ヘルペス(疱疹)

ヘルペスはギリシャ語で「這う」という意味で、小さい水ぶくれが集った急性炎症性皮膚疾患のことをいいます。もともとは真菌症や、丹毒、皮膚癌など這うように拡大する皮膚疾患すべてをさしていましたが、現在は単純ヘルペス、または帯状疱疹をさしています。

現在見つかっているヘルペスウイルスは約100種類にものぼり、そのうち人に関係するヘルペスウイルスは、以下の8種類があります。よく耳にするのはHHV1〜3の3種類ではないでしょうか?

その他はあまり聞き慣れないウイルスかもしれませんが、感染していても不活性状態で症状が現れない物も多く、感染者が多いわりには認知されていないウイルスです。

ヘルペスウイルスは全て、宿主細胞の中に不活性(休眠または潜伏)状態でとどまるため、感染は生涯続きます。そのため、体調の悪化や紫外線、寒冷刺激、ストレスなどによって免疫力が低下した際などにウイルスが再活性化し、病状が現れます。

症状

ヘルペスウイルスの感染種類、初感染、再活性化によって、症状の出方は異なります。

初感染時

初感染の多くは症状の出ない無症候感染ですが、症状が出た場合にはウイルスに対して免疫を持っていないため、高熱などの全身症状を伴い、皮膚や粘膜の広い範囲に及ぶことがあります。

再活性化

既にウイルスに対して免疫が出来ているので一般的に軽症になります。
再発性の口唇ヘルペス、性器ヘルペスでは、口唇や性器などの周りに赤みのある小さな水疱が集まって発生し、ピリピリとした痛みを伴うこともあります。 免疫抑制剤や抗がん剤での治療中や、HIV感染者など免疫力が低下している人では再発の頻度が高くなり、また重症化する傾向があります。

ヘルペス性歯肉口内炎

乳幼児が単純ヘルペスウイルス1型に初感染した際にもっとも多くみられる症状で、口の内に水疱すいほうやびらんが多発し、熱が出たりリンパ節が腫れたりします。痛みで飲食ができず、入院する場合もあります。

新生児ヘルペス

出産時に母親が性器ヘルペスを発症しているときに新生児が産道で感染すると、生後数日で高熱や痙攣、呼吸不全を起こし死亡することもあります。またヘルペス脳炎といって脳や脊髄に感染し、麻痺などの後遺症を残すこともあります。

急性性器ヘルペス

性器ヘルペスの初感染では性器に痛みの強い水疱、びらんが多発し、排尿障害を起こすことがあります。

カポジ水痘様発疹症

カポジ水痘様発疹症はアトピー性皮膚炎などの皮膚の疾患がある人に多く、単純ヘルペスの病変が全身に広がることがあります。これは初感染だけではなく、ウイルスの再活性化でも起こります。

一般的治療

ヘルペスウイルスのうち、単純ヘルペス、水痘・帯状疱疹ウイルス、サイトメガロウイルスに対しては抗ウイルス薬での治療が実用化されています。
EBウイルス感染症の場合、がんの発生にも関与するため、抗体やリンパ球を使った感染細胞そのものの排除も試みられています。そのほかのヘルペスウイルスでは現在、その病態に応じた対処療法が主体です。

抗ウイルス薬

ウイルスが細胞に侵入したり増殖・拡散したりするプロセスの一部を阻止することで、ウイルス感染症に対する免疫反応を強化するものです。(罹ってからの治癒促進、重症科リスクの軽減)

ヘルペスウイルス感染症に対する主な抗ウイルス薬
アシクロビル 性器ヘルペス
水痘(水ぼうそう)
帯状疱疹
重篤副作用はほとんどなし
まれに腎障害
免疫機能が低下している人(まれに)
•血栓性血小板減少性紫斑病
•溶血性尿毒症症候群
バラシクロビル
ファムシクロビル 重篤副作用はほとんどなし
シドホビル サイトメガロウイルス感染症
(網膜炎[網膜感染症]を含む)
腎障害
ホスカルネット 腎障害、電解質異常
ガンシクロビル 白血球数の減少
バルガンシクロビル
ペンシクロビル
(クリーム剤)
口唇ヘルペス 副作用はほとんどなし
頭痛
投与部位の軽い灼熱感orチクチク感
トリフルリジン
(点眼薬)
単純ヘルペス角膜炎
(角膜の感染症)
眼のチクチク感
まぶたの腫れ
ビダラビン
(眼用軟膏)
眼の刺激感
光過敏性

ワクチン接種

そもそも、抗ウイルス薬とワクチンは目的が異なります。

ワクチン

病原体の毒性を弱めたり無くしたりしたもので、接種することでその病原体に対する体の免疫を作り出し、体内で病原体が増えるのを防ぎます。(そもそも罹らないようにするもの)

ワクチンに関しては、現在実用化されているものとしては水痘・帯状疱疹ウイルスに対するものしかありません。
1995年からの水痘ワクチン接種の始まりにより(日本では2014年に定期接種が開始)、小児〜15歳までの罹患率90%だった水痘も、現在では年間患者数が約90%にまで減少しました。 (ワクチン利用ができないor定期接種すべき小児ワクチンとして指定されていない国もあります)

悪化・再発・感染予防

悪化予防対策

・患部を清潔に保ちましょう

・強い紫外線を避けましょう

・十分な休養をとりましょう

・炎症を悪化させるアルコールは控えましょう

ヘルペスの再発予防、ケア

主にストレスや疲労、睡眠不足、発熱などがヘルペス再発のきっかけになりますが、次のようなことで免疫力が低下した時にも再発しやすくなるので注意しましょう。

強い紫外線

強い紫外線は皮膚の免疫力を低下させます。日焼け止めなどの紫外線対策をしましょう。

月経前

排卵後、女性ホルモンの乱れによりウイルスへの抵抗力が落ちやすくなります。月経前後は無理せず。

薬剤の服用

副腎皮質ホルモン剤、免疫抑制剤、抗がん剤などにより抵抗力や免疫力が低下します。

症状が悪化してウイルスが極端に増殖すると再発頻度が高くなり、症状も重くなります。また、再発を繰り返すと水ぶくれの部分がただれて痕が残ってしまうことがあるので、早めにケアを行うことが大切です。

他人への感染予防対策

皮膚に傷や湿疹ができていたり、抵抗力が落ちている人がウイルスに接触すると感染率は高くなります。症状が出ている時は、他人への感染を予防するためにも以下のことを心がけましょう。

・口唇ヘルペスではマスクを着用するなどして、患部にはなるべく触れない。

・水ぶくれを破らないよう気をつける。

・キスや性交渉は避ける。

・患部を触った場合は、すぐに石けんで手を洗う。

・早期治療。

・タオルや食器を他の人と共有しない。

メディカルジャパンでの介入法

ヘルペスウイルス感染症の再発予防には免疫力向上が必須です。

疲労の蓄積は免疫力の低下の一因となります。日頃からの定期的なメンテナンスにより疲労の蓄積を防ぎましょう。整体、加圧トレーニング、さらに鍼灸治療などによる血流促進は免疫力向上の効果が期待できます。その日の体調や疲労度合いによって、様々なメニューを自由に組み合わせて施術を行なっています。

4D整体

当センターではゆがみをとり、バランスを整え、左右の足裏に均等に、重心がかかるような、アプローチを行っています。
結果として、軸がしっかりすることにより、小脳コントロールが弱くなり、全身の筋肉の緊張が抜け、身体がとても軽くなります。
筋肉の緊張が抜けると、呼吸が深くなり、血流が改善され、身体がどんどん元気になります。
スポーツをされる方は、軸(コア)がしっかりして、競技成績向上に繋がり、怪我や故障の予防になります。

鍼灸治療

ツボに専用の鍼を刺して刺激を与える施術です。鍼は髪の毛程の細さなので痛みはほぼ感じません。刺した鍼による刺激が自律神経系、免疫系などに作用して、筋肉の緊張を緩和し血液やリンパ液の代謝を向上させると共に、ホルモンの分泌を増加させるなど自然治癒力を助けることを目的としています。

加圧トレーニング

医療系国家資格者による正しい加圧トレーニング指導を行っています。骨格と筋肉の専門知識を生かし、その方の骨格の歪みと筋肉バランスを考慮して最適なトレーニングを提供いたします。

抹消血流診断

末梢血管の容積の変化を脈波と捉え、加速度脈波に変換し、末梢血液分析( 血管老化度)を、また脈波の波高の間隔から脈拍を抽出し、その変化を分析することにより自律神経バランス分析ができます。
心拍動による末梢血管の容積の変化を波形で分析(心拍動による指先の細動脈の変化を波形で分析)

参考文献


たちかわ総合治療センター

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