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  • 【健康コラム】デスクワークで腰痛悪化しやすい反り腰の方へ!反り腰は〇〇で改善します

    もともと反り腰で腰痛が出やすいタイプだけど、デスクワークでかなり悪化した・・・というお悩みをよく伺います。
    今回は、反り腰の腰痛にフォーカスして、反り腰になる理由、反り腰が腰痛を生む原因、その改善方法と正しいデスクワーク姿勢について詳しく紹介していきます。

    今悩んでいる方や、まだ症状はでていない反り腰の方、デスクワークを日常的に行う方はぜひ今日から実践してみてください♫

    記事内容
    • 1.”反り腰”の正体
    • 2.反り腰が腰痛を生む原因
    • 3.反り腰改善〇〇トレーニング
    • 4.正しいデスクワーク姿勢
    • 5.それでも改善しない方へ
    • 6.まとめ

    1.”反り腰”の正体

    “反り腰”とは、腰椎部分の正常な曲線が過度に強調されて、腰が前に突き出す状態を指します。
    正常な腰椎のカーブは、後ろに湾曲する「腰椎後彎」と、前に湾曲する「腰椎前彎」の2つがあります。
    腰椎前彎が過度になると、腰部の筋肉や靭帯に負担がかかり、さまざまな症状や不快感が生じることがあります。以下に反り腰の主な特徴と影響を説明します。

    <反り腰の主な特徴>

    ・腰が前傾している。
    ・通常の腰の湾曲よりも強調されているため、お尻が強調されているように見えることがある。
    ・腹部が突き出して見えることがある。

    ①反り腰になる理由

    反り腰が生じる理由は複数ありますが、主な要因として以下のような点が挙げられます。

    ○姿勢の悪化
    長時間の悪い姿勢を保つことが反り腰を引き起こす一因です。デスクワークやスマートフォンの使用など、前かがみの姿勢が長時間続くことで、腰椎部分の曲線が変化することがあります。

    ○筋肉の不均衡
    腰部の筋肉や周囲の筋肉のバランスが崩れることで、腰椎部分が前に突き出る状態が生じます。腰部の筋肉群が過度に緊張し、それによって正常な腰部の湾曲が乱れます。

    ○筋力の低下
    腰部の筋肉や腹部の筋肉の弱化が反り腰を引き起こす要因となることがあります。筋肉の弱さによって腰椎を適切にサポートできず、湾曲が乱れます。

    ○体重の影響
    過体重や肥満の状態が反り腰を悪化させることがあります。過重な体重が腰部にかかる負担を増加させ、正常な湾曲を崩す可能性があります。

    ○姿勢教育の不足
    若い頃から適切な姿勢の意識と練習が不足している場合、成長段階から反り腰が進行する可能性があります。

    要因は人それぞれであり生まれ持った骨格が原因の場合や、痛みやバランスの悪い他の部位を支えようとした結果反り腰になっていることもあります。原因は人それぞれですので、一度治療院にて専門家による姿勢診断を行うことをお勧めします。

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    姿勢/動作検査


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    ②反り腰はなぜ女性に多い?

    反り腰は男女問わず発症する可能性があるものですが、特に女性に多いと言われています。その理由とはなんでしょうか?

    考えられる代表的な原因としては、骨盤の形状/筋力の違い/ハイヒールなどの靴を履く習慣があります。

    まず、女性の骨盤は出産に適した形状となっており、男性の骨盤は縦長のに対して、女性の骨盤は縦に狭く、横に広い感じになっています。男性に比べて骨盤が歪みやすいことも特徴の一つです。また、女性の筋力は低い傾向がありますので、腰を支えるのに必要な筋肉のバランスが崩れやすい特徴もあります。さらに、女性は美しさやファッションへの意識の高さや、社会的に求められる正装において、ハイヒールを長時間使用する場面が多くあります。通常の場合の歩き方の矯正はもちろん大切ですが、ハイヒールの際はまた違う体の使い方が必要です。歩行指導を受けていない場合は重心がずれやすく関節や筋肉を痛め体を歪めるリスクが上がります。

    ③反り腰が与える体への悪影響

    反り腰が持つ体への悪影響は多岐にわたります。その中でも主な悪影響を以下にまとめてみましょう。

    ❶腰痛
    反り腰の状態では、腰椎部分に余分な負担がかかり、腰痛が生じる可能性が高まります。腰痛は日常生活や動作の制約を引き起こすだけでなく、生活の質を低下させる要因ともなります。

    ❷筋肉の不均衡
    反り腰では腰部の筋肉や周囲の筋肉のバランスが崩れます。一部の筋肉が過度に緊張する一方で、他の筋肉が弱化することがあり、体全体の筋肉バランスが乱れます。

    ❸姿勢の悪化
    反り腰が長期間続くと、全体の姿勢にも影響を及ぼすことがあります。肩こりや頭痛、背中の痛みなどが生じる可能性があります。

    ❹骨盤の歪み
    反り腰が進行すると、骨盤の位置やバランスが歪んでしまうことがあります。これにより、腰痛や膝の痛みなどが引き起こされる可能性があります。

    ❺体の不調和
    反り腰により体のバランスが崩れることで、歩行や運動のパフォーマンスが低下し、体全体の不調和を招くことがあります。

    ❻神経の影響
    腰椎の位置が変化することで、神経に圧迫がかかる可能性があります。これにより、放散痛やしびれが生じることがあります。

    ❼内臓の圧迫
    反り腰によって内臓の位置が変化することで、内臓にも不適切な圧迫がかかる可能性があります。これが消化不良や体調不良を引き起こすことがあります。

    ❽姿勢の美しさの減少
    反り腰は姿勢を悪化させ、姿勢の美しさを損なう要因となります。これにより自信の低下や外見の印象が悪くなる可能性があります。

    これらの悪影響を軽減するためには、適切な姿勢習慣や運動、ストレッチ、筋力トレーニングを行うことが重要です。また、症状が進行している場合は、専門家の指導を受けることがおすすめです。

    2.反り腰が腰痛を生む原因

    反り腰が腰痛を生む主な原因は、腰椎部分の筋肉や構造にかかる不適切な負担や圧力に関連しています。以下にその具体的な要因を説明します。

    ①筋肉の不均衡
    反り腰の状態では、腰部の筋肉のバランスが崩れてしまいます。特に腰部の筋肉や腹部の筋肉の弱化が、腰椎部分に余分な負担をかけることで腰痛を引き起こす可能性があります。

    ②腰椎の圧迫
    反り腰の状態では、腰椎部分が前に湾曲し、腰椎の間にある椎間板に圧力がかかります。これにより椎間板が圧迫され、炎症や痛みを引き起こす可能性があります。

    ③靭帯や軟部組織の緊張
    反り腰になると、周囲の靭帯や軟部組織が過度に緊張し、炎症や痛みを引き起こすことがあります。

    ④筋肉の疲労
    反り腰の姿勢を長時間続けることで、腰部の筋肉が疲労してしまい、痛みや不快感が生じることがあります。

    ⑤姿勢の影響
    反り腰の姿勢が長時間続くと、体のバランスが崩れ、他の部位にも負担がかかることがあります。これにより、腰痛が全身に広がることがあります。

    ⑥神経の圧迫
    腰椎の位置が変化することで、神経に圧迫がかかる可能性があります。神経圧迫による放散痛やしびれなどが腰痛として現れることがあります。

    反り腰による腰痛を軽減するためには、正しい姿勢を保つこと、適切な筋力トレーニングやストレッチを行うこと、過度な負荷を避けることが重要です。また、痛みがひどい場合や持続する場合は、専門家の指導を受けることをおすすめします。

    3.反り腰改善〇〇トレーニング

    【反り腰】国家資格者が教える!反り腰改善トレーニング

    反り腰は、腹部の筋力低下+腰背部の緊張が起こっています。
    改善するためには、
    ①腹部の筋力UP
    ②腰背部の緊張をとり柔軟性UP
    この2つのトレーニングが重要です。

    動画では、②腰背部の緊張をとり柔軟性UP させる「キャットドッグ」というエクササイズを紹介しています。

    4.正しいデスクワーク姿勢

    【姿勢】国家資格者が教える!正しい座り方

    反り腰改善のためのトレーニングケアとともに重要なのが姿勢改善です。
    日常姿勢は習慣化されますので、少しずつ矯正していく必要があります。
    今回は反り腰の方が腰痛を引き起こしやすい「デスクワーク 姿勢」について動画で紹介します。

    5.それでも改善しない方へ

    ●自身でのトレーニングや姿勢改善を続けてみたが効果が見られない方
    ●腰痛が悪化している方
    ●何度も腰痛やギックリ腰を繰り返している方

    メディカルジャパンの姿勢改善/腰痛プログラム にお任せください。

    当院は、国家資格を取得した臨床家のみが在籍し、整体整骨・鍼灸からリハビリトレーニングまで行える総合治療院です。また、エコーやAI姿勢診断、自律神経などの診断機器、医療機器も充実している施設ですのでご安心ください。

    【メディカルジャパン治療プログラム体験】

    https://www.youtube.com/watch?v=dm-FwznEvqw&t=99s

    6.まとめ

    反り腰の改善には、トレーニング/ストレッチ/姿勢改善の3つが重要です。長期的に悩んでいる方は専門家に頼ることも重要です。

  • 【健康コラム】知ってる?姿勢改善を成功させるPOINT|筋肉の”伸張と萎縮”

    写真や鏡越しに映った自分を見て「こんなに姿勢悪かったっけ…」と感じたこと、皆さんもあるのではないでしょうか?
    健康な身体において、血流が循環しやすいバランスの良い・美しい姿勢は欠かせないものですが、姿勢を良くしようと思うと背中が痛くなったり、そもそも自分の思う良い姿勢が本当に正しい姿勢なのか分からないという声は多いです。

    今回は、どうして姿勢改善は難しいと感じるのか、そして、姿勢改善をするにあたって絶対に知っておいてほしい知識を紹介します!

    記事内容
    • 1.どうして姿勢改善は難しい?
    • 2.姿勢改善に重要な筋肉の話
    • 3.姿勢不良に良くあるパターン
    • 4.当院の姿勢改善

    1.どうして姿勢改善は難しい?

    習慣になった悪い姿勢を改善するのは、なぜ難しいと感じるのでしょうか?

    その答えは、まず”習慣化”にあります。

    習慣というのは、繰り返し行うことで脳がその状態を覚え、過度に意識しなくても、ほぼ無意識に負担なく行えるようになることを指します。

    例えば、毎日の就寝時間が遅い人がいきなり21:00に寝ようとした時、大抵はなかなか眠りにつけません。しかし、毎日21:00に寝ている人は、いつもとは違うスケジュールで動いていたり過度のストレスを感じていない限りいつも通り楽に眠ることができます。

    このように、人間の持つ脳の習慣化は、環境に縦横するための能力の一つでその状態をキープしようとする力です。

    これは、生活習慣だけでなく、思考、判断力、コミュニケーション、そして体内の活動においても全てのことに言えます。

    つまり、姿勢も同様です。
    何らかの原因や子供の頃からの癖(習慣)で猫背になる人は、猫背が習慣化しているため、その姿勢が「楽」に感じますので、いつもは行わない正しい姿勢をしようとすると、不快感を感じてしまうことが多いです。
    そして、猫背姿勢に慣れてしまった体は、”猫背姿勢をキープするための筋肉”が発達してしまいます。
    姿勢改善が難しいと感じる大きな原因はここにあります。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    (原因)疲労・筋力低下による姿勢不良

    (習慣)楽な姿勢と認識して無意識に行う

    (結果)筋力低下(伸張)・筋緊張(萎縮)
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    そして、多くの場合上記の流れをループしてしまいます。

    しかし、悪い姿勢も習慣によって作られたものですので、良い姿勢になるための行動を1つずつ習慣にしていけば必ず改善します。

    次に、姿勢改善に失敗する人がやりがちな「意識だけで姿勢を改善する」ことについてお話しします。

    一見、無意識で習慣化しているのなら自分の意識で改善できるのでは?と感じるかもしれませんが、この場合かなりの確率で、過度の疲労感や凝り・痛みを感じます。

    そうなってしまうのは一体なぜなのか?
    その答えは次の”姿勢改善に重要な筋肉の話”にあります。

    2.姿勢改善に重要な筋肉の話

    姿勢改善に重要なのは、筋肉の”伸張(筋力低下)と萎縮(柔軟性低下)”している部位を認識することです。

    先ほどの話の中にもありましたが、猫背姿勢に慣れてしまった体は、”猫背姿勢をキープするための筋肉”が発達してしまいます。

    筋肉は本来引っ張る力(縮む)と柔軟性(伸びる)の二つの性質も持っていますが、筋肉を過度に使えば発達し、過度に使わなければ筋力は低下していきます。

    過度に使う筋肉は、引っ張る力(縮む)を持続させようとするので、筋力は低下しませんが柔軟性を失います。加えて脳の習慣化もあるので、ずっと筋肉を縮めてしまいやすくなります。

    逆に、過度に筋肉を使わなければ、筋肉は小さくなり筋力を失います。
    皆さんも、片足立ちでフラフラしたり、子供のときより腹筋できないと思ったことがあるかと思いますが、筋力が低下すると、筋肉を使おうと意識しても使えなくなってしまいます。

    これらを踏まえて姿勢の話に戻りますが、立つ・座る・歩くといった日常的な姿勢動作も実は私たちが感じている以上に筋肉を使っています。
    そのため、筋肉はバランス良く使ってあげる必要があります。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    正しい姿勢=筋肉をバランス良く使った姿勢
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    不良姿勢に該当する猫背などは、過度に使う筋肉と過度に使わない筋肉が存在します。
    ですので、良い姿勢を作ろうとした時に筋力が足りなかったり、筋肉が縮んで硬くなったりして、なおかつ無理やり姿勢を変えることで痛みなどが発生し姿勢改善が難しく感じます。

    3.不良姿勢に良くあるパターン

    多くの方に見られる不良姿勢に良くあるパターンを紹介します。姿勢は生活に大きく影響します。例えば、近年はスマホの普及やデジタル化によって長時間画面を見ることが増えました。それにより、無意識に顔を画面に近づける姿勢をしてしまいやすくなり、ストレートネック・猫背などの不良姿勢の方が増加しています。

    ここでは、代表的な不良姿勢とその筋肉の状態(伸張と萎縮)について紹介します。

    ①ストレートネック

    「ストレートネック」は、首の自然なカーブが失われ、首がまっすぐに伸びている状態を指します。この姿勢は、頭痛、首こり、肩こり、腕や手のしびれにつながる可能性もある不良姿勢です。

    成人の頭の重さは約 4~6kg もありますが、体の重心上に頭を位置することでその重さの体への負担は軽減します。しかし、頭が前に出る角度が増すごとに
    ・首の前側にある斜角筋
    ・首の後ろ側にある後頭下筋群
    ・上部僧帽筋
    ・肩甲挙筋
    に過度の負担がかかりこれらの筋肉が習慣的に萎縮します。

    ②巻き肩

    「巻き肩」は、肩の位置が前に丸まる姿勢のことを指します。

    巻き肩になると、
    ・胸の筋肉(特に小胸筋)
    は萎縮し硬くなります。

    反対に、
    ・背中の筋肉(僧帽筋など)
    は伸びてしまっています。

    ③猫背

    「猫背」は、背中や背骨の曲がり方が正常ではなく、背中が丸くなっている状態を指します。

    この姿勢は巻き肩やストレートネックも含み、さらに加えて
    ・背筋
    ・腹筋
    の体を支える基本となる2つの筋肉の筋力低下があります。

    ④反り腰

    「反り腰」は、腰が前傾した姿勢を指します。

    ・股関節前面
    の筋肉が硬く、

    ・腹筋
    の筋力低下により
    お尻が後ろに突き出し、前腿が張り、お腹もでる姿勢になります。

    4.当院の姿勢改善

    当院は、国家資格保持した臨床家による治療で、整体・マッサージ・鍼灸・医療機器を使用し患者さん一人一人にあった治療をご提供します。

    初めての患者さんにはAI姿勢診断を無料でご提供しております。この診断器は、現在の姿勢バランスを評価し、将来発症する可能性のある症状を予測します。また、改善するために必要な治療・トレーニングも提案してくれますので臨床家の知識もあわせて、必要な治療を解剖学的にわかりやすく患者さんへご説明できるようになりました。

    姿勢改善には、筋力低下した筋肉をトレーニングで鍛え、柔軟性を失った筋肉をマッサージや鍼灸で緩める必要があります。

    筋肉のバランスを医療的に整えてあげることで、正しい姿勢に戻しやすくなります。

    当院ではさらに、患者さんのお家でのメンテナンスをサポートするためSNSでのトレーニング動画の発信も行なっています。

    ストレートネック・猫背にオススメ!エクササイズ

    【巻き肩】肩こり・巻き肩改善!ストレッチ方法の紹介

    猫背改善に効果的なストレッチ

    【反り腰】国家資格者が教える!反り腰改善トレーニング

  • 早期対策を!急増中のスマホ首に伴う肩こり・頭痛

    スマートフォンの普及に伴い、スマホ首という問題が注目されています。
    このコラムでは、スマホ首の定義とその原因、さらにスマホ首が体に与えるダメージについて詳しく解説します。肩こりや頭痛といった一般的な症状だけでなく、様々な症状の引き金になってしまうこともあるスマホ首。自己チェック方法やおうちでできるスマホ首対策、医療による治療・対策についても紹介していきますので、スマホ首の問題を正しく理解し、改善・予防に役立てていきましょう!

    記事内容
    • 1.スマホ首とは?
    • 2.スマホ首が与える体へのダメージ
    • 3.スマホ首の自己チェック方法
    • 4.やってみよう!早期対策
    • 5.医療によるスマホ首治療・対策

    1.スマホ首とは?

    ①スマホ首の定義とその原因

    スマホ首とは、現代のデジタル生活においてよく見られる姿勢の問題です。
    スマートフォンやタブレットなどのデバイスを使用する際、多くの人が画面に集中し、首を前方に突き出す傾向があります。この姿勢の変化によって、首や背中の筋肉に負担がかかり、様々な問題が引き起こされる可能性があります。

    主な原因は、以下のような要素が考えられます。
    まず第一に、長時間のスマートフォン使用による姿勢の維持です。画面に集中し続けるために、首を前に突き出す傾向が生じ、そのままの姿勢を保つことが多くなります。また、スマートフォンの使用時間の増加もスマホ首の一因となっています。さらに、デバイスの使い方にも注意が必要です。画面を上から見るために、首を下げたまま使用することが多いですが、この姿勢は首に大きな負担をかけます。また、スマートフォンの重さや大きさ、操作のしやすさによっても姿勢が影響を受けることがあります。

    ②姿勢の変化

    スマートフォンを使用する際の悪い姿勢の特徴

    ❶頭を下げ、首を前方に突き出す
    この習慣的な姿勢の変化は、長期間にわたって首のカーブを失わせる結果をもたらします。

    ❷猫背
    姿勢の変化によって胸部が圧迫され、呼吸の制限や肺機能の低下を引き起こすことがあります。

    ❸巻き肩
    首・猫背に伴い、肩も前へ出てしまいます。

    2.スマホ首が与える体へのダメージ

    ①肩こり

    スマホ首は、肩こりの発生に深く関わっています。スマートフォンを使う際、多くの人が画面に集中して頭を下げ、首を前方に突き出す傾向があります。この姿勢の変化によって、首や肩の筋肉が長時間にわたって緊張し続けます。特に、首の後ろ側の筋群が弱くなり、前側の筋肉が過度に緊張することがあります。この筋肉の不均衡が肩こりを引き起こす原因の一つとなります。

    さらに、スマホ首の姿勢は、頸椎や背骨の自然なカーブを乱すため、正しい姿勢を維持するための負担が増加します。これにより、肩と首の筋肉に過剰な負担がかかり、筋肉の緊張や血行の悪化が起こる可能性があります。その結果、筋肉の疲労や炎症が生じ、肩こりの症状が現れるのです。

    ②頭痛

    スマホ首は、頭痛の発生にも深く関わっています。スマートフォンを使う際の姿勢によって、首の筋肉や靭帯が長時間にわたって緊張し続けます。特に、首の後ろ側の筋群が弱くなり、前側の筋肉が過度に緊張することがあります。この筋肉の不均衡が頭痛を引き起こす原因の一つとなります。

    また、スマホ首の姿勢は頭部の重量を支える頸椎に負担をかけます。正常なカーブを保つことが困難になり、頸椎の不安定さや圧力の増加が起こる可能性があります。この状態が神経や血管に圧迫を与え、頭痛を引き起こす可能性があります。

    ③その他の症状

    ・胸郭圧迫による呼吸制限/脳への酸欠

    ・上記による集中力の低下/疲労感

    ・頚椎や神経の圧迫による手や指に感覚の異常/痺れ

    ・電子機器と目の距離の近さによる眼精疲労やドライアイ

    ・猫背による背中こり/痛み

    ・猫背による腰痛悪化

    ・猫背による心理的影響

    3.スマホ首の自己チェック方法

    スマホ首の自己チェック方法を使って、自分の姿勢や症状を確認することができます。

    ❶鏡を使った姿勢の確認
    鏡を前に置き、正面から自分の姿勢を確認します。まずは立った状態から自然な姿勢で見てみましょう。頭が前に突き出している、肩が前に丸まっているなど、スマホ首による姿勢の特徴があるかを確認します。

    ❷スマートフォン使用時の姿勢チェック
    実際にスマートフォンを使う姿勢で自分の姿勢をチェックします。スマートフォンを手に持ち、画面を見ながら通常通り使用します。その際に、頭が前に出ていないか、首が曲がっていないか、背中が丸まっていないかなど、正しい姿勢を保てているかを確認します。

    ❸症状のチェック
    □肩こりが頻繁に起きている
    □頭痛が頻繁に起きている
    □首の痛みが頻繁に起きている
    □1日の終わりに背中のこり・痛みがある
    □長時間のスマートフォン使用後に症状が現れる・強くなる

    特に最後の項目に当てはまる方は要注意です。

    姿勢確認は、動画で撮影や他者からの視点で評価してもらうとわかりやすいです。正しい体のバランスは専門家指導の動画を参考にしたり治療院の臨床家に指導してもらうことをお勧めします。

    4.やってみよう!早期対策

    ストレートネックは習慣化してしまった姿勢・動作による症状です。
    発症前からの予防が大切なのはもちろんですが、症状を感じた際でも早期で対処することが最も重要です。

    生活習慣からくる症状の対策としては、
    ①姿勢・動作改善
    ②筋肉の柔軟性を高めるストレッチ
    ③必要時に使える筋肉を育てるトレーニング
    の3つからアプローチすることがホームワークの基本となります。

    今回は、当院のスマホ首に関するホームワークをご紹介します!

    ○姿勢改善


    【ストレートネック】つらいストレートネックを改善!ストレッチ方法の紹介
    スマホ首を改善するために最も重要な「姿勢改善」。
    顔が前に出やすくなってしまった方にお勧めな下記のストレッチを取り入れ、正しい姿勢を作りやすい体にしていきましょう。

    ○毎日簡単トレーニング


    メディカルジャパン 猫背とスマホ首対策 セルフ体操
    「筋トレ」はめんどくさい!と思う方にほどお勧め!猫背・ストレートネックは背中の筋肉が使えてないことが大きな原因とも言えます。上記の動画は、胸筋を伸ばし、肩甲骨を寄せやすくするための簡単トレーニングです。

    ○胸鎖乳突筋ストレッチ


    【首こり】ストレートネックや首コリ改善!ストレッチ方法の紹介
    首を支えている筋肉の一つである胸鎖乳突筋。柔軟性が低下してしまうと、緊張・収縮しやすくなり首周りの可動域にも影響してしまいます。上記の動画では安全で効果的なストレッチ方法と医学的視点からしっかり解説してくれる動画となっています。

    5.医療によるスマホ首治療・対策

    スマホ首に対する治療は、要因となる動作や生活習慣を見極め、その人に最も必要なアプローチを見つけることが重要です。

    痛みを取るだけの治療ではなく、鍼灸による筋肉の柔軟性・血流改善と並行して姿勢改善の基盤となる体の歪みを整える場合や、気がつかずやっていた体に負荷をかける動作改善のリハビリやその原因となる筋肉の緊張を緩めていく治療など、人それぞれに合う治療を組み合わせること、そしてプロによるホームワーク指導が大切です。

    当院は、患者さんへのカウンセリング・臨床家の評価・専門診断機により状態と背景を見極め、様々なメニューからその人に合う治療をプログラムする「テーラーメイド治療」を実施しております。

  • 【美容コラム】合わない枕で顔が歪む!?血流障害やしわ・たるみを引き起こす”歪み”と枕の重要性について解説

    美容施術や美容整形が手軽に行える時代になりましたが、自身の美しさを追い求める中で忘れてはならない大切な要素があります。それは、”睡眠”に関わる影響です。そして、その鍵を握るのが「枕」です。

    美容効果を最大限に引き立てるためには、適切な枕の選択が不可欠です。合わない枕を使用することで、顔の形状や血流に影響を与え、不適切な選択が顔の歪みを引き起こすだけでなく、睡眠の質を下げ細胞の修復や疲労回復など、様々な美容に悪影響を及ぼす可能性があるのです。

    この記事では、美容に関心が高い方々に向けて、枕の重要性から始め、合わない枕が顔の歪みを作る理由を探り、顔の歪みが生む美容的デメリットについて詳しく解説します。
    さらに、整骨鍼灸院の当院が、自分にあった枕の作り方についてもご紹介します。
    是非今回のコラムを活用してさらに美しくなるための基盤を作っていきましょう!

    記事内容
    • 1.枕の重要性
    • 2.睡眠の質が下がると老けやすい!?
    • 3.合わない枕が顔の歪みを作る理由
    • 4.顔の歪みが生む美容的デメリット
    • 5.自分にあった枕の作り方
    • 6.まとめ

    1.枕の重要性

    美容に関心が高い方々にとって、美しい肌や小顔効果は大変重要です。しかし、その美容効果を達成するためには、以下の2つに注目する必要があります。

    ①睡眠の質
    ②顔の歪み

    そしてこの2つの鍵となるのが枕の選択です。

    ー枕の役割ー

    頭部と首の自然な姿勢を保ち、首の負担を軽減します。これにより長時間の睡眠中も体は楽に、深い呼吸を維持することができます。枕がない状態は、首と背中に自然な曲線が作られにくく、首に圧力がかかりやすくなります。

    ー合わない枕による体への影響ー

    枕の体をサポートする力が十分に発揮されない場合、体のコリや痛み、寝違え、睡眠障害、睡眠の質の低下、またそれらが引き起こす次のような併発症状が出る場合もあります。

    2.睡眠の質が下がると老けやすい!?

    良質な睡眠は、美肌を保ち、若々しい外見を維持するために不可欠な要素です。
    その逆に、睡眠の質が低下すると、肌の老化が進み、老け顔が目立つことがあります。

    ー美容と睡眠の密接な関係ー

    睡眠は私たちの身体と心の修復に不可欠です。特に、深い睡眠段階で細胞が再生し、肌の修復が行われます。また、十分な睡眠をとることでストレスホルモンのコントロールが効果的に行われ、肌荒れやしわ、たるみを防ぐのに役立ちます。

    ー睡眠不足が老け顔を引き起こすメカニズムー

    ①コラーゲンの減少
    睡眠不足はコラーゲンの分解を促進し、肌の弾力性を失わせます。結果として、しわやたるみが現れやすくなります。

    ②血流の低下
    睡眠不足は血流を制限し、肌に酸素や栄養を運ぶ能力を低下させます。これにより、肌がくすみ、健康的な輝きを失います。

    ③ストレスと炎症
    睡眠不足はストレスホルモンであるコルチゾールの増加を引き起こし、皮膚の炎症を促進します。これにより、肌が敏感になり、赤みやかゆみが生じやすくなります。

    ④浮腫み
    睡眠不足は体内の余分な塩分と水分の蓄積を助長し、顔に浮腫みを引き起こす可能性があります。これにより、小顔効果が損なわれます。

    美容の観点から言えば、適切な枕を選ぶことは美容鍼や美容整形などの美容施術と同等に重要です。枕は寝ている間、顔の形状や血流に影響を与え、不適切な選択が顔の歪みを引き起こし、美容に悪影響を及ぼす可能性があります。

    3.合わない枕が顔の歪みを作る

    合わない枕を使用することで、顔の歪みが生じる主な理由は次の通りです。

    ①圧力の不均一性
    枕が適切でない場合、顔の特定の部位に不均一な圧力がかかります。これにより、歯や顔の形状が歪む可能性が高まります。

    ③筋肉の不均衡
    合わない枕を使用することは、表情筋の不自然な使い方を引き起こす可能性があります。顔の筋肉が均等に使われない場合、一部の筋肉が過度に発達し、他の筋肉が弱体化することがあります。これは顔の歪みや非対称性を生じやすくします。

    また睡眠中は血流障害のおきにくい体勢や呼吸の深さ、負荷のかかりにくい体勢を見つけようと寝返りを打ちますが、合わない枕によっていつも同じ方向を向きやすいと、同じ方向へ重力・圧力がかかり顔が歪みやすくなってしまいます。

    4.顔の歪みが生む美容的デメリット

    ① 左右非対称

    合わない枕を使用することで、顔の左右非対称性が生じる可能性があります。これは将来的に歯並びへの影響や噛み合わせ、表情筋の不均一などにも影響していきます。また、噛み合わせの悪さは頭痛や顎関節症から肩こりなど全身症状へも影響します。

    ② 血流・リンパ障害によるむくみ

    顔の歪みにより血流障害が起こりやすい部位が発生します。これにより毛細血管の血液の流れやリンパが妨げられ、むくみやすくしてしまいます。人の体の約60%が水分です。血管から染み出す水分と吸収する水分量が一定の場合むくみは生じませんが、血流障害・リンパのつまりなど何らかの要因で細胞の間に水がたまり、異常に増加した状態のことをむくみと言います。

    ③ 血流障害による肌荒れ・くすみ

    上記と同じく歪みによって発生した血液循環の制限は、肌に酸素や栄養の供給が不足することを意味します。結果として、肌荒れやくすみが生じ、肌の美しさが損なわれます。

    ④ 筋肉のバランスの崩れ(筋力低下)

    顔の歪みは、表情筋の不自然な使い方を引き起こすことがあり、筋肉のバランスが崩れる可能性があります。これにより、しわやたるみが生じやすくなったり、笑顔などにおける表情のバランスの崩れが目立ちやすくなります。

    ⑤ たるみ

    ④でお話しした筋力低下により、顔のたるみを引き起こす場合もあります。顔の脂肪を支えている筋肉がその力を十分に使えなくなると脂肪は下がりたるみを引き起こします。また、そのたるみによってほうれい線やシワも目立つ可能性があります。

    5.自分にあった枕の作り方

    自分に合った枕を選ぶことは、美容のために重要です。枕の選択において考慮すべき要因について解説します。
    当院は、自律神経診断機と呼吸音の確認、胸鎖乳突筋の柔軟性を国家資格保持者の臨床家が確認して体にあった枕の高さを提案する「枕診断」をご提供しています。

    枕は毎日使うものなので、1度調節しておくことはかなりメリットがあります。顔の歪み対策だけでなく、頭痛や肩こり、頻発する寝違えの方にもおすすめです。

    今回は、当院の臨床家による、自宅でできるバスタオルを使った枕診断を紹介します。
    ご自身でも簡単にできる方法ですので、是非行ってみてください♫

    6.まとめ

    合わない枕を使用することが、顔の歪みや美容に悪影響を及ぼす可能性があることを理解することは重要です。美容に関心のある方々は、枕の選択に慎重に取り組み、美しい肌と小顔を保つために睡眠環境にも注意を払うべきです。枕を適切に選び、美容と健康をサポートしましょう。

    オンライン診療で美容内服薬を処方

    美容内服薬をオンライン診療を通じて提供し、肌の健康や美容をサポートするための内服薬を、医療提携によりリーズナブルな価格でご利用いただけます。

    主な治療薬例

    シナール

    シナールは、ビタミンCを中心にした内服薬で、美肌や美白、肌荒れの予防などに役立ちます。抗酸化作用があり、肌の老化を防ぎ、健康的な肌作りをサポートします。

    ユベラ

    ユベラは、ビタミンEが豊富に含まれており、抗酸化作用が強いため、肌の老化防止や血行促進に効果的です。特に、シワや乾燥肌を改善したい方におすすめです。

    トラネキサム酸

    トラネキサム酸は、メラニン生成を抑制する効果があり、美白やシミの予防に役立つ内服薬です。特に、紫外線によるダメージが気になる方におすすめです。

    美容鍼や他の治療と組み合わせることで、さらなる効果が期待できる美容内服薬もオンライン診療で処方可能です。

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  • お風呂で簡単!側頭筋マッサージで肩こり&頭痛スッキリ

    肩こりや頭痛に悩む方へ

    「なんとなく頭が重い」「肩がガチガチにこっている」——こんな不調を感じたことはありませんか?デスクワークやスマホの長時間使用、ストレスによって、肩こりや頭痛が慢性化している人は少なくありません。

    そんな悩みを和らげる方法のひとつが「側頭筋(そくとうきん)」のマッサージです。特に、お風呂の中で行うと、筋肉がほぐれやすく、効果をより実感しやすくなります。

    本記事では、初心者の方でも簡単にできる「お風呂での側頭筋マッサージ」の方法を詳しく解説します。今日からリラックスしながら、肩こりや頭痛のケアを始めましょう!

    側頭筋とは

    側頭筋の位置と役割

    側頭筋(そくとうきん)は、頭の側面、ちょうど「こめかみ」の部分にある筋肉です。耳の上から頭頂部にかけて広がっており、ものを噛むときに働く「咀嚼筋(そしゃくきん)」の一つです。

    普段、意識することは少ないですが、側頭筋は食事の際に顎を動かすだけでなく、顔や頭の動きにも関わっています。

    側頭筋の緊張が引き起こす症状
    現代人は、スマホやパソコンを長時間使うことで無意識に側頭筋を緊張させていることが多いです。また、ストレスや歯の食いしばりが続くと、筋肉が硬くなり、以下のような不調が起こりやすくなります。

    • 頭痛
    • 肩こり
    • 顎の痛み
    • 目のかすみ・疲れ
    • 目の疲れ

    お風呂でのマッサージのメリット

    温熱効果による筋肉の緩和

    お風呂に入ると、体が温まり血流が良くなります。これにより、筋肉がリラックスし、硬くなった側頭筋もほぐれやすくなります。

    通常、筋肉が硬くなっている状態でマッサージをすると、痛みを感じたり、十分にほぐせなかったりすることがあります。しかし、お風呂の温熱効果を利用すれば、無理なく優しくマッサージするだけで筋肉が緩み、効果を実感しやすくなります。

    リラックス効果と自律神経の調整

    ストレスや疲れが溜まると、自律神経のバランスが乱れやすくなります。特に交感神経(活動モード)が優位になりすぎると、筋肉が緊張し、肩こりや頭痛が悪化してしまうことも。

    お風呂に浸かることで、副交感神経(リラックスモード)が優位になり、心身ともにリラックスできます。さらに、マッサージを加えることで、より深いリラックス効果を得ることができるのです。

    血行促進と老廃物の排出

    側頭筋が硬くなると、周囲の血管が圧迫され、血流が悪くなります。その結果、疲労物質や老廃物が溜まり、さらに筋肉が緊張するという悪循環に…。お風呂の温熱効果+マッサージによって血流が促進されると、酸素や栄養が筋肉にしっかり届き、老廃物の排出がスムーズになります。これにより、肩こりや頭痛が和らぐだけでなく、疲れが取れやすくなります。

    お風呂でできる側頭筋マッサージの方法

    お風呂に入ったときに、簡単なマッサージを取り入れるだけで側頭筋のコリをほぐし、肩こりや頭痛を和らげることができます。