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  • ぎっくり腰の本当の原因と再発を防ぐ体の使い方|医療国家資格者が教える正しい姿勢と動作改善法

    イントロダクション:なぜ“またぎっくり腰”になるのか?

    「朝、顔を洗おうとしたらギクッと腰が…」
    「荷物を持ち上げた瞬間に激痛が走った」
    ぎっくり腰(急性腰痛)は、誰にでも起こりうるトラブルです。

    一度治っても、数ヶ月後・数年後に再発を繰り返す方が非常に多いのが特徴です。
    その理由は、痛みが治っても「原因の体の使い方」が変わっていないからです。

    この記事では、
    ・ぎっくり腰が起きる本当の原因
    ・再発を防ぐための姿勢・動作・筋肉の使い方
    を、医療国家資格者の視点からわかりやすく解説します。


    1. なぜぎっくり腰が起きるのか?「本当の原因」

    ▶ 原因①:急な動きや姿勢の変化による筋・関節のストレス

    ぎっくり腰は「重い物を持った瞬間」だけでなく、
    くしゃみ・朝の起き上がり・前屈など“日常の小さな動き”でも起こります。

    これは、筋肉や靭帯、椎間板に瞬間的な過剰ストレスがかかるため。
    特に「前かがみ+ひねり」の動作は、腰に最も負担が集中します。


    ▶ 原因②:筋力(インナーマッスル)の低下と柔軟性不足

    体幹の筋肉(腹横筋・多裂筋など)は、腰を安定させる「天然のコルセット」です。
    しかし、長時間のデスクワークや運動不足でこれらが弱ると、
    ちょっとした動作でも支えきれずに筋繊維が損傷してしまいます。

    また、太ももや股関節が硬い人も要注意。
    股関節の動きが悪いと、その分の負担が腰にかかります。


    ▶ 原因③:姿勢の崩れと「繰り返し動作」の積み重ね

    実は、ぎっくり腰は**“一瞬の出来事”ではなく、“日々の積み重ね”の結果**です。
    背中を丸めて座る、片足に体重をかける、足を組む――
    こうした姿勢のクセが筋肉や関節に負担を蓄積させ、
    “ある日突然”痛みとして現れるのです。


    ▶ 原因④:冷え・ストレス・睡眠不足などの隠れ要因

    寒い季節にぎっくり腰が増えるのは、筋肉の冷えによる血流低下が関係しています。
    さらに、ストレスや睡眠不足で自律神経が乱れると、筋緊張が続きやすくなり、
    回復しにくい体質になってしまいます。


    2. 再発を防ぐための“体の使い方”

    ▶ 動作①:前かがみは「腰から」ではなく「股関節から」

    腰を曲げるのではなく、お尻を後ろに引いて股関節を折る意識を。
    これで腰椎にかかる圧力が半分以下になります。
    物を拾う・靴を履く時は、片膝をつくのも有効です。


    ▶ 動作②:重い物を持つ時は「お尻を下げて」持ち上げる

    背中を丸めたまま持ち上げると、腰に10倍の負担がかかります。
    膝と股関節をしっかり曲げ、物を体に近づけてから持ち上げましょう。
    この「近づけて→上げる」が安全の鉄則です。


    ▶ 動作③:起き上がる時は“横向き”で

    朝、布団の上で上体を起こすときに「ぐきっ」となる方は要注意。
    仰向けのまま起きずに、横向き→手で支えて起き上がる動作に変えましょう。
    腰のひねりが減り、再発防止になります。


    ▶ 動作④:デスクワーク中は「背骨を立てる意識」

    椅子に深く座り、背もたれと腰の間にクッションを。
    モニターの高さを目線に合わせることで、
    骨盤から背骨が自然なS字カーブを保ちやすくなります。


    3. 筋肉と姿勢を整える再発予防トレーニング

    ▶ 体幹を支える「インナーマッスル」強化

    • ドローイン(腹式呼吸でお腹をへこませる)

    • プランク(肘とつま先で体を支える)

    1日5分でも継続することで、腰を守る筋肉が蘇ります。


    ▶ 股関節・太ももを柔らかく保つストレッチ

    • 太もも前(大腿直筋)を伸ばすストレッチ

    • お尻(梨状筋)をほぐすストレッチ

    これにより、動きの主導権を腰から股関節に戻すことができます。


    ▶ 日常の小さな意識で差が出る

    • 座る時に“骨盤を立てる”

    • 歩く時に“お尻の筋肉を使う”

    • 立つ時に“かかとに重心を置く”

    これだけでも、ぎっくり腰の再発率を大幅に下げられます。


    4. よくある質問(FAQ)

    Q1. 一度治ればもう大丈夫?
    → 残念ながら、ぎっくり腰は再発率が70%以上
    原因となる体の使い方を直さないと、再び起こる可能性が高いです。

    Q2. 温める?冷やす?
    → 発症直後は炎症を抑えるために冷やし、
    2〜3日後からは温めて血流を改善します。

    Q3. 痛みがある時でも動いた方がいい?
    → 「痛くない範囲」で少しずつ動くのが原則。
    完全に安静にすると、回復が遅れることもあります。


    5. まとめ:ぎっくり腰を“繰り返さない体”に変える

    • ぎっくり腰は「急な動作」よりも「日々のクセ」が原因。

    • 体幹を支える筋肉を鍛え、股関節中心の動きを身につける。

    • 無意識の体の使い方を意識に変えれば、再発は防げます。

    ぎっくり腰の治療は「終わり」ではなく「始まり」。
    体の動かし方を見直すことこそ、本当の予防です。

  • 寝ても疲れがとれないあなたへ 整体×鍼灸で“回復できる体”を取り戻す方法

    「しっかり寝たのに朝から体が重い」「週末休んでも疲れが抜けない」──そんな状態が続いていませんか?

    それは、体が“回復できない状態”に陥っているサインです。
    寝ても疲れがとれない原因は、単なる睡眠不足ではなく、自律神経や筋肉・血流のバランスの乱れにあることが多いのです。

    整体や鍼灸では、この「回復力の低下」に直接アプローチできます。
    この記事では、その原因と改善法をわかりやすく解説します。

    2. 寝ても疲れがとれないとは?

    「寝ても疲れがとれない」とは、睡眠で体が十分に回復できていない状態のこと。
    慢性的なストレスや体の歪み、筋肉のこり、自律神経の乱れが原因で、休んでもリセットされない体になっています。

    🔹よくある症状

    ・朝起きても頭が重い・だるい

    ・肩や首のこりが常に残っている

    ・仕事中に集中できない・眠気が強い

    ・夜の寝つきが悪く、熟睡できない

    この状態を放置すると、疲労が積み重なり、慢性疲労症候群・自律神経失調症・うつ状態へ発展することもあります。

    3. 疲れがとれない主な原因・誘因

    整体や鍼灸の視点では、「寝ても疲れがとれない」人には次のような共通点があります。

    ① 姿勢の乱れ・体の歪み

    猫背・巻き肩・反り腰など、骨格のバランスが崩れると筋肉が常に緊張し、
    睡眠中もリラックスできません。

    ② 筋肉のこわばり・血流不良

    筋肉が硬くなると、酸素や栄養が体の隅々に届かず、**回復物質(ATP)**が作られにくくなります。

    ③ 自律神経の乱れ

    交感神経が優位になり続けると、体が常に「戦闘モード」。
    副交感神経が働かず、眠っても休まらない体になってしまいます。

    ④ 睡眠の質の低下

    浅い睡眠が続くと、筋肉修復やホルモン分泌が不十分になります。
    特に「スマホの見すぎ」や「寝る直前の思考過多」は要注意です。

    4. 寝ても疲れがとれないことが引き起こす不調

    疲れが取れない状態を放置すると、さまざまな不調が全身に広がります。

    つまり、「疲れが抜けない」は、体のどこか一部ではなく、全身が“緊張しっぱなし”の状態を意味しています。

    5. 対策・改善方法:セルフケア・日常習慣でできること

    整体や鍼灸に通う前に、自宅でもできるケアを取り入れるだけで体は変わります。

    🧘‍♀️① 呼吸を整える

    1日数回、深い腹式呼吸を行いましょう。
    吸う3秒 → 止める1秒 → 吐く6秒で、副交感神経が活性化します。

    🛀② 夜の入浴で“体をリセット”

    シャワーだけで済ませず、38〜40℃のお湯に10分浸かると血流が改善。
    筋肉が緩み、眠りの質が上がります。

    💤③ 寝る前のスマホOFF

    寝る30分前にはスマホを手放し、照明を少し暗くして脳を休めましょう。

    🚶‍♂️④ 軽い運動を取り入れる

    ウォーキングやストレッチなど、全身の循環を促す動きを毎日10分でも続けることが大切です。

    6. 専門的ケア・整体/鍼灸でのアプローチ

    整体や鍼灸では、「なぜ疲れが抜けないのか?」を体の構造から分析し、根本改善を目指します。

    💆‍♀️整体のアプローチ

    ・骨格・骨盤・背骨のゆがみを整え、姿勢をリセット

    ・呼吸しやすい体を作り、睡眠の質を向上

    🪡鍼灸のアプローチ

    ・自律神経(交感・副交感)のバランスを整える

    ・筋肉・血流・ツボ(例:百会・風池・三陰交)を刺激し、疲労回復を促進

    ・体の深部まで届くアプローチで「芯からリラックス」できる状態をつくる

    定期的な施術を受けることで、「朝スッキリ起きられる」「体が軽い」と感じるようになります。

  • 眼精疲労を根本ケアへ~眼精疲労と首の深部筋にアプローチ~

    「目が重い」「視界がかすむ」「首や肩まで凝ってつらい」──。
    それは“ただの疲れ目”ではなく、眼精疲労のサインです。

    眼精疲労は、スマホやパソコンの長時間使用、ストレスや姿勢の悪化などが重なって起こります。
    放っておくと、頭痛・肩こり・不眠・自律神経の乱れといった全身の不調にもつながることがあります。

    そこで注目されているのが、鍼灸と最新電気刺激機器立体動態波【ES-530】を組み合わせた施術。
    この方法は、目の奥の緊張だけでなく、根本原因となる首の深部筋(胸鎖乳突筋など)や神経の滞りにまでアプローチできるのが特徴です。

    1. 眼精疲労とは?原因と胸鎖乳突筋(あるいは首の深部筋)との関係性

    眼精疲労は、「視覚を司る筋肉や神経」が働きすぎることで起こる症状です。
    目のピント調節を担う毛様体筋が疲れ、目の奥やこめかみ、さらには首・肩にまで緊張が広がります。

    実は、**首の深部筋(胸鎖乳突筋や後頭下筋群)**が硬くなると、

    ・首や肩の血流が悪化

    ・頭や目へ酸素・栄養が届きにくくなる

    ・神経の通り道が圧迫される

    といった連鎖的な不調が起こり、目の疲れが取れなくなります。

    つまり、「目の疲れ=首の筋肉の疲れ」でもあるのです。
    そのため、眼精疲労の根本改善には、首・肩・背中の深部筋へのケアが欠かせません。

    2. 「ES-530(立体動態波電気)」とは?

    ⚙️ES-530とは?

    ES-530は、医療機関や鍼灸院で使用されている高性能電気刺激治療器です。
    従来の低周波とは異なり、**3次元的に電流を立体的に干渉させる“立体動態波”**が特長。

    これにより、皮膚の表面だけでなく、深層筋・神経・血管まで立体的に刺激することができます。

    💡ES-530の主な特徴

    ・深部の筋肉や神経を安全に刺激できる

    ・血流促進・代謝活性化

    ・神経伝達の改善(特に自律神経バランスの調整)

    ・筋緊張の緩和とリラクゼーション効果

    👁️眼精疲労への適用

    首や後頭部への施術により、

    ・目の奥の重さ

    ・首のこり・肩のハリ

    ・頭痛・不眠

    など、眼精疲労からくる複合的な不調を根本からケアします。

    3. 胸鎖乳突筋(首・深部筋)へのアプローチ

    🪡鍼灸で整える「巡り」と「緊張」

    鍼灸では、目や首に関連するツボ(攅竹・太陽・風池・天柱など)に鍼を打ち、
    血流と神経の流れを整えます。
    これにより、筋肉の深層にたまった疲労物質を排出し、眼精疲労の回復力を高めます。

    ⚡ES-530で「深層筋・神経」に直接アプローチ

    ES-530を胸鎖乳突筋や後頭下筋群などに使用することで、
    深部の筋緊張をリズミカルにゆるめながら、神経のバランスを整えます。

    鍼灸とES-530を組み合わせることで、
    **「表層の疲れ」+「深層のこり」+「神経の緊張」**を同時にケアできるのです。

    🌿施術後の変化(例)

    目の奥がスッキリ軽くなる

    首を回しやすくなる

    呼吸が深くなり、睡眠の質が上がる

    肩のハリや頭痛が軽減

    4. セルフケア・日常習慣でできる眼精疲労・首(深部筋)ケア

    施術後も良い状態を維持するためには、日常生活でのケアが大切です。

    👀目のセルフケア

    ・1時間に1回は画面から目を離し、遠くを見る(20-20-20ルール)

    ・蒸しタオルで目元を温めて血流改善

    💆‍♀️首・肩のストレッチ

    ・耳の後ろから鎖骨にかけて胸鎖乳突筋をやさしくなでる

    ・肩甲骨を回して姿勢を整える

    ・深呼吸を意識して首・肩の力を抜く

    🌙生活習慣

    ・睡眠の質を上げる(寝る前のスマホは避ける)

    ・お風呂でしっかり温まる

    ・カフェインや糖分を控える

    5. 専門ケアを受けるべきサイン

    以下のような症状が続く場合は、自己ケアだけでは改善が難しい可能性があります。

    🚨専門ケアが必要なサイン

    ・目の奥が常に重く、頭痛が頻発する

    ・首や肩のこりが慢性化している

    ・マッサージをしてもすぐ戻ってしまう

    ・不眠・倦怠感・集中力低下がある

    6. 再発予防と良好な状態を維持するために

    眼精疲労は、一度改善しても再発しやすい症状です。
    定期的なケアで、**「疲れにくい首と目」**を維持しましょう。

    💡再発を防ぐポイント

    ・姿勢を整える(頭が前に出る姿勢を防ぐ)

    ・定期的なストレッチと呼吸トレーニング

    ・月1回のメンテナンス施術(鍼灸+ES-530)でリセット

    🧘‍♀️理想の状態

    首や肩が柔らかく、目の奥までスッと軽い。
    そんな「疲れにくい身体」が、集中力や睡眠の質も高めてくれます。

    ★眼精疲労に関する詳細はこちら

  • あなたの姿勢は大丈夫?正しい姿勢の見分け方と今すぐできる改善ポイント

    寒くなると肩がこる、腰が重い、姿勢が崩れる――そんな不調を感じていませんか?
    実はその原因、多くが「姿勢の乱れ」にあります。正しい姿勢を理解していないまま生活していると、肩こり・腰痛・疲労などの慢性症状を引き起こすことも。

    この記事では、医療国家資格者の視点から「正しい姿勢の見分け方」をわかりやすく解説します。
    立ち姿勢・座り姿勢・歩き方のポイントを知ることで、自分の姿勢タイプを把握し、日常の不調を根本から改善できます。
    読むだけで、今日から“正しい姿勢”を意識できるようになります。

    イントロダクション:姿勢は「見た目」ではなく「健康の土台」

    「姿勢が悪いと疲れやすい」「猫背を治したい」――そんな声をよく耳にします。
    実は、姿勢の乱れは見た目だけでなく、肩こり・腰痛・頭痛・自律神経の不調など多くの体のトラブルを引き起こします。

    しかし、「正しい姿勢」と言われても、何を基準に判断すれば良いのか分からない方がほとんどです。
    この記事では、医療国家資格者(理学療法士・柔道整復師・鍼灸師など)の専門的視点から、正しい姿勢を見分ける具体的なポイントと、改善のステップをわかりやすく解説します。


    1. なぜ“姿勢”が体に影響を与えるのか?

    ▶ 姿勢と筋肉・関節・神経のつながり

    姿勢は、骨格(関節)・筋肉・神経のバランスで保たれています。
    どこか一部が歪むと、筋肉が常に引っ張られ、関節に負担がかかります。
    その結果、肩こりや腰痛、首の張り、疲れやすさなどが生じます。

    姿勢の崩れ=「体の使い方のクセ」。
    日常生活の中で少しずつズレが積み重なり、慢性的な不調へとつながるのです。


    ▶ 悪姿勢が引き起こす代表的な症状

    • 肩こり・首こり

    • 腰痛・背中の張り

    • 頭痛・眼精疲労

    • 自律神経の乱れ・集中力低下

    姿勢が整うことで、血流や神経伝達がスムーズになり、こうした不調の根本改善が期待できます。


    ▶ 医療国家資格者が考える“機能的な姿勢”

    見た目がきれいなだけでは「正しい姿勢」とは言えません。
    重要なのは、骨・筋肉・重心のバランスが取れ、無理なく立てる姿勢=機能的な姿勢です。
    「キレイ」ではなく「効率的」で「疲れにくい」――これが専門家の考える正しい姿勢です。


    2. “正しい姿勢”とは?見分けるためのチェックポイント

    ▶ 立ち姿勢の基準

    壁を背にして立ってみましょう。以下のラインが一直線になるのが理想です。

    耳の穴 → 肩(肩峰) → 腰(大転子) → 膝 → 外くるぶし

    このラインが前後にズレている場合、重心が崩れています。
    たとえば、頭が前に出る(スマホ首)や、腰を反りすぎる(反り腰)などは要注意。


    ▶ 座り姿勢の見分け方

    • 骨盤が後ろに倒れていないか

    • 背中が丸まっていないか

    • 足裏が床についているか

    背筋をピンと張るよりも、骨盤を立てて“背骨が自然なS字カーブ”を描く姿勢がベストです。
    「背もたれにもたれない」がポイントです。


    ▶ 動作中の姿勢チェック

    静止姿勢が良くても、動きの中で崩れている方が多いです。
    ・歩くときに片足が外を向く
    ・片足立ちでふらつく
    ・バッグをいつも同じ肩にかける

    これらは重心の偏りサイン。動画で自分の歩きを撮ると、自分のクセが見えやすくなります。


    ▶ セルフチェック方法

    1. 鏡の前にまっすぐ立ち、耳・肩・腰のラインを確認

    2. 横からスマホで撮影して重心の位置を見る

    3. 壁に背をつけて、頭・背中・お尻・かかとが自然に壁につくか確認

    1つでもズレがある場合、姿勢の改善余地があります。


    3. 医療国家資格者が指導する“姿勢タイプ別の見分け方と改善法”

    ▶ 猫背タイプ(円背)

    特徴:頭が前に出て背中が丸くなる。呼吸が浅く、首・肩こりを起こしやすい。
    改善ポイント:胸を開くストレッチ・肩甲骨を寄せる運動。
    💡「肩を後ろに回すより、あごを軽く引く」が効果的。


    ▶ 反り腰タイプ

    特徴:腰が反り、骨盤が前傾。太もも前側が張りやすい。
    改善ポイント:お腹(腹横筋)と太もも裏を意識して使うトレーニング。
    💡「骨盤を後ろに転がす意識」で中立姿勢に。


    ▶ 前傾・重心ずれタイプ

    特徴:立ち姿勢でつま先体重になり、ふくらはぎや肩に力が入りやすい。
    改善ポイント:足裏全体で地面を感じる・かかと体重を意識。
    💡「立っていても“軽く膝を緩める”」ことでバランスが取れます。


    ▶ 専門家への相談タイミング

    • 慢性的な肩こり・腰痛が続く

    • 猫背や骨盤の歪みを自分で直せない

    • 写真で見ても左右差が明らか

    理学療法士・柔道整復師・鍼灸師は、姿勢と痛みの関係を分析し、根本的なバランスを整える専門家です。
    セルフケアで限界を感じたら、専門家に相談を。


    4. 日常でできる“姿勢改善”セルフケア

    ▶ 朝:軽いストレッチで姿勢リセット

    寝起きは背中や腰が固まりやすい時間。
    起きたらすぐに「背伸び+肩回し」で血流を促進しましょう。


    ▶ 仕事中:1時間に1回の“立ち姿勢チェック”

    長時間同じ姿勢で座ると、骨盤が後傾しやすくなります。
    「立って背中を伸ばす」「肩をすくめてストンと落とす」だけでも効果的。


    ▶ 夜:リラックス呼吸で自律神経を整える

    姿勢は“緊張”の反映でもあります。
    寝る前に深呼吸を5回行い、副交感神経を優位にして全身の力を抜きましょう。


    5. まとめ:正しい姿勢は「美しさ」と「健康」の両立

    • 姿勢は体の土台。整うことで痛みも疲れも軽くなる。

    • ポイントは「骨の位置・重心・呼吸」を意識すること。

    • 無理に背筋を伸ばすより、自然で安定した姿勢を習慣化。

    国家資格者の視点で言えば、「姿勢を意識する時間を毎日10秒持つこと」から始めるだけで、
    体は少しずつ変わり始めます。
    あなたの姿勢が変われば、見た目も、心も、毎日のコンディションも変わります。

  • “足のアーチが下がる”扁平足。なぜ起こる?どんな影響?どう改善?

    最近「長時間歩くと足が疲れやすい」「立ち仕事でかかとや腰が痛い」と感じる方が増えています。
    その原因のひとつに「扁平足(へんぺいそく)」があります。

    扁平足は、足のアーチ(土踏まず)が下がり、足裏全体が地面に接している状態のこと。
    一見すると小さな変化に思えますが、実は体全体のバランスや姿勢にまで影響を及ぼします。

    「放っておいても大丈夫」と思われがちな扁平足ですが、実は 膝痛・腰痛・外反母趾・肩こり にまでつながることも。

    1. 扁平足とは?

    足の裏には、3つのアーチ構造があります。

    ・縦の内側アーチ(土踏まず)

    ・縦の外側アーチ

    ・横アーチ

    このアーチは、体重を分散させたり、衝撃を吸収する重要なクッションの役割を持っています。

    しかし、筋力の低下や骨格の歪みなどによりアーチが崩れると、
    足裏全体が地面に接してしまう状態──それが「扁平足」です。

    扁平足には以下のタイプがあります

    ・先天性扁平足:生まれつきアーチが形成されにくいタイプ

    ・後天性扁平足:加齢・筋力低下・外傷・生活習慣によって起こるタイプ

    2. 扁平足が起こる主な原因・誘因

    扁平足は“遺伝”だけでなく、生活習慣や筋肉の使い方にも深く関係しています。
    主な原因は以下のとおりです。

    ・足裏の筋力低下(特に後脛骨筋や足底筋群)

    ・長時間の立ち仕事・硬い床での生活

    ・サイズの合わない靴・ヒール・ぺたんこ靴

    ・加齢による靭帯・腱のゆるみ

    ・運動不足による下肢の機能低下

    ・肥満・妊娠などによる荷重増加

    特に現代では「デスクワークで足を動かさない」「クッション性の高い靴で筋肉を使わない」など、
    足を鍛える機会が減っていることが後天的扁平足の大きな要因になっています。

    3. 扁平足の影響─ 足だけで終わらない不調との関係性

    扁平足を放っておくと、足裏の問題にとどまらず、次のような全身の不調につながります。

    足・下肢への影響

    ・足底筋膜炎(足裏の痛み)

    ・アキレス腱炎

    ・外反母趾・内反小趾

    ・足首の不安定感や疲労感

    ✅ 姿勢・全身への影響

    ・膝関節への過剰負担 → 膝痛・変形性膝関節症

    ・骨盤の傾き → 腰痛・反り腰・猫背

    ・上半身への影響 → 肩こり・首のこり・頭痛

    つまり、扁平足は“足の病気”ではなく、“体全体のバランスの問題”でもあります。
    足元の崩れは、まるで建物の土台が傾くのと同じで、全身の歪みにつながるのです。

    4. 対策・改善方法:セルフケア・日常習慣でできること

    🦶 足の筋肉を鍛える運動

    ・タオルギャザー運動:床にタオルを敷き、足の指でたぐり寄せる。

    ・つま先立ちトレーニング:ふくらはぎ〜足底の筋力を強化。

    ・裸足でのバランス運動:足裏の感覚と筋肉を刺激。

    👟 靴・インソールの見直し

    ・かかとが安定し、土踏まずをサポートする靴を選ぶ

    ・オーダーメイドインソールでアーチを補助

    ・長時間のヒール・サンダルは避ける

    💧 日常生活で意識すべきこと

    ・正しい姿勢で立つ(重心を真ん中に)

    ・体重を適正に保つ

    ・お風呂での足裏マッサージ・温浴で血行促進

    5. 扁平足にどう向き合うか?

    セルフケアで改善が難しい場合は、専門家による評価と治療が効果的です。

    整体・理学療法

    ・骨盤や下肢アライメントの調整

    ・足関節や足底筋膜の柔軟性回復

    ・歩行フォームの改善指導

    鍼灸

    ・足底筋やふくらはぎへの鍼刺激で筋緊張を緩和

    ・血流改善による代謝促進・炎症抑制

    ・自律神経のバランスを整え、慢性的な痛みを軽減

    🔹 専門家に相談する目安
    「足裏が常に疲れる」「かかとや膝が痛い」「長く立っていられない」といった症状が続く場合は、早めの相談が大切です。

    6. 扁平足の改善後も良い状態を維持するために

    扁平足は一度改善しても、筋力低下や姿勢の崩れで再発しやすい傾向があります。

    💡 再発予防のポイント

    1日5分でも「足裏を動かす」習慣を継続

    靴底のすり減りを定期チェック

    月1〜2回のメンテナンス整体・鍼灸でアライメントを維持

    また、足だけでなく、骨盤や背骨の位置を整えることで、
    全身バランスを最適化し、再発しにくい体を作ることができます。