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  • 猫背からくる肩こり・頭痛へのアプローチ

    現代社会では、スマートフォンやパソコンの使用が増え、猫背による肩こりや頭痛で悩んでいる方が多くなっています。メディカルジャパンでは、そんなお悩みに対して特別なアプローチを提供しています。

    原因は猫背

    猫背によって姿勢が崩れると、肩や首に負担がかかり、肩こりや頭痛が引き起こされます。そのため、これらの症状を根本的に改善するには、猫背の原因にアプローチすることが重要です。

    猫背の原因は?

    猫背の大きな原因は、呼吸の浅さと胸郭(きょうかく)の柔軟性低下です。長時間の前傾姿勢や姿勢の悪さによって、胸周りの筋肉が硬くなり、深い呼吸がしにくくなることが要因となります。

    メディカルジャパンの特別なアプローチ

    メディカルジャパンでは、「リアラインコア」という特別な機材を使用して、胸郭の柔軟性を向上させることができます。これにより、深い呼吸を促し、猫背からくる肩こりや頭痛の根本的な改善を目指します。

    肩こり・頭痛はもみほぐしだけでは改善しない

    肩こりや頭痛を一時的に和らげるために、もみほぐしだけで対処する方も多いですが、それだけでは根本的な解決にはなりません。症状の原因をしっかりと評価し、適切な治療を提供できる施設を選ぶことが大切です。

    メディカルジャパンでは、国家資格を持つ専門スタッフが一人ひとりの症状を丁寧に評価し、最適な治療を行います。安心してお任せください。

    お近くのメディカルジャパンへ
    現在、メディカルジャパンは青山、渋谷、新宿、吉祥寺、国分寺、立川にクリニックを展開しております。お近くのクリニックで、まずはお気軽にお話をお聞かせください。お待ちしております!

  • 鼻炎が整骨院で改善する?自律神経と鼻炎の関係について

    季節の変わり目や天候の変化で、鼻炎に悩む人は多いです。くしゃみや鼻水、鼻づまりといった症状が続くと、仕事や日常生活にも大きな支障をきたします。これらの症状を和らげるために薬を使う方も多いですが、実は整骨院での施術が鼻炎の改善に役立つこともあるのをご存知でしょうか?

    整骨院で行われる施術は、特に自律神経のバランスを整えることを重視しており、それが鼻炎の改善に繋がることがあります。本記事では、鼻炎の原因と自律神経の関係、そして整骨院でどのようにアプローチしていくのかを詳しく解説していきます。

    鼻炎の原因と自律神経の関係

    鼻炎の主な原因

    鼻炎は、アレルギー反応や風邪、乾燥した空気、気温の変化など、さまざまな原因で引き起こされます。これらの要因によって、鼻の粘膜が刺激され、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が現れます。

    自律神経とは?

    自律神経は、私たちが意識せずに行っている「体温調節」「呼吸」「消化」などの機能をコントロールしています。この自律神経には「交感神経」と「副交感神経」という2つの働きがあり、それぞれがバランスを取ることで、体の調子を整えています。

    鼻炎と自律神経の関係

    実は、ストレスや生活リズムの乱れによって自律神経のバランスが崩れると、体のあちこちに不調が現れやすくなります。その中の一つが鼻炎です。自律神経の乱れによって、鼻の粘膜が過敏になり、炎症が起こりやすくなるため、鼻炎の症状が悪化することがあります。

    整骨院でのアプローチ方法

    整骨院では、以下のような方法で自律神経を整え、鼻炎の症状を緩和することを目指しています。

    自律神経調整のためのマッサージ

    肩や首の筋肉が緊張していると、血流が悪くなり、自律神経のバランスが崩れやすくなります。整骨院では、これらの筋肉を丁寧にほぐすマッサージを行い、血流を改善させることで自律神経が整いやすくなります。結果として、鼻の通りが良くなり、鼻炎の症状が和らぐことがあります。

    鍼灸治療

    鍼灸は、ツボを刺激することで体のバランスを整える伝統的な治療法です。鼻の周りや首、肩のツボを刺激することで、自律神経の調整を行い、鼻の粘膜の炎症や過敏な反応を抑える効果が期待できます。これにより、鼻づまりや鼻水が軽減されることが多く報告されています。

    姿勢の改善

    長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で姿勢が悪くなると、首や背中の筋肉に余計な負担がかかり、それが自律神経の乱れを引き起こす原因になることがあります。整骨院では、姿勢を正しく整えるための施術やアドバイスを行い、全身のバランスを調整することで、結果的に鼻炎の症状の改善を目指します。

    整骨院での施術を受けるメリット

    薬を使うと一時的に症状が抑えられることが多いですが、根本的な改善には至らない場合もあります。整骨院での施術は、自律神経のバランスを整えることで、体全体の調子を良くし、鼻炎の根本的な改善を目指します。さらに、姿勢の改善や筋肉の緊張を解消することで、体全体の健康状態を高め、生活の質を向上させるサポートも行います。

    当院でのアプローチ

    当院では、肩こりや腰痛などの慢性的な不調から、不妊鍼灸、美容鍼灸、スポーツによる怪我まで幅広く対応しております。国家資格を持つスタッフが一人ひとりに合った施術を提供し、安心してご利用いただけるよう努めています。

    今と未来のご自身のために、体を整え、心身ともに健康な生活を一緒に目指しましょう。お悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

  • 骨盤前傾が引き起こすストレートネックと反り腰の特徴

    骨盤前傾が引き起こすストレートネックと反り腰の特徴

    現代のライフスタイルでは、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用など、日常的な姿勢が体に与える影響が大きくなっています。特に、骨盤前傾により生じるストレートネックや反り腰といった姿勢の乱れが多く見られます。この記事では、その特徴と原因、そして改善方法について詳しく解説します。

    骨盤前傾による姿勢の崩れ
    骨盤前傾とは、骨盤が前方に傾き、腰椎が過度に反る姿勢のことを指します。この姿勢の変化は、体全体のバランスに影響を与え、特に頸部(首)や腰部に負担がかかるため、日常生活での痛みや不快感につながります。

    矢状面評価:身体の前方偏位
    骨盤が前傾すると、身体の重心が前方に移動し、全体的なバランスが崩れます。この変化は、姿勢の矢状面(横から見た体の断面)で確認でき、首から足までのラインが不安定になります。

    骨盤前傾による主な特徴
    全体的なS字カーブの強調
    背骨の自然なS字カーブが強くなり、腰や首にかかる負担が増加します。

    首(頸部)
    緊張と筋肉の収縮が原因で、首の可動域が低下し、ストレートネック(頸椎の前弯消失)を引き起こします。これにより、肩こりや頭痛が発生しやすくなります。

    腰(腰部)
    反り腰になり、お尻が突き出た姿勢になります。腰椎の前弯が強調されるため、腰痛が頻繁に現れ、長時間の立ち仕事や座り仕事で痛みが悪化することがあります。

    お腹(腹部)
    腹筋が弱まり、内臓が下垂する傾向があります。これにより、腹部の張りや消化不良などの症状も引き起こされやすくなります。

    太もも(大腿部)
    筋肉が過度に緊張し、血流が悪くなります。その結果、むくみや冷えが生じやすく、下半身全体のだるさを感じることが多くなります。


    膝が過伸展(必要以上に伸びる)しやすく、足腰への負担が増えることで、歩行時の疲労や膝の痛みが生じることがあります。

    ふくらはぎ(下腿部)
    ふくらはぎの筋肉が過伸展して硬くなり、足首の可動域が狭くなります。これにより、足の疲れやむくみが顕著になります。


    身体の重心が前方に偏り、足全体にかかる負荷が増えます。これが足の疲れや痛み、バランス感覚の低下につながります。

    骨盤前傾の原因
    骨盤前傾の原因は、主に日常生活の習慣や環境要因によるものが多いです。例えば、以下のような要因が挙げられます。

    長時間のデスクワーク: 座りっぱなしの姿勢が骨盤の前傾を助長します。
    スマートフォンの過剰使用: 前かがみの姿勢が首や腰に負担をかけます。
    運動不足: 筋力の低下により、正しい姿勢を維持することが難しくなります。
    不適切な座り方や立ち方: 重心がずれた状態で座る・立つことで、骨盤が前傾しやすくなります。
    弊社のAIモーションキャプチャーによる姿勢評価
    当社では、AIを搭載したモーションキャプチャー技術を活用して、姿勢を細かく分析し、個々の体の状態を評価しています。これにより、骨盤前傾がどの程度進行しているかや、どの部位に負担がかかっているかを正確に把握し、最適な治療プランを提案します。

    まとめ
    骨盤前傾によるストレートネックや反り腰は、現代の生活環境に大きく影響されています。しかし、正確な姿勢評価と適切な治療を行うことで、これらの問題を改善することが可能です。体の不調を感じたら、早めの対策を心掛けることが大切です。

    姿勢に不安を感じた際は、ぜひ当社の専門的な評価とサポートをご活用ください。

  • 弱視とは?原因・症状・治療法を徹底解説

    弱視とは?

    矯正しても1.0まで視力が出ない状態を「弱視」という。

    「人間の目は、生まれた時からハッキリと見えているわけではありません。
    眼球の大きさは、新生児は大人と違っても、構造的にはほぼ完成していますが、機能的には未熟な状態です。

    生後間もない赤ちゃんの視力は0.01くらいで、明るいか暗いかがわかる程度です。生後2~3ヵ月になると、おもちゃを見つめたり、お母さんの笑顔に応えて笑うようになったりなど、両目で立体的にとらえる機能が発達します。1年後には視力が0.2前後になり、4~5歳で1.0以上となって視力はほぼ完成します。10歳くらいまでには、視覚機能は多くのものを見て生活の経験を積むことで発達し、成人と同じレベルに達するのです。

    こうした成長過程で、なんらかの原因で視力の成長が止まってしまい、メガネやコンタクトレンズをつけて矯正しても1.0まで視力が出ない状態を「弱視」といいます。裸眼視力が1.0以下でも、メガネをかけると1.0以上の視力が出れば、弱視とはいいません。

    弱視の原因は?

    弱視の原因は、視力の発達に必要な視覚刺激が十分に脳に伝わらないことです。これにより、視力が正常に発達しなくなります。主な原因は以下の通りです。

    ①斜視

    通常、物を見るときは、左右の目が見ようとするものの方向に向いています。それが、片方の目は見ようとする物を見ているのに、もう片方の目は目標物とは違う方向を向いている、これを「斜視」といいます。斜視になっている目のほうを使わなくなることで、視力が出なくなり弱視になるのです。

    ②屈折異常

    強度近視や遠視、乱視は、ハッキリとした像を網膜に結べないため、弱視になる場合があります。

    ③形態覚の遮断

    視力が発達される時期(感受性期)の3カ月~3歳の時期に、眼瞼下垂(まぶたが下がって瞳にかかっている状態)や、先天白内障 などで網膜に十分な光刺激が届かないと視力の発達が遅れてしまいます。 また、眼帯などでしばらく目を使わずにいるとそれだけで弱視になることもあります。 これを、形態覚遮断弱視(けいたいかくしゃだんじゃくし)といいます。

    そのため、視力の発育過程にある乳幼児期に眼帯をすることは、数日でも弱視になることがあるので、安易に使用することは危険です。

    ④不同視

    左右の目で近視、遠視、乱視の度が極端に違うと、度の強いほうの目は使われず、弱視になることがあります。

    弱視に気づかない主な理由

    子どもは見えにくさを自覚できない

    子供の弱視は、外見や行動には現れないことがあり、観察だけでは見つけにくく、問診や視力検査だけでは見逃されることがよくあります。3歳1か月の子供に対するランドルト環を使用した視力検査の実施可能率は約78%と報告されています。

    3歳5〜6か月になると、検査可能率は約95%に上がりますが、検査を正しく実施できていない場合もあります。そのため、家庭での視力検査だけに依存して視力異常を発見するのは難しいです。

    右の写真が弱視の子どもの見え方。幼児は少々ぼやけて見えても違和感を持たない(画像:日本眼科医会『3歳児健診における視覚検査マニュアル』より)

    弱視について知識がない

    あらためて「弱視」とは、単なる近視や遠視とは異なる状態です。

    弱視とは、生後から約6歳までの視覚の発達段階で、何らかの原因によって視力の発達が妨げられ、視力が完全に発達していない状態を指します。この状態では、メガネやコンタクトレンズを使用しても、視力1.0の視標を見ることができません。このような弱視の子供は、50人に1人の割合で存在するとされています。

    視覚発達にはタイムリミットがあることを知らない

    視覚の発達には時間的な制限があります。脳の視覚に関する感受性は、生後3か月から1歳半ごろが最も高く、その後は徐々に低下し、6歳から8歳以降はほとんど反応しなくなります。

    この感受性期間を過ぎてから治療を行っても、思うような効果を得ることは難しく、生涯にわたって弱視が残ることがほとんどです。弱視は小学校入学前に治療を完了させることが重要です。

    3歳児健診で弱視を発見し、治療を継続できれば、ほとんどの子供は小学校入学までに眼鏡をかけての視力(矯正視力)が十分に成長します。しかし、感受性期を過ぎてから視覚の発達が停止してしまうと、治療をしても視力の発達は見込めず、眼鏡をかけても十分な視力を得ることができません。感受性が高い時期に治療を開始することが重要です。

    弱視の治療法

    弱視の治療は、視力の成長を妨げる原因を取り除くことが目的です。以下の方法が一般的です。

    眼鏡やコンタクトレンズの使用

    屈折異常がある場合、正しい度数の眼鏡やコンタクトレンズを使用することで、視力を改善します。

    視力訓練

    ビジョントレーニングや視覚リハビリテーションなど、視覚機能を向上させるための特別なトレーニングを行います。

    遮蔽療法(アイパッチ療法)

    健康な目を一時的に隠し、弱視の目を使わせることで、視力を改善する方法です。

    手術

    斜視などの状態がある場合、手術によって目の位置を修正することもあります。

    当院で行う介入例

    ビジョントレーニング

    ビジョントレーニングとは、目の見るチカラ「視覚機能」を高めるためのトレーニングです。ビジョントレーニングには、眼球を動かす筋肉、眼筋を鍛えることで両目を使って目標物を正確に捉えたり、目からの情報を脳で処理して体を動かす運動機能を向上する効果があります。

    メディカルジャパンが行う4つのビジョントレーニング

    • 01.眼球運動
    • 02.KVA
    • 03.DVA
    • 04.周辺視野
    01. 眼球運動
    02. KVA
    03. DVA
    04. 周辺視野

    ご自身で簡単にできるトレーニングになります。当院ではその方の評価を基に適したアプローチを行いますのでご相談ください。

    ES-530:3次元立体動態波

    3次元の中周波による立体的な刺激、高電圧による深部刺激、微弱電流による鎮痛・消炎効果・血流促進など、9種類のモードを症状に合わせて選ぶことができます。

    当院で使用している立体動態波とは、3次元空間をそれぞれ異なった方向に3つの中周波が流れ立体的に波のような電流が干渉し合い、その結果生じる動態干渉効果によって、立体動態波が生まれます。 電流の浸透している範囲で3次元的に深く広範囲の細胞を刺激します。 筋肉・靭帯・神経に対する鎮痛効果だけでなく、血行を改善し筋肉トレーニングの効果も上げる最新物理療法です。

    弱視は急激に悪くなる病気ではなく、一方の目がよく見えている場合が多かったり、子供なので自分が見えてないことに気付かなかったりすることもあり、成人するまで気付かれないまま過ごしてしまうこともあります。その大部分は適切な時期に治療を行うと視力の向上が期待できるため、早期発見・早期治療を徹底していきたいと考えています。

  • 【健康コラム】頭痛が悪化?秋の寒暖差による自律神経症状の改善

    関東では日中と夜の気温差が10度以上になり、本格的に秋を迎えたように感じます。この季節の変わり目に、なんだか眠たくなりやすかったり、体調不良を感じることはありませんか?特に、日頃から頭痛に悩まれている方は症状の悪化を感じているかもしれません。

    このコラムでは、秋の寒暖差が引き起こす自律神経症状[頭痛]にフォーカスし、その原因について詳しく探求します。
    また、皆さんがお家でできる頭痛への対処法についても紹介していきますので
    ぜひ参考にしてください🎵

    記事内容
    • 1.季節の変わり目頭痛は自律神経の乱れから?
    • 2.季節の変わり目頭痛への対処法ーツボ指圧ー
    • 3.当院でできるサポート
    • 4.頭痛に関してよくある質問

    1.季節の変わり目頭痛は自律神経の乱れから?

    春や秋、お天気の変わりやすい季節に頭痛が悪化する方は多くいらっしゃいます。
    仕事を休めない状況を痛み止めでなんとかカバーし、毎日を送っている方もいらっしゃるかと思います。

    この季節の変わり目に悪化する頭痛がどういった原理で発生しているのかを
    ①自律神経の役割
    ②自律神経の乱れとは?
    ③寒暖差と自律神経の関係
    ④季節の変わり目頭痛の要因
    の4つに分けて、簡潔に解説していきます。

    症状を上手にコントロールするためには、まず”なぜ起こっていおるのか”を知ることから始まります。私たち整骨鍼灸院とともに症状緩和を目指しましょう!

    ①自律神経の役割

    自律神経は、身体の自動的な生体機能(体温、心拍数、呼吸、消化、血圧などの機能)をコントロールする神経系の一部です。自律神経は主に交感神経と副交感神経という2つから成り立っており、それぞれ異なる役割を担っています。

    ー交感神経ー
    通常は「戦闘または逃走モード」とも呼ばれ、身体を活性化させる役割を果たします。ストレスや危機的な状況に対応するために筋肉を緊張させ、心拍数を上げ、血圧を上昇させ、血糖値を増加させます。
    具体的にどんな時かというと、緊張している時、運動している時、 ストレスを感じる出来事の際に交感神経が優位に働き、エネルギーを供給します。

    ー副交感神経ー
    通常は「休息および回復モード」とも呼ばれ、身体をリラックスさせる役割を果たします。消化、休息、免疫機能の強化などに関与します。
    具体的にどんな時かというと、 食事後や寝る前など、リラックスした状態で副交感神経が優位に働き、身体を休息させています。

    自律神経は、これらの2つがバランスよく働くことによって、身体の正常な機能を維持します。

    ②自律神経の乱れとは?

    自律神経の乱れは、交感神経と副交感神経のバランスが崩れどっちかに偏りやすくなってしまうことを指します。体を働かせること/休ませることをバランスよく行なっていた体が、バランスを崩すと、自動的な生体機能の調節がうまくいかなくなってしまいます。

    具体的には、ストレスを感じる職場で毎日休みなく働き続けた場合、交感神経が優位になる状態が続き、体は休息が取れない状態になります。交感神経は、筋肉を緊張させ、心拍数を上げ、血圧を上昇させ、血糖値を増加させる特性があります。従って、体はこりや痛みが発生しやすく、動悸、呼吸が浅くなるなどの症状を感じます。休息は体にとって重要なことですので、これが長期間続いてしまうと大きな病気の引き金になることもあります。

    自律神経の乱れは、その他に下記のような症状を引き起こします。

    ・睡眠障害
    ・拒食
    ・頭痛
    ・めまい
    ・ふらつき感
    ・不安
    ・ストレス
    ・消化不良
    ・肩こり腰痛などの慢性症状
    ・肌荒れ
    ・低体温
    ・呼吸の乱れ
    ・動悸
    ・免疫力の低下

    自律神経の乱れは、生活習慣の改善、ストレス管理、適切な治療などを通じてコントロールできることがありますが、症状が持続する場合は、医師や専門家の診察を受けることが重要です。

    ③寒暖差と自律神経の関係

    寒暖差と自律神経の関係についてさらに詳しく説明します。

    ー自律神経の乱れが引き起こされるきっかけー
    まず、自律神経の乱れが引き起こされるきっかけについて紹介します。これはストレスだけでなく、悪い生活習慣や気候が要因となることもあり、複数の要因が重なって症状として現れることが多いです。

    ○ストレス
    長期間にわたる慢性的なストレスは、交感神経を優位に働かせ、副交感神経の活動を抑制することがあります。このストレス反応が持続すると、自律神経のバランスが崩れ、不調が生じやすくなります。

    ○不規則な生活習慣
    睡眠不足、不規則な食事、不適切な運動などの不健康な生活習慣は、自律神経の正常な機能に影響を与える可能性があります。特に、夜遅くまで起きていることや不規則な食事は、自律神経のリズムを乱すことがあります。

    ○気候による体の変化
    気圧が急激に変化すると、体内の気圧に対する適応が必要となり、この過程で体のストレス反応が増加することがあります。また、寒い時は交感神経、暖かい時は副交感神経が優位になりやすくなります。

    ○加齢
    年齢とともに自律神経の調整能力は低下する傾向があり交感神経が優位になりやすいと言われています。

    ここでは、寒暖差と自律神経にフォーカスして解説します。
    寒暖差がある時のに体の中ではどのような変化が起こっているのかご存知でしょうか?

    ー血管の収縮と拡張ー
    寒冷な気温では、交感神経が優位になり体は体温を維持しようとして血管を収縮させます。これにより、血流が減少し、血圧が上昇することがあります。逆に、暖かい環境では副交感神経が優位になり血管が拡張し、血圧が下がります。
    上記の変化が急激に起こると、体には負荷がかかり頭痛やめまいの原因となることがあります。

    また、気温差により眠りが浅くなることや冷えによるストレス、血流障害が自律神経症状を悪化させる場合もあります。

    ④季節の変わり目頭痛の要因

    ここまでに、自律神経の乱れはさまざまなきっかけで起こるものと紹介してきましたが、頭痛における自律神経の乱れの考えられる要因についてお話しします。

    ・気温の急激な変化
    季節の変わり目は、昼間と夜間の気温差が大きいことがよくあります。これにより、体温調節が難しくなったり、血管の収縮や拡張によって頭痛を感じます。

    ・光環境の変化
    季節の変わり目には、日照時間が短くなることが多いため、照明環境の変化が目の疲れや頭痛に影響を与えることがあります。特に、急激な明るさと暗さの変化は目の疲れを引き起こすことがあります。

    ・気圧の変化
    気温の変化に伴い、気圧も変動します。気圧の急激な変化は、頭痛を引き起こす要因となることがあります。一部の人は気圧の変化に敏感で、特に頭痛の発作が起こりやすいと報告しています。

    ・ストレスの増加
    季節の変わり目は新たなスケジュールや生活リズムへの適応が必要であり、これがストレスを増加させることがあります。ストレスは頭痛のトリガーとなり、自律神経のバランスを乱すことがあります。

    ・睡眠の影響
    夜間の気温が低くなることが多いため、睡眠の質が低下しやすくなります。睡眠不足は頭痛を引き起こす可能性があります。また、睡眠中に頭痛を感じることもあるため、睡眠の質にも注意が必要です。

    これらの要因が組み合わさることで、季節の変わり目に頭痛が悪化することがあります。寒暖差や気象の変化に敏感な人々は、特に注意が必要です。次のセクションでは、季節の変わり目頭痛への対処法であるツボ指圧について詳しく説明します。

    2.季節の変わり目頭痛への対処法ーツボ指圧ー

    ①ツボ指圧の原理

    ツボ指圧は、古代中国や日本などの伝統的な治療法で、特定の身体のポイント(ツボ)に圧力をかけることで健康を促進し、痛みを緩和する技術です。

    ツボ指圧は、経絡と呼ばれるエネルギー経路に基づいています。経絡理論によれば、身体内を流れる気や血液は、特定の経絡を通って流れ、それぞれのツボがこのエネルギー経路に位置しています。ツボに圧力をかけることで、経絡内のエネルギーの流れを調整し、体の調和を取り戻すと考えられています。
    また、経絡とつながる臓腑が活性化されることから、症状や悩みにあったツボが決まっています。

    ツボ指圧は、これらの原理に基づいて、痛みの緩和、ストレスの軽減、体の調和の促進などの健康効果をもたらすとされています。ただし、個人差があるため、ツボ指圧を受ける際には専門家のアドバイスを受けることが重要です。

    下記に頭痛に効くツボを紹介します。
    ▼当院の臨床家が解説する動画と一緒に実際にやってみましょう!▼

    ②内関のツボ

    手のひらを向けて手首から指3本分あたりにあります。

    【二日酔い・不眠・頭痛】内関のツボ指圧〜方法と効果〜

    ③太陽のツボ

     眉尻と目尻の間のくぼみに左右1つずつあります

    【眼精疲労】太陽のツボ指圧〜効果・方法〜

    ④風池のツボ

    頭の付け根、首の骨を挟むようにして左右1つずつあります

    【肩こり・眼精疲労】風池のツボ指圧〜方法と効果〜

    ⑤百会のツボ

    自律神経調整のツボで、耳から真っ直ぐ進んだ頭の頂点にあります。

    【自律神経を整える】百会のツボ指圧〜方法と効果〜

    ツボ指圧は、ご自身でできる痛みの対処法として有効的です。

    3.当院でできるサポート

    ご自身でのアプローチで改善しない場合は、鍼灸や専門家による体質改善も視野に入れましょう。
    当院では、丁寧なヒアリングと体のバランス診断より、原因をしっかり見極めオーダーメイドでさまざまな施術を組み合わせアプローチします。
    同じような頭痛でも、発症の要因は異なりそれによって治療方法も異なりますので、国家資格を保持した臨床家が丁寧に状態と治療法を解剖学的に解説し治療いたします。

    脳血流量改善の治療について紹介します。

    ・頭痛と深く関わる胸鎖乳突筋へのアプローチで脳血流を改善

    ・2Dエコー(超音波検査)を用いて筋肉、腱、靭帯などの軟部組織の観察。 レントゲンやCTには映らない痛みの原因、つまり観察が不可能なトリガーポイント、筋線維、靭帯、腱などを観察し原因に超苦節アプローチしていきます。

    その他に、自律神経診断機を活用することもあります。

    4.頭痛に関してよくある質問

    • 頭痛の種類は何がありますか?

      頭痛にはいくつかの種類があります。
      片頭痛: 頭の片側に鋭い痛みを伴う頭痛。
      緊張型頭痛: 頭の周りに圧迫感や締め付け感を伴う頭痛。
      群発頭痛: 短期間で頻繁に発作が起こり、非常に激しい頭痛が特徴。
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    • 頭痛を予防するためにどのような生活習慣が役立つでしょうか?

      頭痛を予防するためには、以下の生活習慣が役立つことがあります。
      規則的な睡眠: 十分な睡眠を確保し、睡眠不足を避ける。
      適度な運動: 適度な運動を行い、運動不足を解消する。
      ストレス管理: ストレスを軽減するためにリラクゼーション法やストレス管理テクニックを試す。
      適切な栄養: 健康的な食事を摂り、飲酒やカフェインの摂取を制限する。

    • 頭痛が慢性的に続く場合、専門家の診察が必要ですか?

      慢性的な頭痛は医師の診察が必要です。特に以下の症状がある場合、早急な診察が重要です。
      頭痛の性質が変化した場合。
      頭痛が急激に悪化する場合。
      吐き気、嘔吐、視覚障害、けいれんなどの異常な症状がある場合。など