初夏の寒暖差をすこやかに。〜静かに忍び寄る「冷え」から体を守るために〜
新緑のみずみずしい葉が雨に濡れ、しっとりとした美しさを見せる季節になりました。日中は汗ばむほどの陽気を感じる日も増え、本格的な夏の訪れがすぐそこまで来ていることを実感します。
しかし、この心地よさの裏側で、私たちの体にはある「静かな変化」が起こり始めています。
「最近、朝起きたときに首や肩がピキッと突っ張る」
「なんとなく腰のあたりが重だるく、すっきりしない」
そんな違和感を覚えてはいませんか?
実は6月は、年間を通してもギックリ腰や寝違えといった「急激な痛みのトラブル」が非常に増える時期なのです。今回は、初夏の陽気に隠れて忍び寄る「冷え」の正体と、健やかにこの季節を乗り切るためのケアについてお話しします。
なぜ初夏に「ギックリ腰」や「寝違え」が増えるのか?
「寒さの厳しい冬ならともかく、なぜ今?」と思われるかもしれません。その原因は、この時期特有の目まぐるしい「寒暖差」にあります。
6月は、日中の気温が30℃近くまで上がる日がある一方で、朝晩や雨の日には肌寒さを感じるほど気温が下がることがあります。この急激な温度変化に対応しようと、私たちの体をコントロールしている「自律神経」は、24時間フル稼働で働き続けています。その結果、自律神経がヘトヘトに消耗してしまうのです。
さらに、日中の暑さに合わせて薄着で出かけたり、オフィスや電車のエアコンの風を浴びたりすることで、体は無意識のうちに冷やされていきます。「暑い」と感じているため本人は気づきにくいのですが、これが「隠れ冷え性」の状態です。
暑さで一度緩んだ筋肉が、冷気によって急激にキュッと縮み、硬くなる。この「冷え固まった状態」のときに、朝ベッドから起き上がろうとしたり、ふと後ろを振り向いたりした瞬間、許容量を超えた筋肉が悲鳴を上げてギックリ腰や寝違えを引き起こしてしまうのです。
東洋医学でみる、6月の「湿気」と「巡り」
また、東洋医学の視点から見ると、6月は「温度」だけでなく「湿度」も大きな鍵を握っています。
梅雨の時期の過剰な湿気は、東洋医学では「湿邪(しつじゃ)」と呼ばれ、体に余分な水分を溜め込む原因になると考えられています。水分がうまく排出されずに滞ると、体は重だるくなり、血流や「気(エネルギー)」の巡りも悪くなってしまいます。
この「湿気による巡りの悪さ」と「寒暖差による筋肉の緊張」が重なり合うことで、普段から負担がかかっている腰や首、関節などに痛みが現れやすくなるのです。
今日からできる、体をいたわる3つのパーソナルケア
急な痛みに脅かされず、毎日をすこやかに過ごすために。日常の中でできる、優しい予防法をいくつかご紹介します。
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1. 「3つの首」を冷気から守る
首・手首・足首、そして首の後ろの付け根(東洋医学では『大椎・だいつい』という大切なツボがあります)は、冷えが入り込みやすい場所です。薄手のストールや羽織ものを一枚バッグに忍ばせておき、エアコンの風が直接当たるときや、夕方の冷え込みを感じたときにさっと守れるようにしておきましょう。 -
2. 夜の時間を大切に、ぬるめのお湯に浸かる
暑い日はシャワーで済ませたくなりますが、1日の寒暖差ストレスで高ぶった神経を鎮めるには、湯船に浸かるのが一番です。38〜40℃ほどのぬるめのお湯にゆったりと浸かることで、芯まで冷えた筋肉が緩み、自律神経がリラックスモード(副交感神経)へと切り替わります。 -
3. 内側から水分代謝を促す
冷たい飲み物は胃腸を冷やし、さらに代謝を落としてしまいます。できるだけ常温以上のものを選び、食事には生姜やネギ、大葉など、体をマイルドに温めながら余分な水分を外へ逃がしてくれる食材をそっと取り入れてみてください。
静かな空間で、心と体を満たす調整を
どれだけ気をつけていても、季節の変わり目の大きな変化に体が追いつかないことはあります。少しでも「いつもと違う重だるさ」や「硬さ」を覚えたら、それは体が発している小さなSOSです。
当院では、お一人おひとりのその日の状態、冷えの深さ、そして筋肉の緊張度合いを丁寧に拝見し、完全にプライベートな落ち着いた空間で施術を行います。
自律神経の通り道である背骨や骨盤のバランスを優しく整え、深部の筋肉をじんわりと温める鍼やお灸の施術は、冷え固まったお体を内側から優しく解放します。痛みが起こってから慌てて治療するのではなく、痛みが起こる前に、お体が本来持っている「巡る力」を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
周囲の喧騒から離れ、ただご自身の心と体のためだけに使う静かな時間を、当院でお過ごしになりませんか。
どうぞ無理をなさらず、この美しい季節をすこやかにお過ごしください。
梅雨の体調不良は姿勢も関係する?頭痛・めまい・肩こりの根本原因を解説
梅雨になると体調不良が起こりやすいのはなぜ?

梅雨の時期になると、「頭痛がする」「体がだるい」「めまいがする」「肩こりがひどくなる」などの不調を感じる方が増えます。
これは、気圧の変化や湿度、寒暖差によって自律神経が乱れやすくなることが関係しています。
特に、普段から肩こり・首こり・ストレートネック・腰痛などがある方は、梅雨時期に症状が強く出やすくなることがあります。
梅雨に起こりやすい体調不良
- 頭痛
- めまい
- 肩こり・首こり
- ストレートネックによる首の痛み
- 腰痛
- 体のだるさ
- 不眠やイライラ
- 自律神経の乱れ
なぜ梅雨に頭痛やめまいが出やすいのか
梅雨時期の頭痛やめまいには、気圧の変化、自律神経の乱れ、首肩まわりの筋肉の緊張が関係していることがあります。
低気圧の日が続くと、体は外部環境の変化に対応しようとしますが、その調整を担う自律神経に負担がかかりやすくなります。
また、湿度が高いことで体内の水分バランスが乱れやすく、血流の悪化や筋肉のこわばりにつながることもあります。
その結果、肩こりや首こり、腰痛がいつもよりつらく感じたり、頭痛・めまい・だるさ・眠気などの不調が出やすくなります。
さらに、デスクワークやスマホ操作によって首が前に出た姿勢が続くと、首や肩の筋肉が硬くなり、頭部への血流や神経の働きにも影響を与えることがあります。
特にストレートネックの方は、梅雨時期の気圧変化や自律神経の乱れと重なることで、不調を感じやすくなる場合があります。
姿勢の悪さが梅雨の不調を悪化させることも
スマホやデスクワークで首が前に出る姿勢が続くと、首や肩の筋肉に負担がかかります。
特にストレートネックや猫背姿勢がある方は、首まわりの筋肉が緊張しやすく、頭痛やめまい、自律神経の乱れにつながることがあります。
梅雨時期の不調は、気圧や湿度だけが原因ではなく、日頃の姿勢の崩れや筋肉の緊張が重なることで起こりやすくなります。
メディカルジャパンが考える梅雨の体調不良の根本原因
梅雨の体調不良は、頭痛やめまい、肩こりなど症状が出ている部位だけが原因とは限りません。
メディカルジャパンでは、「頭が痛いから頭だけ」「肩がこるから肩だけ」ではなく、身体全体のバランスを確認しながら不調の原因を探ります。
首・肩・背骨・骨盤のバランス、筋肉の緊張、関節の動き、呼吸の浅さなどを確認し、一人ひとりの状態に合わせた施術を行います。
特に梅雨時期は、自律神経の乱れに加えて、姿勢不良や血流の低下、筋肉の硬さが重なることで不調が長引きやすくなります。
そのため、表面的な症状だけでなく、根本原因に目を向けたケアが大切です。
メディカルジャパンの梅雨時期のケア
当院では、姿勢や首・肩の可動域、骨盤や背骨の動きなどを確認し、身体全体の状態を見ながら施術を行います。
肩こり・首こり・頭痛・めまい・腰痛など、それぞれの症状に合わせて必要なケアを提案します。
また、施術だけで終わるのではなく、ご自宅でできるストレッチや姿勢改善、呼吸の使い方などもお伝えしています。
日常生活での負担を減らすことで、梅雨時期の不調を繰り返しにくい身体づくりをサポートします。
自宅でできる梅雨の体調不良対策
- 首や肩を温める
- 軽いストレッチを行う
- 長時間同じ姿勢を避ける
- 朝に日光を浴びる
- 軽いウォーキングをする
- 深い呼吸を意識する
- 睡眠リズムを整える
梅雨時期に起こりやすい首こり・肩こり・だるさ対策として、ご自宅でできる簡単なセルフケアをご紹介しています。
施術とあわせて日常的に取り入れることで、身体の負担を軽減しやすくなります。
このような症状がある方はご相談ください
- ・雨の日や曇りの日に頭痛が出やすい
- ・梅雨になると体が重く感じる
- ・肩こりや首こりが悪化する
- ・めまいやふらつきが気になる
- ・ストレートネックと言われたことがある
- ・腰痛が長引いている
- ・自律神経の乱れが気になる
まとめ
梅雨の体調不良は、気圧や湿度、寒暖差、自律神経の乱れ、姿勢の悪化などが関係しています。
特に、頭痛・めまい・肩こり・首こり・腰痛などが続く場合は、身体全体のバランスを整えることが大切です。
メディカルジャパンでは、症状が出ている部分だけでなく、姿勢や筋肉の緊張、関節の動き、生活習慣まで確認しながら根本改善を目指します。
梅雨時期の不調でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
【健康コラム】即効性抜群!体温をあげる肩甲骨回し体操

“体が冷えやすい”
“夜は手足が冷えて眠れない”
“寒さで集中できない”
…などのお悩みを抱えている方へ
冷えは“万病の元”と言われるほど健康面において気をつけておきたいポイントですよね。
女性は特に低体温症や冷え性に悩む方が多いかと思います。
今回は、体温の仕組みと低体温症を引き起こす生活習慣についてお話しし、いつでもどこでもできる即効性のある体温を上げるための体操を紹介します♪
- 1.体温を作る仕組み
- 2.チェック!低体温を引き起こす生活習慣
- 3.体温を上げるための体操
- 4.肩甲骨を動かすと身体が温まる理由
- 5.体質改善治療
1.体温を作る仕組み

体温は生命維持活動において柱となる部分です。実際に私たちの身体の中では、“代謝活動”と呼ばれるエネルギー産生が様々な形で行われています。
例えば、
・食物の消化
・栄養素の吸収
・細胞のエネルギー産生
・血液循環など
また、筋肉収縮(運動や活動を通じて筋肉が収縮する)により体温を上昇させます。
ー熱産生と熱放散で保たれているー
私たちの身体は、常に平熱(36〜37度)を保つために熱産生と熱放散を行っています。
熱産生とは、“代謝活動”と呼ばれるエネルギー産生によって体温をあげることを指し、熱放散は汗をかくことによって体内の熱を下げることを指します。
体温維持にはこの2つの機能が正常に働いている必要があり、それを行っている体内活動は以下のようなものがあります。
◯外部環境によって調節
寒い時は代謝活動が活発になったり、筋肉を震えさせることで熱を作り出します。暑い時は代謝活動を低下させ汗をかいて身体を冷やそうとします。このように外部環境に合わせて体温を調節します。
◯自律神経の調節
交感神経と副交感神経は体温の調節に影響を与えます。交感神経の活動が増加すると、心拍数や代謝が増加し、体温も上昇します。
◯褐色脂肪組織
褐色脂肪組織は体温上昇に寄与する組織の一つです。食物からのエネルギーを直接熱に変換し、体温の調節を助けます。
これらの要素が複雑に絡み合い、体温を適切に維持しています。体温の調節は生命維持にとって極めて重要であり、「体温調節中枢」と呼ばれる視床下部や下垂体、甲状腺などの器官が中枢的な役割を果たしています。
2.チェック!低体温を引き起こす生活習慣
低体温を引き起こす可能性のある生活習慣について、ご自身の生活習慣と比較してみましょう!
◻︎食事のタイミングや栄養バランスが不規則である
◻︎タンパク質が取れていない
◻︎栄養バランスは意識していない
◻︎冷たい食べ物が好き
◻︎食事は冷えたものが多い
◻︎運動はしない
◻︎精神的不安や緊張する場面が多い
◻︎睡眠は6時間以内
◻︎年中薄着
◻︎入浴はせず、シャワーのみ
◻︎靴下を履かない
これらは冷え性を引き起こす代表的な生活習慣です。
生活習慣は、その言葉の通り“生活行動の選択”として思考的にも習慣化してしまいますので、意識的にいつもと違う選択をしなければルーティンにのっとって同じ行動をしてしまいます。また同時に、体内活動も生活習慣に影響されて習慣化されます。例えば体温を上げやすい生活をしている方は、体内も体温を高くキープする力がありますが、常に冷えやすい生活をしている方は体温をあげる機能が低く、体質改善にそれなりの時間がかかります。
常に習慣化されていることを認識し生活を変化させていくことが重要です。
3.体温を上げるための体操
当院の国家資格保持臨床家による体操です。
この体操は、肩こりや頭痛に悩む方にもおすすめですし、体温を上げるためにも効果的です。
この体操が体温をあげる理由について、次に解説します。
4.肩甲骨を動かすと身体が温まる理由

肩甲骨を動かすことで身体が温まる理由はいくつかあります。
以下に、肩甲骨を動かすと体が温まる主な理由を挙げてみましょう。
1)血行促進
肩甲骨を動かすことで、周囲の筋肉に血液がより効果的に供給されます。良好な血行は体温を上昇させるとともに、酸素や栄養の供給も向上させます。
2)筋肉ほぐし
肩甲骨周りの筋肉を動かすことで、コリや緊張が緩和されます。これにより、筋肉が柔軟性を取り戻し、血行が改善されることが期待されます。
3)エネルギーの生成
褐色脂肪細胞が活性化します。脇や背中にある褐色脂肪細胞は脂肪を燃焼してくれます。また、肩甲骨を動かす動作自体が、一定のエネルギーを使いますので代謝を促進し、体温の上昇に寄与します。
4)新陳代謝の活性化
適度な運動によって新陳代謝が活性化されます。新陳代謝の増加は体温の上昇につながり、体の各部位で生じる化学反応が加速します。
5)筋温度の上昇
運動により筋肉が収縮・拡張することで、筋温度が上昇します。温かい筋肉は血流がより活発になり、これが体温の上昇に寄与します。
体温が1℃上昇すると基礎代謝が12%上昇すると言われております。
この体操を行うことで、肩周りの筋肉がほぐれ、血行が促進されるため、体温が上昇しやすくなります。
特に寒冷な環境や座りっぱなしの長時間の作業後に行うと、リフレッシュ効果も期待できます。
簡単にできる方法ですので冷えを感じた時やお出かけ前に実践してみましょう。
5.体質改善治療

基礎疾患があった上での冷えは、疾患への治療が優先されます。
冷え性は、生活習慣病の側面があるため、生活習慣を改善することで、ある程度の予防・改善をすることが可能です。
基本的に⻄洋医学では病気とみなされず、自律神経失調症、症状によっては手指が白くなるレイノー病と見なされますが、東洋医学では未病、病気のサイン、重大な病気の誘因になると考え、体質や性別、症状により以下のような漢方が処方されます。
桂枝加朮附湯(ケイシカジュツブトウ)
加味逍遙散(カミショウヨウサン)
桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)
補中益気湯(ホチュウエッキトウ)
桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)
五積散(ゴシャクサン)
大建中湯(ダイケンチュウトウ)
⻄洋、東洋に共通して求められることは、ストレス環境などを改善し、自律神経バランスを整え、適度に体を動かすことです。
当院の治療では、以下のようなプログラムがあります。
①アロマオイルマッサージ
アロマセラピーは、香りを使ってリラックスや気分の改善を促進する方法です。特定のアロマオイルが血行促進や体温調整に寄与するとされ、冷え性対策に利用されることがあります。
②カイロプラクティックや鍼灸療法
カイロプラクティックや鍼灸療法も体質改善に役立ちます。当院では、高い知識技術を持った資格保持臨床家が複数の治療方法を組み合わせ行います。患者さんの生活と症状をしっかりカウンセリングした上で、AIと国家資格者による姿勢診断により、一人一人のお身体に最適なオーダーメイドの治療プログラムを提案します。同じ腰痛でご来院された方でも治療内容は異なります。現在の症状の改善と、症状の原因を見極め再発防止のために必要な適正な治療を心を込めてご提供します。
季節の変化がもたらす疲れと鍼灸のアプローチ
季節の変化が私たちの健康に与える影響は多くあり、特に疲労感や不調に悩まされる方が多いです。気象や気温の変動が体調にどのような影響を及ぼすのか、そしてそれに対処する方法について考えてみましょう。
季節ごとの症状や疲労の傾向、そして鍼灸療法が季節の変化に与える効果に焦点を当てます。さらに、実践的なアドバイスや健康促進策についても詳しく解説します
季節の変化と疲労の基本理解
季節変化の生理学的影響
季節が移り変わると、私たちの身体もそれに応じて調整を行います。例えば、気温の変動により血行が変化し、免疫系や代謝にも影響が及びます。これらの生理学的変化が疲労感を引き起こすことがあります。
季節ごとの一般的な疲れの傾向
一般的に、季節によって疲れやすい傾向があります。寒冷な冬や蒸し暑い夏、気温の急激な変化が起きる春先や秋において、体調不良を感じやすくなります。これらの季節ごとの疲れの特徴について理解することは、効果的な対処法を見つける第一歩となります。

季節性の症状と疲労への影響
各季節の特有の症状と疲れの傾向
春の花粉症、夏の暑さによるだるさ、秋の乾燥によるのどの不調、冬の寒冷による体のこりなど、各季節には特有の症状が現れます。これらの症状が疲労感を引き起こしやすいため、季節ごとの注意が必要です。
季節変化がもたらす健康への影響
気温や湿度の変動は免疫系やホルモンバランスにも影響を与え、体調不良や疲労感の原因となります。これに対処するためには、季節ごとの健康管理が不可欠です。
鍼灸療法の基本原則と季節の適応
鍼灸が季節性の症状に与える影響
鍼灸は体内のエネルギーのバランスを整え、免疫力や代謝を向上させる効果があります。これによって、季節の変化による症状に対処できる可能性があります。
季節ごとの経穴の選択と治療法の変化
鍼灸治療では、季節ごとに特に効果的な経穴の組み合わせがあります。例えば、冬季には体を温める経穴が重要ですが、夏季には体温を調整する経穴が適しています。季節によって選ばれる経穴が異なることを理解することで、鍼灸の治療効果を最大化できます。
季節ごとの健康促進のための実践的なアドバイスとヒント
各季節に適した食事、運動、睡眠などの生活習慣のアドバイス
春には新鮮な野菜や適度な運動が、夏には水分補給や体力向上の運動が、秋には栄養補給やバランスの取れた食事が、冬には温かい食事やリラックスした睡眠が重要です。これらのアドバイスを実践することで、季節の変化による疲労を軽減できます。
鍼灸と組み合わせた実践的な健康増進策
鍼灸療法と生活習慣の組み合わせが、より効果的な健康増進につながります。鍼灸治療のサポートを受けつつ、季節ごとの食事や運動を工夫することで、身体のバランスを保ちやすくなります。
【健康コラム】肩こり改善|広背筋のストレッチ

肩こりの発症にはさまざまな原因がありますが、そのほとんどが「姿勢」に問題があると言われています。
正しい姿勢は、重心が体の中心に整っており筋肉がバランスよく使いわれている状態ですが、猫背などの不良姿勢の場合、重心が足裏から頭に向かって斜め前になり、背面の筋肉を過剰に緊張させて姿勢を維持することになります。このような状態が慢性化してしまうと使い過ぎた筋肉は血行不良によって凝りや痛みをうみます。
肩こりもこのような原因によって生じることが多い問題です。
今回は、肩こり改善において知っておきたい「広背筋」の知識と、その筋肉の柔軟性を高めるためのストレッチをご紹介します♪
- 1.広背筋とは?
- 2.広背筋のストレッチ
- 3.治らない肩こりのための治療
1.広背筋とは?

①どこの筋肉?
広背筋(こうはいきん)は、背中の中央に位置する大きな筋肉で、具体的には背骨の両側から肩甲骨にかけて広がっています。
胸郭の下部(背面)にあたる場所なので呼吸動作に寄与しています。そのため、呼吸補助筋とも呼ばれています。
②どんな役割をしている筋肉?
広背筋は主に、1)呼吸補助 2)姿勢維持 3)肩甲骨動作 の際に使われる筋肉の一つです。
1)呼吸補助
広背筋は呼吸補助において重要な役割を果たしています。呼吸において広背筋がどのように機能するかを以下に説明します。
広背筋は、背中に位置する大きな筋肉であり、その一部は呼吸筋としての機能を果たしています。具体的には、広背筋の上部は横隔膜と連動して呼吸の深さや強さに影響を与えます。
呼吸時には、広背筋が収縮することで背中の領域が広がり、胸郭が拡張します。この拡張によって肺に空気を取り込む際、広背筋はその拡張を補助します。広背筋の収縮によって背中が広がり、胸郭が上下左右に広がることで、肺に十分な空気が取り込まれ、呼吸が効果的に行われます。
深い呼吸や腹式呼吸を行う際、広背筋の柔軟性と強さが重要です。広背筋が柔軟であると、背中がより広がり、肺が最大限に広がって空気を取り込むことができます。これによって、体全体に酸素が効率的に供給され、新鮮な酸素を吸い込んで老廃物を排出する呼吸プロセスが効果的に行われます。
緊張した広背筋や姿勢の悪さは、呼吸を制限しやすくなります。そのため、広背筋を柔軟にし、正しい姿勢を保つことで、呼吸が深く、効果的に行われるようになります。忙しさや緊張などのストレスによって呼吸が浅くなることは多いかと思いますが、筋肉の状態によっても深い呼吸がしづらい、自然な深呼吸ができないと感じる場合があります。正しい呼吸は体全体の健康に寄与するため、広背筋の健康維持は重要です。
2)姿勢維持
広背筋は姿勢維持において主要な役割を果たしています。正しい姿勢を維持する際に広背筋がどのように機能するかの説明です。
広背筋が強化されていると、前傾や猫背などの不良姿勢が防がれ、首や肩の筋肉が正常な位置で働けるようになります。これにより肩が正しい位置に安定します。
また、広背筋は背骨に広がる大きな筋肉であり、これが強力で柔軟な状態にあると、体幹の安定性が向上します。体幹が安定していると、全体の姿勢が安定しやすくなります。
正しい姿勢を保つためには、身体の様々な筋肉がバランスよく協力して働く必要があります。広背筋が強化され、柔軟性が保たれていると、他の筋肉とのバランスがとれ、姿勢が崩れにくくなります。
総じて、広背筋が適切に機能することで、背中や肩周りの筋肉が適正な状態を保ち、それが正しい姿勢の維持につながります。姿勢が良好な状態では、体重の分散や脊椎への負担が適切に分散され、日常生活や活動時に快適な姿勢を維持することが可能です。
3)肩甲骨動作
肩甲骨の動きにおいて、広背筋は重要な役割を果たします。肩甲骨の動作とその際に広背筋がどのように機能するかについて紹介します。
広背筋は肩甲骨の下部を様々な方向に引っ張ることができ、肩関節の動きを生み出します。
また、肩甲骨の安定性にも影響しています。正しい姿勢や動作時に広背筋が適切に働くことで肩甲骨が適切な位置に安定します。これによって、腕の動きや上半身の動作が安定し、効果的に行われることが可能になります。
さらに、広背筋は肩甲骨と連動して腕の動きにも影響を与えます。例えば、腕を後ろに引く動作や外側に広げる動作では、広背筋が活動して肩甲骨を引き寄せ、腕の動きを支えます。
広背筋は肩甲骨の動きや位置調整において中心的な役割を果たし、これが正常な上半身の運動や姿勢の制御に寄与しています。広背筋の柔軟性と強さを維持することが、肩甲骨の正常な機能を維持し、肩や上半身のトラブルを予防するのに重要です。
これらの役割からわかるように、広背筋は日常生活の様々な場面で重要な動作を担当しており、その健康な状態は姿勢や動作の質、そして肩こりなどの問題の予防にも寄与します。
③姿勢と肩こりとの関係性
正しい姿勢が保たれているかどうかは、慢性症状によって現れやすいです。
正しい姿勢では、体の重心が中心に整っており、筋肉がバランスよく使われています。この状態では、広背筋や他の筋肉が正常に機能し、肩や首の周辺の筋肉が無理なく働きます。しかし、不良な姿勢(例えば、猫背や前かがみの姿勢)の場合、以下のような問題が生じる可能性があります。
ーアンバランスな姿勢による筋力・柔軟性の低下ー
不良姿勢では、体の重心が中心からずれてしまいます。これにより、背面の筋肉、特に広背筋が不自然な負荷を受け、過剰に緊張します。
不良姿勢が続くと、特定の筋肉が過剰に使われ、他の筋肉が弱まることがあります。
例えば、猫背の場合、背中の筋肉が緊張しすぎ、胸の筋肉が弱まりやすくなります。
ー血行不良と痛みー
使い過ぎたり緊張しすぎたりした筋肉は血行が悪くなり、それによって凝りや痛みが生じやすくなります。特に肩こりは、不良な姿勢が原因で広背筋や首の筋肉が緊張し、血行不良が起こることが多いです。
したがって、良い姿勢を維持することは、肩こりの予防や改善に重要です。姿勢の良し悪しは日常の座り方や立ち方、歩き方に影響されるため、意識的に正しい姿勢を保つことが大切です。適切な座り方や立ち方、デスクワークやスマホの使用時などにも注意を払うことが、肩こり対策に役立ちます。
また、姿勢は習慣的なものであると同時に、ご自身の習慣化された姿勢バランスに合わせるよう筋肉は変化していくため、姿勢改善を検討する場合は、硬化した筋肉を緩める治療や、骨の歪みを矯正するなど、医療的な面でもアプローチすることが重要です。
姿勢改善がうまくできない、正しい姿勢がわからないという方は是非ご相談ください。
2.広背筋のストレッチ
当院の国家資格保持臨床家による広背筋の柔軟性を高めるストレッチ解説動画です。
ホームワークは心と体への大切なメンテナンスです!
ご自身の症状に合わせて、お風呂上がりや就寝前など心を落ち着かせて深い呼吸と共にできる時間を確保しましょう♪
少しのメンテナンスが未来の体の健康を作ります。
3.治らない肩こりのための治療

軸の取れてない緊張したカラダは、パフォーマンス低下、怪我、故障のリスクが高くなります。
治らない肩こりの原因を把握し、適切な治療を行うことが重要です。
ーメディカルジャパン東洋医学的アプローチー
圧痛、硬結除去など、必要に応じて精神安定や自律神経の調整、頸肩部、肩甲間部の圧痛、硬結やその他対応経穴に施術します。
【肩こりにおける鍼灸・指圧処方例】 天柱、風池、肩井、膏盲(こうこう)、身柱
ーメディカルジャパンにしかできない介入例ー
腱板炎・腱板損傷とは違い、基本的には血行不良によって引き起こされるもののため、血流の改善を目的とした治療となります。
首~肩~背部、更には腰や足…と全身からアプローチすることで、ご自身で自覚されている部位だけでなく、隠れている要因も改善していきます。 また、それに伴い呼吸法や姿勢矯正を行うことで、可動範囲の拡大や柔軟性の向上を目指します。
早期の改善をめざすため、一人一人に合わせたカウンセリング、カスタマイズ施術、オーダーメード施術をご提供します。
「肩甲間部への鍼パルス治療」
鍼を硬くなった筋肉刺入して、そこに低周波を流すことで慢性的な痛み、筋肉のこりや血行不良に安定した効果を発揮する優れた治療法です。さらに肩甲骨の位置を自動運動で下制・内転することにより、頭部の位置を正常に修正します。
大切なことは、『姿勢保持する筋力をアクティブすること』です。決して、もみほぐしだけでは改善しません。
「AI姿勢分析システム」
現在の姿勢から、筋肉が硬くなる部位や痛みの原因となる部位、未来の姿勢などを推定し、施術の方針や効果をよりわかりやすく説明することができます。患者様自身にも体の状態を理解してもらいやすくなりました。
これによって、どこの筋肉を緩めたら良いのか、どこの筋肉をトレーニングしたら良いのかがわかります。自分の身体を認識すれば、何を改善すればよいのかがわかります。 もちろん、更に的確な施術も可能となります。そして、このような分析をもとにあなたに合ったトレーニング法と、ストレッチ法をお伝えすることができます。
お困りの方はご相談ください。