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  • 【健康コラム】肩こりや頭痛の原因は睡眠だった!?

    なんだか最近体が痛い/首コリや肩こりが治らない/ベッドを変えてから腰痛が…
    その症状の原因は、”寝方”かもしれません!
    今回は自分史上最高の睡眠を手に入れるための方法を解説していきます!また、睡眠中の体の状態や、睡眠が健康にとっていかに重要か深掘り解説していきます。

    記事内容
    • 1.睡眠の質の重要性
    • 2.”自分にとって最高の睡眠”を見つける○つの方法
    • 3.反り腰改善〇〇トレーニング
    • 4.快適な睡眠のための1日の過ごし方/li>
    • 5.当院ができるサポート
    • 6.まとめ

    1.睡眠の質の重要性

    ①睡眠中に体がおこなっていること

    睡眠中、私たちの体はさまざまな重要なプロセスを実行しています。睡眠は休息だけでなく、体の回復や調整のための重要な時間です。以下に、睡眠中に体が行っている主なプロセスをいくつか説明します。

    ー細胞修復と成長ー
    睡眠中、体は細胞修復と再生を促進します。成長ホルモンの分泌が活発化し、細胞が修復・再生されるため、傷ついた組織や細胞が回復します。これは特に子供や若い成人にとって重要です。

    ー脳の整理と記憶の整理ー
    脳は睡眠中に経験したことや学習したことを整理し、不要な情報を削除するプロセスを行います。これにより、日中に学んだことを長期的な記憶として保持しやすくなります。

    ー免疫システムの強化ー
    睡眠は免疫システムの正常な機能を維持するのに重要です。睡眠中に免疫システムは活発に働き、感染症や炎症に対する防御機能を強化します。

    ーホルモンの調整ー
    睡眠中には、さまざまなホルモンの分泌が調整されます。メラトニンなどのホルモンは、睡眠と覚醒のリズムを調整する役割を果たします。また、睡眠不足はレプチンとグレリンといった食欲関連ホルモンのバランスを崩し、食欲を増加させる可能性があります。

    ー筋肉の緊張緩和ー
    睡眠中、体の筋肉は緩和されます。これにより、日中の活動やストレスによって緊張した筋肉がリラックスし、肩こりや筋肉痛の緩和が図られることがあります。

    ー心血管系の調整ー
    睡眠中に心拍数や血圧が調整されます。十分な睡眠を取ることで、心血管系の健康を維持するのに役立ちます。

    ー温度調節ー
    睡眠中、体温はやや低下することがあります。体温の調節は体内時計と関連しており、睡眠の質やリズムに影響を与えます。

    これらは睡眠中におこなわれる主なプロセスの一部です。良質な睡眠を確保することは、体の健康と調整において不可欠な要素です。十分な睡眠を取ることで、これらのプロセスが適切に実行され、健康を維持できるでしょう。

    ②寝不足が引き起こす症状

    * 注意力と集中力の低下: 寝不足は、注意力や集中力の低下を引き起こすことがあります。仕事や学業において業務の遂行や学習が難しくなる可能性があります。

    * 記憶力の低下: 良質な睡眠が不足すると、記憶の形成や整理がうまく行われなくなるため、記憶力の低下が起こることがあります。

    * 情緒の不安定: 寝不足はイライラや不安、抑うつの症状を引き起こす可能性があります。感情のコントロールが難しくなることがあります。

    * ストレスの増加: 寝不足はストレスホルモンの分泌を増加させることがあり、ストレスへの耐性を低下させる可能性があります。

    * 免疫機能の低下: 十分な睡眠を取らないと、免疫機能が弱まり、感染症への耐性が低下することがあります。

    * 身体の痛みや不快感: 寝不足は身体の筋肉や関節の緊張を増加させることがあり、肩こりや頭痛、筋肉痛などの症状を引き起こす可能性があります。

    * 代謝の乱れ: 寝不足は代謝の乱れを引き起こすことがあり、体重管理に影響を与える可能性があります。

    * 心血管系への影響: 寝不足は心拍数や血圧の上昇を引き起こすことがあり、心血管系の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

    * 事故リスクの増加: 注意力や反応時間の低下により、運転や機械操作などでの事故リスクが増加する可能性があります。

    * 生産性の低下: 寝不足によって業務の効率や生産性が低下することがあり、日常生活に影響を及ぼす可能性があります。

    これらの症状や影響は、寝不足の程度や個人の体質によって異なる場合があります。一般的には、十分な質の良い睡眠を確保することが健康と幸福にとって重要です。寝不足が持続する場合は、医療専門家の助言を受けることがおすすめです。

    ③良質な睡眠が生む効果

    良質な睡眠は、注意力と集中力の向上・記憶力の向上・情緒の安定・判断力の向上・創造性と問題解決能力の向上・免疫力の強化につながります。睡眠時間によって体の健康状態がいかに大切か、そして睡眠の重要性が実感できます。

    2.”自分にとって最高の睡眠”を見つける5つの方法

    ①睡眠導入の習慣化

    自分にとって最適な睡眠を見つけるための方法はさまざまですが、その中でも重要な方法の1つとして、「睡眠導入の習慣化」があります。以下に、この方法について詳しく説明します。睡眠導入の習慣を作ることで、リラックスしやすくなり、睡眠の質を向上させることができます。

    ❶定期的な就寝・起床時間の設定
    毎日ほぼ同じ時間に寝る習慣をつけることで、体内時計を整え、睡眠リズムを安定させます。週末でもできるだけ同じ時間に起きるよう心がけましょう。
    ❷就寝前のリラックス
    就寝前にリラックスする習慣を取り入れることで、ストレスを軽減し、眠りに入りやすくなります。リラックス法や深呼吸、軽いストレッチ、入浴などが効果的です。
    ❸静かな環境の整備
    就寝前に静かな環境を整えることで、睡眠中の気配りを高めます。騒音を避けるためにイヤープラグやホワイトノイズを使用することも考慮してみてください。
    ❹スクリーンタイムの制限
    スマートフォンやコンピュータの使用は、寝る直前に制限することが大切です。これらのデバイスから発せられるブルーライトは、メラトニンの分泌を妨げる可能性があります。また、ベッドの上でスマホを使用する時間が長いと脳がベッドの上での過ごし方としてスマホを使用し頭が冴えた状態と認識し習慣化してしまう場合があるので注意が必要です。
    ❺寝る前の食事と飲酒の制限
    重い食事や大量の飲酒を就寝前に避けることで、胃の負担を軽減し、快適な睡眠を促進します。

    ②枕選び

    良質な睡眠を実現するために、枕選びは非常に重要です。
    ー枕の選び方ー
    ① 寝姿勢に合った枕の選択
    あなたの主な寝姿勢に合った枕を選ぶことが重要です。例えば、背面寝の場合は首のカーブに合う枕、横向き寝の場合は首と肩をしっかりサポートする枕が適しています。
    ② 適切な高さと硬さ
    枕の高さと硬さは個人差があります。あまり高すぎず低すぎず、適度な高さの枕を選びましょう。硬さも自分の快適な感触に合わせて選びます。
    ③ 快適な素材
    枕の素材は、寝心地や通気性に影響を与えます。羽毛、羽毛布団、メモリフォーム、ラテックスなどの素材から選ぶことができます。自分の肌触りや好みに合った素材を選びましょう。

    ③マットレス選び

    マットレス選びは睡眠中の筋肉の緊張度に大きく影響します。自分に合わないマットレスによって、肩こりだけでなく、首の痛みや腰痛を引き起こすきっかけにもなりかねません。
    ーマットレスの選び方ー
    ❶自分の快適な寝方に合わせる
    あなたの主な寝姿勢に合ったマットレスを選びましょう。背面寝、横向き寝、仰向け寝などに応じて、体の自然なカーブをサポートするマットレスが適しています。
    ❷適切な硬さ
    マットレスの硬さは、体の重さや好みによって異なります。マットレスが柔らかすぎるとお尻が沈みその他の筋肉が緊張しやすくなります。逆に固すぎると腰や背中に隙間ができ、お尻だけで体を支えてしまうので、高齢者や腰痛持ちの人には向いていません。体が沈みすぎず、全面が触れるものがお勧めですが好みもありますので、しっかり試して購入しましょう。

    ④保温効果だけじゃない掛け布団の重要性

    掛け布団は保温効果のほかに、下記のようなメリットがあります。
    ❶ 通気性
    掛け布団は通気性が重要です。湿気や熱を適切に調整し、寝汗を逃がすことで、快適な睡眠環境を維持します。
    ❷ 快適な触感
    掛け布団は直接肌に触れるため、肌触りの良い素材や質感を選ぶことで、安心感を得られ安眠効果があります。重さを変えることでも感覚が変わってきますので、自分に合う質感重さ大きさを選んでみましょう。

    ⑤体に優しい起床方法

    快適な睡眠は起床方法も重要です。身体に優しい目覚め方によっていい1日のスタートができます。
    ・朝自然光が入る場所での睡眠
    ・アラームは自然音など優しい音
    ・ベットの上で指先からだんだん大きくゆっくり体を動かし伸ばす

    3.快適な睡眠のための1日の過ごし方

    体の生命維持に大きな役割を持っている自律神経。睡眠中は副交感神経という体をリラックス・回復させる神経が優位になりますが、働いている時、ストレスを感じる時、緊張している時に優位になり血流循環や代謝を上げてくれる交感神経が日中に優位になることでそのバランスは保たれています。
    このバランスが崩れ、交感神経が優位な時間が長くなってしまうと、常に焦っていたりストレス状態が継続したり、夜眠れないと言った症状につながります。逆に1日何もせず副交感神経が優位な時間が長いと体のだるさや眠気、集中したいときにできない状態になってしまいます。

    上記を踏まえて、快適な睡眠を取るためには、日中は体や頭をしっかり使い、夜はしっかり休むメリハリをつけた生活を送ることが重要です。

    4.当院ができるサポート

    当院では、「2|”自分にとって最高の睡眠”を見つける○つの方法」で紹介した中で、枕診断を専門的に行うことができます。

    ーメディカルジャパンの枕診断ー

    国家資格者により解剖学的に下記のポイントで評価
    ・首の筋肉の緊張具合
    ・呼吸音の確認
    ・横隔膜の動き
    ・血流測定
    ・自律神経測定
    様々な枕の高さを試しながら、体の状態とご本人の快適さを伺いながら調整していきます。

    ↓詳しくはこちらをご覧ください↓

    【安眠】質のいい睡眠ができる!国家資格者による安眠ケア指導

    その他に、鍼灸・整骨、臨床家によるトレーニングで体の緊張を和らげ、歪みの少ない状態を作っていくこともできます。

    専門家による評価で快適な体を作るための手段がより明確になります。アドバイスをもとに自分にとって必要な習慣改善やトレーニングをYouTubeなどで探す際の目安にもなりますので是非1度ご利用してみてください。

    5.まとめ

    健康にとって睡眠は必要不可欠です。いい睡眠を習慣化するために、睡眠前後の過ごし方や枕・マットレス選びを慎重に行い快適な体を目指しましょう!

  • 【簡単動画付き】「猫背・巻き肩」に悩んでいる方必見!前鋸筋ストレッチで姿勢を根本から整える

    「姿勢が悪い」と自覚していても、なかなか改善できない…
    そんな悩みを抱えている方は非常に多いのではないでしょうか?

    猫背や巻き肩は、見た目の印象を悪くするだけでなく、呼吸が浅くなったり、肩こり・頭痛の原因にもなります。
    実はその根本的な要因の一つが、あまり知られていない筋肉「前鋸筋(ぜんきょきん)」の機能低下にあるのです。

    前鋸筋とは?その役割と重要性

    前鋸筋

    前鋸筋は、胸郭の側面から肩甲骨の内側にかけて付着する筋肉で、肩甲骨を前方・下方に動かす重要な役割を担っています。

    前鋸筋がうまく働かないと:

    • ・肩甲骨の位置が不安定になる
    • ・肩が内側に巻き込まれる(巻き肩)
    • ・背中が丸くなりやすい(猫背)
    • ・胸が開かず呼吸が浅くなる

    今すぐできる!前鋸筋ストレッチ動画

    以下の動画で、自宅でもできるシンプルな前鋸筋ストレッチが紹介されています。短時間で効果を実感できます!

    こんな方におすすめ

    • デスクワーク中心の生活で姿勢が悪くなっている方
    • 巻き肩・猫背をセルフケアしたい方
    • 肩こりや背中のだるさを解消したい方
    • 日常的に姿勢を意識して生活したい方

    視聴者のリアルな声(感想)

    • ・「前鋸筋を初めて知ったけど、やってみたら肩が軽くなった!」
    • ・「動画の説明が親切で、ストレッチもすぐに真似できた」
    • ・「初めて1週間で、徐々に正しい姿勢が取りやすくなった気がします」

    まとめ

    前鋸筋は、姿勢を正しく保つために不可欠な筋肉です。
    このストレッチを習慣化することで、猫背・巻き肩の改善に大きな効果が期待できます。
    ぜひこの動画を参考に、今日からストレッチを取り入れてみてください。

  • ストレスで血便?東洋医学で見る“腸のSOS”と内科医が教える危険サイン

    「仕事のプレッシャーが続いたあとにお腹の調子が崩れた」「下痢が続いて、ふとトイレで血がついていて驚いた」

    ストレスが強いと、腸は真っ先に影響を受ける臓器のひとつ。自律神経が乱れ、消化管の動きが不安定になり、便秘や下痢を繰り返すことで、結果的に出血につながることがあります。

    ただし、「ストレスだろう」と自己判断してしまうのは危険です。血便の原因は、軽い炎症から大腸ポリープ・炎症性腸疾患・大腸がんまで幅広く、腸からの“重要なSOSサイン”であることも少なくありません。

    ストレスと腸の関係(西洋医学 × 東洋医学)

    ストレスが続くと、腸はとても影響を受けやすい臓器です。西洋医学では、自律神経の乱れによって腸のぜん動運動や血流が不安定になり、下痢・便秘・腹痛・ガス溜まりなどが起こりやすくなるとされています。

    東洋医学でも、ストレスにより「気(き)」の巡りが滞ることでお腹の張り、腹痛、便秘、下痢といった不調が起こると考えられています。どちらの医学でも、腸はストレスに弱く、 “心と体をつなぐ臓器” と言えるほどデリケートです。

    血便は “体のSOS” である理由

    ストレスそのものが血便の直接原因になるわけではありませんが、ストレスをきっかけに腸や肛門の粘膜がダメージを受け、結果として出血につながるケースは珍しくありません。

    ・下痢が続いて粘膜が炎症を起こす
    ・便秘で硬い便によって肛門が切れる
    ・炎症性腸疾患がストレスで悪化する
    など、さまざまな状況で血便が生じます。
    また、大腸ポリープや大腸がんが隠れている場合もあるため、
    “血が出る=体からの重要なサイン” と考えることが大切です。

    鍼灸でできること(自律神経・体質ケア)

    当院では、血便そのものを治療するのではなく、ストレスや自律神経の乱れによる腸の負担を軽減し、体質を整えるサポートを行います。

    ▼鍼灸でサポートできるポイント

    ・自律神経の働きを整え、過緊張や不調のリズムを改善
    ・腸周囲の血流を促し、内臓のコンディションを高める
    ・ストレスで乱れた「気」の巡りをスムーズにし、張りや不快感を軽減
    ・お腹の冷えや張りなど、体質に合わせた腹部ケア
    ・便秘・下痢などの乱れやすい腸のリズムを安定化
    ・心身の緊張をゆるめ、リラックスしやすい状態づくり
    メディカルジャパンでは、体を整えるケアと医学的なチェックを両立し、より安心して過ごせるサポート体制を大切にしています。

    さらに当院では、東洋医学のケアだけで終わらず、必要に応じて内科専門医とも連携し、より安心できるサポート体制を整えています。
    「血便が続く」「原因をしっかり調べたい」という場合には、当院と提携している池崎内科クリニックをご紹介し、大腸カメラを含む専門的な検査を受けていただくことも可能です。

    出血は原因を確認することが大切

    血便は軽い炎症から重大な病気まで、原因の幅がとても広い症状です。
    そのため「ストレスのせいかな?」と自己判断してしまうのは危険な場合があります。

    特に以下の場合は医療機関の受診が必要です。
    ・出血が続く、量が多い
    ・下痢や腹痛が1週間以上続く
    ・黒い便(タール便)
    ・発熱・貧血・体重減少がある
    ・40歳以降で初めて血便が出た
    ・家族歴に大腸がんがある
    ・原因がはっきりせず不安が続く

    東松原駅前いけざき内科・内視鏡クリニック
    東松原駅から徒歩すぐの好立地にあり、地域の皆さまの「かかりつけ医」として幅広い内科診療を行っています。特に胃カメラ・大腸カメラ検査(内視鏡検査)に力を入れており、経験豊富な医師による苦痛の少ない鎮静下検査に対応しています。 最新の内視鏡システムを導入し、がん・ポリープの早期発見にも努めています。
  • 【健康コラム】運動していいの?ツライ五十肩の対処法|症状解説・治療・改善エクササイズ

    五十肩は、中高年の方によく見られる肩の痛みや運動制限を伴う症状です。しかしながら、外傷や肩の過度の使用によって若年層にも起こる症状でもあります。
    このコラムでは、五十肩についての基本情報から、ホームケアストレッチの方法まで詳しく解説します!

    記事内容
    • 1.五十肩とは何か?
    • 2.ホームケアストレッチの重要性
    • 3.ホームケアストレッチの実践方法
    • 4.鍼灸・整骨院・トレーニング・リハビリの選択肢
    • 5.まとめ

    1.五十肩とは何か?

    五十肩は、肩関節周囲の組織に炎症や変性が生じ、肩の運動制限と痛みを伴う疾患です。
    その名前からも分かるように、中高年層に特に多く見られますが、若い年齢層でも発症することがあります。医学的には「肩峰下滑液包炎」とも呼ばれ、肩の関節包や腱、滑液包に炎症が生じることが特徴です。

    ー主な症状ー
    ・肩の痛み
    ・運動制限
    ・肩のこわばり
    ・夜間の痛み
    ・寝返りが打ちにくい

    五十肩の正確な原因は、年齢、遺伝、疲労、姿勢の悪化、肩の過度な使用、代謝異常など様々です。

    五十肩は、症状が重くなることもあるため、早期の対処と適切なケアが重要です。

    2.ホームケアストレッチの重要性

    当院では、治療家が施術後にホームケア指導も行っております。
    なぜなら、私たちは専門的な技術で治療やサポートをすることはできますが、要因となる姿勢や動作の改善、日常でのトレーニングの積み重ねが、症状の改善や再発予防に最も重要だからです。また、ご自身で行う場合は、専門家の指導のもと、適切な可動域・方法・タイミングで行うことにより、安全で高い効果を得られます。そのほかに、適切なホームケアは以下のメリットがあります。

    1. 日常生活への影響を軽減

    五十肩の症状は日常生活に大きな制約をもたらすことがあります。しかし、適切なストレッチを行うことで、肩の柔軟性を向上させ、日常の動作や活動に支障をきたしにくくなります。例えば、服を脱ぐ、物を持つ、車の運転などがより簡単になります。

    2. 痛みの軽減

    五十肩による肩の痛みは非常に辛いものです。適切なストレッチを行うことで、痛みを軽減し、生活の質を向上させることができます。特に夜間の痛みを和らげるために、寝る前にストレッチを行うことが効果的です。

    3. 予防に役立つ

    五十肩の再発を防ぐためにも、ホームケアストレッチは役立ちます。定期的にストレッチを行うことで、肩関節の健康を維持し、再発のリスクを低減させることができます。

    4. 自己管理の重要性

    自宅で行えるため、継続的なケアが可能であり、専門家の指導を待つ間にも自身の健康状態をサポートできます。

    5. 専門家の治療と補完

    専門家の指導を受けながら、自宅でのストレッチを実施することで、治療効果を向上させることができます。

    総括すると、五十肩の管理と改善に不可欠な要素であり、肩の痛みや運動制限を軽減し、日常生活の質を向上させるための貴重な方法です。ただし、正しいストレッチの方法を学び、適切に行うために、医療専門家のアドバイスを受けることが大切です。

    3.ホームケアストレッチの実践方法

    一人でも多くの方に適切な治療とホームケアを知ってほしいという気持ちから、当院では国家資格を保持した臨床家によるホームケア指導をユーチューブや各SNSにて発信しています。

    今回は五十肩改善に向けた動画をご紹介します。
    ただし、五十肩の場合は、運動を行っていいタイミングと安静にした方がいいタイミングがあります。特に痛みが強い炎症期は安静に過ごすことが第一優先です。

    【五十肩】国家資格者が教える!リハビリエクササイズ

    不安な方は国家資格を持つ臨床家や医師にご相談ください。

    4.鍼灸・整骨院・トレーニング・リハビリの選択肢

    五十肩の治療と管理には、専門的なアプローチが必要です。

    徒手療法、鍼灸療法、医療機器による治療を行いますが、当院では正確な要因と患部の状態を見極め、その上で患者さんの日常生活への影響や治療期間なども踏まえて、適切な治療プログラムを提案することを大切にしています。 以下は、当院での五十肩の治療について具体例です。

    ・高度診断機器による測定
    姿勢診断(モーションキャプチャー)、エコーによる患部の確認、筋電図動作分析による主な原因となる筋肉の筋出力や活動レベルの測定をし、適した治療を導きます。

    ・提携クリニックによるMRI撮影を用いた分析
    提携クリニックにてMRIを撮影して、肩関節周囲炎における明確な原因に対するアプローチを行います。以下に挙げられているのは、肩関節周囲炎の原因となる可能性がある症状や病名です。
    ・烏口突起炎
    ・上腕二頭筋長頭腱炎
    ・肩峰下滑液包炎
    ・肩関節腱板炎(変性性、外傷性)
    ・石灰沈着性腱板炎
    ・肩関節拘縮(拘縮肩)
    ・関節包炎
    ・凍結肩
    これらの症状や病名を正確に理解し、診断することで、治療の方向性を決めることができます。

    ・効果を高めるアストロン
    アストロンは、超音波(1MHz、3MHz)と低周波(低〜高周波)を症状に合わせてコンビネーションで出力させることができる複合治療器です。
    治療と併用して医療機器を正しく使用することでより効果を実感できます。

    アストロン

    詳しくはこちらをご覧ください。
    こちらをクリック

    5.まとめ

    五十肩の改善に向けて、ホームケアストレッチは有用な手段の一つです。自宅で行える簡単なストレッチを通じて、肩の痛みや運動制限を軽減し、日常生活の質を向上させましょう。また、専門家のアドバイスも受けつつ、症状の改善に向けた継続的な努力が大切です。

  • 目と鼻の不調まとめてケア|鍼灸で整える「身体のめぐり」


    現代人に多い「目と鼻のダブル不調」

    目の不調

    長時間のデスクワークやスマートフォンの使用により、
    「目の奥が重い」「鼻が詰まって呼吸が浅い」といった不調を訴える人が増えています。

    一見、別々の症状のように感じられますが、実はどちらも
    自律神経と血流の乱れが大きく関わっています。

    自律神経は体温・血管の収縮・涙や鼻水の分泌などをコントロールする神経です。
    この働きが乱れると、目では毛細血管の血流が滞り筋肉が酸欠状態になり、
    鼻では粘膜の腫れや分泌異常が起こって鼻づまりを引き起こします。

    眼精疲労への鍼灸的アプローチ

    眼精疲労はピント調整を行う毛様体筋の過緊張や、
    目の周囲(眼輪筋・側頭筋など)の血行不良が主な原因です。

    鍼灸では以下のツボを中心に刺激を行い、血流と神経反射を整えます。

    つぼ
    • 攅竹(さんちく):眉頭の内側。眼精疲労・眼痛に有効。
    • 太陽(たいよう):こめかみ。血行促進と目の充血緩和。
    • 風池(ふうち)・天柱(てんちゅう):首の後ろ。自律神経を整える。

    交感神経優位な状態を副交感神経優位に切り替えることで、
    目の血管が開き、自然なリラックス状態を取り戻します。

    鼻づまりへの鍼灸的アプローチ

    鼻づまりは鼻粘膜の血管が拡張・うっ血して空気の通り道が狭くなる状態です。
    この粘膜の血流は自律神経によって制御されており、
    ストレスや体温変化で容易に乱れます。

    鍼灸では、鼻周囲や顔面・手のツボを組み合わせて施術します。

    つぼ
    • 迎香(げいこう):小鼻の横。鼻の通りを良くする代表ツボ。
    • 上星(じょうせい)・印堂(いんどう):額。鼻腔奥の血流改善に有効。
    • 合谷(ごうこく):手の甲。全身の循環を整える万能ツボ。

    頸部の交感神経節への反射刺激によって、
    鼻腔内の過度な血管収縮を緩和し、呼吸がスムーズに。
    日本東洋医学雑誌などでも効果が報告されています。

    実際の治療風景ご紹介

    当院ではご紹介したこれらのツボを組み合わせて一度に施術することが出来ます。国家資格を持つ治療家による鍼治療の実際の様子をご紹介します。
    先ほどの目と鼻の不調に効くツボの他に「陽陵泉」という腰痛や足のむくみ・痺れにに効くツボを同時に施術しています。

    鍼と赤外線の併用によって、筋肉の緊張をやわらげ、血流と神経の働きを整えます。施術中に患者さまの呼吸が深くなり、体が徐々にリラックスしていく様子がありました。これは、鍼の刺激が自律神経に作用し、体の内側から回復を促す反応です。
    鍼灸は単にツボに鍼を刺す行為ではなく、自律神経・血流・筋緊張を統合的に整える医療技術です。

    髪の毛ほどの細い鍼を使用し、刺激はごく穏やか。
    施術中に眠ってしまうほどの心地よさです。
    また、脳内ではセロトニンやエンドルフィンが分泌され、
    精神的なリラックス効果も得られます。

    まとめ:自然治癒力を高め、呼吸と視界をクリアに

    目の疲れや鼻づまりは、体が発する「めぐりの乱れ」のサインです。
    鍼灸で神経・血流・筋緊張を整えることで、
    体本来の自己回復力を引き出し、
    薬に頼らず自然な改善を目指せます。

    忙しい毎日や季節の変わり目に感じる不調を、
    専門の鍼灸施術でリセットしてみてください。