「第2の心臓」を守る!転倒・寝たきりを防ぐ医療的フットケアの重要性
なぜ今「フットケア」が重要視されるのか?3つの医学的理由

フットケアとは、単に爪をきれいに整える美容目的だけではありません。医学的には**「身体機能を維持し、健康寿命を延ばすための治療・予防」**と位置づけられています。その理由は主に3つあります。
1. 「第2の心臓」ポンプ機能の維持と血流改善
心臓から送り出された血液は、重力に従って下半身に溜まりやすくなります。これを再び心臓へ押し戻す役割をしているのが、ふくらはぎや足裏の筋肉です。これが「第2の心臓」と呼ばれる所以です。
足のケア(マッサージやストレッチ、正しい爪切りによる歩行)を怠り、足裏の筋肉が硬くなったり正しく使えなくなったりすると、このポンプ機能が低下します。その結果、足の冷え・むくみだけでなく、全身の血液循環が悪くなり、心臓への負担も増えてしまうのです。
2. 転倒・骨折の予防(身体バランスの安定)
足の裏には、地面の傾きや硬さを感知するセンサー(メカノレセプター)がたくさん集まっています。
もし、タコやウオノメの痛みで足をかばって歩いたり、爪が伸びすぎて足指に力が入らなかったりすると、このセンサーが鈍くなります。 その結果、バランス感覚が崩れ、**「何もないところでつまずく」「転倒して骨折する」**といったリスクが急激に高まります。特に高齢の方にとって、フットケアは寝たきりを防ぐ命綱とも言えます。
3. 重篤な病変の早期発見(糖尿病・動脈硬化)
足は、内臓の病気のサインが最も現れやすい場所の一つです。
特に注意が必要なのが**「糖尿病」や「閉塞性動脈硬化症」**です。これらの病気が進行すると、足の感覚が鈍くなり、小さな傷に気づかず放置してしまいがちです。最悪の場合、そこから細菌が入って足が壊死(えそ)してしまうこともあります。 日頃から足を観察しケアすることは、こうした重大なトラブルを未然に防ぐことにつながります。
放置すると怖い!代表的な足のトラブルとリスク
「たかが爪、たかが皮膚」と侮ってはいけません。よくあるトラブルも、身体全体のバランスを崩す原因になります。
爪のトラブル(巻き爪・肥厚爪)
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巻き爪(まきづめ): 爪の端が皮膚に食い込む状態。激しい痛みから「足を地面につけたくない」という心理が働き、姿勢が歪み、膝痛や腰痛を引き起こします。
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肥厚爪(ひこうそう): 爪が分厚くなる状態。普通の爪切りでは切れなくなり、靴に当たって痛むほか、転倒の原因になります。
皮膚のトラブル(タコ・ウオノメ・乾燥)
タコやウオノメは、単に皮膚が硬くなっただけではありません。「歩き方が悪い」「靴が合っていない」という身体からのSOSです。 また、かかとのひび割れ(乾燥)を放置すると、そこから菌が入り込み、足全体が赤く腫れ上がる**蜂窩織炎(ほうかしきえん)**などの感染症を引き起こすことがあります。
足の変形(外反母趾・偏平足)
足のアーチ構造(土踏まずなど)が崩れると、地面からの衝撃を吸収できなくなります。その衝撃はダイレクトに膝や腰へ伝わり、慢性的な関節痛の原因となります。
今日からできる!正しいセルフフットケア「3つの基本」
トラブルを防ぐために、ご自宅で意識していただきたいのは以下の3点です。
1. 「観察」こそ最大のケア
毎日お風呂上がりなど決まった時間に、自分の足を「見る」習慣をつけましょう。
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チェックポイント: 皮膚の色は悪くないか? 傷はないか? 指の間がふやけていないか?
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ポイント: 目が悪くて見えにくい方や、体が硬くて足裏が見えない方は、床に鏡を置いてチェックしたり、ご家族に見てもらうようにしましょう。
2. 「清潔」と「保湿」
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清潔: 足の指の間は汚れが溜まりやすく、水虫菌(白癬菌)の温床になります。石鹸で丁寧に洗い、お風呂上がりは水分をしっかり拭き取りましょう。
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保湿: 足裏には皮脂腺がないため、非常に乾燥しやすい場所です。クリームを塗り、皮膚のバリア機能を保ちましょう(※指の間は蒸れやすいのでクリームは塗らないのがコツです)。
3. 正しい「爪切り」のルール
爪の切り方一つで、巻き爪のリスクは大きく変わります。
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基本は「スクエアオフ」: 爪の先端を真横に真っ直ぐ切り、角を少しヤスリで丸める形が理想です。
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深爪はNG: 白い部分を全部切ろうとせず、指の肉と同じくらいの長さを残しましょう。
メディカルジャパン流・全身を整えるフットケア&リハビリ
セルフケアでは対応しきれない痛みや変形、あるいは「自分でのケアが難しい」と感じる場合は、プロの手を頼ってください。 私たちメディカルジャパンでは、単なる足のマッサージにとどまらない、医療・リハビリ視点でのトータルケアを提供しています。
鍼灸・マッサージによる循環・神経アプローチ
硬くなった足裏やふくらはぎの筋肉を、マッサージや鍼灸治療で緩めます。 東洋医学には足に多くの重要なツボ(湧泉、三陰交など)があります。これらを刺激することで、足だけでなく自律神経を整え、内臓の働きを活性化させます。「足のケアをしたら、夜ぐっすり眠れるようになった」という患者様も多くいらっしゃいます。
リハビリ視点での歩行・姿勢改善
足のトラブルの根本原因は「歩き方」や「姿勢」にあることが多いです。 タコやウオノメを削るだけでなく、**「なぜそこにタコができるのか?」**を分析し、正しい重心のかけ方や歩行指導、インソールのアドバイスなど、再発を防ぐためのリハビリテーションを行います。
プロに任せるべきサイン
以下のような場合は、無理に自分で触らずにご相談ください。
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爪が分厚くて自分で切れない
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ウオノメが痛くて歩くのが辛い
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糖尿病の診断を受けている(感覚が鈍くなっているため、怪我のリスクが高いです)
まとめ
フットケアは、美容のためだけに行うものではありません。**「一生自分の足で歩き続ける」**ための、最も基本的で重要な投資です。
足元の不安は、そのまま全身の健康への不安につながります。 「最近、よくつまづく」「足が冷えて眠れない」「爪が切りにくい」など、少しでも気になることがあれば、私たちメディカルジャパンへお気軽にご相談ください。
あなたの足を、「一生の相棒」として大切にするお手伝いをさせていただきます。



