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  • 【健康コラム】寒さで肩こり悪化!?冬に慢性症状が悪化するのはなぜ?

    “寒いとカラダがこりやすい”
    “マフラーをすると肩がこる…”
    “冬は頭痛になりやすい”
    …とお困りの皆さん。

    冬こそストレッチが重要です!

    今回は、冬の頭痛・首こり・肩こり・腰痛などの慢性症状について詳しく紹介します!
    これからますます寒くなる前に、対策を知りケアしていきましょう♪

    記事内容
    • 1.寒さで肩こり悪化…なぜ?
    • 2.冬に気をつけたい症状
    • 3.症状別!ストレッチ紹介
    • 4.慢性症状治療

    1.寒さで肩こり悪化…なぜ?

    冬に肩こりで悩まされることが多いと思いませんか?
    その理由は、気温の変化によって起こる身体の”防御反応”と深く関わりがあります。

    ー体温を守るための身体機能ー

    体温を守るために生じる体の機能は、体温の維持を目的としてさまざまな生理学的メカニズムによって調節されています。体温調節は、酵素反応や代謝プロセスの正常な進行、免疫機能の適切な働きなど、多くの生体機能にとって重要です。

    ①発汗

    体温が上昇すると、脳の視床下部が刺激を受け、発汗中枢が活性化します。これにより、皮膚表面に水分が分泌され、蒸発によって体温を下げる効果があります。
    役割: 発汗は熱を逃がし、体温を下げることで適切な範囲に調節します。

    ②血管収縮・拡張

    寒冷な環境では、血管が収縮して皮膚からの熱損失を減少させ、内部の温かさを保ちます。逆に、体温が上昇すると血管が拡張して熱を逃がします。
    役割: 血管の収縮・拡張は体温の調節を通じて、内部の温度を一定に保ちます。

    ③代謝調節

    寒冷な環境では、体内の代謝率が上昇してエネルギーを発生させ、体温を維持します。逆に、高温の環境では代謝率が低下して体温を調節します。
    役割: 代謝調節は体温の変動に対応してエネルギーの生成や利用を調整し、適切な温度を維持します。

    ④寒さに対する筋肉収縮

    寒冷な環境では、筋肉が収縮して体を震わせることがあります。これによりエネルギーが発生し、体温が上昇します。
    役割: 寒冷な環境への適応として、筋肉の収縮が体温の維持に寄与します。

    これらの機能が連携して、外部の気温変化や体内の状態変化に対応して体温を適切に維持することができます。体温調節の失調は、低体温症や熱中症などの健康問題を引き起こす可能性があります。

    気温が下がる冬は、②〜④に該当します。
    そのほかに、肩こりの場合は寒さからくる以下の理由により悪化する場合があります。

    1)筋肉の収縮と硬直
    寒冷な環境では、筋肉が収縮しやすくなります。特に首や肩の周辺の筋肉は寒さに敏感であり、収縮や硬直が生じやすくなります。これにより、血液の流れが悪くなり、酸素や栄養の供給が不足し、筋肉がこりやすくなります。

    2)血行不良
    寒冷な気温にさらされることで、血管が収縮して血行が悪化します。良好な血行は筋肉や組織に酸素や栄養素を運び、老廃物を取り除く役割があります。寒冷な状態ではこれが阻害され、筋肉のこりや痛みが生じやすくなります。

    3)姿勢の変化
    寒い季節になると、体を温めるために身を縮こませることがあります。これにより、姿勢が悪くなり、特に首や肩に負担がかかりやすくなります。悪い姿勢は肩こりの原因となります。

    4)運動不足
    寒冷な天候により外での運動が減少することがあります。運動不足は筋肉の血行を悪化させ、こりや痛みを引き起こす可能性があります。

    これらの要因が組み合わさり、寒冷な環境下で肩こりが悪化することがあります。寒い季節には十分な防寒対策を心掛け、適度な運動やストレッチを行い、正しい姿勢を保つことが大切です。

    2 冬に気をつけたい症状

    肩こり以外に、冬の気温低下により発症/悪化しやすい症状を紹介します。
    これらの症状に対する早期の注意や対策を行うことで、健康を維持しやすくなります。

    ー頭痛ー
    寒冷な気温や乾燥した空気、寒暖差の急激な変化が頭痛の原因となります。また、冬場は風邪やインフルエンザが流行しやすいため、これらの感染症による頭痛も注意が必要です。さらに寒さにより悪化した肩こりが要因となり血行不良による頭痛も起きやすい時期になります。

    ー首こり・肩こりー
    寒冷な環境に晒されることで筋肉が収縮しやすくなり、首や肩のこりが生じやすくなります。悪い姿勢や運動不足もこれを悪化させる要因です。

    ー呼吸器症状ー
    寒冷な空気や乾燥した環境が気道を刺激し、風邪や喘息の発症リスクが高まります。喉の痛みや咳、息切れに注意が必要です。

    ー冷え性ー
    寒冷な季節になると手足が冷えやすくなります。これが慢性的に続くと、冷え性になる可能性があります。冷え性は全身の血行不良や慢性痛の原因となります。

    ー関節痛ー
    寒冷な気温が関節に影響を与え、関節痛を引き起こすことがあります。特に関節炎を患っている人は冬季の注意が必要です。

    ー皮膚トラブルー
    低温と乾燥した空気が肌を乾燥させ、かぶれやひび割れなどの皮膚トラブルが起こりやすくなります。特に手や顔、唇に注意が必要です。

    これらの症状に対処するためには、適切な防寒対策、バランスの取れた食事、適度な運動、手洗いやうがいなどの感染予防策を心掛けることが重要です。また、異常な症状が続く場合は、早めに医師に相談することが大切です。

    3.症状別!ストレッチ紹介

    寒さがます冬の季節は、筋肉が硬くなりそれによる血行不良、そしてさまざまな症状が起こりやすいため、温活や筋肉の柔軟性を高めることが重要です。

    ▼お家でできるストレッチを紹介▼

    -腰痛-
    ・慢性腰痛に効果的!腸腰筋のストレッチ

    -姿勢改善-
    ・股関節ガチガチの向け!ストレッチ姿勢改善!!

    -頭痛-
    ・頭痛改善!! 肩甲挙筋のストレッチ

    -冷え性・むくみ改善-
    ・ハムストリングのストレッチ

    当院では、治療だけでなく症状の再発防止や、これから発症する可能性のある症状への対策として、一人ひとりのお身体の状態に適したホームワーク指導を行っています。

    また、より多くの方に安全なストレッチ・トレーニングを行っていただくため、国家資格者が簡単で効果的なホームワークをYouTubeにて配信しています。

    4.慢性症状治療

    慢性症状の治療には、症状の原因や程度に応じてさまざまなアプローチがあります。
    以下は、慢性症状に対する一般的な治療法のいくつかです。
    ただし、具体的な症状や状態によっては、個々の症状に合わせた専門的な治療が必要な場合があります。医師や専門家の指導を受けることが大切です。

    1.)生活習慣の改善
    適切な運動: 適度な運動は筋肉を強化し、血行を促進させることができます。ただし、運動の際には症状を悪化させないように注意が必要です。

    健康的な食事: バランスの取れた食事は全身の健康をサポートし、慢性症状の改善に寄与します。特に抗炎症性の食品や栄養素を摂ることが重要です。

    ストレス管理: ストレスが慢性症状を悪化させることがあります。リラックス法やストレス軽減の方法を取り入れ、心身のバランスを保つことが重要です。

    2.)理学療法
    マッサージ: 筋肉の緊張をほぐし、血行を促進させることができます。特に肩こりや腰痛などに対して有効です。

    運動療法: 筋力トレーニングやストレッチを通じて姿勢や運動機能を改善し、慢性症状の緩和に寄与します。

    3.) 専門的な治療
    鍼灸療法: 鍼や灸を用いて体のエネルギーバランスを整え、症状の緩和を図ります。

    カイロプラクティック: 骨格や神経系にアプローチし、慢性的な症状に対する改善を目指します。

    慢性症状の治療は継続的であり、一度の治療だけでなく、生活習慣や予防策の見直しも含めた総合的なアプローチが求められます。

    当院では、患者さんへ症状や日常生活についてを詳しく丁寧にカウンセリングし、国家資格者とAIによる姿勢診断によって現在の体の状態をしっかりと評価します。そこから導き出される適切な治療(整体整骨・マッサージ・鍼灸・リハビリ・トレーニング・医療機器…)を組み合わせ、一人一人のお体にあった治療プログラムをご提案します。

    さらに当院では、4D整体や超音波鍼灸、メディカルマッサージなど西洋医学的観点から化学的根拠に基づいた医療をご提供しています。

    詳しくはこちら↓

    肩こり

  • 【美容コラム】ツボ押しダイエット!?美容・健康の両方へアプローチできる最強ツボ

    ◯無理をして続かないダイエット
    ◯ダイエットすると体調不良になりやすい
    ◯痩せにくい
    ◯冷え性
    ◯便秘

    これらに該当する方は、そのダイエット方法が間違っているかもしれません!
    無理して行ったダイエットはリバウンドのリスクも高く、体調不良になってしまっては本末転倒。
    ダイエットは健康状態を高めてこそ成功します💡

    今回は、美容(ダイエット)と健康の両方にアプローチできる最強ツボを紹介します。

    記事内容
    • 1.あなたに合うダイエット方法とは?
    • 2.最強ツボ①湧泉
    • 3.最強ツボ②太渓
    • 4.最強ツボ③足三里
    • 5.最強ツボ④関元
    • 6.最強ツボ⑤天枢
    • 7.東洋医学の力でダイエット

    1、あなたに合うダイエット方法とは?

    ① ダイエットの基本

    まずダイエットは、無理なく続けられることが重要です。
    短期的な目標だけでなく、長期的な視点も持ち、リバウンドを避けるために計画的なアプローチが必要です。
    また、外見を引き締めることを目的としたダイエットと減量を目的としたダイエットなど、ダイエットをする目的によってその手段は異なります。ダイエットにおいて最も大切なことは、身体の持つ機能を整えることです。これを重視することでより快適に健康体重/美容体重を目指すことができますので、”健康”を無視してダイエットしようとすることは避けましょう。まずはご自身の健康状態・生活習慣・目的を把握し、ダイエット方法を決める必要があります。

    ② 栄養・休養・運動

    ダイエット成功の三原則
    1)栄養
    2)休養
    3)運動
    をご存知でしょうか?

    1)栄養
    ◯適切なカロリー摂取
    過剰なカロリーは蓄積されてしまいます。摂取カロリーと消費カロリーのバランスを保ちましょう。
    ◯栄養バランス
    三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)をバランスよく摂取し、ビタミンやミネラルも十分に摂るように心がけましょう。特にタンパク質は体を作る栄養素なのでしっかり摂ることを心がけましょう。
    ◯食事管理のコツ
    適切なタイミングで食事を摂り、規則正しい生活リズムを保ちましょう。
    ゆっくりと食べることで食事の満足感が得られ、過食を防ぐことができます。
    ◯水分補給
    水分は代謝を促進し、老廃物を排出します。特に運動中は水分補給に注意しましょう。
    腸内環境を整えることはダイエットにおいてかなり優先度が高いですので、水分補給は重要です。
    ◯食事の工夫
    低カロリー食材: 野菜や魚、白身の肉など低カロリーで栄養価の高い食材を選びましょう。
    食物繊維: 食物繊維が豊富な食品を摂ることで、満腹感が得られ、過食を防ぎます。

    これらの要素を組み合わせ、バランスのとれた生活習慣を築くことが、健康的で持続可能なダイエットの鍵です。

    2. 休息と睡眠
    睡眠は代謝を調整し、ホルモンバランスを整えます。質の良い睡眠を確保することで、ダイエットの効果を向上させることができます。

    3. 適度な運動
    有酸素運動: 有酸素運動は脂肪燃焼を促進し、心肺機能を向上させます。ウォーキング、ジョギング、サイクリングなどが含まれます。
    筋力トレーニング: 筋肉は基礎代謝を上げ、脂肪の燃焼をサポートします。重力を利用したトレーニングやウェイトトレーニングを取り入れましょう。
    人それぞれ気になる身体の部位があるかと思いますが、その部位が太りやすい原因は全身のアンバランスにあることがほとんどです。トレーニング方法は理想の体型によって変わってきますので無闇に行わないよう注意しましょう。

    ③身体の状態を知ろう!

    肥満に該当する方は、健康を促進するための生活習慣を心がけることで、ある程度減量できる可能性があります。
    また、美容体重を目指す場合も痩せやすい体づくりは必須ですので、現在のご自身の身体の状態を評価しましょう。

    1) 健康チェック
    ・現在感じている症状
     例:肩こり・冷え性・過食・便秘・O脚などご自身が感じている症状やお悩み
    ・血液検査/精神状態

    2)体組成の把握
    体脂肪率: 体脂肪率を測定し、脂肪と筋肉のバランスを確認します。これにより、具体的なダイエット目標を設定できます。

    3)食事と体調の関連性
    食べた後の体調: 食事後の体調変化を観察し、特定の食べ物が体に与える影響を把握します。これにより、自身に合った食事プランを作成できます。例えば、胸焼けしやすい食事や満腹感を得にくい食材、食事量によっても食後の身体の快適さに変化があると思いますので、確認してみましょう。

    4)エネルギーレベルの把握
    エネルギーレベル: 一日のエネルギー消費量を把握し、運動や日常生活の中でどれだけのエネルギーが必要か理解します。これに基づいて食事や運動を調整します。

    5)ストレスとの向き合い方
    ストレスは体重管理に影響を与える要因です。ストレスの原因を特定しましょう。

    6)睡眠の質と量
    質の良い睡眠がダイエットにも健康にも重要です。現在の睡眠時間と眠りの深さ、起床時の体調の変化にも目を向けましょう。

    7)生活習慣の振り返り
    毎日の忙しさによって、食事改善や運動に注力できる時間も異なります。ご自身の無理のない範囲で取り組める時間や方法を見極めましょう。また、仕事中の姿勢管理や間食にも目を向けて把握しましょう。

    身体のサインに敏感になり、適切な対策を取り入れることができれば、取り組みやすく痩せやすいダイエット方が見つかります。

    2、最強ツボ①湧泉

    ここから、美容健康の両方へ効果のあるツボ指圧を紹介します。ツボ指圧はご自身でもできますし、リラクゼーション効果もありますので比較的取り組みやすい方法です。

    湧泉の位置:
    湧泉は足裏に存在し、かかとの少し上の部分に位置しています。

    効果:
    湧泉は体の余分な水分を排出し、むくみを解消する効果があります。このツボを刺激することで、リンパの流れが促進され、老廃物や余分な水分が排泄されやすくなります。血行促進や冷え性改善にも効果的です。

    3 最強ツボ②太渓

    太渓の位置:
    内くるぶしとアキレス腱の間にあるツボ

    効果:
    生理不順の改善やむくみ解消

    ーーーーーーーーー

    4、最強ツボ③足三里

    足三里の位置:
    膝のお皿の下、外側のくぼみから指4本下のあたりです。

    効果:
    足三里は消化を助け、胃や腸の働きを活性化させるとされています。また、エネルギーの流れを整え、体全体のバランスを整える効果も期待されます。

    ーーーーーーーーー

    5、最強ツボ④関元

    関元の位置:
    関元はへその下、約4センチほど下に位置しています。

    効果:
    関元は腸の働きを活性化させ、腸内環境を整える効果が期待されます。また、このツボを刺激することで、内臓の機能が活発化し、新陳代謝が促進されます。

    ーーーーーーーーー

    6、最強ツボ⑤天枢

    天枢の位置:
    天枢はへその下、約4センチほど下に位置し、関元と同じく腹部にあたります。

    効果:
    天枢は腸の働きを促進し、代謝を活性化させると言われています。このツボを刺激することで、消化吸収がスムーズに行われ、エネルギーの効率的な利用が期待されます。便秘・胃もたれの方におすすめです。

    全てのツボ指圧方法をこちらの動画で解説していますので、ぜひ一緒に行ってみなしょう♪

    ※注意点
    刺激の強さは個人差がありますので、無理な力を入れずに行いましょう。
    妊娠中や特定の病状がある場合は、事前に医師に相談することをおすすめします。

    ーーーーーーーーー

    7、東洋医学の力でダイエット

    東洋医学においては、体のエネルギーの流れやバランスを整えることで健康と美容をサポートします。

    ダイエットの基盤となる体質改善では、身体の本来持つ機能を整えたり高めたりすることが最も重要です。健康を底上げすることで、ダイエットはもちろんさまざまな美容効果が高まります。

    1. 経絡やツボの活用
    鍼灸・マッサージ: 経絡は体内を巡るエネルギーの通り道であり、経絡マッサージによって滞りを解消し、代謝を促進します。

    2. 食事療法:
    陰陽のバランス: 東洋医学では食材の性質を陰陽で表現し、バランスを整えることが重要視されます。陰性の食材(冷たい食べ物など)と陽性の食材(温かい食べ物など)を組み合わせ、体調や体質に合った食事を心がけます。
    季節ごとの食事: 季節や気候に合った食事を摂ることが強調され、これによって体に必要な栄養を摂り入れることが期待されます。

    3. 整体療法:
    カイロプラクティックや指圧療法など、体全体のバランスを整える手法があります。これにより姿勢の改善や筋肉の調整が行われ、代謝の促進が期待されます。

    東洋医学のアプローチは個々の体質や状態に合わせた総合的なアプローチを重視しており、体の調和を取り戻すことで健康と美容を同時にサポートします。専門家との相談を通じて、個別のプランを検討することが重要です。

    当院では、一人ひとりのお悩みと身体の状態に合った治療プラン/ダイエットプランをオーダーメイドでご提供しています。

    西洋医学的アプローチも加わり、鍼灸整骨はもちろんですが加圧トレーニングや骨盤矯正、オイルマッサージや発汗作用のあるパイラ、その他医療/美容機器を使用する場合もあります。

    サロンではなく、医療的機関だからこそご提案できるダイエットプランです。

    お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

  • 【健康コラム】ストレートネック(スマホ首)のセルフケア

    現代病と呼ばれ、急増している「ストレートネック(スマホ首)」。
    一昔前は、老化が原因となって発症することがほとんどでしたが、近年のデジタル化により、PC・タブレット・スマホを日常的に何時間も使用することが当たり前になったことで、子供から高齢者まで広い世代で症状を訴える人が増えています。

    この記事では、ストレートネックの状態や影響、そしてセルフケアの重要性に焦点を当て、効果的なケア方法をご紹介します。

    記事内容
    • 1.ストレートネック(スマホ首)とは?(状態)
    • 2.ストレートネックによる影響
    • 3.セルフケアが重要な理由
    • 4.セルフケア
    • 5.治療メンテナンス

    1 ストレートネック(スマホ首)とは?

    ストレートネック(スマホ首)は、通常の頸椎(首の骨)の曲がりが失われ、首がまっすぐになる状態を指します。

    一見首はまっすぐに見えますが、実はやや前方へカーブするように伸びています。
    頭は身体の重さの約10パーセントを締めているため、本来のあるべき重心が整った姿勢でないと、肩や首に大きな負担がかかります。

    ストレートネックを引き起こす原因としては、ゲーム機器やPC、タブレット、スマホの画面の位置にあります。画面が本来の良い姿勢状態の目線と同じ高さでないと、目線が下がって首が折れ曲がってしまい、さらに同じ姿勢を長時間もキープしていると腰や肩など一部に負担がかかり姿勢が崩れてしまいます。猫背はストレートネックを誘発しやすいため、このような生活習慣を続けてしまうと、さらに症状が悪化したり、複数の慢性症状を同時に引き起こす可能性があります。

    近年スマホ首は、特に若い世代によく見られる問題です。

    ーストレートネックの種類ー

    ストレートネックは、筋肉の硬直によるものと、骨の変形によって起こるものの2種類があります。多くの場合、前者ですが進行すると「変形性頚椎症」と呼ばれる後者の病気になります。

    筋性のストレートネックの場合固まりやすい筋肉は
    ①斜角筋
    ②後頭下筋群
    ③上部僧帽筋
    ④肩甲挙筋
    ⑤胸鎖乳突筋
    などが挙げられます。

    これらの筋肉がゆるめば、骨や軟骨への負担、神経への圧迫も軽くなり、本来の首の状態に取り戻しやすくなります。

    2 ストレートネックによる影響

    ストレートネックは無症状で外見的に現れるだけの場合もありますが、多くの場合、首が痛くなりやすかったり、慢性的な肩こりがあったり、寝違えや食いしばりをしやすいなどの初期症状があります。進行するとこれらの併発症状が日常生活に支障をきたすほど悪化したり、頭痛、眩暈、神経圧迫による様々な症状が起こったりします。

    これらの影響からも分かるように、ストレートネックは単なる美容や姿勢の問題だけでなく、身体全体の健康にも大きな影響を与える可能性があります。適切な対策やセルフケアが重要とされています。

    3 セルフケアが重要な理由

    ストレートネックは、日常的な要因によって引き起こされるため、生活習慣から改善していく必要があります。そのため、ご自身でおこなうセルフケアが重要です。しかしながら、ご自身の判断でケアを行う場合、その方法がご自身の体に適しているか判断する必要があります。間違ったやり方でさらに首が痛くなったり改善しないと悩んでしまうことは多いです。

    まずは、ご自身のストレートネックが何によって引き起こされているのかを把握して、首の状態だけでなく、全身のバランスを見た上で、そのストレートネックが要因となり引き起こされている他の症状がないかや、猫背など、ストレートネックの引き金となったもともとある別の症状がないかを判断することで、はじめて根本的に改善することができます。

    さらに、進行したストレートネックの場合、ご自身のケアで改善することが難しい場合もあるので、そういった際は、理学療法士や鍼灸・整骨など治療的に筋肉の硬直や骨のバランスを整えることを選択し、改善しやすい身体の状態を作ってあげることで、さらにセルフケアの効果が出やすくなります。

    また、ストレートネックが進行すると「変形性頚椎症」になる可能性があるように、早期に対策・予防することも重要になります。

    4.セルフケア

    当院の国家資格を取得した臨床家が解説するセルフケア動画をいくつか紹介します。


    【ストレートネック】つらいストレートネックを改善!タオルを使ったストレッチ


    【スマホ首・首こり】ストレートネックや首コリ改善!胸鎖乳突筋へのアプローチ


    ストレートネック・猫背のための姿勢1 pointレッスン

    これらのストレッチとエクササイズを毎日取り入れ改善させていくことが大切です。

    そのほかに、生活習慣として以下のことも意識してみましょう。

    ①姿勢の確認と調整
    毎日の姿勢を確認し、正しい姿勢を保つよう心がけましょう。デスクワークやスマートフォンの使用時には、画面やキーボードの高さを調整し、前かがみの姿勢を避けるようにします。

    ② 休憩の取り方
    長時間同じ姿勢でいる場合は、30分に1度は休憩を取りましょう。起き上がり、ストレッチや軽い散歩を行い、首や肩の緊張を和らげます。

    ③適切な枕とマットレスの使用
    寝具が首や背中の自然なカーブをサポートすることが重要です。適切な高さの枕や快適なマットレスを使用し、良質な睡眠を心がけます。

    ④定期的な自己評価・メンテナンス
    自分の姿勢や体調を定期的に評価し、症状が改善しているかどうかを確認します。必要に応じて、専門家のアドバイスを受けながら調整していきます。

    これらのセルフケアのポイントを組み合わせることで、ストレートネックの改善や再発防止につながります。

    5.治療メンテナンス

    ここまででもお話ししたように、ストレートネックの改善には生活習慣的要因と身体状態(バランス)を適切に判断して、それに合った処置を検討する必要があります。ただ闇雲にエクササイズを行うのではなく、自分の身体の状態を知り向き合い、労わっていくことでストレスなく生活習慣を改善したり、楽な体を手に入れることができるようになります。

    私たち国家資格者は、リラクゼーションとしての施術だけでなく、身体を治療する臨床家です。

    痛みの改善はもちろん、再発防止のためのリハビリテーションも組み合わせ、一人一人の体にあった治療プランを提案します。

    ストレートネックの場合は、AI姿勢診断で姿勢バランスを評価し、首回りの原因となる筋肉へのアプローチとともに、要因となる猫背などの全身バランスの調整を行います。症状の状態によって、医療機器や鍼灸、整骨など組み合わせ最適なプログラムを提案します。

    まとめ

    ストレートネックは姿勢などの生活習慣の改善、早期のケアが必要です。状況に応じて、専門家の評価や治療とともに改善を目指すことがおすすめですが、デスクワーク時などの要因となる生活習慣を見直すこと基本になるので、日々頑張っているご自身を労る心で、セルフケアを行ってみましょう♪

  • 【健康コラム】首・肩・背中に感じる”こり”の正体とその原因

    ”こり”とは、多くの人が悩まされる症状の一つです。首、肩、背中に感じるこりは、特に現代社会でよく見られる問題で、その原因や対処法について理解しておくことは重要です。
    このコラムでは、首・肩・背中のこりの正体やその原因、生活習慣、ホームケア、そして治療メンテナンスについて詳しく説明します。

    記事内容
    • 1.こりの正体
    • 2.首、肩、背中に感じやすいのはなぜ?
    • 3.こりが生じやすい生活習慣
    • 4.ホームケア
    • 5.治療メンテナンス

    1、こりの正体

    ”こり”は、筋肉や組織が緊張して硬くなる状態を指します。
    これは、筋肉が長時間にわたって収縮し続けることや、血液や酸素の循環が不十分な状態で発生します。こりは、日常生活で様々な活動や姿勢によって引き起こされ、痛みや不快感を伴うことがあります。

    こりの主な原因は、以下の要因に起因することがあります。

    ・過度の筋肉使用
    特定の筋肉群を長時間使用しすぎることは、その筋肉が疲労し、こりを引き起こす可能性があります。

    ・姿勢の悪さ
    悪い姿勢を維持することは、首、肩、背中の筋肉に不必要なストレスをかけ、こりを引き起こす要因となります。

    ・運動不足
    運動不足は筋肉の弱体化を招き、筋力不足がこりの原因となることがあります。筋力が不足すると、筋肉が効果的に働かず、こりが発生しやすくなります。

    ・ストレス
    ストレスは身体の筋肉に緊張をもたらす要因となります。緊張した筋肉は血流や酸素供給が不十分となり、こりの原因となります。

    ・睡眠不足
    十分な睡眠をとらないことは、筋肉の回復と緊張の解消を妨げ、こりを引き起こす可能性があります。

    こりの正体は、これらの要因によって筋肉や組織が緊張し、硬くなることに起因しています。こりを軽減し、予防するためには、生活習慣の見直しや適切なケアが必要です。

    2、首、肩、背中に感じやすいのはなぜ?

    首、肩、背中がこりを感じやすいのは、これらの部位が日常生活での多くの活動によって特に負担がかかるためです。以下に、なぜ首、肩、背中がこりを感じやすいのかを詳しく説明します。

    ー首ー

    ①デスクワークやスマートフォンの使用
    長時間のデスクワークやスマートフォンの使用によって、首が前かがみの姿勢を保つことが多く、首の筋肉に負担がかかります。この姿勢は首のカーブを崩し、こりを引き起こす原因となります。

    ②ストレス
    ストレスは首の筋肉を緊張させ、こりを引き起こすことがあります。肩こりや頭痛とともに、首のこりもストレスの兆候の一つとされています。

    ー 肩ー

    ①デスクワークやコンピュータ作業
    デスクワークや長時間のコンピュータ作業は、肩の筋肉に持続的な負担をかけ、こりの原因となります。特に、キーボードを使用する際の腕や肩の位置が不適切であると、肩こりが生じやすくなります。

    ②姿勢の悪さ
    悪い姿勢は肩のこりを引き起こす主な要因の一つです。肩を前に突き出したり、頭を前に出し過ぎたりすることが、肩の筋肉への過度なストレスをもたらします。

    ー背中ー

    背中のこりは、背骨に沿って広がる大きな筋肉グループが関与しています。背中がこりやすい理由には次の点が挙げられます。

    ①姿勢の悪さ
    姿勢の悪さは背中の筋肉に負担をかけ、こりを引き起こします。長時間の前かがみの姿勢や曲がった姿勢を維持することが、背中のこりを促進します。

    ②運動不足
    背中の筋肉は、日常生活での活動や運動によって強化される必要があります。運動不足は背中の筋力低下をもたらし、こりの原因となります。

    これらの要因が、首、肩、背中にこりを引き起こす主な要因として挙げられます。

    3.こりが生じやすい生活習慣

    こりは生活習慣に強く関連しており、特定の習慣や行動がこりを引き起こす可能性があります。以下に、こりが生じやすい生活習慣について詳しく説明します。

    1)長時間のデスクワーク
    長時間のデスクワークは、首、肩、背中の筋肉に負担をかける主な要因の一つです。座りっぱなしの時間が長いと、姿勢が崩れやすく、特に首と肩に負担がかかります。また、同じ姿勢を維持することで筋肉が緊張し、こりが生じやすくなります。

    2) 悪い姿勢を維持
    悪い姿勢を長時間維持することは、こりの原因となります。前かがみの姿勢や曲がった姿勢は、首、肩、背中の筋肉に不必要なストレスをかけます。特に、スマートフォンやコンピュータの使用中に姿勢を保つことが重要です。

    3) 運動不足
    運動不足は筋肉の弱体化を招き、こりが生じやすくなります。適度な運動は筋肉を強化し、適切な姿勢を維持するのに役立ちます。週に数回の運動を取り入れることで、こりの予防に寄与します。

    4) ストレスや疲労
    ストレスや疲労は筋肉の緊張を増加させ、こりを引き起こす可能性があります。身体的な緊張やストレスが長期間続くと、筋肉がこりやすくなり、痛みや不快感が増加します。ストレス管理やリラクゼーション法を実践することが重要です。

    5) 睡眠不足
    睡眠は筋肉の回復とリラックスに重要な役割を果たします。十分な睡眠をとらないと、筋肉が過度に緊張したままになり、こりの原因となります。質の高い睡眠を確保することが重要です。

    これらの生活習慣がこりの原因となり、日常生活の不快感や疼痛を引き起こすことがあります。こりを軽減し、予防するためには、適切な姿勢、運動、ストレス管理、そして質の高い睡眠を確保する生活習慣の見直しが必要です。

    4.ホームケア

    首、肩、背中のこりを軽減し、予防するために、ホームケアが非常に有効です。
    以下に、ホームケアの方法を紹介します。

    ◯適切な姿勢を維持
    適切な姿勢を保つことは、こりの予防に重要です。
    以下は姿勢を改善するためのヒントです。
    デスクワーク中には、画面の高さや椅子の調整に注意し、背中をまっすぐに保ちましょう。スマートフォンを使用する際には、顔を前に出し過ぎず、首を前に突き出さないように心がけましょう。長時間座っている場合、定期的に休憩をとり、姿勢を正すことが重要です。

    ◯ストレッチとエクササイズ
    ストレッチやエクササイズは、筋肉をリラックスさせ、こりを緩和するのに役立ちます。
    当院の国家資格保持臨床家によるストレッチやエクササイズを参考にご自身のお悩みに合わせて実践してみましょう!

    -肩こり-
    ・三頭筋のストレッチ

    -腰痛-
    ・慢性腰痛に効果的!腸腰筋のストレッチ

    -姿勢改善-
    ・股関節ガチガチの向け!ストレッチ姿勢改善!!

    -頭痛-
    ・頭痛改善!! 肩甲挙筋のストレッチ

    -冷え性・むくみ改善-
    ・ハムストリングのストレッチ

    ◯マッサージと温熱療法
    マッサージや温熱療法は、筋肉の緊張を緩め、こりを緩和するのに役立ちます。以下はいくつかの方法です。

    マッサージ: 首、肩、背中のこりを解消するために、プロのマッサージセラピストによるマッサージを受けることがおすすめです。自己マッサージも有効です。

    温熱療法: 温かいシャワー、温水ボトル、または湿布を使って、こりのある部位に温熱療法を施すことで筋肉をリラックスさせることができます。

    ◯十分な休息と睡眠
    適切な休息と睡眠は、こりの緩和に欠かせません。日常生活でストレスや過度の活動に晒された場合、十分な休息を取り、質の高い睡眠を確保しましょう。身体は睡眠中に修復と回復を行います。

    ◯ストレス管理
    ストレスを管理することもこりの軽減に役立ちます。リラクゼーション法や深呼吸、瞑想などのストレス管理技巧を実践し、身体と心のリラックスを促進しましょう。

    これらのホームケア方法を実践することで、首、肩、背中のこりを軽減し、健康な生活を維持できます。重度のこりや長期間続くこりの場合は、専門家のアドバイスを受けることが重要です。

    5.治療メンテナンス

    重度のこりの場合、理学療法家、カイロプラクター、整形外科医、あるいはマッサージセラピストなどの専門家に相談することが重要です。専門家は症状を評価し、適切な治療プランを提供します。ただし、もみほぐし店などでは無資格のセラピストによる施術もあるので、資格保持治療家による施術を選ぶようにしましょう。

    当院では、国家資格者とAI診断による姿勢評価をしてご自身の症状改善と将来に発生する可能性のある症状を防ぐための治療プログラムを提案します。また、鍼灸・整骨・リハビリ・トレーニングなど様々な方法と専門的な医療機器を使用しす。

    治らない慢性症状は当院にお任せください。

    肩こり

  • 【健康コラム】知ってる?広背筋の重要性

    背中の凝りや痛み、辛いですよね。
    特にデスクワークや猫背の方はこりや痛みを感じやすいです。

    今回は、”広背筋”にフォーカスして、筋肉の役割について詳しく解説!広背筋が関与する症状や対策についても紹介しますのでぜひお役立てください!

    記事内容
    • 1.広背筋とは?
    • 2.広背筋が硬くなると
    • 3.広背筋が筋力低下すると
    • 4.広背筋のストレッチ
    • 5.慢性肩こりへの治療

    1.広背筋とは?

    「広背筋=背中の筋肉」と多くの方がイメージできるかと思いますが、実際にどのようについていてどんな動作の時使われる筋肉なのかをご存知でしょうか?

    ①どこの筋肉

    広背筋(こうはいきん)は、背中に位置する筋肉です。正確に言うと、背中の上部にあり、大きく広がる筋肉群の一部です。広背筋は背中の上部を覆い、胸郭下部から腰まで広がっています。

    ② どんな動作で使う?

    これらの筋肉は、背中の形状や姿勢の維持、腕の運動、胴体の安定性など、さまざまな機能に関与しています。広背筋は、背中の大きな部分を構成し、背中の外見や動作に重要な影響を与えます。

    例1)腕を引き込む動作
    物を抱える時など腕を後ろに引き込む動作の際に使います。この時、広背筋が肩甲骨の収縮と背中の筋肉の働きを支えます。これらの動作は、広背筋を強化するのに一般的です。

    例2)腕の伸展
    腕を前方に伸ばす動作、例えば重い物を持ち上げるときや押すとき、広背筋は背中の筋肉を伸展させ、支えます。

    例3)姿勢の維持
    正しい姿勢を保つためにも、広背筋は重要です。背中をまっすぐにし、肩甲骨を引き寄せることで、広背筋が姿勢の維持に貢献します。

    例4)身体の回転
    胴体を左右に回転させる際にも、広背筋が関与します。これにより、身体の安定性が保たれます。

    例5)呼吸補助
    深い呼吸をする際、広背筋は胸郭の拡張を支え、呼吸に関与します。

    広背筋は日常生活やさまざまなスポーツ活動において重要な役割を果たしており、その強化や柔軟性の維持は健康的な身体の維持に役立ちます。

    2.広背筋が硬くなると?

    広背筋が硬くなると、さまざまな問題や不快な症状が引き起こる可能性があります。以下は、広背筋の硬直がもたらすいくつかの一般的な問題です。

    ①姿勢の悪化

    広背筋が硬くなると、肩甲骨が前に突き出し、背中が丸まる傾向があります。これにより、前かがみの姿勢や猫背が生じ、正しい姿勢を維持することが難しくなります。

    ②背中の痛み

    硬くなった広背筋は、背中の痛みを引き起こす可能性があります。特に長時間の不適切な姿勢や運動不足が続いた場合、背中の痛みが慢性的になることがあります。

    ③肩こり

    硬直した広背筋は、肩の周りの筋肉に負担をかけ、肩こりを引き起こす原因となることがあります。

    広背筋の硬直は、日常生活や身体の健康に影響を及ぼすため、適切なストレッチやエクササイズを行って柔軟性を保つことが重要です。また、姿勢に気をつけ、長時間同じ姿勢を続けないようにすることも大切です。

    3.広背筋が筋力低下すると?

    以下は、広背筋の筋力低下がもたらす一般的な影響についてです。

    ①姿勢の悪化

    広背筋が弱くなると、背中が丸まり、肩甲骨が前に突き出すことが多くなり、猫背の傾向が強まります。これにより、正しい姿勢を保つことが難しくなります。

    ②肩の不安定性

    広背筋は肩甲骨の運動に重要な役割を果たしており、筋力低下によって肩の安定性が損なわれる可能性があります。これは肩の故障や痛みのリスクを高めます。

    ③腰痛

    広背筋が十分に強力でない場合、腰部の安定性が損なわれ、腰の痛みや問題が発生する可能性があります。

    ④上半身の力不足

    広背筋は、腕の運動や上半身の力をサポートする役割を果たします。筋力低下は、日常生活での動作やスポーツパフォーマンスに影響を与えることがあります。

    ⑤呼吸の制限

    広背筋が弱いと、深呼吸が制約される可能性があり、肺活量が制限されることがあります。

    ⑥慢性的な肩こりや不快感

    広背筋の筋力低下によって、肩こりや背中の不快感が増加することがあります。

    筋力低下を起こすと動作が辛くなったり、ほかの筋肉が補助しようとするために筋バランスが崩れ、痛みや不快感を感じる部位が増えます。広背筋の筋力を維持するためには、適切な筋力トレーニングやエクササイズが必要です。背中の筋肉を強化し、正しい姿勢を保つことは、身体の健康と機能を向上させるのに役立ちます。

    3.広背筋のストレッチの重要性

    ここまででお話ししたように筋肉には筋力と柔軟性の両面が重要です。
    特にデスクワークやストレスによって緊張しやすい現代では、背中の筋肉が長時間緊張することで硬くなり、痛みやこりを感じる方が多くいらっしゃいます。

    毎日のケアで体は変わります。
    こちらの動画を見ながら実践してみましょう!

    4.慢性肩こりへの治療

    腱板炎・腱板損傷とは違い、基本的には血行不良によって引き起こされるもののため、血流の改善を目的とした治療となります。

    首~肩~背部、更には腰や足…と全身からアプローチすることで、ご自身で自覚されている部位だけでなく、隠れている要因も改善していきます。 また、それに伴い呼吸法や姿勢矯正を行うことで、可動範囲の拡大や柔軟性の向上を目指します。

    早期の改善をめざすため、一人一人に合わせたカウンセリング、カスタマイズ施術、オーダーメード施術をご提供します。

    治療例1)肩甲間部への鍼パルス治療

    鍼を硬くなった筋肉刺入して、そこに低周波を流すことで慢性的な痛み、筋肉のこりや血行不良に安定した効果を発揮する優れた治療法です。

    治療例2)頭部位置の正常化を目指した肩甲骨の動的制御

    肩甲骨の位置を自動運動で下制・内転することにより、頭部の位置を正常に修正します。
    大切なことは、『姿勢保持する筋力をアクティブすること』です。決して、もみほぐしだけでは改善しません。

    お悩みの方はご相談ください。