背景

体の表面に起こる炎症の総称。皮膚炎。
湿疹の多くは外からの刺激に反応して起こる「接触皮膚炎」だが、原因がはっきりしない湿疹もある。
接触性皮膚炎やアトピー性皮膚炎の場合、近年特に増加傾向にある。

原因

外的要因と内的要因が複雑に絡み合って起こることが多く、原因を一つに絞ることが難しい。

外的要因
・薬剤、化学物質、物理的刺激、ハウスダストなど

内的要因
・体質、皮膚乾燥状態、汗や皮脂の分泌異常

また、発症から間もないものを急性湿疹と言い、長期化し皮膚が硬くなったものを慢性湿疹という。

一般的治療法

副腎皮質ステロイド軟膏の外用が基本的な治療となる。湿潤、細菌感染が加わっているものに対しては、抗生物質を含むステロイド軟膏が処方される。自己判断で外用薬の使用は症状悪化の可能性があるので、注意する必要がある。 
広範囲のもの、かゆみが強いものでは、抗ヒスタミン薬の処方がなされる。夜間かゆみが強くなるときは、就寝30分前に抗ヒスタミン薬、あるいはときに自律神経安定薬や睡眠導入薬の処方がされる。

参考文献


感覚器系

聴覚に関連する症状

視覚に関連する症状

嗅覚および鼻に関連する症状

婦人科系

妊娠・出産に関する症状

月経・ホルモン関連