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  • 【健康コラム】首こり解消!胸鎖乳突筋への正しいストレッチ

    首こりは、多くの人が経験する身近な問題です。デスクワークや不適切な姿勢、ストレス、運動不足などが原因で、首に痛みや不快感が生じることがあります。首こりが進むと、頭痛や肩こり、吐き気、めまいなど、他の症状も併発することがあります。

    このコラムでは、首こりの原因や、首こりと胸鎖乳突筋(首の筋肉)の関係、胸鎖乳突筋のストレッチ方法、専門家からのサポート、首こりを軽減する生活習慣などについて詳しく解説します。ここで紹介する情報が、皆さんの生活をもっと快適にする手助けになれば幸いです!

    記事内容
    • 1.胸鎖乳突筋とは?
    • 2.首こりと胸鎖乳突筋の関係
    • 3.胸鎖乳突筋のストレッチについて
    • 4.首こりを軽減する生活習慣
    • 5.当院でできるサポート
    • 6.まとめ

    1.胸鎖乳突筋とは?

    胸鎖乳突筋は、耳の後ろから首の側面を通り、鎖骨や胸骨に繋がる筋肉で、顔を横に向けた時に目立つ筋肉です。首を上下左右に動かすときに使われ、日常生活でとても重要な役割を果たしています。

    胸鎖乳突筋は人間の筋肉の中でも特に重要なものの一つで、重さ5キロ以上あるとされる頭を支える役割があります。

    また、胸鎖乳突筋は、頭を支えるといった体の疲れだけでなく、自律神経の乱れやストレスでも緊張しやすい筋肉です。この緊張が、さまざまな体の不調を引き起こす原因になります。

    胸鎖乳突筋が緊張すると起こる身体の不調

    胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)が緊張すると、以下のような不調に繋がりやすくなります。

    1.頭痛

    胸鎖乳突筋が緊張することで、頭痛を引き起こすことがあります。特に緊張型頭痛や片頭痛の原因となることが多いです。

    2. 首や肩のこり

    胸鎖乳突筋が硬くなると、首や肩のこりが強く感じられます。この筋肉は首の回旋や側屈に関与しており、日常生活で酷使されがちな部位です。

    3. めまい

    胸鎖乳突筋の緊張は、耳に近い部分に位置しているため、内耳への影響を及ぼし、平衡感覚の乱れやめまいを引き起こすことがあります。

    4. 顎関節症

    胸鎖乳突筋の緊張は顎周りの筋肉にも影響を与えるため、顎関節症を引き起こすリスクがあります。顎の動きが制限され、痛みや異音が出ることもあります。

    5. 呼吸の浅さ

    この筋肉が緊張すると、胸郭の動きが制限されるため、呼吸が浅くなり、疲れやすさを感じることがあります。

    6. 姿勢の悪化

    胸鎖乳突筋の緊張は、首や頭の位置を不自然な状態に保つため、姿勢が悪化し、猫背やストレートネックの原因となることがあります。

    このように、胸鎖乳突筋の緊張は多岐にわたる不調の原因となるため、適切なストレッチやマッサージでリラックスさせることが大切です。

    2.首こりと胸鎖乳突筋の関係

    首こりと胸鎖乳突筋の関係は深く、胸鎖乳突筋が首こりの一因となることがあります。以下にその関係を詳しく説明します。

    ○筋肉の緊張

    胸鎖乳突筋は、不適切な姿勢や過度のストレスによって緊張することがあります。特に、前かがみの姿勢や肩を前に突き出すような姿勢を長時間続けると、この筋肉が硬くなり、首の筋肉とのバランスが崩れます。

    ○制限された首の運動

    胸鎖乳突筋の緊張が増すと、首の自由な動きが制限されます。これにより、首が前に出しにくく、痛みやこりが生じやすくなります。

    ○血行不良による併発症状

    胸鎖乳突筋の緊張が首に影響を及ぼすだけでなく、周辺の組織や筋肉にも影響を及ぼすことがあります。このため、首こりが広がり、肩こりや頭痛といった症状が併発することがあります。

    ○循環障害

    胸鎖乳突筋の過度な緊張が、血液の正常な循環を妨げることがあり、吐き気やめまいの症状を引き起こすことがあります。

    首こりは個人によって異なる原因から発生し、その結果としてさまざまな症状が現れることがあるため、適切なケアと治療が必要です。

    3.胸鎖乳突筋のストレッチについて

    首の凝りを感じると、むやみに頭わ回したり、ポキポキ音を鳴らす方もいらっしゃいますが、怪我により悪化するリスクがあるので注意しましょう。

    今回紹介する胸鎖乳突筋のストレッチは、安全かつ、首こりや肩こりの軽減に効果的な方法の一つです。
    以下に、胸鎖乳突筋のストレッチ方法を紹介します。

    ①左鎖骨の上に右手を置き、右下に向いて軽く引っ張ります
    ②頭を後ろに倒し、少し右側に倒しましょう。この時、顎は高い位置に持っていきます。
    ③この状態で深呼吸を複数回行います。

    反対も同様です。

    ↓動画と一緒にやってみよう↓

    注意事項

    ・ストレッチ中に痛みを感じた場合、無理に引っ張らないようにしましょう。

    ・呼吸を忘れずに行い、ストレッチを行う際に深呼吸を心がけましょう。

    ・ストレッチは徐々に行い、急激な動きを避けましょう。

    4.首こりを軽減する生活習慣

    首こりを軽減・再発しないようにするためには、生活習慣が重要です。ご自身を労わる気持ちで以下のことを実践してみましょう!

    1.)適切な姿勢を保つ

    デスクワークは、背中をまっすぐに保ち、モニターの高さや椅子の高さを調整しましょう。
    スマートフォンやタブレットを使用する際には、首を前に出しすぎないように注意し、画面を目の高さに持ってきます。

    2.)運動とストレッチ

    今回のストレッチを毎日タイミングを決めて行ってみましょう。タイミングを決めると脳も毎日のルーティンとして行うものだと認識し、習慣化。「今日もやらなきゃ」というようなストレスがなくなり、快適に継続できるようになります。

    3.)ストレス管理

    ストレスは筋肉の緊張を引き起こすことがあるため、ストレス管理技術を学び、日常的なストレスを軽減します。瞑想や深呼吸などのリラクゼーション法が役立ちます。

    4.)定期的な休息とストレッチ

    長時間同じ姿勢で作業する際には、定期的な休息を取りましょう。 休憩中にストレッチや首の軽いマッサージを行うことで、筋肉の緊張を緩和できます。

    これらの生活習慣を取り入れることで、首こりのリスクを軽減し、健康な首と肩を維持できます。首こりが持続する場合や症状が悪化する場合は、医療専門家に相談し、適切な治療を受けることが大切です。

    5.当院でできるサポート

    新型コロナウイルス流行によるワクチン接種やマスク着用の影響で、身体の緊張が高まることにより、不定愁訴(※1)の症状を訴える方が増えています。

    特にマスクを着用することで口呼吸が習慣化し、胸鎖乳突筋の緊張が常に高くなる傾向があります。この筋肉が緊張し続けると、次のような問題が発生しやすくなります。

    疲労の蓄積
    血行不良による痛みや痺れ
    自律神経の乱れによる体調不良
    ただし、一概に胸鎖乳突筋の緊張だけがこれらの不調の原因とは言えません。不調の多くは複数の要因が絡み合っていることが多いため、全体的な身体のバランスや生活習慣、精神的な状態も重要な要素です。そのため、当院では胸鎖乳突筋だけでなく、全身にアプローチする包括的なケアを提供しています。

    2Dエコー(超音波検査)を用いて検査

    エコーを用いて出た数値は医療的な治療の指標となります。元となる数値と比較することでより的確な治療が可能です。

    胸鎖乳突筋のアプローチ手技治療

    首には、筋肉と神経が複雑に入り組み、そこに、脳に栄養を送る太い血管が通っています。呼吸法や姿勢矯正を行うことで、可動範囲の拡大や柔軟性の向上を目指します。早期の改善をめざすため、一人一人に合わせたカウンセリング、カスタマイズ施術、オーダーメード施術をご提供します。

    胸鎖乳突筋のアプローチ超音波治療

    ピンポイントで超音波を非温熱効果もしくは温熱効果のどちらかで照射します。 超音波→深部熱による脊髄動脈及び動脈叢の血流増大。 さらに高周波治療器・超音波治療器組合せ理学療法機器(アストロン)を使用し、高周波で筋肉の緊張の緩和し、痛みの伝達を抑制する効果を期待できます。

    首こり、頭痛、めまいなどの不定愁訴に
    ★初回限定メニュー★【胸鎖乳突筋プログラム】
    75分
    ¥3,850- (税込)
    ★通常料金6,600円⇒初回限定料金3,850円(税込)
    ★当院を初めてご利用いただく方へ、初回限定料金にてご提供しております。
    【メニュー内容】
    ①カウンセリング(15分)
    ②医療機ケア※全身の血流循環を向上させる医療機器(30分)
    ③お身体の状態チェック→施術→施術後のアドバイス(30分〜40分)

    ご予約時の注意事項

    ※メニュー内容のトータル所要時間が75分前後となります。お時間に制限がある方は先にお知らせください。
    ※来院時にスタッフへこちらの画面をご提示ください。
    ※ネットからご予約される方は施術メニュー項目『【初回限定】コリ・痛み・しびれ・体質改善 3850円』を選択してください。

    6.まとめ

    首こりは多くの人にとって日常的な問題であり、長時間のデスクワーク、不適切な姿勢、ストレス、運動不足などさまざまな要因が関与しています。首こりには頭痛、肩こり、吐き気、めまい、さらにはストレス症状などの症状が併発することがあります。胸鎖乳突筋は首こりの一因として重要であり、この筋肉の緊張が首の筋肉の不調を引き起こすことがあります。胸鎖乳突筋のストレッチを適切に行うことで、首こりの軽減が可能です。

    ぜひ今日の内容を実践し、首こりに悩む方々が快適な日常生活を送る手助けになることを願っています。お体の状態に合わせた適切な対策を取り入れ、健康な生活を送りましょう。

  • 椎骨動脈および内頸動脈の血流と大脳への流入量に関する頸部痛に対する徒手療法介入

    執筆:首都大学東京 人間健康科学研究科(2014年掲載)

    背景

    頭部や頸部を様々な肢位に固定し行う頸椎への徒手療法は、一時的に脳血流が損なわれる可能性があり血管へのストレスを増大させ、神経血管の有害事象の一因になる可能性が示唆されている。超音波による先行研究で、特定の頸部の位置が頭頸部動脈の血流速度を変化させる可能性を示唆するものがあるが、一定の結果が得られていない。頸部位置が与える血流影響について理解し、より安全な治療法を提供可能と考える。

    目的

    健常者に対し磁気共鳴血管造影MRAを用いて、徒手療法時、一般的に使用される
    頭頸部の位置が与える頭頸部の動脈血流と脳への血液供給について調べる。

    方法

    対象者:無症状かつ正常な頸椎の関節可動域を有する健常成人20名(平均33歳)。
    対象者はスキャナー内でうつ伏せとなり、頭頸部を以下の実験条件に設定した。

    1.中間位
    2.左回旋位
    3.右回旋位
    4.牽引を加えた左回旋位
    5.牽引を加えた右回旋位
    6.C1-C2間に限局した左回旋位
    7.C1-C2間に限局した右回旋位
    8.中間位での牽引
    9.事後テストとして中間位

    結果

    すべての対象者が正常な血管構造を有しており、個人差があったが、中間位から実験肢位に変化させた時の4動脈の流入量に有意差はなかった。

    結論

    本研究の結果から徒手療法で一般的に使われる頭頸部の肢位が脳への血流量に対しリスクをもたらすことは示唆されなかった。頚椎に対する徒手療法の安全性、特に上位頸椎の回旋に関する安全性は疑問視されているが、本研究の結果からは頭頸部の肢位自体が血流に及ぼす影響は少ないということが示唆された。

    解説

    本研究は左右の椎骨動脈および内頸動脈の合計4本の動脈血流と脳への灌流を検討したものである。先行研究では超音波を用いているものが多く1)2)、特定の血管、特に椎骨動脈のみに着目しているものがほとんどである。よって全体的な脳循環に対する検討が行われておらず、本研究のようにMRAにて左右の椎骨動脈と内頸動脈の血流量と脳への灌流量を検討した研究はない。

    頸椎の回旋により1つの血管の血流が減少しても他の血管の血流が代償的に増加しており、総合的な脳灌流量はすべての肢位で一定に保たれ、脳灌流にも頸部の肢位による影響はなかったと考えられる。

    しかし、本研究では無症状な健常成人を対象としており、実際に頸部に問題を抱える患者においての検討も必要であると考える。また、頭頸部位置を変化させた時の血流についての検討しかされていないため、実際にモビライゼーションやマニュプレーションを実施した際の血流の変化についての検討も期待したい。

  • 良性発作性頭位めまい症(BPPV)の治療法「Epley法」

    Epley法は、耳石が内耳の半規管内で誤った位置に入り込むことで発生する「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」の治療に用いられます。以下は、右後半規管型のBPPVを対象としたEpley法の手順です。

    1. 初めの準備(第1頭位)

    患者さんは椅子に座り、頭を右側に45度向けます。これは、耳石が動きやすくなるように準備をするためのポジションです。

    2. 頭を後ろに倒す(第2頭位)

    次に、頭の向きを保ったまま、仰向けに寝かせます。この時、頭は後ろに30度倒します。これにより、耳石が半規管内で動き出します。

    3. 頭を左に回す(第3頭位)

    そのまま頭を左に90度回転させます。この際、頭はまだ後ろに倒れた状態を維持します。この動きによって、耳石がさらに移動します。

    4. 左向きに回転(第4頭位)

    次に、頭をさらに左に90度回転させ、患者さんは左側を向く形になります。この動きで、耳石を半規管から排出することを目指します。

    5. 座位に戻る(第5頭位)

    最後に、患者さんはゆっくりと座位に戻りますが、この時頭は前方に20度ほど傾けます。これが、耳石を完全に排出するための最終ステップです。

  • 【健康コラム】春に起こりがちな自律神経の乱れによる不調の解決策

    春の訪れとともに、多くの人々が自律神経の乱れに悩まされることがあります。気候の変化や生活環境の変化が、身体や心のバランスを乱し、不調を引き起こす原因となります。この記事では、春に起こりがちな自律神経の乱れの背景や原因、症状について詳しく解説します。

    また、自律神経の乱れに対する診断方法や治療法、予防策についても紹介します。読者は、自分自身や身近な人が不調を感じた際に、適切な対処法を見つけるための知識を得ることができます。この記事を読むことで、春に起こりがちな自律神経の乱れに関する知識が深まります。自身の体調や環境の変化に敏感になり、早めに対処することで不調を軽減し、健康な生活を送るための手助けとなります。

    1.春に起こりがちな自律神経の乱れの背景

    春の到来は、自然界だけでなく人間の身体にもさまざまな変化をもたらします。これに伴い、自律神経のバランスが乱れることがあります。その背景には、以下のような要因が関係しています。

    1).気候の変化

    春は冬からの季節の移り変わりで、気温や湿度、気圧などの気候要因が大きく変動します。特に春先は気温の不安定さが顕著であり、これらの急激な変化は身体にストレスを与え、自律神経の調節機能が乱れる可能性があります。

    2).日照時間の増加

    春先は日照時間が長くなり、昼間の時間が増えます。体内時計や睡眠リズムが変化し、自律神経のリズムにも影響を与えることがあります。適切な光の刺激がない場合や、生活リズムの変化が急激な場合には、自律神経のバランスが崩れる可能性があります。

    3).花粉症やアレルギー

    春は花粉症やアレルギーが悪化する季節でもあります。花粉やアレルゲンに対する身体の過剰な反応は、炎症反応や免疫反応を引き起こし、自律神経のバランスを崩す可能性があります。特にアレルギー症状が重度である場合は、交感神経が過剰に活性化されることがあります。

    4).生活環境の変化

    春先には新しい生活環境や社会的な変化が多いことがあります。新学期や新しい仕事の始まり、生活リズムの変化などがストレスを引き起こし、自律神経のバランスを崩す要因となります。また、これらの変化によって睡眠や食事のパターンが乱れることもあります。

    これらの背景要因が重なることで、春には自律神経のバランスが乱れやすくなります。そのため、春先は特にストレス管理や健康維持に注意を払い、自律神経の調節機能をサポートすることが重要です。春に起こりがちな自律神経の乱れは、季節の変化や環境の変化によって引き起こされる身体的な不調です。

    2.自律神経の機能と影響

    自律神経の概要と役割

    自律神経は、身体の自動的な機能を調節し、内臓器官や血管、腺などの活動を制御する神経系です。この神経系は、意識的な制御を必要としないため、「自律」と呼ばれます。自律神経は、主に交感神経と副交感神経の2つの部分に分かれています。

    交感神経

    この神経は、「戦闘または逃走(fight or flight)」反応を調節し、身体のエネルギー消費を増加させます。ストレスや興奮時に活性化し、心拍数や血圧を上昇させ、血糖値を増加させます。さらに、血液の流れを増加させて、筋肉への酸素と栄養の供給を増やします。

    副交感神経

    副交感神経は、「休息と消化(rest and digest)」反応を調節し、身体のリラックスと回復を促進します。食事後や睡眠時に活性化し、消化器官の活動を増加させ、代謝を正常化します。また、心拍数や血圧を安定させ、身体のリラックス状態を維持します。

    自律神経は、交感神経と副交感神経、相互のバランスが重要です。バランスが崩れると、身体の機能が正常に制御されず、さまざまな不調が生じる可能性があります。そのため、自律神経のバランスを整えることは、健康維持や身体の調和を促す上で重要です。

    自律神経の乱れが引き起こす可能性のある症状と影響

    自律神経の乱れは、身体や心の様々な機能に影響を与えるため、さまざまな症状が現れる可能性があります。以下に、自律神経の乱れが引き起こす可能性のある主な症状と影響を示します。

    1).不規則な心拍や血圧

    自律神経の乱れによって、心拍数や血圧が不安定になることがあります。これにより、頻脈や不整脈、血圧の上昇や低下などが生じる可能性があります。

    2).消化不良や胃腸の不調

    自律神経のバランスが乱れると、消化器官の動きが不安定になり、消化不良や胃腸の不快感が現れることがあります。これにより、食欲不振や腹痛、下痢や便秘などの症状が生じる可能性があります。

    3).疲労感や睡眠障害

    自律神経の乱れは、身体のエネルギー消費や睡眠の質に影響を与えることがあります。疲労感が増大し、日中の眠気や集中力の低下、夜間の睡眠障害が生じる可能性があります。

    4).不安やストレスの増大

    自律神経のバランスの乱れは、精神的な安定にも影響を与えることがあります。不安やストレスが増大し、心身のバランスが崩れることがあります。これにより、不安感やイライラ、焦燥感が増大し、心理的な負荷が高まる可能性があります。

    5).血糖値の変動

    自律神経の乱れによって、血糖値の調節が不安定になることがあります。血糖値が急激に上昇したり、下降したりすることで、めまいや倦怠感、集中力の低下などの症状が生じる可能性があります。 これらの症状や影響は、自律神経の乱れが進行するとさらに悪化することがあります。そのため、早期の対処や適切な管理が重要です。

    3.不調の診断と理解

    自律神経の乱れを診断するためには、医師の診察や健康診断、血液検査などが行われることがあります。
    また、自身の体調や生活環境に注意を払い、不調の症状が現れた際には早めに医師に相談することが重要です。不調の症状を正しく理解し、適切な対処法を見つけるためにも、医師とのコミュニケーションが欠かせません。

    4.春の自律神経の乱れに対する継続的な対処法

    春に起こりやすい自律神経の乱れには、以下のような対処法があります。これらの方法は、初心者でも簡単に実践できるものばかりです。

    1).ストレス管理

    日常生活でのストレスを軽減するために、リラックスする時間を設けることが重要です。瞑想や深呼吸、ストレッチなどのリラックス法を取り入れましょう。ストレスフルな状況から離れるために、自分に合った趣味や趣向を楽しむ時間を作ることも有効です。

    2).適切な睡眠

    定期的な睡眠リズムを確保するために、毎日同じ時間に寝る習慣を身につけましょう。十分な睡眠時間を確保し、質の良い睡眠を心がけます。就寝前には、リラックスするためのルーティンを作ることが有効です。入浴や読書など、落ち着いたアクティビティを取り入れましょう。

    3).バランスの取れた食事栄養

    バランスの取れた食事を心がけましょう。野菜や果物、良質なタンパク質、健康な脂肪を含む食品を摂取し、栄養豊富な食事を心がけます。食事の時間や量を規則正しくすることで、消化器官の働きを安定させ、自律神経のバランスを整えることができます。

    4).適度な運動

    適度な運動を定期的に行うことで、ストレスや疲労を軽減し、自律神経のバランスを整えることができます。ウォーキングやヨガなどの穏やかな運動が効果的です。

    5).リラックス法の実践

    日常生活の中で、リラックス法を積極的に実践しましょう。深呼吸やプログレッシブ・マッスル・リラクゼーション、マインドフルネスなどのテクニックを取り入れることで、心身の緊張を解きほぐすことができます。

    5.予防とアドバイス

    不調を招かないようにするための健康維持には、以下のような注意が必要です。

    健康的な生活習慣の維持

    適切な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動を継続することが重要です。生活リズムを整えることで、自律神経のバランスを保つことができます。
    ストレスを適切に管理し、ストレスフルな状況から適切に距離を置くことも大切です。

    春の季節特有の症状に対する注意

    花粉症やアレルギー症状がある場合は、適切な対処を行いましょう。薬物療法やアレルギー対策などを行うことで、自律神経の乱れを防ぐことができます。
    天候の変化や環境の変化に対する適応力を高めるために、適切な対策を行いましょう。

    以上の予防策を実践することで、将来の不調を防ぎ、健康的な生活を送ることができます。

    6.専門家による治療法

    自律神経の乱れには、医師や専門家による適切な治療法が必要です。医師は症状を詳しく聞き、必要に応じて検査や検査を行い、適切な治療法を提案してくれます。薬物療法やカウンセリング、リハビリテーションなど、様々なアプローチがあります。

    診断をもとに自律神経の乱れに対する専門家のアプローチを受けることで、症状の緩和や改善が期待できます。

      

    大学病院や専門クリニックなどで使用される、高精度自律神経診機【TAS9 VIEW】。

    末梢血管の容積の変化を脈波と捉え、加速度脈波に変換し、末梢血液循環分析( 血管老化度)を、また脈波の波高の間隔から脈拍を抽出し、その変化を分析することにより自律神経バランス分析ができます。

    メディカルジャパンは高精度末梢血流診断機のほか、自律神経診断機、バイタルモニターや体内酸素飽和度測定など、大きな医療機関でも使用しているエビデンス【科学的根拠】に基づいた器機で、確かで有益な情報結果に合わせ、正しい知識と技術を駆使し、個別プログラムを作成、アドバイスいたします。

  • WHOも認める『耳つぼ健康法』

    耳には100以上のつぼが存在し、これらは耳介療法(耳つぼ)として知られ、世界保健機構(WHO)によっても認められています。特に頭痛、慢性腰痛、高血圧、喘息、歯痛など350種類の症状や疾患に効果的であるとされています。耳介療法士の濵之上陽子さんは、家庭でできる耳つぼ健康法について解説しており、自ら開発した耳つぼ指圧具「オレイユ」を用いたマッサージ施術を展開しています。耳は全身の縮図とされ、「反射区」と呼ばれる全身の各部位や器官に対応するエリアが存在し、耳つぼを刺激することで血流の向上、痛みの緩和、自律神経の調整などの効果が期待できます。

    濵之上さんは、腰痛、肩こり、鼻づまりに効果的な耳つぼの位置を紹介しています。例えば、腰痛には耳の穴の入り口の枠にあたる部分、肩こりには耳の輪郭に沿った縦部分の外端、鼻づまりには耳たぶの上部や耳と顔の付け根にある膨らみなどが挙げられます。これらのつぼを刺激することで、不調の緩和が期待できるとしています。ただし、妊娠中の人、乳幼児、心疾患や持病のある人、体調不良を抱える人は、耳つぼを刺激する際に注意が必要です。

    今後、濵之上さんは「耳つぼ体操」の開発を目指しており、耳つぼの専門家として人々の健康に寄与する取り組みを続けていく予定です。この記事は、耳つぼ健康法の基本的な理解と、家庭でできる簡単な刺激方法を提供することで、日常生活における健康管理の一助となることを目的としています。

    参考文献