コラム – 立川No.1実績|選ばれる整体・鍼灸院|メディカルジャパン立川 - Page 9
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  • 【健康コラム】首こり解消!胸鎖乳突筋への正しいストレッチ

    首こりは、多くの人が経験する身近な問題です。デスクワークや不適切な姿勢、ストレス、運動不足などが原因で、首に痛みや不快感が生じることがあります。首こりが進むと、頭痛や肩こり、吐き気、めまいなど、他の症状も併発することがあります。

    このコラムでは、首こりの原因や、首こりと胸鎖乳突筋(首の筋肉)の関係、胸鎖乳突筋のストレッチ方法、専門家からのサポート、首こりを軽減する生活習慣などについて詳しく解説します。ここで紹介する情報が、皆さんの生活をもっと快適にする手助けになれば幸いです!

    記事内容
    • 1.胸鎖乳突筋とは?
    • 2.首こりと胸鎖乳突筋の関係
    • 3.胸鎖乳突筋のストレッチについて
    • 4.首こりを軽減する生活習慣
    • 5.当院でできるサポート
    • 6.まとめ

    1.胸鎖乳突筋とは?

    胸鎖乳突筋は、耳の後ろから首の側面を通り、鎖骨や胸骨に繋がる筋肉で、顔を横に向けた時に目立つ筋肉です。首を上下左右に動かすときに使われ、日常生活でとても重要な役割を果たしています。

    胸鎖乳突筋は人間の筋肉の中でも特に重要なものの一つで、重さ5キロ以上あるとされる頭を支える役割があります。

    また、胸鎖乳突筋は、頭を支えるといった体の疲れだけでなく、自律神経の乱れやストレスでも緊張しやすい筋肉です。この緊張が、さまざまな体の不調を引き起こす原因になります。

    胸鎖乳突筋が緊張すると起こる身体の不調

    胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)が緊張すると、以下のような不調に繋がりやすくなります。

    1.頭痛

    胸鎖乳突筋が緊張することで、頭痛を引き起こすことがあります。特に緊張型頭痛や片頭痛の原因となることが多いです。

    2. 首や肩のこり

    胸鎖乳突筋が硬くなると、首や肩のこりが強く感じられます。この筋肉は首の回旋や側屈に関与しており、日常生活で酷使されがちな部位です。

    3. めまい

    胸鎖乳突筋の緊張は、耳に近い部分に位置しているため、内耳への影響を及ぼし、平衡感覚の乱れやめまいを引き起こすことがあります。

    4. 顎関節症

    胸鎖乳突筋の緊張は顎周りの筋肉にも影響を与えるため、顎関節症を引き起こすリスクがあります。顎の動きが制限され、痛みや異音が出ることもあります。

    5. 呼吸の浅さ

    この筋肉が緊張すると、胸郭の動きが制限されるため、呼吸が浅くなり、疲れやすさを感じることがあります。

    6. 姿勢の悪化

    胸鎖乳突筋の緊張は、首や頭の位置を不自然な状態に保つため、姿勢が悪化し、猫背やストレートネックの原因となることがあります。

    このように、胸鎖乳突筋の緊張は多岐にわたる不調の原因となるため、適切なストレッチやマッサージでリラックスさせることが大切です。

    2.首こりと胸鎖乳突筋の関係

    首こりと胸鎖乳突筋の関係は深く、胸鎖乳突筋が首こりの一因となることがあります。以下にその関係を詳しく説明します。

    ○筋肉の緊張

    胸鎖乳突筋は、不適切な姿勢や過度のストレスによって緊張することがあります。特に、前かがみの姿勢や肩を前に突き出すような姿勢を長時間続けると、この筋肉が硬くなり、首の筋肉とのバランスが崩れます。

    ○制限された首の運動

    胸鎖乳突筋の緊張が増すと、首の自由な動きが制限されます。これにより、首が前に出しにくく、痛みやこりが生じやすくなります。

    ○血行不良による併発症状

    胸鎖乳突筋の緊張が首に影響を及ぼすだけでなく、周辺の組織や筋肉にも影響を及ぼすことがあります。このため、首こりが広がり、肩こりや頭痛といった症状が併発することがあります。

    ○循環障害

    胸鎖乳突筋の過度な緊張が、血液の正常な循環を妨げることがあり、吐き気やめまいの症状を引き起こすことがあります。

    首こりは個人によって異なる原因から発生し、その結果としてさまざまな症状が現れることがあるため、適切なケアと治療が必要です。

    3.胸鎖乳突筋のストレッチについて

    首の凝りを感じると、むやみに頭わ回したり、ポキポキ音を鳴らす方もいらっしゃいますが、怪我により悪化するリスクがあるので注意しましょう。

    今回紹介する胸鎖乳突筋のストレッチは、安全かつ、首こりや肩こりの軽減に効果的な方法の一つです。
    以下に、胸鎖乳突筋のストレッチ方法を紹介します。

    ①左鎖骨の上に右手を置き、右下に向いて軽く引っ張ります
    ②頭を後ろに倒し、少し右側に倒しましょう。この時、顎は高い位置に持っていきます。
    ③この状態で深呼吸を複数回行います。

    反対も同様です。

    ↓動画と一緒にやってみよう↓

    注意事項

    ・ストレッチ中に痛みを感じた場合、無理に引っ張らないようにしましょう。

    ・呼吸を忘れずに行い、ストレッチを行う際に深呼吸を心がけましょう。

    ・ストレッチは徐々に行い、急激な動きを避けましょう。

    4.首こりを軽減する生活習慣

    首こりを軽減・再発しないようにするためには、生活習慣が重要です。ご自身を労わる気持ちで以下のことを実践してみましょう!

    1.)適切な姿勢を保つ

    デスクワークは、背中をまっすぐに保ち、モニターの高さや椅子の高さを調整しましょう。
    スマートフォンやタブレットを使用する際には、首を前に出しすぎないように注意し、画面を目の高さに持ってきます。

    2.)運動とストレッチ

    今回のストレッチを毎日タイミングを決めて行ってみましょう。タイミングを決めると脳も毎日のルーティンとして行うものだと認識し、習慣化。「今日もやらなきゃ」というようなストレスがなくなり、快適に継続できるようになります。

    3.)ストレス管理

    ストレスは筋肉の緊張を引き起こすことがあるため、ストレス管理技術を学び、日常的なストレスを軽減します。瞑想や深呼吸などのリラクゼーション法が役立ちます。

    4.)定期的な休息とストレッチ

    長時間同じ姿勢で作業する際には、定期的な休息を取りましょう。 休憩中にストレッチや首の軽いマッサージを行うことで、筋肉の緊張を緩和できます。

    これらの生活習慣を取り入れることで、首こりのリスクを軽減し、健康な首と肩を維持できます。首こりが持続する場合や症状が悪化する場合は、医療専門家に相談し、適切な治療を受けることが大切です。

    5.当院でできるサポート

    新型コロナウイルス流行によるワクチン接種やマスク着用の影響で、身体の緊張が高まることにより、不定愁訴(※1)の症状を訴える方が増えています。

    特にマスクを着用することで口呼吸が習慣化し、胸鎖乳突筋の緊張が常に高くなる傾向があります。この筋肉が緊張し続けると、次のような問題が発生しやすくなります。

    疲労の蓄積
    血行不良による痛みや痺れ
    自律神経の乱れによる体調不良
    ただし、一概に胸鎖乳突筋の緊張だけがこれらの不調の原因とは言えません。不調の多くは複数の要因が絡み合っていることが多いため、全体的な身体のバランスや生活習慣、精神的な状態も重要な要素です。そのため、当院では胸鎖乳突筋だけでなく、全身にアプローチする包括的なケアを提供しています。

    2Dエコー(超音波検査)を用いて検査

    エコーを用いて出た数値は医療的な治療の指標となります。元となる数値と比較することでより的確な治療が可能です。

    クリックして動画を視聴する

     

    胸鎖乳突筋のアプローチ手技治療

    首には、筋肉と神経が複雑に入り組み、そこに、脳に栄養を送る太い血管が通っています。呼吸法や姿勢矯正を行うことで、可動範囲の拡大や柔軟性の向上を目指します。早期の改善をめざすため、一人一人に合わせたカウンセリング、カスタマイズ施術、オーダーメード施術をご提供します。

    胸鎖乳突筋のアプローチ超音波治療

    ピンポイントで超音波を非温熱効果もしくは温熱効果のどちらかで照射します。 超音波→深部熱による脊髄動脈及び動脈叢の血流増大。 さらに高周波治療器・超音波治療器組合せ理学療法機器(アストロン)を使用し、高周波で筋肉の緊張の緩和し、痛みの伝達を抑制する効果を期待できます。

    首こり、頭痛、めまいなどの不定愁訴に
    ★初回限定メニュー★【胸鎖乳突筋プログラム】
    75分
    ¥3,850- (税込)
    ★通常料金6,600円⇒初回限定料金3,850円(税込)
    ★当院を初めてご利用いただく方へ、初回限定料金にてご提供しております。
    【メニュー内容】
    ①カウンセリング(15分)
    ②医療機ケア※全身の血流循環を向上させる医療機器(30分)
    ③お身体の状態チェック→施術→施術後のアドバイス(30分〜40分)

    ご予約時の注意事項

    ※メニュー内容のトータル所要時間が75分前後となります。お時間に制限がある方は先にお知らせください。
    ※来院時にスタッフへこちらの画面をご提示ください。
    ※ネットからご予約される方は施術メニュー項目『【初回限定】コリ・痛み・しびれ・体質改善 3850円』を選択してください。

    6.まとめ

    首こりは多くの人にとって日常的な問題であり、長時間のデスクワーク、不適切な姿勢、ストレス、運動不足などさまざまな要因が関与しています。首こりには頭痛、肩こり、吐き気、めまい、さらにはストレス症状などの症状が併発することがあります。胸鎖乳突筋は首こりの一因として重要であり、この筋肉の緊張が首の筋肉の不調を引き起こすことがあります。胸鎖乳突筋のストレッチを適切に行うことで、首こりの軽減が可能です。

    ぜひ今日の内容を実践し、首こりに悩む方々が快適な日常生活を送る手助けになることを願っています。お体の状態に合わせた適切な対策を取り入れ、健康な生活を送りましょう。

  • 急性腰痛(ぎっくり腰)の対処法ガイド

    急性腰痛、ぎっくり腰

    1. はじめに:急性腰痛(ぎっくり腰)の基礎知識

    ぎっくり腰とは、正式には「急性腰痛症」と呼ばれ、突然腰に激しい痛みが走る症状です。重いものを持ち上げた時や急に姿勢を変えた時など、日常のちょっとした動作で発症することがあります。痛みは強く、動けなくなることもあるため、「魔女の一撃」とも呼ばれるほどです。

    原因としては、筋肉や靭帯の損傷、椎間関節の炎症、筋膜の緊張などが考えられますが、画像検査をしても明確な異常が見つからないことも少なくありません。

    発症直後は焦らず、正しい対処をすることで回復を早めることができます。


    2. 発症直後の対応:安静と冷却(POLICE処置)

    • P(Protect):保護 … 痛みのある腰を無理に動かさず、負荷を避けましょう。
    • OL(Optimal Loading):適度な負荷 … 休みすぎも回復を遅らせます。痛みが落ち着いたら徐々に体を動かします。
    • I(Ice):冷却 … 発症から48時間以内は、氷や冷却パックで1回15〜20分程度、数時間おきに冷やしましょう。
    • C(Compression):圧迫 … 必要に応じて軽い圧迫固定を行います。
    • E(Elevation):挙上 … 足を高くして寝ると腰の負担が軽減されます。

    冷却は特に重要で、痛みや炎症を抑える効果があります。直接肌に氷を当てず、タオルを巻いて使用しましょう。


    3. 冷却と温めのタイミング判断

    氷嚢
    • 急性期(発症から48時間程度):冷却が基本です。炎症を抑え、痛みを和らげます。
    • 亜急性期(発症3日目以降):痛みが落ち着いてきたら、温めて血流を促し、回復を助けます。

    温める方法としては、入浴や温湿布がおすすめですが、痛みがぶり返すようであれば中止してください。


    4. 痛みを軽減する姿勢と睡眠時の工夫

    • 1、膝を軽く曲げて横向きで寝る
    • 2、仰向けの場合は膝下にクッションやバスタオルを敷く

    これにより、腰椎への負担が減り、筋肉の緊張も和らぎます。
    また、起き上がるときは、急に体を起こさず、横向きになってから手を使ってゆっくり起き上がりましょう。


    5. 補助療法:コルセット・テーピングの活用法

    コルセット
    • コルセット:骨盤と腰回りをしっかり支えることで安定性が増し、日常生活を送りやすくなります。ただし、長期間の使用は筋力低下を招くため注意が必要です。
    • テーピング:貼り方によって筋肉や関節をサポートできます。ドラッグストアなどで販売されているキネシオテープも有効です。

    どちらも「痛みの軽減」や「動作補助」の目的で使用し、長期間依存しないことが重要です。
    当院ではコルセットの販売やテーピングも行っております。


    6. 回復期:軽運動・姿勢改善・呼吸方法

    太もも裏ストレッチ
    • ウォーキング:ゆっくり歩くことで血流が促進され、筋肉のこわばりが取れます。
    • 軽いストレッチ:太ももの裏やお尻の筋肉をゆるめるストレッチは効果的です。
    • 腹式呼吸や腹圧意識:腰部の安定性を高める効果があり、体幹トレーニングの第一歩になります。

    ポイントは「痛みのない範囲」で行うことです。無理に動くと再発や悪化の原因になるため注意しましょう。


    7. 専門機関受診の判断とその後の選択肢

    以下のような症状がある場合は早めに専門機関を受診しましょう。

    • 強い痛みが数日以上続く
    • 足のしびれや力が入らない感覚がある
    • 排尿・排便の異常がある

    整形外科、整骨院、鍼灸院などで、痛みの原因や体の状態を正確に評価し、適切な施術や治療を提案してもらうことが大切です。
    当院では国家資格を取得した施術者が丁寧にぎっくり腰(急性腰痛)の治療・施術にあたります。外出が難しいほど痛みが強い方には訪問での治療も可能です。発症してからできるだけ早くの受診が早期回復に繋がります。ぜひご相談ください。


    8. 再発予防のための生活習慣と姿勢管理

    ウォーキング
    • 1、正しい姿勢を保つ:猫背や反り腰を避け、背骨を自然なS字に保つ意識を持ちましょう。
    • 2、適度な運動を継続:筋力低下や体のこわばりを防ぐため、ウォーキングやストレッチを日課にするのがおすすめです。
    • 3、重い物を持つときは膝を使う:中腰は避け、しっかりしゃがんで持ち上げましょう。
    • 4、睡眠の質と環境を整える:硬すぎないマットレスや適切な枕を選びましょう。

    9. 早期回復と予防のためのセルフケアガイド

    • ◎発症初期は冷却と安静を心がける
    • ◎痛みが引いたら徐々に動いて回復を促す
    • ◎無理をせず、必要に応じて専門機関に相談する
    • ◎再発予防には日頃の姿勢や生活習慣の見直しが重要

    体の声に耳を傾けながら、無理のない範囲でケアと予防に取り組みましょう。

  • 【健康コラム】ストレートネック(スマホ首)のセルフケア

    現代病と呼ばれ、急増している「ストレートネック(スマホ首)」。
    一昔前は、老化が原因となって発症することがほとんどでしたが、近年のデジタル化により、PC・タブレット・スマホを日常的に何時間も使用することが当たり前になったことで、子供から高齢者まで広い世代で症状を訴える人が増えています。

    この記事では、ストレートネックの状態や影響、そしてセルフケアの重要性に焦点を当て、効果的なケア方法をご紹介します。

    記事内容
    • 1.ストレートネック(スマホ首)とは?(状態)
    • 2.ストレートネックによる影響
    • 3.セルフケアが重要な理由
    • 4.セルフケア
    • 5.治療メンテナンス

    1 ストレートネック(スマホ首)とは?

    ストレートネック(スマホ首)は、通常の頸椎(首の骨)の曲がりが失われ、首がまっすぐになる状態を指します。

    一見首はまっすぐに見えますが、実はやや前方へカーブするように伸びています。
    頭は身体の重さの約10パーセントを締めているため、本来のあるべき重心が整った姿勢でないと、肩や首に大きな負担がかかります。

    ストレートネックを引き起こす原因としては、ゲーム機器やPC、タブレット、スマホの画面の位置にあります。画面が本来の良い姿勢状態の目線と同じ高さでないと、目線が下がって首が折れ曲がってしまい、さらに同じ姿勢を長時間もキープしていると腰や肩など一部に負担がかかり姿勢が崩れてしまいます。猫背はストレートネックを誘発しやすいため、このような生活習慣を続けてしまうと、さらに症状が悪化したり、複数の慢性症状を同時に引き起こす可能性があります。

    近年スマホ首は、特に若い世代によく見られる問題です。

    ーストレートネックの種類ー

    ストレートネックは、筋肉の硬直によるものと、骨の変形によって起こるものの2種類があります。多くの場合、前者ですが進行すると「変形性頚椎症」と呼ばれる後者の病気になります。

    筋性のストレートネックの場合固まりやすい筋肉は
    ①斜角筋
    ②後頭下筋群
    ③上部僧帽筋
    ④肩甲挙筋
    ⑤胸鎖乳突筋
    などが挙げられます。

    これらの筋肉がゆるめば、骨や軟骨への負担、神経への圧迫も軽くなり、本来の首の状態に取り戻しやすくなります。

    2 ストレートネックによる影響

    ストレートネックは無症状で外見的に現れるだけの場合もありますが、多くの場合、首が痛くなりやすかったり、慢性的な肩こりがあったり、寝違えや食いしばりをしやすいなどの初期症状があります。進行するとこれらの併発症状が日常生活に支障をきたすほど悪化したり、頭痛、眩暈、神経圧迫による様々な症状が起こったりします。

    これらの影響からも分かるように、ストレートネックは単なる美容や姿勢の問題だけでなく、身体全体の健康にも大きな影響を与える可能性があります。適切な対策やセルフケアが重要とされています。

    3 セルフケアが重要な理由

    ストレートネックは、日常的な要因によって引き起こされるため、生活習慣から改善していく必要があります。そのため、ご自身でおこなうセルフケアが重要です。しかしながら、ご自身の判断でケアを行う場合、その方法がご自身の体に適しているか判断する必要があります。間違ったやり方でさらに首が痛くなったり改善しないと悩んでしまうことは多いです。

    まずは、ご自身のストレートネックが何によって引き起こされているのかを把握して、首の状態だけでなく、全身のバランスを見た上で、そのストレートネックが要因となり引き起こされている他の症状がないかや、猫背など、ストレートネックの引き金となったもともとある別の症状がないかを判断することで、はじめて根本的に改善することができます。

    さらに、進行したストレートネックの場合、ご自身のケアで改善することが難しい場合もあるので、そういった際は、理学療法士や鍼灸・整骨など治療的に筋肉の硬直や骨のバランスを整えることを選択し、改善しやすい身体の状態を作ってあげることで、さらにセルフケアの効果が出やすくなります。

    また、ストレートネックが進行すると「変形性頚椎症」になる可能性があるように、早期に対策・予防することも重要になります。

    4.セルフケア

    当院の国家資格を取得した臨床家が解説するセルフケア動画をいくつか紹介します。


    【ストレートネック】つらいストレートネックを改善!タオルを使ったストレッチ


    【スマホ首・首こり】ストレートネックや首コリ改善!胸鎖乳突筋へのアプローチ


    ストレートネック・猫背のための姿勢1 pointレッスン

    これらのストレッチとエクササイズを毎日取り入れ改善させていくことが大切です。

    そのほかに、生活習慣として以下のことも意識してみましょう。

    ①姿勢の確認と調整
    毎日の姿勢を確認し、正しい姿勢を保つよう心がけましょう。デスクワークやスマートフォンの使用時には、画面やキーボードの高さを調整し、前かがみの姿勢を避けるようにします。

    ② 休憩の取り方
    長時間同じ姿勢でいる場合は、30分に1度は休憩を取りましょう。起き上がり、ストレッチや軽い散歩を行い、首や肩の緊張を和らげます。

    ③適切な枕とマットレスの使用
    寝具が首や背中の自然なカーブをサポートすることが重要です。適切な高さの枕や快適なマットレスを使用し、良質な睡眠を心がけます。

    ④定期的な自己評価・メンテナンス
    自分の姿勢や体調を定期的に評価し、症状が改善しているかどうかを確認します。必要に応じて、専門家のアドバイスを受けながら調整していきます。

    これらのセルフケアのポイントを組み合わせることで、ストレートネックの改善や再発防止につながります。

    5.治療メンテナンス

    ここまででもお話ししたように、ストレートネックの改善には生活習慣的要因と身体状態(バランス)を適切に判断して、それに合った処置を検討する必要があります。ただ闇雲にエクササイズを行うのではなく、自分の身体の状態を知り向き合い、労わっていくことでストレスなく生活習慣を改善したり、楽な体を手に入れることができるようになります。

    私たち国家資格者は、リラクゼーションとしての施術だけでなく、身体を治療する臨床家です。

    痛みの改善はもちろん、再発防止のためのリハビリテーションも組み合わせ、一人一人の体にあった治療プランを提案します。

    ストレートネックの場合は、AI姿勢診断で姿勢バランスを評価し、首回りの原因となる筋肉へのアプローチとともに、要因となる猫背などの全身バランスの調整を行います。症状の状態によって、医療機器や鍼灸、整骨など組み合わせ最適なプログラムを提案します。

    まとめ

    ストレートネックは姿勢などの生活習慣の改善、早期のケアが必要です。状況に応じて、専門家の評価や治療とともに改善を目指すことがおすすめですが、デスクワーク時などの要因となる生活習慣を見直すこと基本になるので、日々頑張っているご自身を労る心で、セルフケアを行ってみましょう♪

  • 【こむら返りの原因を徹底解説】筋肉の仕組みまで分かる!

    こむら返りとは?

    こむら返りは、医学的には「有痛性筋痙攣」といい、特にふくらはぎや太もも、足の指などで筋肉が突然、激しく収縮(つる状態)して痛みを生じます。筋・腱に備わるセンサー(受容体)が誤作動を起こし、筋肉が意図せず収縮してしまう現象です。

    2. 筋肉が「つる」メカニズム

    • 筋紡錘・腱紡錘の誤作動:筋肉の伸び縮みを感知するセンサーが狂い、脊髄反射が異常収縮を引き起こします。
    • イオンバランスの乱れ:カルシウムやマグネシウムの不足で神経と筋肉の伝達がうまくいかなくなります。

    なぜ「こむら返り」は起きるのか?

    主な原因は以下の通りです。

    • 筋肉量の低下:加齢や運動不足により筋肉が弱くなると起こりやすくなります。
    • 血流不良:特にふくらはぎは「第二の心臓」として血流を戻す重要な部位。血流が滞ると痙攣が起こりやすくなります。
    • 水分・電解質不足:特にナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムのアンバランスが原因に。
    • 筋疲労・長時間の同じ姿勢:立ちっぱなしやデスクワークで特定部位の血行不良・疲労蓄積。
    • 貧血:酸素不足で筋肉が疲れやすく、痙攣が起こりやすくなります。

    動画で見る「こむら返りについて」

  • 肩甲骨を綺麗に見せる!正しい姿勢をつくるダンベル体操

    あなたは鏡で自分の後ろ姿を見たとき、猫背や丸まった肩が気になったことはありませんか?
    現代人はスマホやパソコンの長時間使用で、肩が前に入り、背中が丸くなりがちです。こうした姿勢は見た目の印象を悪くするだけでなく、肩こりや首の痛みの原因にもなります。

    肩甲骨の位置を整えると、胸が自然と開いて背筋がスッと伸び、美しい背中ラインが生まれます。さらに、肩まわりや首への負担も減り、疲れにくい体に近づけます。

    肩甲骨周りの筋肉構造と役割

    肩甲骨は背中の上部に左右1枚ずつある骨で、腕や首、背中の動きに欠かせないパーツです。
    この肩甲骨を支えて動かしているのが、僧帽筋(そうぼうきん)、菱形筋(りょうけいきん)、肩甲挙筋(けんこうきょきん) などの筋肉です。

    これらの筋肉が弱ったり硬くなったりすると、肩甲骨の位置がずれて猫背や肩の痛みを引き起こします。
    反対に、肩甲骨を寄せて支える力をつけることで、正しい姿勢がキープしやすくなるのです。

    ダンベルを使った姿勢改善トレーニング

    この体操のポイント

    • 肩甲骨を寄せて、美しい背中ラインをつくる
    • 姿勢改善で猫背予防や肩こり解消にも◎
    • ダンベル(なければペットボトルでもOK)を使用

    やり方

    ① 準備姿勢

    肩甲骨をしっかり寄せる意識を持ち、目線はまっすぐ前を見る。

    ② 腕を持ち上げる

    ダンベルを持った両腕を、耳の横までゆっくり上げる。

    ③ 肩を下げる

    肩甲骨をぎゅっと寄せながら、肩を少し下げる。
    肘は伸ばし、肩を落としたままの状態で10秒キープ

    ④ 顎の位置に注意

    頭が前に出ないように、顎をしっかり引く。

    ⑤ 戻す

    肩が前に出ないように、肩を「ストン」と下に落とすイメージで元の姿勢に戻る。

    こんな方におすすめ!

    • 姿勢を整えて美しい背中を目指したい
    • デスクワークやスマホで猫背気味
    • 肩や首のコリが気になる

    簡単なので、ぜひ日常に取り入れてみてください!

    📹 動画はこちらからご覧いただけます👇