BLOG・NEWS
- TOP >
- コラム
-
【健康コラム】姿勢改善するには〇〇のトレーニングと〇〇のケアが必須!
デジタル化が進む現代社会では、多くの人々がデスクワークに従事しています。また移動時間や自宅でもスマホに触れる時間はかなり多くなっています。これにより、猫背や姿勢の悪化が増加しています。本コラムでは、姿勢改善に欠かせない2つのトレーニングとケアについて解説します。
記事内容- 1.悪い姿勢とは?
- 2.〇〇トレーニングの姿勢改善に対するメリット!
- 3.〇〇のケアと姿勢改善の関係!?
- 4.自分の姿勢を評価するには?
- 5.まとめ
1.悪い姿勢の具体例とその影響
悪い姿勢は、現代の多くの人々が抱える問題であり、特にデスクワークやスマートフォンの使用が増えたことで、その影響がより顕著になっています。数百年後にはデジタル化が進む未来に人間の体が変化することも想定されています。
ー悪い姿勢の具体例ー
①猫背
背中が丸まって前かがみになる状態で、肩が前に出てしまう姿勢です。
②前傾姿勢
骨盤が前に傾いている状態で、腰が強く反ります。
③フラットバック
背中が平らになり、自然な腰の曲線が失われた状態です。
④顎の突き出し
頭部が前方に突き出ている姿勢で、首の負担が増えます。
⑤X脚
膝が内側に曲がっている状態で、足首と膝に負担がかかります。
⑥ まき肩
肩甲骨が外側に広がり、胸が狭くなり、肩が前方に巻き込まれた姿勢のことで、胸郭の可動範囲が制限されることがある。
⑦ O脚
膝が内側に曲がって足首と膝が近づく姿勢で、脚の内側に負担がかかり、歩行や姿勢に不安定さをもたらす。
⑧ ストレートネック
首の自然な前屈曲が失われ、頚椎がまっすぐになる状態で、頭部が前方に突き出すことがある。ー悪い姿勢が与える身体への影響ー
姿勢状態によって出てくる症状は異なりますが、一般的に多い症状を解説します。
○コリ・痛み
悪い姿勢は筋肉や関節に余分な負担をかけるため、肩こり、腰痛、頭痛などの不快感が生じることがあります。負担をかける姿勢動作が習慣化してしまうと、症状の悪化やその他の症状を併発する場合も。○頭痛
上半身の姿勢悪化、特に肩・首周りに負荷がかかると脳への血流が低下し頭痛を起こす場合があります。○呼吸障害
前かがみの姿勢は呼吸を妨げることがあり、胸や肺に適切な空間を与えず、呼吸が浅くなることがあります。○自信と姿勢の相関:姿勢が悪いと自信を喪失することがあり、社交的な場面での振る舞いに影響を与えることがあります。
○内臓の圧迫
姿勢の悪さにより内臓が圧迫され、胃酸の逆流や消化不良といった問題が発生することがあります。○肥満
体を支えるバランスが崩れると血流障害が起こります。同時に内臓機能の低下・リンパの流れが悪くなり代謝が悪く太りやすくなることがあります。これらの影響は、日常生活にさまざまな不都合をもたらすばかりでなく、長期的な健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
2.〇〇トレーニングの姿勢改善におけるメリット
この答えは「背中」です!
背中(肩甲骨周り〜骨盤上)のトレーニングを行うことで、胸・肩周りの姿勢改善に大きくつながります。特に肩こり・猫背や呼吸の浅さに悩む方にオススメです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○姿勢改善の基本○姿勢改善の基本として「姿勢を意識する」ことは重要ですが、体の習慣を変化させ、無意識で行っている筋肉の使い方を変えることは容易なことではありません。急に頑張ってしまうと疲れやすくなり、筋肉を常に緊張させ筋肉痛を起こすこともあります。
大切なのは、自身の姿勢の特徴を知り、「伸ばす筋肉(柔軟性を高める)」と「縮める筋肉(筋力を高める)」を見つけることが重要です。そしてトレーニングで筋肉の使い方を知り筋肉を育て、はじめて普段の生活姿勢において意識的に取り入れやすくなります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【僧帽筋トレーニングの方法】
【背中トレ】クリニカルパス|エンジェル@メディカルジャパン当院では実際に行っている施術や臨床家の知識、ホームワークをYouTubeにて公開しています。
3.〇〇のケアと姿勢改善の関係
皆さんは「メカノレセプター」をご存知でしょうか?
メカノレセプターとは、生物の身体に存在する特殊な細胞や神経終末であり、外部からの力や圧力、振動、摩擦などの物理的な刺激に感受性を持っています。これらは、感覚器官として機能し、触覚、聴覚、平衡感覚などの感覚情報を感じ取る役割を果たしています。私たちの姿勢におけるメカノレセプターは「足裏」にあります!
これらの足裏センサーが、歩行時の安定性や平衡感覚を維持するのに重要な役割を果たしています。これにより、私たちは地面の状態を感知し、適切に歩行し、体勢を保つことができます。また、足裏の感覚情報は、脳と神経系に送られ、触覚として意識されることで、足の健康状態にも影響を及ぼす可能性があります。
ーメカノレセプターを正常に働かせつためには?ー
足裏の健康状態によっては、体を支える筋力への指示が上手くできなくなってしまうことがあります。例えば、以下のような場合です。①魚の目
②巻き爪
③足裏の皮膚の硬化このような場合は治療が必要です。特に痛みのある場合は痛みをかばって生活してしまうため関節の痛みなどが併発することがありますので早急に行いましょう。
当院でも上記の治療を行なっています。
ホームケアとしては就寝時に足裏の保湿と軽いマッサージもオススメです。4.自分の姿勢を評価するには?
正確な姿勢評価には知識が必要です。下記に三つの方法を解説していきます。
①治療院で専門家に評価してもらう(正確性★★★☆)
ほとんどの臨床家は治療技術や解剖学、豊富な経験を持ち合わせています。受診前に院の口コミやHPを確認しましょう。信頼できる院を見つけ自分の体を良く知り状態に合う提案をしてくれる臨床家との出会いが大切です。②AI姿勢診断(正確性★★★☆)
近年では専用ソフトで撮影しAIが姿勢評価、今の状態のみならず今後発生する可能性のある症状やそれに対する予防策、現在行って欲しいトレーニングを提示してくれます。
当院でもモーションキャプチャーというAI姿勢診断を実施しています。③撮影・鏡を使う(正確性★☆☆☆)
ご自身で姿勢評価をする場合は、撮影がお勧めです。より詳しい状態まで評価することはできませんが、体の側面を見たときの「耳・肩・骨盤・足くるぶし」の4点が真っ直ぐになる位置が基本姿勢になりますので確認してみましょう。下記の動画を参考にしてみてください。
【姿勢】国家資格者が教える!正しい立ち方
5.まとめ
姿勢改善は健康的な生活を送る上で重要な要素です。背中のトレーニングと足裏のケアは、姿勢改善に不可欠な要素であり、腰痛や肩こりの軽減、身体のバランスの調整に効果的です。日常生活で意識的に取り組むことで、健康な姿勢を手に入れ、快適な生活を送ることができるでしょう。
-
【健康コラム】夏の心地よい眠りを取り戻す!自分でできるツボ指圧や鍼灸がもたらすリラックス効果とは
夏は暑さや湿度のせいで、心地よい眠りが得られないと感じる方も多いのではないでしょうか。夜更かしや不規則な生活、ストレスなども影響して、夏に眠りを妨げる要因はさまざまです。本コラムでは、夏の心地よい睡眠を取り戻すための鍼灸のリラックス効果や自分で行えるツボ指圧について紹介します。
記事内容- 1.夏に睡眠不足になりやすい理由
- 2.睡眠不足が与える悪影響
- 3.鍼灸のリラックス効果とは?
- 4.自宅でできるツボ指圧で快眠をサポート!
- 5.まとめ:快眠と夏の夜の調和を手に入れよう
1.夏に睡眠不足になりやすい理由
夏に睡眠不足の理由として代表的な5つをまず紹介します。
①高温・多湿な気候
夏は暑くなり、特に日中の気温が高いため、寝苦しくなることがあります。また、多湿な環境下では体が汗をかきやすくなり、寝汗が多くなることも睡眠の妨げになります。
②熱中症のリスク
夏は熱中症のリスクが高まります。暑さによる体の不快感や水分不足が、夜間の寝つきや睡眠の質に影響を及ぼすことがあります。
③日照時間の長さ
夏は日照時間が長く、夜が短くなります。明るい時間が長く続くため、自然な睡眠リズムが乱れやすくなることがあります。
④冷房の影響
夏は冷房を使うことが増えますが、冷房の効きすぎや急激な温度変化も睡眠に悪影響を及ぼすことがあります。特に寝具と室温の調整が難しい場合には、寝つきや眠りの質に影響が出ることがあります。
夜更かしや夜間のアクティビティ: 夏はお祭りやイベントが多く、夜更かしをする機会が増えることがあります。また、夏の夜は涼しくなる時間が遅いため、夜間のアクティビティが長引きがちです。これらの要因が睡眠不足を引き起こすことがあります。
これらの理由から、夏は快眠を妨げる要因が多くなるため、睡眠の質が低下しやすくなります。
2.夏の睡眠不足が与える悪影響
睡眠不足が引き起こす悪影響は多岐にわたりますが、特に多いのは、脳の機能低下・免疫力の低下・心理的な問題・肥満や生活習慣病のリスク・美容面への影響です。長期的な睡眠不足は体に深刻な影響を及ぼし、健康や生活の質を損なう可能性があります。それぞれ詳しくみていきましょう。
脳の機能低下は、睡眠不足は集中力や判断力の低下をもたらします。情報の処理能力や記憶力が低下し、仕事や学業、日常生活に支障をきたすことがあります。また、睡眠不足は反応時間や判断力の低下に繋がり、交通事故や日常生活での怪我のリスクを増大させることがあります。
十分な睡眠をとらないと、免疫機能が低下し、感染症への抵抗力が弱まります。風邪やインフルエンザなどの感染リスクが高まる可能性があります。
睡眠不足は身体的疲労や脳機能の低下による問題発生、ストレスホルモンの増加によりイライラや不安、抑うつの症状を悪化させることがあります。精神的な健康にも悪影響を及ぼすことがあります。
睡眠不足は、食欲をコントロールするホルモンである「レプチン」と「グレリン」のバランスを崩す傾向があります。レプチンは満腹感を促すホルモンで、グレリンは食欲を刺激するホルモンです。睡眠不足によって、レプチンの分泌が減少し、グレリンの分泌が増加することで、食欲が増進します。その結果、体重増加や肥満のリスクが高まります。また、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の発症リスクも増加します。「ダイエット中も食欲が抑えられない」という方は「体を休める」生活を意識することが大切です。
最後に、睡眠不足は肌の再生や修復を妨げ、肌荒れやくすみの原因になることも皆さん良くご存知かと思います。また、目の下のクマやシワの増加も睡眠不足によるものです。
3.鍼灸のリラックス効果とは?
鍼灸のリラックス効果は、古くから伝統的な治療法として知られており、心身のリラックスやストレス解消に効果があります。鍼灸のリラックス効果は、主に以下の要素によってもたらされます。
ー自律神経のバランス調整ー
鍼灸は特定のツボに針を刺激することで、自律神経のバランスを整える働きがあります。自律神経は交感神経と副交感神経から構成されており、これらのバランスが乱れるとストレスが増大したり、不眠症などの睡眠障害が生じることがあります。鍼灸の刺激によって自律神経のバランスが整えられることで、心身のリラックスが促進されます。ーβ-エンドルフィンの分泌ー
鍼灸の刺激により、脳内でエンドルフィンと呼ばれる快感をもたらす物質が分泌されます。β-エンドルフィンは、ストレスや不安を和らげる効果があり、心地よいリラックス感をもたらすことが知られています。ー血液循環の改善ー
鍼灸の刺激によって、血液循環が促進されます。血流がスムーズになることで、体内の老廃物や疲労物質が排出されやすくなります。また、酸素や栄養が十分に供給されることで、筋肉の緊張が緩和され、全身がリラックスする効果があります。ー神経伝達物質の調整ー
鍼灸の刺激によって、脳内の神経伝達物質のバランスが調整されます。例えば、セロトニンと呼ばれる神経伝達物質は気分の安定に関係しており、鍼灸によってセロトニンの分泌が促進されることで、リラックスや心地よい気分をもたらすとされています。これらの要素によって、鍼灸はリラックス効果をもたらし、心身の緊張をほぐし、ストレスを軽減する効果が期待されます。鍼灸治療は個人の体質や状態に合わせて行われるため、個人差があるかもしれませんが、多くの方にリラックスや快眠をサポートする効果があるとされています。
4.自宅でできるツボ指圧で快眠をサポート!
①セルフ指圧のメリット
セルフツボ指圧は、自分で手軽に行える指圧法であり、快眠をサポートするためにさまざまなメリットがあります。代表的なのは、ストレス解消・緊張の緩和・血液循環の促進・睡眠の質の向上です。
ツボ指圧は特定のツボを刺激することで、自律神経のバランスを整え、交感神経と副交感神経の調整を促進します。これにより、ストレスホルモンの分泌が抑制され、リラックス効果が得られます。ストレスを和らげることで、心身がリラックスし、快眠を促進する効果があります。
筋肉に直接的に働きかけるため日中の疲れや肩こり、首のコリなど、体の緊張をほぐすことで、リラックスした状態で眠りにつくことができます。
血流がよくなることで、体温が適切に調節され、寝苦しい感じを軽減する効果が期待できます。
セルフツボ指圧は、指先を使って簡単に行えるため、自宅や旅行先など、いつでも手軽に実践できます。ただし、適切なツボの刺激方法や効果を理解した上で行うことが大切です。個々の体調や状態に合わせて、自己ケアに取り入れることで、より快適な睡眠を手に入れることができるでしょう。
②セルフ指圧の手順
快眠のためのセルフツボ指圧の手順を以下に示します。ツボの刺激は、指先を使って行います。手順は個人差や体の状態によっても異なる場合がありますので、気持ち良い範囲内で行うようにしてください。
❶お腹のツボ「中府」の刺激
a. おへそから指四本分下のくぼみに指先を当てます。
b. 腹式呼吸をしながら、指をやさしく押してみてください。5〜10秒程度、そのまま軽く押し込んだ状態をキープします。
c. 深呼吸をしながら指を離します。❷手首のツボ「内関」の刺激
a. 手首の内側、手のひら側にあるツボを見つけます。「内関」は親指の付け根から約2cm程度の位置にあります。
b. もう片方の手の親指を使って、見つけた「内関」を優しく押してみてください。5〜10秒程度、そのまま軽く押し込んだ状態をキープします。
c. 深呼吸をしながら指を離します。両手の内関を刺激すると、リラックス効果が高まる場合があります。
【二日酔い・不眠】内関のツボ指圧〜方法と効果〜❸足の裏のツボ「三陰交」の刺激
a. 足の裏にある「三陰交」は、親指の付け根から2本分下、親指と人差し指の間のくぼみにあります。
b. 足の裏に軽く押してみてください。5〜10秒程度、そのまま軽く押し込んだ状態をキープします。
c. 深呼吸をしながら指を離します。両足の「三陰交」を刺激することで、リラックス効果が高まることがあります。❹肩のツボ「風池」の刺激
a. 肩の付け根から、首と肩の間のくぼみに「風池」があります。
b. 両手の親指を使って、「風池」をやさしく押してみてください。5〜10秒程度、そのまま軽く押し込んだ状態をキープします。
c. 深呼吸をしながら指を離します。肩のこりや緊張を和らげる効果が期待できます。
【肩こり・眼精疲労】風池のツボ指圧〜方法と効果〜これらのツボを指圧することで、体の緊張を緩和し、リラックス効果を高めることができます。ただし、個人の体調や感じ方によって適切な圧を調整してください。指圧を行う際は無理をせず、心地よい範囲で行うことが大切です。快眠をサポートするために、日常的にセルフツボ指圧を取り入れてみてください。
まとめ:快眠と夏の夜の調和を手に入れよう
夏の心地よい眠りを取り戻すためには、睡眠の質を向上させる工夫が重要です。鍼灸やツボ指圧は、自宅で手軽に行えるリラックス方法として効果的です。質の良い睡眠を取り戻し、健康な体と心を保つために、ぜひ試してみてください。
-
【美容コラム】ターンオーバーの仕組みを知って正しいスキンケアをしよう!
美しい肌を保つためには、正しいスキンケアが欠かせません。肌荒れに悩む方にとって、ターンオーバーの仕組みを理解し、適切なケアを行うことは非常に重要です。本コラムでは、ターンオーバーの仕組みや期間、その重要性について解説し、肌荒れを防ぐための秘訣をご紹介します。
記事内容- 1.ターンオーバーとは何か?
- 2.ターンオーバーの期間と重要性
- 3.ターンオーバーが乱れやすい人の特徴
- 4.正常なターンオーバーを保つための秘訣
- 5.まとめ
1.ターンオーバーとは何か?
ターンオーバーとは、肌の細胞が新陳代謝する仕組みのことを指します。
皮膚の基本的な生理機能は、
・保護
・排出
の二つです。表皮の最下層にある基底層で生まれた細胞は、形を変えながら表面に押し上げられ、無核の死んだ状態で角化細胞となります。この細胞は新しい細胞に押し上げられるように表面まで上がり、最後はアカとなり自然にはがれます。表皮は絶えず入れ替わり、このターンオーバーが正常に行われることで表皮に傷がついてもかさぶたとなり、その後きれいな肌が作られます。
つまり、健康な肌では古くなった角質層が剥がれ落ち、その下から新しい細胞が生まれてくるサイクルが正常に行われています。
ターンオーバーがスムーズに行われることで、肌のキメが整い、透明感やハリが実現します。
2.ターンオーバーの期間と重要性
この周期で肌細胞が入れ替わるため、肌のリセットが行われます。
①ターンオーバーの期間
肌のターンオーバーは通常、約28日~56日かかり、加齢と共に遅くなります。
具体的な過程を簡単に説明すると以下のようになります。基底層: 皮膚の一番下にある基底層では、新しい細胞が生まれます。これらの細胞は、次の層へ移動していくための準備をします。
角質層: 新しい細胞は次第に上に向かって移動し、角質層と呼ばれる表皮の一番外側の層に到達します。この過程で細胞は角化し、タンパク質であるケラチンが増え、細胞が硬くなります。
古い角質の剥がれ落ち: 角質層に到達した細胞は古くなっており、役目を終えたものとして表皮の最上層に位置します。その後、約28日の期間で古い角質が徐々に剥がれ落ちていきます。
ターンオーバーのリセット: 古い角質が剥がれ落ちることで、基底層から新しい細胞が生まれてくるサイクルがリセットされます。これによって、常に新しい細胞が皮膚表面に現れ、肌が健康的で明るい印象を保つことができます。
しかし、年齢や個人の体質、生活習慣、環境などによってターンオーバーの期間は変化することがあります。若い頃は28日程度であったターンオーバーが、年を重ねるにつれて遅くなることもあります。紫外線の影響やストレス、栄養バランスの乱れなどもターンオーバーに影響を与える要因となります。
②ターンオーバーが遅れるとどんなリスクがあるの?
ターンオーバーの遅れ以下のようなリスクが生じます。
・深い傷が生じると、傷跡が残りやすく、肌の弾力を維持するコラーゲンが減少
・古い角質が肌表面に残り、肌のキメが乱れる
・肌表面に古い角質が蓄積されるため、肌がくすんで見える
・古い角質や汚れが毛穴に詰まりやすくなりニキビや吹き出物が発生するリスクが高まる
・肌の新陳代謝が遅れ、メラニン色素が過剰に生成、シミや色素沈着が目立つように
・紫外線への曝露も肌の弾力を低下
・肌のバリア機能が低下し、外部刺激からの保護が弱まり乾燥・脂性肌になる可能性も
・肌の再生力が低下し、コラーゲンやエラスチンの産生が減少、シワやたるみが目立つ③ターンオーバーの乱れに気づく方法
ご自身の肌の状態を良く観察することが大切です。
・角質が溜まり
・くすみやごわつき
・傷跡の治りが遅い
・肌荒れしやすい など…④ターンオーバー促進の注意点
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ターンオーバーの乱れを改善しようと過度なスキンケアを行うことは危険です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お顔の肌は敏感で刺激に弱い特徴があります。
洗顔のしすぎや、つけてヒリヒリする美容液や化粧水を過剰につけすぎると逆に肌を傷つけることになり、肌の機能低下につながります。ターンオーバーが早すぎると、肌が未熟な状態で表面に押し上げられ、乾燥しやすくなることも。
なるべく体が「自然に治る」よう、適度なスキンケア・自分の肌質に合った化粧品、生活習慣を心がけていくことが重要です。
当院では年に一度、美容に特化した「たまレディース」の臨床家による美容セミナーを実施しています。
3.ターンオーバーが乱れやすい人の特徴
ターンオーバーが乱れやすい人には、以下のような特徴があります。
・日焼けや紫外線ダメージを受けている方
・ストレスや睡眠不足が続く方
・過度の洗顔やこすりすぎによる肌の刺激を受けている方
・偏った食生活や栄養不足の方
・乾燥肌や敏感肌の方
・睡眠不足の方
・水分不足の方これらの要因がターンオーバーの乱れを招き、肌荒れを引き起こす可能性が高まります。
4.正常なターンオーバーを保つための秘訣
①日焼け止めは毎日こまめに
②洗顔は1日1〜2回
③乾燥肌の方は朝は水洗顔
④オイリーは肌・ニキビ肌の方はこまめなティッシュオフ
⑤過度な肌荒れの場合は低刺激の洗顔・自身の肌にあった保湿量・化粧水や美容液は一時中断
⑥タンパク質・ミネラル・ビタミンの豊富な食事
⑦軽い運動・睡眠・自分の時間でストレス軽減
⑧水を1日1,5リットル以上上記を実践してみましょう♫
美容に特化した「たまレディース」の臨床家による美容セミナーでは、無料で視聴できるYouTube動画もアップしていますので是非ご覧ください。
①【美容】顔のたるみの原因は姿勢にあった!?たるみ改善・予防の「姿勢指導」
②【美容】枕で小顔!?顔のエラは筋肉のコリだった。〜食いしばり改善の枕の合わせ方〜
③【美容】たった2分!?国家資格者が教える<ほうれい線改善>のヘッドケア
④【美容】鍼灸師が教える!肌荒れ改善の最強耳つぼマッサージ
⑤【美容】小顔の常識!むくみ改善<最強ツボ5選>
⑥【美容】有料級動画…シワ消える!?美容鍼で実際に行うマッサージを鍼灸師が解説
⑦【美容】今日から実践!シミを残さない紫外線対策
⑧【美容】プロが教える!目のくま解消<専門トレーニング4選>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
当院では自然治癒力を高める美容鍼も行っています
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5.まとめ
ターンオーバーは肌の健康を維持するために重要な仕組みです。正常なターンオーバーを保つことで、肌荒れや乾燥、くすみ、シミ、シワなどのトラブルを予防し、透明感とハリのある肌を手に入れることができます。日々のスキンケアに加え、食生活や睡眠、ストレスの管理などが必要となります。また、肌の状態に合ったスキンケア製品を選ぶことも大切です。日々のケアと生活習慣の見直しによって、健康で美しい肌を保つことができるでしょう。
-
【健康コラム】夏こそ注意!7・8月の冷えやゾワゾワ感…それって冷え性!?
夏は暑いイメージが強いですが、実は多くの人が夏に冷え性に悩まされています。冷房のきいた室内と屋外の気温差、冷たい飲み物やアイスクリームの摂取などが原因となり、体内のバランスが崩れてしまうことがあります。本コラムでは、夏の冷え性について詳しく解説し、冷え性のリスクや改善方法についてもご紹介します。
記事内容- 1.冷え性とは何か?
- 2.冷え性の原因と夏の特徴
- 3.夏の冷え性がもたらすリスク
- 4.夏の冷え性を改善する方法
- 5.体を冷やさないための夏の注意点
- 6.まとめ
1.冷え性とは何か?
冷え性とは、体温調節機能が低下し、体の中心部である体幹や手足が十分な血液供給を受けられず冷たくなる状態を指します。
ー代表的な症状ー
・手足の冷え/体が固まりやすく運動能力の低下
・肩こり
・腰痛
・むくみ
・頭痛
・だるさ
・食欲低下
・吐き気 など冷え性は女性に多く見られ、特に冬に悪化するイメージがありますが、夏にも深刻な冷え性症状が現れることがあります。
冷え性の根本的な原因は、血管が収縮して血液の循環が悪くなることにより、体の一部が冷える現象です。体温が下がることで、免疫力が低下しやすくなります。さらに、冷えた血液が全身に行き渡らないことで、新陳代謝が低下し、疲労感や体力の低下を招く可能性があります。また、女性の場合は生殖機能にも影響を与え、生理不順や月経痛の原因にもなることがあります。
2.冷え性の原因と夏の特徴
夏の冷え性の原因としては、冷房による急激な温度変化が挙げられます。屋外の暑い気温と冷房の効いた室内の温度差は、体温調節を狂わせ、血液循環が悪化し冷え性を引き起こします。また、夏は冷たい飲み物やアイスクリームの摂取が増えることで内臓温度を低下させることで血液循環を悪くし、冷え性を悪化させる要因となります。
夏の特徴的な冷え性としては、冷房の影響により手足が冷たくなりやすいことが挙げられます。また、夏は暑さから血管が広がりやすく、逆に冷房の冷たさによって急激な収縮が起こりやすいため、体温調節が乱れやすくなります。これにより、体温調節機能を持つ自律神経が乱れ、体の表面温度が下がり、手足の末端が冷えやすくなるのです。
3.夏の冷え性がもたらすリスク
冷え性はただの不快感だけでなく、さまざまな健康リスクをもたらすことがあります。
冷えた体は免疫力を低下させ、風邪や感染症への抵抗力が弱まります。また、血流が悪くなることで、新陳代謝が低下し疲労感や体力の低下を招く可能性もあります。さらに、冷え性は生殖機能にも影響を与え、女性の場合は生理不順や月経痛の原因にもなることがあります。夏の冷え性によるリスクは、冷えによる免疫力低下が最も深刻なものと言えます。特に夏はウイルス感染や細菌感染のリスクが高まる季節であり、免疫力が低下することで感染症にかかりやすくなります。また、夏の暑さによって体力が消耗しやすくなるため、冷え性に悩まされるとさらなる疲労感を感じやすくなります。冷え性が持続することで、日常生活にも支障をきたす可能性があります。
4.夏の冷え性を改善する方法
夏の冷え性を改善するためには、体温調節を整えることが重要です。
①こまめな水分補給や温かい飲み物・常温の飲み物の摂取
体内循環を良くする為こまめな水分補給は重要です。特に夏は体温調節のために多くの水分が排出されるため、水分摂取を心がける必要があります。体温や環境変化に応じて飲み物の温度を変えることも重要です。
②室内での適度なストレッチ・軽い運動
デスクワークの場合は姿勢や運動量の影響で特に血流が悪くなりますが、夏の室内は薄着でかなり冷える場合も少なくありません。休憩や定期的なストレッチ、夕方など暑くない時間帯での軽い運動をお勧めします。
③常温の飲み物や温かい食事
夏は冷たい食べ物を好んでしまいますが、三食に一回は味噌汁やスープで内臓を温めてあげましょう。冷え性改善だけでなく、代謝アップや肌質の改善につながります。
④鍼灸による経穴へのアプローチ
経穴へご自身で指圧することでもメリットはありますが、鍼灸の場合より作用があります。女性の生殖器機能の向上や自律神経を整えることに向いており、当院でも女性専用鍼灸整骨院にて高い評価を得ています。
また、おうちでできる指圧もYouTubeにてご紹介していますのでご覧ください。
これらの対策を実践することで、夏の冷え性を軽減し、快適な季節を過ごすことができるでしょう。
5.体を冷やさないための夏の注意点
冷房の効いた室内にいる際は、薄手の羽織ものを持参して体温調節を行いましょう。室内と屋外の温度差に体がついていけないことが冷え性を悪化させる要因となるため、調節しやすい服装を心掛けることが大切です。特に睡眠中に体を冷やすことの健康被害は大きいですので、1枚でも布団やタオルケットを体にかけて寝るようにしましょう。
また、夏は汗をかきやすい季節でもありますが、汗をかいた後の冷房の効いた場所への直行は避けましょう。汗をかいたまま冷房に当たることで、体温が急激に下がり冷え性を引き起こす可能性があります。タオルで汗を拭ったり、水分補給を心掛けたりすることで、体を冷やしすぎないようにしましょう。
6.まとめ
夏にも冷え性に悩まされることがあることを理解し、体温調節を心掛けることが重要です。夏の冷え性は健康リスクをもたらすだけでなく、日常生活にも支障をきたす可能性があります。適切な対策を講じることで、快適な夏を過ごし健康を守りましょう。夏こそ注意が必要な冷え性に対して、正しい知識と対策を持つことで、より健康的で快適な夏を迎えることができるでしょう。
-
【美容コラム】夏に美肌を目指すなら!鍼灸が促す健康的な肌ケア
夏は紫外線や高温多湿による肌ダメージが気になる季節で、適切なケアが必要です。そこで、今回のコラムでは「夏用の肌ケア」について詳しく解説します。自分でできる方法と鍼灸・整骨院でのアプローチを合わせてご紹介し、健康的で輝く美肌を手に入れるためのヒントをお伝えしていきます♫
記事内容- 1.夏の肌荒れの原因とは?
- 2.自分でできる美肌ケア方法
- 3.鍼灸がもたらす美肌効果とは?
- 4.整骨院での肌ケアのメリット
- 5.夏におすすめの鍼灸・整骨院メニュー
- 6.美肌を保つための生活習慣
- 7.まとめ
1. 夏の肌荒れの原因とは?
夏の肌荒れは主に紫外線や暑さ、湿度の影響を受けることが原因とされています。紫外線によって肌のコラーゲンやエラスチンが破壊され、乾燥やシミ、シワなどが引き起こされます。また、暑い環境では肌の水分が蒸発しやすくなり、肌の内部の乾燥が進んで肌トラブルが増える場合や、逆に多湿により雑菌が増えやすい肌環境でニキビや吹き出物が発生してしまうこともあります。原因を自分で見つけることは簡単ではありませんが、考えられる要因を知っておくことから始めましょう。
2.自分でできる美肌ケア方法
夏の美肌を目指すためには、以下の自分でできるケア方法が効果的です。
* 日焼け止めの使用:外出時には紫外線対策として、適切なSPFの日焼け止めを使用しましょう。
* 適度な保湿:化粧水や乳液などでこまめに保湿を行い、肌の乾燥を防ぎます。
* 余分な皮脂の拭きとり:オイリーや混合肌の方は殺菌が増えやすいこの季節要注意です。肌環境を守る為ティッシュなどで余分な保湿液や皮脂を軽く拭き取ってみましょう。
* 温度調節:冷房やクーラーの使用による急激な温度変化を避け、肌の負担を軽減しましょう。
* 野菜や果物を積極的に摂る:ビタミンやミネラルを含む野菜や果物をバランスよく摂ることで、肌の健康をサポートします。その他、当院では美容専門の動画もYouTubeにてUPしていますので、ぜひ実践してみてください♫
【美容セミナー2022】
①【美容】顔のたるみの原因は姿勢にあった!?たるみ改善・予防の「姿勢指導」
②【美容】枕で小顔!?顔のエラは筋肉のコリだった。〜食いしばり改善の枕の合わせ方〜
③【美容】たった2分!?国家資格者が教える<ほうれい線改善>のヘッドケア
④【美容】鍼灸師が教える!肌荒れ改善の最強耳つぼマッサージ
⑤【美容】小顔の常識!むくみ改善<最強ツボ5選>
⑥【美容】有料級動画…シワ消える!?美容鍼で実際に行うマッサージを鍼灸師が解説
⑦【美容】今日から実践!シミを残さない紫外線対策
⑧【美容】プロが教える!目のくま解消<専門トレーニング4選>3. 鍼灸がもたらす美肌効果とは?
鍼灸は、体内のエネルギーパターンである経絡を調整し、全身のバランスを整える効果があります。鍼や灸を用いて血行を促進し、肌の新陳代謝を活性化させることで、美肌効果が期待できます。また、鍼灸はストレス解消にも効果的であり、ストレスによる肌荒れを改善することにも役立ちます。
当院では、適正価格で信頼できる国家資格者が基盤となる健康を促進して美肌を目指す美容鍼をご提供しています。お悩みに合わせた刺鍼+首・肩周りの整体に、ご希望があればオプション料金で電気バリブラシや530フェイシャルなどもつけることができます。
4.整骨での肌ケアのメリット
肌ケアはスキンケアや食事が大切というのはもちろんですが、姿勢改善で顔周りのコリや血流の改善を促すことも基盤として重要な要素となります。巻き肩や猫背、ストレートネックの方は特に正しい姿勢を保つことで、肩こりや首こりの緩和に加え、顔の筋肉の緊張を解放し、肌の血行や代謝を改善する効果が期待されます。また、整骨院では体のゆがみを整えることで免疫力を高め、肌のトラブルにもアプローチすることができます。
5.夏におすすめの鍼灸・整骨院メニュー
夏の美肌ケアに適した鍼灸・整骨院のメニューを紹介します。
* 美容鍼:小さな鍼を使用し、顔の経絡を刺激することで肌の血行やリフトアップを促進します。
* パイラシーリング・オイルマッサージ:リンパの流れをスムーズにし、代謝を促進します。
* 骨盤調整:骨盤の歪みを整えることで、全身のバランスを整え、肌のトラブルを改善します。
* 肩甲骨・胸郭矯正:柔軟でコリにくい上半身を作ることで呼吸機能の向上や顔の筋肉の柔軟性UP・血流促進6.美肌を保つための生活習慣
美肌を保つためには、日常の生活習慣にも注意が必要です。
①良質な睡眠を確保
睡眠不足は肌荒れの原因となるため、十分な睡眠を心掛けましょう。②ストレスケア
ストレスは肌にも影響を与えるため、ストレスを軽減する方法を見つけて日々の生活に取り入れることが大切です。ウォーキングやヨガなどのリラックス効果のある運動や、趣味に没頭する時間を持つことで心身のリフレッシュが可能です。③水分補給
夏は暑さで水分が失われやすい季節です。適切な水分補給を心掛け、肌の乾燥を防ぎましょう。水分を多く含む野菜や果物を食事に取り入れることもおすすめです。④タバコやアルコールの控え
喫煙や過度のアルコール摂取は肌の老化や肌荒れを促進する要因となります。美肌を保つためには、できる限り控えることが望ましいです。7.まとめ
夏の紫外線や暑さなどの影響で肌荒れが気になる時期には、適切なケアが必要です。自分でできる方法と鍼灸・整骨院のアプローチを組み合わせることで、健康的な美肌を手に入れることができます。
自分でできる美肌ケアでは、日焼け止めの使用やこまめな保湿、野菜や果物の積極的な摂取などを心掛けましょう。また、鍼灸は肌の血行やリフトアップを促進し、美肌効果が期待できます。整骨院では姿勢や骨格の歪みを整え、肌の代謝を改善することができます。
さらに、日常の生活習慣にも気を配り、良質な睡眠やストレスケア、水分補給などを行うことで、美肌を保つサポートをします。美肌を目指すなら、自分自身のケアに加えて鍼灸や整骨院でのプロのアプローチを活用し、健康的で輝く美肌を手に入れましょう。
肌荒れに悩まされることなく、自信に満ちた美しい肌を手に入れることを願っています。夏を楽しみながら、健康的な美肌を手に入れるために、ぜひこれらのケア方法を試してみてください。