コラム – 立川No.1実績|選ばれる整体・鍼灸院|メディカルジャパン立川
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  • 目と鼻の不調まとめてケア|鍼灸で整える「身体のめぐり」


    現代人に多い「目と鼻のダブル不調」

    目の不調

    長時間のデスクワークやスマートフォンの使用により、
    「目の奥が重い」「鼻が詰まって呼吸が浅い」といった不調を訴える人が増えています。

    一見、別々の症状のように感じられますが、実はどちらも
    自律神経と血流の乱れが大きく関わっています。

    自律神経は体温・血管の収縮・涙や鼻水の分泌などをコントロールする神経です。
    この働きが乱れると、目では毛細血管の血流が滞り筋肉が酸欠状態になり、
    鼻では粘膜の腫れや分泌異常が起こって鼻づまりを引き起こします。

    眼精疲労への鍼灸的アプローチ

    眼精疲労はピント調整を行う毛様体筋の過緊張や、
    目の周囲(眼輪筋・側頭筋など)の血行不良が主な原因です。

    鍼灸では以下のツボを中心に刺激を行い、血流と神経反射を整えます。

    つぼ
    • 攅竹(さんちく):眉頭の内側。眼精疲労・眼痛に有効。
    • 太陽(たいよう):こめかみ。血行促進と目の充血緩和。
    • 風池(ふうち)・天柱(てんちゅう):首の後ろ。自律神経を整える。

    交感神経優位な状態を副交感神経優位に切り替えることで、
    目の血管が開き、自然なリラックス状態を取り戻します。

    鼻づまりへの鍼灸的アプローチ

    鼻づまりは鼻粘膜の血管が拡張・うっ血して空気の通り道が狭くなる状態です。
    この粘膜の血流は自律神経によって制御されており、
    ストレスや体温変化で容易に乱れます。

    鍼灸では、鼻周囲や顔面・手のツボを組み合わせて施術します。

    つぼ
    • 迎香(げいこう):小鼻の横。鼻の通りを良くする代表ツボ。
    • 上星(じょうせい)・印堂(いんどう):額。鼻腔奥の血流改善に有効。
    • 合谷(ごうこく):手の甲。全身の循環を整える万能ツボ。

    頸部の交感神経節への反射刺激によって、
    鼻腔内の過度な血管収縮を緩和し、呼吸がスムーズに。
    日本東洋医学雑誌などでも効果が報告されています。

    実際の治療風景ご紹介

    当院ではご紹介したこれらのツボを組み合わせて一度に施術することが出来ます。国家資格を持つ治療家による鍼治療の実際の様子をご紹介します。
    先ほどの目と鼻の不調に効くツボの他に「陽陵泉」という腰痛や足のむくみ・痺れにに効くツボを同時に施術しています。

    鍼と赤外線の併用によって、筋肉の緊張をやわらげ、血流と神経の働きを整えます。施術中に患者さまの呼吸が深くなり、体が徐々にリラックスしていく様子がありました。これは、鍼の刺激が自律神経に作用し、体の内側から回復を促す反応です。
    鍼灸は単にツボに鍼を刺す行為ではなく、自律神経・血流・筋緊張を統合的に整える医療技術です。

    髪の毛ほどの細い鍼を使用し、刺激はごく穏やか。
    施術中に眠ってしまうほどの心地よさです。
    また、脳内ではセロトニンやエンドルフィンが分泌され、
    精神的なリラックス効果も得られます。

    まとめ:自然治癒力を高め、呼吸と視界をクリアに

    目の疲れや鼻づまりは、体が発する「めぐりの乱れ」のサインです。
    鍼灸で神経・血流・筋緊張を整えることで、
    体本来の自己回復力を引き出し、
    薬に頼らず自然な改善を目指せます。

    忙しい毎日や季節の変わり目に感じる不調を、
    専門の鍼灸施術でリセットしてみてください。

  • 【健康コラム】緊張による頭痛・肩こり|要因である自律神経の調整法について解説!

    自律神経のバランスを整えることは、日常生活において健康と幸福を追求するために欠かせない要素です。ストレスや緊張からくる肩こりや頭痛、不眠症、消化不良など、さまざまな不快な症状は、自律神経の乱れによって引き起こされることがほとんどです。

    このコラムでは、自律神経とそのバランスを整える方法に焦点を当て、健康的な生活を築くためのヒントを提供します。忙しく・ストレスの多い現代社会ですが、心と体の調和を取り戻し、より充実した日々を過ごすための知識を共有していきましょう。

    記事内容
    • 1.肩こり・頭痛と緊張の関係性
    • 2.今すぐ対処したい”肩こり”
    • 3.今すぐ対処したい”頭痛”
    • 4.自律神経のバランスを整える方法
    • 5.当院でできるサポート
    • 6.まとめ

    1.肩こり・頭痛と緊張の関係性

    肩こりや頭痛は、緊張やストレスが原因となって発生することが多い健康問題です。
    緊張とこれらの症状の関係性を理解することは、それらを効果的に管理し、改善するために不可欠です。
    この章では、肩こり、頭痛、そして緊張の関連性について探求します。

    ①なぜ緊張するの?

    私たちの生命維持活動(=呼吸・内臓機能・心臓・血流など)のすべては自律神経が支配しています。この自律神経は、リラックスの作用がある副交感神経とアクセルの役割がある交感神経の2つが交互にバランスよく働くことで自律神経はうまく作用します。詳しく解説すると2つの神経は以下の役割を持っています・

    ○交感神経
    これは「戦闘または逃避反応」を促進する役割を持ち、ストレス時に活発になり、心拍数や血圧を上昇させ、エネルギー供給を増加させます。

    ○副交感神経
    これは「休息と回復」を促進する役割を果たし、リラックス状態における体の機能を調整します。心拍数を下げ、消化機能や免疫機能を促進します。

    このうち、緊張しやすい場面やストレスを感じやすい場面が多いと、脳内でアクセルの役割のある交感神経が作用しすぎるとアドレナリン(=ノルアドレナリン)という神経伝達物質が多量に分泌されます。これが交感神経を優位にさせるメカニズムですが、あまりにも多量に分泌され副交感神経との切り替えがうまくいかなくなると、以下のような症状が出てしまいます。

    ・動機
    ・息切れ
    ・筋肉の緊張
    ・血流の制限  など

    ②緊張するとなぜ肩こりや頭痛が起こるの?

    緊張による肩こり・頭痛は、交感神経の過剰作用により体内では以下のことが起こります。

    筋肉の収縮: ストレスや緊張が続くと、肩や首の筋肉が過度に収縮し、これが肩こりの原因となります。筋肉が長時間にわたって緊張し続けることは、血流の制約や筋肉の硬直を招きます。

    血流の制約: 緊張が高まると、血管が収縮し、血液の流れが制約されます。特に頭部や首において、十分な酸素や栄養素が供給されなくなると、頭痛が起こりやすくなります。

    神経の過敏: ストレスは中枢神経系に影響を及ぼし、痛覚の感受性を高めることがあります。これにより、肩こりや頭痛がより強く感じられることがあります。

    ③緊張からくる肩こりと頭痛の特徴

    肩こりと頭痛が緊張によって引き起こされる場合、以下の特徴があります。

    ○頭痛
    頭痛は要因によって幾つかの種類に分けられます。この場合は<緊張型頭痛>と呼ばれ、通常、頭の両側にわたる鈍い痛みや圧迫感として現れます。この頭痛は、首や肩の筋肉の緊張からくるものであり、長時間にわたって持続することがあります。

    ○肩こり
    肩こりは、首、肩、背中の筋肉のこわばり、痛み、緊張感を伴います。緊張状態により、筋肉の緊張が血行不良を作ることはもちろんですが、これによる姿勢の悪化によってさらに状態が悪くなることがあります。また、肩こりは頭痛を悪化させる要因にもなります。

    2.今すぐ対処したい”肩こり”

    肩こりは、日常生活でよく経験する不快な症状の一つです。特に長時間のデスクワークやストレスが原因で、肩や首の筋肉がこわばり、痛みを引き起こすことがあります。ここでは、肩こりの即時の対処法を紹介します。

    1.休憩・ストレッチ

    長時間のデスクワークや作業後、肩こりを和らげるためには、定期的な休憩が重要です。休憩中に以下のストレッチを試してみましょう。

    ↓↓当院では国家資格者によるホームワーク指導動画もアップしていますのでご活用ください↓↓

    【巻き肩】肩こり・巻き肩改善!ストレッチ方法の紹介

    2. ホットパッドまたはアイシング

    慢性的な肩こりを和らげるために、ホットパッドを利用することができます。痛んでいる部位にホットパッドを当てることで筋肉がリラックスし、血流が促進されます。

    3. マッサージ

    肩こりの痛みを和らげるために、肩や首の筋肉をやさしくマッサージすることが有効です。指圧マッサージやローラーボールを使って、こわばった筋肉に圧をかけると、筋肉の緊張がほぐれます。

    4. 良い姿勢

    良い姿勢を維持することは、肩こりを予防および軽減するために重要です。デスクワーク中は、画面の高さや椅子の高さを調整し、背筋を伸ばすように心がけましょう。

    5. ストレス管理

    ストレスが肩こりの原因であることが多いため、ストレス管理が肩こりの対処に不可欠です。瞑想や深呼吸、ヨガなどのリラクゼーションテクニックを取り入れ、日常的にストレスを軽減しましょう。

    6. 適切な枕と寝具

    質の良い枕と寝具を使用することは、肩こりの予防に役立ちます。寝具が体に適しているか確認し、適切なサポートを提供するものを選びましょう。

    7. 適切な姿勢矯正

    必要に応じて、専門の整骨院や鍼灸院を訪れ、姿勢の矯正を受けることを検討しましょう。専門家による治療は肩こりの根本的な原因を特定し、効果的に対処する手助けをしてくれます。

    肩こりは痛みや不快感をもたらすことがあり、長期間続くと慢性化する可能性があるため、早めの対処が重要です。上記の方法を試し、肩こりの症状を軽減しましょう。

    3.今すぐ対処したい”頭痛”

    頭痛は突然現れ、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。特にストレスや緊張が原因となることが多いです。ここでは、頭痛の即時の対処法を紹介します。

    1. 休息とリラクゼーション

    頭痛が始まったら、できるだけ早く休息しましょう。静かな場所で目を閉じ、深呼吸や瞑想を試してみてください。これにより、緊張が緩和され、頭痛の軽減に寄与します。

    2. 適切な水分補給

    脱水は頭痛の原因の一つとなります。十分な水分を摂り、脱水を予防しましょう。特に暑い日や運動後は水分摂取に注意しましょう。

    3. カフェイン摂取

    カフェインは一部の頭痛症状を軽減するのに役立つことがあります。コーヒーや紅茶を摂り、注意深くカフェインの量を調整しましょう。過剰なカフェイン摂取も頭痛を引き起こす原因となります。

    4. 頭部マッサージ

    軽く頭部をマッサージすることで、筋肉の緊張を緩和し、頭痛を軽減できます。特にこめかみや首筋に焦点を当ててマッサージしましょう。

    頭痛は症状が不快で、日常生活に支障をきたすことがあります。上記の方法を試し、頭痛を和らげる手助けとしましょう。ただし、頭痛が慢性的なものである場合や、症状が悪化する場合には、医師の診察を受けることが大切です。

    4.自律神経のバランスを整える方法

    自律神経のバランスを整えることは、肩こりや頭痛などももちろんですが多くの症状の改善に有効です。以下は、自律神経のバランスを整えるための方法です。

    ー深呼吸と瞑想ー

    深呼吸は、副交感神経を活性化し、リラックス状態に導きます。日常的に深呼吸を行い、気分を穏やかにしましょう。また、瞑想や瞑想アプリを活用して、ストレスを軽減し、自律神経のバランスを整えることができます。

    ーヨガー

    これらの運動は深い呼吸とストレッチを組み合わせ、副交感神経を刺激し、筋肉の緊張を緩和します。

    ー適度な運動ー

    適度な運動は、自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。有酸素運動やウォーキングなどの軽い運動は、ストレスホルモンの分泌を抑制し、心身のリラックスを促進します。

    ー良質な睡眠ー

    良質な睡眠は、副交感神経を活性化し、自律神経のバランスを整えるのに不可欠です。睡眠環境の改善や、睡眠サイクルの規則的なリズムを確立しましょう。

    ーストレス管理ー

    ストレスの管理は、自律神経のバランスを整えるうえで重要です。ストレスフルな状況に適切に対処し、ストレスを軽減する方法を見つけることが大切です。趣味やリラックス活動を楽しむこともストレスを軽減します。

    ー健康的な食事ー

    バランスの取れた食事は、自律神経の調整に重要です。特にビタミン、ミネラル、健康的な脂質を含む食事が、神経系の正常な機能をサポートします。過度なカフェインやアルコールの摂取は避けましょう。

    ー専門的なアプローチー

    ご自身での対処によって効果が得られない場合は専門家を頼ることも大切です。鍼灸、整骨院、またはカイロプラクティックなどの専門家のサポートを検討しましょう。

    5.当院でできるサポート

    当院では、鍼灸・整骨院・トレーニング・リハビリを目的とした施術を提供しています。

    肩こり治療の場合は、

    ・肩甲間部への鍼パルス治療
    鍼を硬くなった筋肉刺入して、そこに低周波を流すことで慢性的な痛み、筋肉のこりや血行不良に安定した効果を発揮する優れた治療法です。

    ・AI姿勢診断
    これによって、どこの筋肉を緩めたら良いのか、どこの筋肉をトレーニングしたら良いのかがわかります。自分の身体を認識すれば、何を改善すればよいのかがわかります。 もちろん、更に的確な施術も可能となります。そして、このような分析をもとにあなたに合ったトレーニング法と、ストレッチ法をお伝えすることができます。

    頭痛の場合は、
    ・超音波鍼灸
    2Dエコーを使用し、胸鎖乳突筋の緊張を診断、具体的な患部を明確にし直接アプローチします。

    など、国家資格者の技術と医療機器や診断機によって、より確実性の高い治療を可能にし、リハビリ・トレーニングによって再発のない体づくりをサポートするのが当院のプログラムです。

    6.まとめ

    緊張による肩こりと頭痛は適切な対処が必要であり、自律神経の調整が鍼灸や整骨院の施術によってサポートされることを強調します。健康な生活を取り戻し、緊張からくる不快な症状を克服しましょう。
    今回お伝えした、対処法や治療をぜひ参考にしてみてください🎵

  • 産後・スポーツ障害予防におけるリアラインコアの骨盤矯正アプローチ

    骨盤の歪みと健康への影響

    骨盤は体の土台となる重要な部位です。
    しかし、出産やスポーツ活動、あるいは日常生活での姿勢習慣によって、骨盤は容易に歪みやズレを生じます。

    産後:出産に伴い骨盤周囲の靭帯が緩み、骨盤が不安定になることで腰痛や恥骨痛、姿勢不良を引き起こしやすくなります。

    スポーツ:ジャンプやランニング、方向転換などの動作で骨盤に繰り返し負荷がかかり、ゆがみや不均衡が生じると、股関節痛・膝痛・腰痛などパフォーマンス低下の原因となります。

    骨盤を正しい位置に整えることは、これらの不調を予防し、健康的な生活や高い運動機能を維持するために不可欠です。

    リアラインコアとは

    リアラインコアは、医療現場やリハビリ分野でも活用される骨盤矯正用の器具です。
    骨盤に装着したベルトを左右交互に締めることで、短時間で安全に骨盤の位置をリセットします。

    従来の徒手療法では再現が難しかった「正しい骨盤アライメント」を、誰でも安定して得られる点が大きな特徴です。

    リアラインコアはこんな方におすすめ

    リアラインコアはトップアスリート、リハビリ施設、治療院、フィットネスクラブ、部活動、などいろいろな場所で使われています。オリンピック選手やプロ野球選手、日本代表選手など特別な人が使うものと思われていますが、決して特別な人のためではありません。骨盤や胸郭の周辺に不調があるすべての方のために開発されました。

    このような方へおすすめ
    • 骨盤周囲の不調が気になる方
    • 腰や股関節の動きが今までより固い
    • 出産後に足腰がグラグラする
    • 胸郭(肋骨)の歪みが気になる方
    • 肩の高さに左右差がある
    • 猫背や姿勢の悪さが気になる
    • 胸の形に左右差がある

    リアラインコアの施術例

    リアラインコアを用いた骨盤矯正は、産後女性にとっては「回復と再発予防」アスリートにとっては「障害予防とパフォーマンス向上」という双方に有効なアプローチです。

    実際にリアラインコアを用いた骨盤矯正を行ったビフォーアフターの変化をご覧ください。短時間でも姿勢や可動域に大きな違いが現れます。

  • 腰痛で後ろを振り返るのがつらい方へ|鍼治療で得られる可動域改善

    腰痛で左右に捻る動作がつらい方へ。
    鍼治療による可動域改善の仕組みや効果をわかりやすく解説します。

    1. はじめに

    振り向くだけで腰が痛いのはなぜ?

    「後ろを振り返ると腰がズキッと痛む」「服を着替えるときに体をひねるのがつらい」——そんな経験はありませんか?
    腰痛は前にかがむ・後ろに反るだけでなく、日常でよく行う「体を左右にひねる動作」にも大きな負担をかけます。
    振り向く、靴下を履く、荷物を持ち上げるといった何気ない動作で痛みを感じると、生活そのものが不自由に思えてしまいます。

    腰の痛い人

    本記事では、腰痛の仕組みや鍼治療の効果をわかりやすく解説するとともに、実際の当院患者様によるビフォーアフター動画をご紹介します。施術前と施術後で「どのくらい体をひねれるようになったのか」を、目で見て確認していただけます。

    2. 腰痛の基礎知識

    腰痛にも種類がある?原因は人によって違います

    一言で「腰痛」といっても、原因や痛みの出方は人によってさまざまです。
    例えば、長時間のデスクワークや立ち仕事で筋肉が疲れて炎症を起こす「筋筋膜性腰痛」
    背骨の小さな関節に負担がかかって生じる「椎間関節性腰痛」
    あるいは坐骨神経痛のように、神経が圧迫されてしびれや痛みが出る神経由来の腰痛もあります。
    同じ「腰痛」でも原因が違えば対処法も変わるため、まずは自分の腰痛の特徴を知ることが改善の第一歩となります。

    体をひねるとき、腰やお腹の筋肉はどう働くの?

    体を左右にひねるときには、実は多くの筋肉と関節が協力して働いています。
    代表的なのは、お腹の横にある腹斜筋、背骨をしっかり支える深い筋肉である多裂筋。そして、腰椎や骨盤まわりの関節も一緒に動きます。
    これらがうまく連動することで、私たちは振り向いたり、体をねじって物を取ったりといった動作をスムーズに行えます。
    しかし、筋肉が硬くなったり炎症を起こすと、まるで「体にブレーキがかかった」ように動きが制限され、無理に動かすと強い痛みを感じてしまうのです。

    腹斜筋、多裂筋

    どうして体をひねると腰が痛くなるの?

    腰をひねると痛みが出る理由はいくつか考えられます。主に次の3つが代表的です。

    1. 1.筋肉の過度な緊張や炎症
    2. 2.関節の動きの硬さ(可動域制限)
    3. 3.神経の圧迫や刺激

    これらが単独で原因になる場合もあれば、複数が重なって悪循環を作ることもあります。
    例えば「筋肉が硬くなる → 関節が動きにくくなる → 無理に動かすと神経に刺激が加わる」といった流れです。
    こうなると、振り向くだけで痛みが走るようになり、患者さんの多くが「何をするにも怖い」「動かすのを避けてしまう」と感じてしまいます。
    痛みによる心理的な不安がさらに筋肉を緊張させてしまい、痛みを長引かせることもあるのです。

    3. 鍼治療の理論とメカニズム

    鍼はどうして腰の痛みに効くの?

    鍼

    鍼治療は、髪の毛ほどの細い鍼をツボや筋肉にやさしく刺入して刺激を与える施術です。
    これにより血流が良くなり、固まった筋肉のこわばりが和らぎます。さらに、痛みを脳に伝える神経の興奮を抑える作用があるため、自然な鎮痛効果も期待できます。
    一般的なマッサージでは届きにくい深部の筋肉にアプローチできる点が、鍼治療ならではの強みです。
    「慢性的に続く腰の重だるさ」「薬を飲んでも改善しない痛み」にも効果が期待できるのは、このような仕組みがあるからです。

    鍼で“ひねると痛い腰”が動きやすくなる理由

    腰をひねるときには、腹斜筋や多裂筋といった体幹の筋肉、さらに背骨や骨盤まわりの関節が働きます。これらの筋肉や関節に緊張や炎症があると、ちょっとした動きでも「ズキッ」とした痛みを感じやすくなります。
    鍼治療では、こうした痛みの原因となる筋肉の緊張を直接ゆるめ、血流を改善することで、関節の動きがスムーズになります。
    その結果、施術前は「振り向くのもつらい」「服を着替えるときに痛む」といった状態だった方が、施術後には「楽に体をひねれるようになった」と実感できるケースが多くあります。
    これは捻る動作だけにとどまりません。前屈みになる、後ろに腰を反らす動作で痛みが出ている方にも同様に効果があります。
    可動域が広がることで、日常の動作が快適になり、「また痛くなるのでは」という不安も和らぐことでしょう。

    腰に鍼をしているところ

    研究でも効果が確かめられている鍼治療

    近年では、鍼治療の効果について多くの臨床研究が行われ、海外の研究や日本鍼灸学会などの学術データでも「鍼は腰痛の改善に役立つ」というエビデンスが積み重ねられています。
    特に通電鍼(鍼に弱い電気を流す方法)は、通常の鍼よりも筋肉の深部にしっかり刺激を届けられるため、腰痛の改善に有効であることが報告されています。
    こうした科学的な裏付けがあることで、患者さんにとっても「根拠のある治療を受けている」という安心感につながりますね。
    国家資格を持つ施術者が適切に行うことで、安全かつ効果的に痛みの改善を目指せるのが鍼治療の大きな魅力です。

    【実例】腰をひねる動作を鍼治療前後で比較

    ビフォーアフター動画の紹介

    今回ご紹介する動画は、腰に手を当てて体を左右にひねる動作を当院の患者様にご協力いただき撮影したものです。
    施術前は腰のこわばりと痛みのために動きが大きく制限され、腰が固まったように感じられていたそうです。

    施術後は痛みの緩和で可動域が広がり、ぐっと後ろを振り返ることができるようになりました。筋肉が緩んだため動きも柔らかくなっていますね。

    1回の施術でこのような結果になりましたので、定期的に施術を行なっていくことにより、今後さらに大きな改善が見込めます。

    5. まとめ

    腰が楽に動かせるようになると、毎日の生活は驚くほど変わります。
    生活の快適さや行動範囲は一気に広がり、「また痛くなるのでは」という不安から解放。外出や趣味、家事などにも前向きに取り組めるようになるでしょう。

    とはいえ、「本当に効果があるのかな?」「自分にも合うのだろうか」と不安に思う方も多いはずです。そんなときは、まずは一度体験してみることをおすすめします。
    当院では初回カウンセリング、オーダーメイド治療によりお一人お一人に合わせた施術メニューをご用意しております。実際に鍼治療を受けていただきながら、専門家が一人ひとりの状態を丁寧に確認し、最適なケアをご提案いたします。

    無理なく第一歩を踏み出していただけるようサポートしていますので、「今の痛みを改善したい」「以前のように自由に動きたい」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。

    元気、ガッツポーズ
  • 【加圧トレーニング】1回でも体幹向上を実感!予防やリハビリにも効果的

    加圧トレーニングは、専用のベルトで適度な圧力をかけて行う安全なトレーニング法です。
    通常の運動に比べて軽い負荷でも高い効果が得られるため、トップアスリートから初心者まで幅広く活用されています。

    特に注目すべきは、1回のトレーニングでも体幹の安定やバランス向上を実感できる点です。

    加圧トレーニングが体に与える効果とは

    加圧トレーニングは筋力アップやダイエット効果だけではありません。

    ダイエット効果
    加圧トレーニングを行なうと増大する成長ホルモンによって、太りにくい体になります。また、トレーニングによって筋肉が増えると、脂肪が燃焼しやすい体になります。
    血行促進効果
    加圧と除圧を繰り返すことで、血管に弾力が甦ります。血行がよくなり、血流量 も多くなるので、新陳代謝が活発になります。冷え性や肩こりなどの不調の改善が期待できます。
    回復力アップ
    加圧トレーニングを行うと、骨折や肉離れ、捻挫などのケガからの回復が早くなるとの研究データがあります。これは、成長ホルモンによって筋肉や骨の修復が早まるためと考えられています。
    筋力アップ効果
    軽い負荷で高い効果が得られるので、トレーニングを続けやすいのが特徴です。脳が重い負荷と錯覚して速筋が鍛えられ、それを長時間行なうことで同時に遅筋も鍛えられます。さらにケガなどもしにくいので、老若男女だれでも実践できます。
    アンチエイジング効果
    加圧トレーニングで成長ホルモンの分泌を促すと、寝つきが良くなり、短い睡眠時間でも熟睡感を得られて寝起きがすっきりします。 当然、不眠によるお肌のトラブルも解消されます。
    快眠効果
    成長ホルモンの分泌により、肌にツヤとハリが戻ります。成長ホルモンには細胞を新たに生まれ変わらせる働きがありますので、美肌効果も期待できます。また血管の収縮、拡張により血行も良くなり血液中の酸素・栄養も増えて新陳代謝が促進されます。

    動画で見る施術例

    加圧トレーニングを一回行うだけでも上記の様に体幹が向上します。様々な症状に対しての予防やリハビリに役立ちますので、不調を根本から改善したい方におすすめです。

    加圧スペシャルインストラクターが在籍

    加圧スペシャルインストラクター(KAATSU Special Instructor)とは、原則一年間以上の指導歴を持つ加圧インストラクター(KAATSU Instructor)を対象にKAATSU International University主催によるハイレベルな実践的指導法・施術法の習得に重きをおいた上級コースの講習会である「加圧スペシャルインストラクター(KAATSU Special Instructor)養成講習会」を修了し、合格した者に付与される資格です。

    (引用:Kaatsu Training