冷えの原因となる交感神経の過緊張をやわらげます。

    つまり、入浴は“体の外から温めながら、自律神経を内側から整える”最高のセルフケア。


    ▶ ツボ押しを組み合わせることで、温め効果が倍増!

    ツボ押し(経絡刺激)は、血流やリンパの流れを改善し、
    体内の巡りを整える働きがあります。
    お風呂で体が温まっている状態で押すと、
    筋肉がやわらかくなり、ツボの効果がさらに高まります。


    2. お風呂で押したい「冷え性に効くツボ」6選

    ♨️ ① 三陰交(さんいんこう)

    📍内くるぶしの上、指4本分のところ
    👣 女性ホルモン・血流・代謝を整える“万能ツボ”
    🧘‍♀️ 冷え・月経不調・むくみにも◎

    押し方:
    湯船に浸かりながら、親指でじんわり5秒押し→ゆっくり離す。
    これを3〜5回繰り返します。


    ♨️ ② 湧泉(ゆうせん)

    📍足裏の土踏まずやや上。足の指を曲げたときにできるくぼみ。
    🔥 “元気が湧き出るツボ”と呼ばれ、全身の冷えを改善。

    押し方:
    反対の親指で強めにグッと押すか、ゴルフボールで転がすのもOK!


    ♨️ ③ 合谷(ごうこく)

    📍手の甲、親指と人差し指の骨が交わるところ。
    🖐 全身の血流と代謝を高める、肩こり・頭痛にも◎。

    押し方:
    親指でじんわり押し込み、少し痛気持ちいい強さで5秒キープ。


    ♨️ ④ 大椎(だいつい)

    📍首の付け根(首を前に倒したとき、背骨が出る部分の下)。
    🔥 体の“スイッチツボ”。免疫・代謝アップに効果的!

    押し方:
    タオルで温めたり、シャワーを当てるのもおすすめ。


    ♨️ ⑤ 気海(きかい)

    📍おへそから指2本分下。
    🩸 体の「エネルギーの海」と言われ、血流・体温・免疫力を高めます。

    押し方:
    両手をお腹にあて、軽く円を描くようにマッサージ。
    冷え性だけでなく、疲れやストレスにも効果的です。


    ♨️ ⑥ 太谿(たいけい)

    📍内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ。
    🦶 冷え・むくみ・足のだるさを改善し、腎の働きを整えるツボ。

    押し方:
    親指で軽く押しながら、足首を回すと◎。血流がスムーズになります。


    3. 入浴中・入浴後にできる“ツボ押し+温活”のステップ

    ▶ 入浴前の準備

    • お湯の温度は38〜40℃程度(熱すぎると血圧が上がるため注意)

    • 入浴時間は10〜15分を目安に。半身浴でもOK。

    • 深呼吸をしながらゆっくり浸かることで、副交感神経がONになります。


    ▶ 入浴中のツボ押し

    • 湯に浸かりながら「三陰交」「湧泉」を中心に刺激。

    • 親指で5秒押して5秒離すを5セット。

    • 痛みを感じない程度の「じんわり圧」がベスト。

    💡 コツ:
    「痛い!」よりも“気持ちいい”くらいで止めるのが◎。


    ▶ 入浴後のケア

    • 足首・ふくらはぎをタオルで包み、冷やさないようにする。

    • ボディオイルで軽くマッサージして血流をキープ。

    • 靴下を履いて、温かさを“閉じ込める”のがポイント。


    4. よくある疑問と注意点(FAQ)

    Q1. 強く押した方が効果がありますか?
    → NO!強すぎる刺激は筋肉を緊張させ逆効果。やさしく5秒押しが基本です。

    Q2. 妊娠中でもツボ押ししていい?
    → 「三陰交」など一部のツボは避けましょう。妊娠中の方は専門家に確認を。

    Q3. お風呂に入れない日は?
    → 蒸しタオルや足湯でもOK!「温め+ツボ刺激」を意識しましょう。


    5. まとめ:ツボ押し+お風呂で“冷え知らず”の体へ

    • 冷え性は、血流・自律神経・筋肉のバランスが崩れて起こる。

    • 入浴とツボ押しを組み合わせることで、体の内外から温めることが可能。

    • 続けることで体が「温まりやすい」状態に変わり、自然に巡りが良くなる。

    毎日のお風呂時間を、“体を整える温活タイム”に🌸
    今日からツボ押し習慣で、ポカポカ体質づくりを始めましょう♨️💆‍♀️

  • 鍼通電療法(鍼パルス治療)のご紹介

    鍼パルス治療(鍼通電療法)ってどんなもの?

    最近、「鍼に電気を流す治療ってどんな感じなんですか?」というご質問を多くいただきます。今回は、当院でもリピーターの多い人気施術「鍼通電療法」について、スタッフの視点から詳しくご紹介したいと思います。

    鍼パルス治療の主な効果

    鍼通電療法では、鍼を刺した状態で微弱な電気を流し、筋肉や神経にアプローチしていきます。手技だけでは届かない深部の筋肉や神経にも刺激を与えることができ、以下のような効果が期待されます。

    • ・筋肉の緊張緩和:筋肉を一定のリズムで収縮・弛緩させることで、凝り固まった筋肉がゆるみ、血流も改善します。特に肩こり、腰痛、坐骨神経痛に効果的です。
    • ・鎮痛作用:電気刺激によって脳内で「エンドルフィン(内因性モルヒネ様物質)」が分泌され、痛みを緩和。慢性的な痛みだけでなく、ぎっくり腰など急性の痛みにも対応可能です。
    • ・血流改善:収縮と弛緩の繰り返しが血液とリンパの流れを促進。むくみや冷えに悩む方にもおすすめです。
    • ・神経の調整:リズミカルな刺激を末梢神経に与えることで、神経の興奮や伝達を調整。しびれや神経痛にも有効です。
    • ・リハビリ効果:筋萎縮の予防や神経麻痺の回復にも利用されており、西洋医学でも電気刺激療法(EMS)がリハビリの現場で活用されています。

    以下のようなお悩みをお持ちの方に特におすすめです。

    • ・肩こり・首こり
    • ・慢性腰痛・ぎっくり腰・坐骨神経痛
    • ・膝などの関節痛
    • ・顔面神経麻痺、手足のしびれ
    • ・スポーツによる筋肉疲労や障害
    • ・冷えやむくみによる不調

    他の治療との相性も抜群!

    鍼パルス治療は、他の治療と組み合わせることで、さらに効果を高めることができます。例えば:

    • お灸などの温熱療法:血流改善をさらに促進し、緊張した筋肉をよりほぐしやすくなります。
    • 手技療法(指圧・マッサージ):パルスで深部筋を刺激し、表層は手技でアプローチすることで全体のバランスが整います。
    • ストレッチ指導:施術後の筋肉の柔軟性を保ち、再発予防にも効果的です。

    スタッフからのひとこと

    「電気」と聞くと不安になる方もいらっしゃいますが、実際は「心地よい刺激」と感じる方が多く、施術中に眠ってしまうこともあるくらいです。通常の鍼治療にプラスすることで、より深い改善を目指せます。

    腰痛や肩こりでお悩みの方、症状が慢性化してきた方、ぜひ一度“鍼パルス治療”を体験してみてください。気になることがあれば、スタッフまでお気軽にご相談くださいね!

  • 【専門家監修】ランナーの足首捻挫を早く治す方法|応急処置・リハビリ・再発を防ぐトレーニング

    捻挫を軽く見ていませんか?

    ランニング中、段差や斜面で足をひねった経験はありませんか?
    「ちょっとひねっただけ」と思っても、放置すると痛みが長引いたり、再発しやすい足首になってしまうことがあります。

    特にランナーは、日常的に足首に負担をかけているため、捻挫の治りにくさや再発率が高いのが特徴です。

    この記事では、

    • ランナーが捻挫しやすい原因

    • 早期回復のための応急処置とリハビリ法

    • 再発を防ぐためのセルフケア・予防習慣
      を、わかりやすく解説します。


    1. なぜランナーは捻挫を起こしやすいのか?原因と特徴

    ▶ ランニング動作が足首に与えるストレス

    走る動作では、着地のたびに体重の約3倍の衝撃が足首にかかります。
    特に、地面が不安定な場所(芝・砂利・トレイル)では、足首が内側に“グッ”と倒れやすく、
    靭帯(じんたい)が伸びる・切れるといった損傷につながります。


    ▶ 筋力・柔軟性のアンバランス

    ふくらはぎ(下腿三頭筋)や足首まわりの筋肉が硬く、前後・内外のバランスが崩れていると、
    着地時に衝撃を吸収できずにひねりが生じやすくなります。

    また、走行中の疲労によって筋肉の反応が鈍くなると、「一瞬のズレ」が捻挫に直結します。


    ▶ 再発しやすい理由

    一度靭帯を損傷すると、**関節を安定させる感覚(固有受容器)**が鈍くなり、
    足首を守る反応が遅れるため、再び捻挫しやすい状態になります。
    「クセになった」というのは、この機能が十分に回復していないサインです。


    2. 捻挫直後の応急処置と早期段階の注意点

    ▶ 応急処置の基本「RICE(ライス)」

    1. Rest(安静):無理に動かさない。

    2. Ice(冷却):15〜20分を1セットで冷やし、腫れと炎症を抑える。

    3. Compression(圧迫):弾性包帯などで軽く圧をかける。

    4. Elevation(挙上):心臓より高く足を上げて腫れを軽減。

    受傷直後は**“温めない・揉まない・動かさない”**ことが鉄則です。


    ▶ W-CARE(ダブルケア)という考え方

    最近では、冷やしすぎによる治癒遅延を防ぐために、
    **RICE+軽い動き(Work)を組み合わせる「W-CARE」**が注目されています。

    腫れが引いた段階から、痛みのない範囲で足をゆっくり動かすことで、
    血流を促進し、靭帯修復を早めます。


    ▶ やってはいけないこと

    • 熱いお風呂・飲酒 → 炎症を悪化

    • 無理なストレッチ・マッサージ → 損傷拡大

    • 「少し痛いけど走れる」 → 再断裂・重症化


    3. 回復期(中期〜後期)に取り組むリハビリ・トレーニング

    ▶ 可動域回復ストレッチ

    腫れが落ち着いたら、関節の動きを取り戻すことからスタート。

    • タオルを足裏にかけてつま先を軽く引く(ふくらはぎストレッチ)

    • 足首を上下・左右にゆっくり動かす

    「痛くない範囲で繰り返す」ことがポイントです。


    ▶ 筋力強化とバランス訓練

    • **カーフレイズ(かかと上げ)**で下腿三頭筋を鍛える

    • 片足立ちバランスディスクで足首の安定性を高める

    • チューブトレーニングで足首の外側筋(腓骨筋群)を強化

    これらのトレーニングで、靭帯を補助する筋肉が再び機能します。


    ▶ ランニング復帰までの流れ

    1. ウォーキングから開始(痛みがゼロになってから)

    2. 短時間ジョギング → 徐々に距離を延ばす

    3. 痛み・腫れ・違和感がないか確認しながら負荷を増やす

    焦らず段階を踏むことが、最速の「安全な回復」につながります。


    4. 再発を防ぐためのセルフケアと習慣づくり

    ▶ ウォーミングアップ&クールダウン

    • ジョグ前後にふくらはぎ・足首のストレッチを習慣化

    • ラン後は冷却+軽いストレッチで疲労物質を流す

    ウォームアップの5分が、捻挫予防の最短ルートです。


    ▶ 靴・地面・フォームの見直し

    • クッション性・安定性のあるランニングシューズを選ぶ

    • かかとがすり減った靴は早めに交換

    • 着地フォームを「真下着地」に意識

    フォーム改善は、再発防止+パフォーマンス向上にも直結します。


    ▶ 栄養・睡眠・回復の質を上げる

    • たんぱく質・ビタミンC・コラーゲンで靭帯修復をサポート

    • 睡眠中に分泌される成長ホルモンが組織回復の鍵

    • トレーニング量と休養のバランスを意識

    「走らない日=治す日」と考え、回復を味方にしましょう。


    5. まとめ:捻挫をきっかけに“強い足”を作ろう

    • 捻挫は早めの処置が回復スピードを左右します

    • 痛みが落ち着いたら、リハビリで足首の機能を取り戻す

    • 日常的なケアと正しいフォームで再発を防ぐ

    ランナーにとって捻挫は避けられないリスクですが、
    正しい対処をすれば、以前よりも強い足首に再生できます。

    焦らず、着実にステップアップして「痛みのないランニングライフ」を取り戻しましょう🏃‍♀️💪

  • アキレス腱断裂の原因と対策|スポーツ・日常で起こる理由と再発を防ぐリハビリ・予防法

    ある日突然「足が動かない!?」

    「ダッシュした瞬間に“ブチッ”という音がして倒れた」
    「後ろから蹴られたような感覚があったのに、誰もいなかった」

    このようなエピソードで始まるのが、アキレス腱断裂です。
    中高年のスポーツ愛好者だけでなく、軽い運動や段差の上り下りでも起こることがあります。

    一度断裂してしまうと、歩行や運動に大きな支障をきたし、回復までに数ヶ月を要します。
    しかし、原因を知り、日常生活での筋肉・腱のケアや体の使い方を意識することで、
    アキレス腱断裂は予防することが可能です。

    この記事では、

    • アキレス腱が断裂する本当の原因

    • 症状・診断のポイント

    • 治療とリハビリの基本

    • 再発を防ぐセルフケア
      をわかりやすく解説します。


    1. なぜアキレス腱が断裂するのか?原因の整理

    ▶ 原因①:急激な動作による“強い負荷”

    アキレス腱断裂は、筋肉が急激に収縮した瞬間に起こります。
    特に、

    • ダッシュやジャンプの踏み込み

    • 突然の方向転換

    • 着地の衝撃
      といった動作でふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)が一気に引っ張られ、
      腱が耐えきれずに断裂してしまいます。

    スポーツではバドミントン、テニス、バスケットボールなど、
    「急な動き出し+ストップ」が多い競技で頻発します。


    ▶ 原因②:腱の老化・血流低下

    アキレス腱は年齢とともに弾力が減り、もろくなる性質があります。
    腱の中央部(かかとから約4〜6cm上)は血流が少なく、加齢によりさらに循環が悪化。
    その結果、微小な損傷が蓄積して「腱の変性」が進みます。

    中高年になって久しぶりに運動を再開した際に起こるケースが多いのは、
    この“腱の老化+急な負荷”が重なるためです。


    ▶ 原因③:筋力低下と柔軟性不足

    ふくらはぎ(下腿三頭筋)の筋力が弱いと、
    アキレス腱が過剰に引き伸ばされてしまいます。
    また、ふくらはぎ・ハムストリングス(もも裏)の柔軟性が落ちると、
    衝撃を吸収できず、腱へのストレスが増加します。


    ▶ 原因④:靴・姿勢・足のアライメント(並び方)の影響

    • すり減った靴底

    • 高すぎるヒール

    • 扁平足(へんぺいそく)や過回内(内側に傾く足)
      なども、腱に偏った力をかける原因になります。


    2. 断裂時・断裂後に現れる症状と診断ポイント

    ▶ 主な症状

    • 「バチン」「ブチッ」という破裂音

    • ふくらはぎからアキレス腱にかけて強い痛み

    • つま先立ちができない

    • 立てるが、歩くときに力が入らない

    腱が切れると、筋肉の張力が失われ、足首を伸ばす動作(底屈)ができなくなります。


    ▶ 診断のポイント

    整形外科では、以下の方法で診断を行います。

    • トンプソンテスト:ふくらはぎをつまむと、通常は足首が自然に動きますが、断裂していると動かない。

    • エコー検査(超音波):断裂部位を可視化して確認。

    • MRI検査:部分断裂や慢性例で詳細に評価。


    ▶ 受傷しやすい年代・スポーツ傾向

    • 30〜50代の男性に多い

    • テニス・バドミントン・バスケットなど瞬発系スポーツに多発

    • 運動不足明けの「リターンスポーツ」層がリスク高


    3. 治療法の選び方と対策(保存療法 vs 手術)

    ▶ 保存療法(手術をしない場合)

    足首を下に向けた状態で固定し、断裂部が自然にくっつくのを待つ治療法です。
    【メリット】手術リスクがない/高齢者にも適応可
    【デメリット】再断裂リスクが高い/筋力低下が起こりやすい

    最近は、早期リハビリを組み合わせた「機能的保存療法」も増えています。


    ▶ 手術療法(縫合・再建)

    断裂した腱を縫い合わせる方法です。
    【メリット】再断裂率が低い/早期にリハビリが開始できる
    【デメリット】傷跡・感染リスクあり

    スポーツ復帰を目指す方や活動量の多い人に選択されます。


    ▶ リハビリテーションの重要性

    どちらの治療法でも、リハビリの質が回復を左右します。

    • 固定解除後に徐々に足首の可動域を回復

    • ふくらはぎの筋力トレーニングを段階的に実施

    • バランス訓練・フォーム改善で再発予防


    4. 再断裂や受傷予防のためのセルフケア&トレーニング

    ▶ ① ストレッチで柔軟性アップ

    • ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)を壁押しで伸ばす

    • アキレス腱を意識したストレッチを運動前後に行う


    ▶ ② 筋トレで下肢を安定させる

    • かかと上げ運動(カーフレイズ)

    • 片足立ちバランス練習

    • ヒップリフト(お尻と太もも裏の筋肉を強化)


    ▶ ③ 適切な靴選び・環境整備

    • クッション性・安定性のあるシューズ

    • 靴底の摩耗チェックを定期的に

    • 運動前に軽いジョグやストレッチで体を温める


    5. まとめ:アキレス腱断裂は“予防”と“リハビリ”が鍵

    • アキレス腱断裂は、急な動作+筋力・柔軟性の低下が主な原因

    • 早期治療と正しいリハビリで多くの方が運動復帰可能

    • 予防の第一歩は「体の準備」と「日々のケア」

    「ブチッ」となる前に、ふくらはぎとアキレス腱をいたわる習慣をつけましょう🦵💪